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SEO対策にSNSを使う効果の確かめ方|被リンクとSNS内検索で分ける

SNSがSEO対策に効いたかは、フォロワーやいいねの数では判断できません。見る数字は、Search Consoleで記事にリンクしているサイトの数と、YouTubeやTikTokで検索から見られた数の2つに分かれます。SNSの中で検索されておらず、リンクされる記事もまだない会社は、投稿より先にサイトの記事を整えるほうが、かけた時間を検索からの訪問に結び付けやすいと考えています。

スマートフォンに映るSNSの投稿から2本の矢印が伸び、1本はほかの会社のブログを経てGoogleの検索結果へ、もう1本はSNSの検索窓へつながり、矢印の先にそれぞれ別のメーターが付いている図。

「フォロワーもいいねも増えてきたから、SNSはSEO対策にも効いているはず」。フォロワー数やいいねの数はSNSのアプリを開くたびに目に入るので、SNSの成果をその数字で測るのが当たり前になりがちです。ところが、フォロワーやいいねの数がGoogleの検索順位に直接使われるかは、Googleの公式のドキュメントでは確認できていません。SNSがSEO対策に関わる経路のうち、この記事で確かめるのは被リンクの獲得とSNS内の検索での表示の2つで、それぞれを別の画面の別の数字で確かめます。

本記事では、2つの経路の違いから、経路ごとに見る数字と画面、SNSに力を入れるかの決め方まで、企業サイトのSEO対策の分析と設計を手がける立場で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • SNSのいいねやフォロワーの数がGoogleの検索順位に直接使われるかは、公式には確認できていない
  • 被リンクの獲得は、Search Consoleのリンクレポートで、記事にリンクしているサイトを見て確かめる
  • SNS内の検索での表示は、YouTubeとTikTokでは検索の数字で、Instagramでは実際の検索結果で確かめる
  • SNSに力を入れるかは、客がSNSの中で検索しているかと、リンクされている記事があるかで決める

SNSの投稿とGoogleの検索順位の関係

SNSのいいねやシェアの数がGoogleの検索順位に直接使われるかは、Googleの公式のドキュメントでは確認できていません。Googleの「SEO スターター ガイド」は、ソーシャル メディアのプロモーションを、サイトを宣伝する方法の1つに挙げています。宣伝の効果としてガイドが書いているのは、「新しいコンテンツを効果的に宣伝すれば、同じテーマに関心を持っているユーザーに発見されるのが早くなります。検索エンジンからも同様です」ということです。

Googleが公式に書いているSNSでの宣伝の効果は、記事を関心のある人と検索エンジンに早く見つけてもらうことです。SNSに力を入れた月に順位が上がっても、順位の数字だけでは、SNSのおかげかどうかを判断できません。順位は、記事の書き直しやGoogleのアップデートなど、SNS以外の理由でも動くためです。

いいねやシェアの数と順位の関係は、ソーシャルシグナルの記事で、Googleの公式な説明とあわせて扱っています。

Google 公式 SEO スターター ガイド | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
検索エンジン最適化に関する、Google 公式の SEO スターター ガイドです。SEO の定義からウェブサイト運用者向けの基本的な施策まで、SEO 関連の基礎を幅広くご紹介します。
🌐 developers.google.com
外部リンク

※ 出典:Google検索セントラル「SEO スターター ガイド」

SNSとSEOの関係を分ける2つの経路

SNSがSEO対策に関わる経路のうち、この記事で確かめるのは、被リンクの獲得と、SNS内の検索での表示の2つです。2つは効く検索が違うので、確かめる数字と画面も違います。

経路

効く検索

確かめる数字

見る画面

被リンクの獲得

Google検索

記事にリンクしているサイト

Search Consoleのリンクレポート

SNS内の検索での表示

YouTube、TikTok、Instagramの中の検索

検索から見られた数、検索結果に出るか

各SNSの分析画面と検索窓

被リンクの獲得は、SNSで記事を知った人が、自分のブログやWebサイトにその記事へのリンクを貼ることで起きます。Googleのランキング システム ガイドによると、Googleはページ間のリンクを理解して、検索に最も役立つページを判断しています。

SNS内の検索での表示は、YouTubeやTikTok、Instagramの検索窓で探した人に、自社の投稿やアカウントが表示されることです。SNS内の検索の並び順は、Googleの順位とは別の仕組みで決まります。そのため、SNS内の検索での表示は、Search Consoleではなく、各SNSの画面で確かめます。

SNSの投稿から、ほかのサイトのリンクを経てGoogle検索へ向かう経路と、SNS内の検索へ向かう経路の2本を示した図
経営者経営者

フォロワーが増えてきたので、SEO対策にも効いていると考えてよいでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

フォロワーの数は、2つの経路のどちらの数字でもありません。記事にリンクしているサイトが増えたかと、SNSの検索から見られた数が増えたかを、別々に見てください。

社名での検索が増える経路や、Googleの検索結果にSNSの投稿が表示される経路は、SNSとSEOの関係をまとめた記事で扱っています。

被リンクの獲得を確かめる数字

被リンクの獲得は、Search Consoleのリンクレポートで、SNSで共有した記事にリンクしているサイトが増えたかで確かめます。数えるのは、SNSで記事を知った人が自分のサイトに貼ったリンクです。SNSでの反応が多くても、ほかのサイトからのリンクが増えていなければ、被リンクの経路では効果が出ていません。

SNSで共有した日を書いた表と、Search Consoleで記事にリンクしているサイトの一覧を並べ、共有の前と後でサイトの数を比べた図

確かめる手順は、次の3つです。

1
STEP
共有した日と記事の記録

SNSで記事を共有した日と、記事のURLを表に書き残します。リンクが増えた時期と、共有した日を見比べるためです。

2
STEP
SNSからの訪問数の確認

GA4の「集客」の「トラフィック獲得」で、チャネルが「オーガニック ソーシャル」の行(YouTubeからの訪問は「オーガニック動画」の行)のセッション数を見ます。SNSから記事が読まれていなければ、リンクを貼る人も現れません。

3
STEP
リンク元サイトの確認

Search Consoleのリンクレポートで、「外部リンク」の「上位のリンクされているページ」から記事のURLを選びます。選んだ記事にリンクしている上位のサイトが表示されるので、共有の前と後でサイトの数と名前を比べます。

リンクレポートがサイトへのすべてのリンクを網羅していない点は、見落とされがちです。Search Consoleのヘルプには、内部リンクと外部リンクのサンプルが表示されると書かれています。リンクにnofollowが付いているかどうかも、レポートには示されません。

リンクレポートの表は、CSVやGoogleスプレッドシートに書き出せます。SNSで共有した月ごとに書き出しておくと、前の月の一覧と並べて比べられます。

リンクレポート - Search Console ヘルプ
サイトへのバックリンクを確認する自分のサイトへのリンク数が最も多いサイトや、上位のリンクされているページなどを確認できます。 リンクレポートを開く
🌐 support.google.com
外部リンク

※ 出典:Search Console ヘルプ「リンクレポート」

リンクが増えない記事に、どこから手を入れるか迷っていませんか

SNSで共有しても記事にリンクが増えないときは、サイトの現状を分析して、手を入れる記事の順番を決め直す段階です。Writers-hubの「滋賀のSEO対策」は、1か月目に現状の分析と設計を行い、2か月目から実行に移ります。オンラインで全国に対応しています。

SNS内の検索での表示を確かめる数字

SNS内の検索での表示は、YouTubeとTikTokでは、検索からの視聴と検索語句を、各SNSの分析画面で確かめます。Instagramでは、狙う言葉で実際に検索して、自社の投稿やアカウントが表示されるかを確かめます。

SNS

開く画面

見る数字

YouTube

YouTube Studioの動画の「アナリティクス」の「リーチ」タブ

「YouTube 検索」のカードの検索語句

TikTok

TikTok Studioの「インサイト」の「概要」

トラフィックソースと検索クエリ

Instagram

アプリの検索窓

狙う言葉の検索結果に自社の投稿やアカウントが出るか

YouTube StudioとTikTok Studioの分析画面と、Instagramの検索窓を並べ、検索から見られたかを確かめる場所を示した図

YouTubeで見る検索語句

YouTubeでは、動画の「リーチ」タブにある「トラフィック ソース: YouTube 検索」のカードで、視聴者が動画を見つけたときの検索語句を確かめます。YouTubeのヘルプによると、カードは、YouTube Studioの「コンテンツ」で動画を選び、「アナリティクス」の「リーチ」タブを開くと表示されます。

YouTubeは、検索結果の並び順を決める主な要素の1つに関連性を挙げています。関連性では、タイトルやタグ、説明、動画の内容が、検索語句にどれだけ合うかが見られます。検索語句の一覧に狙った言葉が出ていなければ、タイトルと説明を、その言葉で探す人に合わせて書き直します。

TikTokで見る検索クエリ

TikTokでは、TikTok Studioの「インサイト」の「概要」で、視聴者が投稿をどう見つけたかを示すトラフィックソースと、投稿につながった検索クエリを確かめます。TikTokのクリエイターアカデミーによると、インサイトは、アプリのプロフィールのメニューから「TikTok Studio」を選んで開きます。

アプリの検索で「クリエイター向け検索インサイト」を開くと、TikTokでよく検索されているトピックと、検索結果での自分の投稿の成果も見られます。トピックを選ぶと、検索人気度と関連する検索も表示されます。

Instagramで確かめる検索結果

Instagramでは、狙う言葉で実際に検索し、自社の投稿やアカウントが検索結果に表示されるかを記録します。Instagramのヘルプセンターは、投稿のインサイトで見られる指標に、検索から見られた数を挙げていません。

Instagramは、すべての投稿やアカウントが発見タブと検索結果に表示されるわけではないと、ヘルプセンターで説明しています。表示するかどうかの判断に使われるのは、アカウントが最近コミュニティ規定に違反したかなどのシグナルです。自社の投稿が表示されないときは、アカウントステータスで、規定に違反した投稿の記録がないかを確かめます。

SNSに力を入れるかの決め方

SNSに力を入れるかは、自社の客がSNSの中で検索しているかと、ほかのサイトからリンクされている記事が自社にあるかで決めます。投稿を始める前に確かめることは次の3つで、1つでも当てはまれば、SNSに力を入れる理由になります。

  • 狙う言葉でYouTubeやTikTok、Instagramを検索すると、同業の投稿が並ぶ
  • TikTokのクリエイター向け検索インサイトで、自社の商品やサービスに関わるトピックが検索されている
  • Search Consoleのリンクレポートに、ほかのサイトからリンクされている記事がすでにある

同業の投稿が並ぶ言葉や、検索されているトピックがあれば、SNS内の検索で客に見つけてもらう経路を見込めます。リンクされている記事があれば、その記事をSNSで共有して、リンクを貼る人に届く機会を増やせます。

SNSで検索されておらず、リンクされている記事もないときは、SNSより先に、検索の疑問に答える記事をサイトに増やします。SNSに投稿しても、2つの経路のどちらにも手がかりがなく、数字を確かめて直すことができないためです。

まとめ|SNSの効果は被リンクとSNS内検索で分けて測る

SNSのいいねやフォロワーの数がGoogleの検索順位に直接使われるかは、Googleの公式のドキュメントでは確認できていません。SNSがSEO対策に関わるのは、被リンクの獲得と、SNS内の検索での表示の2つの経路です。被リンクはSearch Consoleのリンクレポートで、SNS内の検索での表示は各SNSの分析画面と検索結果で、経路ごとに確かめます。

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この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

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