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注文住宅のSEO対策の進め方|地名を入れた検索で上位を狙う手順

注文住宅のSEOは、施工事例やブログ記事を増やす前に、施工エリアの市の名前で検索した上位10件と自社サイトを1か月目に記録し、作るページの順番を決めることから始めるのがよいと考えています。6つの市で調べると、上位の半分近くは複数の住宅会社を並べた一覧のページでした。2か月目からは、市の名前を入れた地域ページと施工事例のページから作ります。

住宅の模型と施工エリアの地図の横で検索結果の画面を虫眼鏡で調べ、そこから市ごとのページ、施工事例のページ、毎月の記録の表へと順に矢印が続く図。

「注文住宅のSEOは、施工事例とブログ記事を増やしていけば進みそう」。工務店向けのSEOの解説では、キーワード選定の次に記事の作り方が紹介されることが多く、記事を増やすことが対策の中心だと思われがちです。ところが、市の名前と「注文住宅」で検索すると、上位10件の半分近くは複数の住宅会社を並べた一覧のページで、住宅会社のページは題名に市の名前を入れたものがほとんどです。記事を増やす前に、施工エリアの検索結果と自社サイトを記録し、作るページの順番を1か月目に決めることが先です。

本記事では、6つの市で調べた検索結果から、1か月目の分析と設計、2か月目からのページづくり、毎月の報告と見直しまで、記事制作会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • 6つの市の「地名+注文住宅」の検索では、上位10件の半分近くが複数の住宅会社を並べた一覧のページでした
  • 上位に入った住宅会社のページは、29件のうち26件が題名に検索した市の名前を入れていました
  • 1か月目は、施工エリアの検索結果と自社サイトを記録し、作るページの順番を決めます
  • 2か月目からは、地域ページ、施工事例のページ、家づくりの疑問に答える記事の順に作ります
  • 毎月、同じ検索の上位10件と問い合わせの記録を見比べ、翌月に直すページを決めます

注文住宅の検索で上位に並ぶページ

注文住宅の検索で上位に並ぶページの種類は、検索に地名が入るかどうかで変わります。2026年10月に、地名を入れた6つの検索と、地名の無い家づくりの検索を調べました。

地名を入れた検索の上位10件

彦根や豊橋、倉敷など6つの市の名前と「注文住宅」を組み合わせて調べると、上位10件の計60件のうち29件が住宅会社のサイトのページでした。26件は、SUUMOのような、複数の住宅会社を並べた一覧やランキングのページです。

SUUMOの市ごとのページは、6つの検索のすべてで上位10件に入り、4つの検索で1位でした。残りの5件は、住宅展示場や家づくりの相談窓口、住宅情報サイトの中の1社の紹介ページなどです。検索結果は、検索する場所や時期で変わります。

地名を入れた注文住宅の検索で、上位10件に並んだページの種類の内訳を示す図

住宅会社のページ29件のうち、トップページは12件でした。残りの17件の内訳は次のとおりです。

ページの種類

件数

ページの中身

市ごとの地域ページ

6件

その市で建てる注文住宅の案内

展示場や店舗のページ

5件

市にあるモデルハウスや店舗の案内

市の名前を入れた記事

5件

市の注文住宅の相場、住宅会社の選び方

家づくりの流れのページ

1件

相談から完成までの手順

住宅会社のページ29件のうち26件は、検索結果の題名に検索した市の名前が入っていました。トップページでも、12件のうち10件の題名に市の名前がありました。

地名の無い検索の上位10件

地名の無い家づくりの検索では、大手ハウスメーカーと住宅情報サイトのページが上位を占めていました。「注文住宅 費用 内訳」では上位4件のうち3件が大手ハウスメーカーのページで、「注文住宅 流れ」では1位が住宅情報サイトの記事でした。

地名の無い検索に向けた記事は、地名を入れた検索で出すページを作った後に回します。施工エリアの外に住む人も検索するため、上位に入っても、問い合わせができる読者は一部に限られます。

1か月目に行う現状の分析と設計

1か月目の現状の分析と設計では、施工エリアの検索結果と自社サイトを記録し、2か月目から作るページの順番を決めます。調べずに記事から書き始めると、一覧のページと大手が上位を占める検索に向けた記事に、最初の数か月を使うことになります。

1か月目の記録と設計、2か月目からのページづくり、毎月の見直しの流れを示す図

1か月目の作業は、次の5つの手順で進めます。

1
STEP
施工エリアの検索の書き出し

施工エリアの市町村の名前に、「注文住宅」と「工務店」を組み合わせます。平屋や二世帯住宅のように自社が多く建てている家があれば、その家の種類と市の名前の組み合わせも書き出します。

2
STEP
上位10件のページの記録

検索ごとに、一覧のページや住宅会社のトップページ、地域ページ、展示場のページなどが何件ずつあるかを記録します。上位の住宅会社のページが、施工事例や価格の目安、対応エリアなど、何を載せているかも書き留めます。

3
STEP
自社サイトの現状の確認

Search Consoleの検索パフォーマンスで、自社サイトがどの検索語句で表示され、クリックされているかを確かめます。施工事例のページが写真だけになっていないかと、施工エリアの市の名前を題名に入れたページがあるかも見ます。

4
STEP
会社の情報の食い違いの洗い出し

自社サイトとGoogleビジネスプロフィール、住宅情報サイトの掲載ページで、会社名や住所、電話番号などの書き方がそろっているかを照らし合わせます。

5
STEP
作るページの順番の決定

施工エリアの市ごとに、トップページで上位を狙うか、市ごとの地域ページを作るかを決めます。展示場のある市では、展示場のページも候補になります。上位の住宅会社にあって自社に無いページを書き出し、2か月目以降の月ごとの予定に割り振ります。

1か月目の作業の量は、施工エリアの市の数と、組み合わせる語の数で決まります。5つの市に「注文住宅」「工務店」と、自社が多く建てている家の種類を2つ組み合わせると、検索は20通りになり、記録する上位10件は200件になります。

施工エリアの検索結果を、1か月目に記録しきれそうですか

Writers-hubの「滋賀のSEO対策」は、1か月目に現状の分析と設計を行い、2か月目から実行し、毎月の報告で見直します。サービス名に滋賀と付いていますが、オンラインで全国に対応しています。

2か月目から作る3つのページ

2か月目からの実行では、市ごとの地域ページから作り、施工事例のページ、家づくりの疑問に答える記事の順に進めます。地名を入れた検索の上位に入った住宅会社のページは、題名に市の名前を入れたものがほとんどだったためです。

市ごとの地域ページを中心に、施工事例のページと家づくりの記事がつながる構成の図

市ごとの地域ページ

市ごとの地域ページには、その市で建てた施工事例と、その市で家を建てる人に向けた情報を載せます。たとえば、その市で建てた家の延床面積と間取りや、市内の展示場の場所、土地探しから相談できるかどうかを書くと、読者は自社に頼めるかを判断できます。ページの題名には、市の名前と「注文住宅」を入れます。

⚠

施工した家が無い市のページを、市の名前だけ差し替えて並べるのは避けます。Googleのスパムに関するポリシーは、誘導ページの不正使用の例として、特定の地域や都市を対象にしたページを複数持ち、1つのページに誘導するやり方を挙げています。

施工事例のページ

施工事例のページは、1件ごとに写真と文章を組み合わせて作ります。文章で書くのは、次の4つです。

  • 建てた市
  • 延床面積と間取り
  • 工期
  • 施主の要望と、自社の応え方

Googleは、画像のキャプションやページタイトルなど、画像が載っているページの文章から画像の情報を読み取り、画像は関連する文章の近くに置くよう勧めています。写真には、何を写したかを書いた代替テキストも付けます。

経営者経営者

社長から、完成した家の写真を毎週ブログに上げるよう言われています。写真が多ければSEOになりますか?

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

写真を毎週上げること自体は、施工事例を増やす作業として無駄ではありません。ただ、写真の枚数が増えても、建てた市や間取りが文章で書かれていなければ、市の名前を入れた検索で見つけてもらう材料は増えません。1件ごとに文章を添えて、施工事例のページにまとめてください。

家づくりの疑問に答える記事

家づくりの疑問に答える記事は、地域ページと施工事例のページを作った後に、市の名前と疑問を組み合わせて書きます。地名を入れた6つの検索では、市の名前と「相場」を題名に入れた住宅会社の記事が、合わせて3件上位10件に入っていました。

記事の題材は、見学会や打ち合わせで施主から聞かれた質問から選びます。地名の無い検索に向けて書くときも、自社で建てた家の価格帯や工期のように、自社にしか書けない数字を入れます。

毎月の報告と見直しで見る数字

注文住宅のSEOの効果は、ページを公開したり直したりしてから、数週間たって確かめます。Googleは、変更が検索結果に反映されるまでに数時間から数か月かかるとして、数週間待ってから確かめるよう勧めています。

毎月の報告では、次の3つの記録を見比べます。

見る記録

分かること

Search Consoleの検索パフォーマンス

検索語句ごと、ページごとの表示回数とクリック数

1か月目と同じ検索の上位10件

自社のページの順位と、上位に並ぶページの種類の変化

問い合わせ、資料請求、見学会予約の記録

申し込んだ人が会社を知ったきっかけ

表示回数があるのにクリックが少ないページは、題名と説明文を直します。上位に入らない地域ページは、上位の住宅会社のページと載せている情報を比べ、足りない施工事例や情報を書き足します。問い合わせが増えないときは、ページから資料請求や見学会予約への案内が見つけやすいかを確かめます。

SEOの効果が出るまでの期間の目安と、月ごとの予定の立て方は、SEO対策のスケジュールの立て方にまとめています。

自社で進めるか相談するかの分かれ目

注文住宅のSEOを自社だけで進められるかは、1か月目と毎月の記録に担当者の時間を割けるかと、地域ページを自社で足せるサイトかで決まります。

自社で進めやすいのは、次の3つに当てはまる会社です。

  • 担当者が、毎月同じ検索の上位10件を記録する時間を取れる
  • 施工事例の間取りや工期、施主の要望を、現場の担当者から集められる
  • サイトの管理画面から、地域ページや施工事例のページを自社で追加できる

当てはまらない項目がある場合は、検索結果の記録と作るページの順番の設計を外部に頼み、施工事例と記事は社内で書く分け方もあります。施工事例の中身は、家を建てた会社にしか書けないためです。

注文住宅のSEOでよくある質問

注文住宅のSEOについて、住宅情報サイトとの関係、施工エリアの広さ、記事の本数の3つの質問に答えます。

住宅情報サイトに載せていれば自社サイトは要らない?

自社サイトは要ります。地名を入れた6つの検索では、上位10件の約半分が住宅会社のサイトのページでした。住宅情報サイトの一覧のページでは自社が他社と並んで表示され、ページの作りと載せられる内容は運営会社が決めます。

施工エリアが広くても地名の検索を狙える?

施工エリアが広くても、地名の検索は狙えます。施工した家がある市から順に、地域ページを作ります。

ブログ記事は毎月何本書けばいい?

注文住宅のSEOでは、記事の本数より、1か月目に決めたページの順番を優先します。地名を入れた6つの検索で上位10件に入った住宅会社の記事は、60件のうち5件でした。毎月の本数は、題材になる施主の質問の数と、書く担当者の時間で決めます。

まとめ|記事を増やす前に1か月目で決めるページの順番

注文住宅のSEOで最初にすることは、記事を増やすことではなく、施工エリアの検索結果と自社サイトを記録し、作るページの順番を決めることです。地名を入れた検索では、上位の半分近くを一覧のページが占め、上位に入った住宅会社のページは題名に市の名前を入れたものがほとんどでした。2か月目からは、地域ページ、施工事例のページ、疑問に答える記事の順に作り、毎月同じ検索で順位と問い合わせを確かめます。

私たち合同会社Writers-hubの「滋賀のSEO対策」は、1か月目に現状の分析と設計、2か月目から実行、毎月の報告と見直しの順に進めます。オンラインで全国に対応し、彦根市とその周辺は訪問もできます。料金は月額20万円〜(税別・6か月〜)です。

どの市のページから作るか、決めかねていませんか

施工エリアの市と、自社サイトのURLをお知らせください。1か月目の現状の分析と設計から始めます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

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