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教室・スクールのSEO対策の進め方|月ごとの手順とAI検索への対応

教室のSEOは、サイトを作り直す前に、教室の種類と市の名前で検索した上位10件と自分のサイトを1か月目に記録し、直すページの順番を決めることから始めるのがよいと考えています。ピアノ教室と書道教室の検索では上位の半分以上が地元の教室のページでしたが、英会話教室とプログラミング教室では、多くの教室を持つ会社の教室ページと比較サイトが上位の多くを占めていました。

教室の机に置いたノートパソコンに検索結果が映り、その横の表に1か月目の記録、2か月目から直すページ、毎月の見直しが左から順に並ぶ図。

「教室のSEOは、まずホームページを作り直してからでないと始まらない」。自分でホームページ作成サービスを使って作ったサイトは検索で不利に見えるため、作り直しが先だと思われがちです。ところが、ピアノ・英会話・書道・プログラミングの教室を3つの市の名前で検索すると、上位に入った地元の教室のページ52件のうち14件は、ペライチやJimdoのようなホームページ作成サービスのURLのまま公開したサイトでした。作り直すかを決める前に、1か月目に検索結果と自分のサイトを記録し、直すページと作るページの順番を決めることが先です。

本記事では、1か月目の現状の分析と設計、2か月目からの実行、毎月の報告と見直し、AI検索への対応まで、SEO対策を手がける制作会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • ピアノ教室と書道教室の検索では、上位の半分以上が地元の教室のページでした
  • 英会話教室とプログラミング教室の検索では、多くの教室を持つ会社の教室ページと比較サイトが上位の6割以上でした
  • 1か月目は、教室の種類と市の名前で検索した上位10件と自分のサイトを記録し、直す順番を決めます
  • 2か月目からは、トップページの題名、コースと料金のページ、ブログの順に手を付けます
  • AI検索のための特別な作業は要らず、月謝や時間割を文字で書き、Googleビジネスプロフィールを最新にします

教室の種類で変わる検索上位の顔ぶれ

教室の検索で上位に並ぶページの顔ぶれは、教室の種類によって変わります。2026年10月13日に、ピアノ・英会話・書道・プログラミングの4種類の教室を、高崎・豊橋・倉敷の3つの市の名前と組み合わせて12通り検索し、上位10件の計120件を数えました。

教室の種類

地元の教室のページ

多くの教室を持つ会社の教室ページ

比較サイト

その他

ピアノ教室

20件

4件

4件

2件

書道教室

17件

1件

5件

7件

英会話教室

9件

12件

7件

2件

プログラミング教室

6件

18件

5件

1件

地元の教室は、その市と周辺だけで教室を開く個人や会社です。その他は、Instagramのアカウントのページや公民館のサークルの案内、求人のページなどでした。検索結果は、検索する場所や日によって入れ替わります。

4種類の教室の検索で、上位10件に並んだページの種類の内訳を比べた図

ピアノ教室と書道教室の検索

ピアノ教室と書道教室の検索では、上位の半分以上が地元の教室のページでした。ホームページ作成サービスのURLのまま公開したサイト14件も、すべてピアノ教室と書道教室の検索で上位に入っていました。

英会話教室とプログラミング教室の検索

英会話教室とプログラミング教室の検索では、ECCやNOVA、ヒューマンアカデミーのロボット教室のように、多くの教室を持つ会社の教室ページが上位30件のうち12件と18件を占めました。プログラミング教室の3つの検索は、どれも1位が子どもの習い事を並べた比較サイトでした。

英会話とプログラミングの教室は、比較サイトの掲載情報も1か月目に確かめます。自分の教室が載っているかと、載っている月謝や時間割が今のものと合っているかを見ます。

1か月目に行う現状の分析と設計

1か月目の現状の分析と設計では、教室の種類と市の名前で検索した上位10件と自分のサイトを記録し、2か月目から直すページの順番を決めます。上位に並ぶのが地元の教室か、多くの教室を持つ会社か、比較サイトかで、先に手を付けるページが変わるためです。

1か月目の記録と設計、2か月目からの実行、毎月の見直しの流れを示す図

1か月目の作業は、次の5つの手順で進めます。

1
STEP
検索する言葉の書き出し

教室の種類と、生徒が通える範囲の市や駅の名前を組み合わせます。子ども向けと大人向けのコースがあれば、「大人 ピアノ教室 高崎」のように対象を足した言葉も書き出します。

2
STEP
上位10件のページの記録

検索ごとに、地元の教室、多くの教室を持つ会社の教室ページ、比較サイト、Instagramが何件ずつ並ぶかを記録します。上位の教室のページが、月謝や対象の年齢、体験レッスンの申し込み方法など、何を載せているかも書き留めます。

3
STEP
自分のサイトの現状の確認

Search Consoleの検索パフォーマンスで、自分のサイトがどの検索語句で表示され、クリックされているかを確かめます。Search Consoleは、Google検索での表示回数とクリック数を検索語句ごとに見られるGoogleの無料のツールで、登録していなければ1か月目に登録します。ページの題名に市の名前と教室の種類が入っているかと、月謝や時間割が画像だけになっていないかも見ます。

4
STEP
教室の情報のそろい方の確認

自分のサイトとGoogleビジネスプロフィール、比較サイトの掲載ページ、Instagramのプロフィールで、教室名や住所、電話番号、月謝などがそろっているかを照らし合わせます。

5
STEP
直すページの順番の決定

上位に地元の教室が多い検索では、トップページと、コースと料金のページから直します。多くの教室を持つ会社と比較サイトが多い検索では、比較サイトの掲載情報の直しも予定に入れます。上位の教室にあって自分のサイトに無いページを書き出し、2か月目以降の月ごとの予定に割り振ります。

1か月目の作業の量は、組み合わせる市と言葉の数で決まります。3つの市に、子ども向けと大人向けの2つの言葉を組み合わせると、検索は6通り、記録する上位10件は60件になります。

自分の教室と同じ検索に、どんなページが並んでいますか

Writers-hubの「滋賀のSEO対策」は、1か月目に現状の分析と設計を行い、2か月目から実行し、毎月の報告で見直します。サービス名に滋賀と付いていますが、オンラインで全国に対応しています。

2か月目から手を付ける3つのページ

2か月目からの実行では、トップページから直し、コースと料金のページ、生徒や保護者の質問に答えるブログの順に進めます。上位に入った地元の教室のページ52件のうち41件で、検索結果に表示された題名に市の名前が入っていたためです。

トップページ

トップページの題名には、市の名前と教室の種類を入れます。「〇〇ピアノ教室」とだけ書かず「倉敷市のピアノ教室|〇〇ピアノ教室」と書くと、検索した人は通える場所の教室かを題名で判断できます。倉敷市のピアノ教室の検索では、題名に「倉敷駅より徒歩12分」と書いたページや、「南小」「東富井」のように学区や町の名前を入れたページも上位に入っていました。

検索結果に出る説明文には、対象の年齢と体験レッスンの有無のように、問い合わせる前に知りたいことを書きます。生徒が通う市が複数あるときは、トップページかアクセスのページに、それぞれの市からの道順を書きます。

⚠

近くの市ごとに、市の名前だけを差し替えた同じ中身のページを作るのは避けます。Googleの生成AI検索向けの最適化ガイドは、検索されそうな言葉のバリエーションごとのページを、主に検索の順位や生成AIの回答を操作する目的で作ることを、スパムに関するポリシーの違反としています。

コースと料金のページ

コースと料金のページには、体験レッスンに申し込む前に生徒や保護者が確かめることを書きます。載せたい項目は、次の5つです。

  • 対象の年齢とレベル
  • レッスンの曜日と時間、1回の長さ
  • 月謝と、入会金や教材費、発表会の費用
  • 振替レッスンの決まり
  • 体験レッスンの申し込み方法と費用

月謝や時間割は、チラシの画像を貼るだけにせず、ページの文字で書きます。月謝が変わったときは、自分のサイトと比較サイト、Googleビジネスプロフィールを同じ日に直します。

質問に答えるブログ

ブログの題材は、体験レッスンや入会の面談で、生徒や保護者から聞かれた質問から選びます。「大人から始めても弾けるようになるか」「練習を嫌がる子どもにどう続けさせるか」のような質問に、教室で実際に答えた内容を書くと、ほかの教室のページと中身が重なりにくくなります。

学習塾は、地元の中学校や高校の名前で書く記事が加わります。学習塾の記事の題材は、学習塾のSEO対策にまとめています。

Web担当者Web担当者

教室のInstagramは毎日更新しています。ホームページは後回しにしてもいいでしょうか?

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

Instagramを続けること自体は、レッスンの様子を伝える手段として無駄ではありません。ただ、12通りの検索でInstagramが上位10件に入ったのは、120件のうち5件でした。月謝や体験レッスンの申し込み方法はサイトのページに文字で書き、Instagramのプロフィールからそのページへつないでください。

毎月の報告と見直しで見る数字

教室のSEOの効果は、ページを直したり作ったりしてから数週間たって確かめます。GoogleのSEOスターターガイドは、変更が検索結果に反映されるまで数時間から数か月かかるとして、数週間待ってから確かめるよう勧めています。同じガイドには、変更すれば必ず目に見える変化が出るわけではない、とも書かれています。

毎月の報告では、次の3つの記録を見比べます。

見る記録

分かること

Search Consoleの検索パフォーマンス

検索語句ごと、ページごとの表示回数とクリック数

1か月目と同じ検索の上位10件

自分のページの順位と、上位に並ぶページの顔ぶれの変化

体験レッスンの申し込みの記録

申し込んだ人が教室を知ったきっかけ

教室を知ったきっかけは、体験レッスンの申込書の項目にして毎回聞きます。Search Consoleで分かるのは検索で表示されクリックされた回数までで、その人が申し込んだかは教室の記録でしか分かりません。

表示回数があるのにクリックが少ないページは、題名と説明文を直します。上位に入らないページは、上位の教室のページと載せている情報を比べ、足りない情報を書き足します。体験レッスンの募集を強める時期があれば、その案内ページは数週間前までに直しておきます。

SEOの効果が出るまでの期間の目安と、月ごとの予定の立て方は、SEO対策のスケジュールの立て方にまとめています。

AI検索に向けて教室が整えること

GoogleのAIによる概要とAIモードに向けて教室がすることは、通常のSEOと同じです。GoogleのAI機能とウェブサイトのページにも、AIによる概要やAIモードに表示されるための追加の要件はなく、特別な最適化も要らないと書かれています。

AI検索のためにすること

AIによる概要やAIモードに関連リンクとして出るには、ページがインデックスに登録され、スニペット(検索結果に出るページの説明文)を表示でき、Google検索の技術要件を満たしていることが条件です。生成AI検索向けの最適化ガイドは、Search Consoleの設定で、検索の生成AI機能の対象にサイトが含まれていることも条件に挙げています。条件を満たしていても、表示されるとは限りません。

AI機能とウェブサイトのページが挙げるSEOの基本のうち、教室のサイトで確かめるのは次の3つです。

  • 月謝や時間割などの大事な情報を、画像だけにせず文字で書く
  • Googleビジネスプロフィールの情報を最新にする
  • 構造化データを入れているなら、ページに表示している文字と合わせる

Googleの生成AI検索向けの最適化ガイドは、生成AIの回答にはローカルビジネスの情報が含まれる場合があり、Googleビジネスプロフィールを使うとAIの回答とその他の検索結果の両方で表示されやすくなるとしています。

月謝の表を画像だけで載せた教室のページと、文字で書いた教室のページを比べた図

AI検索のためにしなくてよいこと

Googleの生成AI検索向けの最適化ガイドには、AI検索向けとして勧められることがある次の3つの作業は、Google検索のためには要らないと書かれています。

  • llms.txtのようなAI向けのファイルを作る
  • AIのための特別な構造化データを足す
  • AIに読ませるために、記事を細かく分けて書き直す

AI機能に表示されたページの数字は、Search Consoleの検索パフォーマンスのうち、検索タイプが「ウェブ」の数字に含まれます。生成AI検索向けの最適化ガイドは、Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートで、生成AI機能でのページの見られ方を確かめるよう案内しています。

自分で進めるか相談するかの分かれ目

教室のSEOを自分で進められるかは、毎月の記録に時間を割けるかと、サイトの文字を自分で直せるかで決まります。自分で進めやすいのは、次の3つに当てはまる教室です。

  • 毎月、同じ検索の上位10件を記録する時間を取れる
  • サイトの管理画面から、題名や月謝の文字を自分で直せる
  • 体験レッスンの申し込みのたびに、教室を知ったきっかけを記録できる

当てはまらない項目があるときは、検索結果の記録と直す順番の設計を外部に頼み、ブログは先生が書く分け方もあります。レッスンで生徒がどこでつまずいたかを書けるのが、教えている先生だからです。

教室のSEOでよくある質問

教室のSEOでよく聞かれるのは、オンラインのレッスンも市の名前で狙うかと、ブログを毎週書くかの2点です。

オンラインのレッスンも市の名前で狙う?

オンラインで全国から生徒を受け入れるレッスンは、市の名前の検索より、レッスンの内容や対象で探す検索を狙います。教室に通うコースもあるなら、通うコースのページは市の名前の検索に向け、オンラインのコースのページはレッスンの内容の検索に向けて分けます。

ブログは毎週書かないといけない?

ブログは、毎週の本数より、質問に答える中身を優先します。Googleの生成AI検索向けの最適化ガイドにも、ページ数が多いからといってサイトの品質が高くなるわけではないと書かれています。書く本数は、題材になる質問の数と、先生が書ける時間で決めます。

まとめ|作り直しの前に検索結果で決める作業の順番

教室のSEOで最初にすることは、サイトを作り直すことではなく、教室の種類と市の名前で検索した上位10件と自分のサイトを記録し、直すページの順番を決めることです。今回の12通りの検索では、上位に並ぶのが地元の教室か、多くの教室を持つ会社と比較サイトかは、教室の種類で分かれました。2か月目からはトップページの題名、コースと料金のページ、ブログの順に直し、毎月同じ検索と体験レッスンの申し込みの記録で見直します。AI検索に向けては、月謝や時間割を文字で書き、Googleビジネスプロフィールを最新にします。

私たち合同会社Writers-hubの「滋賀のSEO対策」は、1か月目に現状の分析と設計、2か月目から実行、毎月の報告と見直しの順に進めます。オンラインで全国に対応し、彦根市とその周辺は訪問もできます。料金は月額20万円〜(税別・6か月〜)です。

サイトを作り直す前に、検索結果を一緒に見てみませんか

教室の種類と、生徒が通える市の名前、今のサイトのURLをお知らせください。1か月目の現状の分析と設計から始めます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

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