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ページ数は多いのに、検索流入が伸びない。大規模サイトの「構造問題」に向き合う

ページ数は数千、数万ある。でも検索からの流入がほとんど来ない。大半のページがGoogleに認識・登録されていない(インデックスされていない)。似たようなページが重複していると言われた。——これは「コンテンツ量」だけでなく、「サイト構造の最適化不足」が関係している可能性があります。

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「ページはある。でも、検索から来ない」

マッチングサイト・データベース型サイト・ECサイト(ネット通販サイト)・ポータルサイトに特有の問題が見られることがあります。

  • Google Search Console(Googleが無料で提供する検索状況確認ツール)を見ると、大量のページが「インデックス未登録(Googleに認識されていない状態)」になっている
  • 似たような内容のページが大量にあり、「重複コンテンツ」として評価が分散している
  • テンプレートページの検索エンジン対策(SEO)が弱く、個別ページに手を入れられていない
  • 記事で検索流入を狙う施策(コンテンツSEO)を続けているが、構造的な問題が解決していないため効果が限定的になっている
  • 技術的なSEO問題(クロールされているか、認識されているか、情報の整理方法)に詳しい人間が社内にいない
  • データベース型サイト特有の課題(ページ巡回〈クロール〉・重複・テンプレ品質)を前提にした対処ができていない

数万ページあるサイトでは、公開ページ数に対してGoogleに認識されているページ数が想定より少ないケースがあります。問題は「コンテンツの量」だけでなく、「Googleに正しく認識されているか」が影響している場合があります。

大規模サイトが陥る、3つの構造的な落とし穴

データベース型・大規模サイトのSEOが難しくなりやすい一因は、「ページを増やすほど問題も増えやすい」構造にあります。

落とし穴1: クロール予算の消耗

Googleがサイトをクロールする際に使えるリソース(クロール予算:Googleが1サイトにかけられるクロール量の上限)には上限があります。大規模サイトでは、不要なURLや重複ページのクロールに予算が消費されてしまい、重要なページが後回しになる。結果として、新しいページのインデックス登録が遅れるケースがあります。

落とし穴2: 重複コンテンツの評価分散

「同じ内容のページが複数存在する」状態は、Googleが評価を分散させる原因になることがあります。データベース型サイト(DBサイト)でよくあるのは、絞り込みフィルタの組み合わせで無数のURLが生成されるケース。例えば「東京×マッサージ」「東京×リラクゼーション」が似た内容で別URLになっているなど。

落とし穴3: テンプレートページの薄さ

個別ページの内容が「DBから引っ張ってきた情報を並べただけ」になっていると、Googleに情報量が薄いページと判断される可能性があります。人間が価値を感じにくい情報を、そのままページ化しているケースがあります。

構造的な課題が大きい場合は、記事SEOと並行して構造面の見直しも検討すると進めやすいことがあります。

記事追加と並行して、構造面のどこを確認するか

対処①: SEO記事を増やす

大規模サイトが流入を増やしたいと思ったとき、「コンテンツSEO」に予算を投じるケースがあります。記事追加と構造改善は、優先順位を見ながら組み合わせて検討する形が考えられます。

対処②: ページのリライト

個別ページを1ページずつリライトしていく対処。数百〜数万ページある場合は、工数や優先順位の見極めが必要になるケースがあります。テンプレート改善も併せて検討すると、運用しやすくなります。

対処③: 技術的SEOの部分委託

「クロール改善だけ外注」「構造化データ(検索エンジンにページ情報を伝えるための記述)だけ外注」という形で部分的に対処しようとするケース。技術的な改善とコンテンツの改善は連動するため、切り分ける場合は役割分担や優先順位の整理が必要です。また、データベース型サイト(DBサイト)特有の問題を前提として扱えるかどうかは、依頼前に確認しておくと進めやすくなります。

インデックス漏れを減らすために、テンプレートと内部構造をどう組み替えるか

大規模サイトのSEOは、工場のライン改善に近い側面があります。個別の製品(ページ)をいじるのではなく、製造ライン(テンプレートとページを自動生成する仕組み)を直すことで、全ページの品質改善につながりやすくなります。

具体的には3つのアプローチで進めます。

1. サイト構造の診断と整理

まず「どのページがGoogleに認識されていて、どのページがされていないか」「重複が発生しているパターンはどこか」を可視化します。クロールログ(Googleがサイトを巡回した履歴)の分析・Google Search Console(検索状況を確認できる無料ツール)確認・正規URL(代表URLの指定)設定の点検。問題の全体像をつかまないと、対処が的外れになる可能性があります。

2. テンプレートとコンテンツ品質の改善

「全ページの品質を一度に上げるには、テンプレート改善を優先したほうが効果的なケースが多い」という発想に切り替えます。データベースから引っ張ってくる情報に、どう付加価値を乗せるか——ページごとのユニーク情報をどう生成するか——を設計します。これには生成AIとの組み合わせが有効なケースがあります。

3. クロール効率とインデックス最適化

クロール制御・除外ページ指定・正規URL統一(これらを合わせて「技術的SEO設定」と呼びます)を整備して、Googleに「重要なページを優先してクロールしてほしい」という意図が伝わりやすい状態を目指します。また内部リンク設計(ページ同士のつながり方の設計)を整えることで、深い階層のページにも評価が届きやすい状態を目指します。

インデックス漏れを減らすために、どこから手を入れるか

Phase 1(1〜2ヶ月): 診断と優先度決め

  • Google Search Console・Semrush(SEO分析ツール)・サーバー上に残るアクセス履歴の分析(ログ分析)による現状把握
  • ページの認識状況・重複パターン・クロール(Googleによるサイト巡回)の問題を可視化
  • 対処優先度の決定(改善インパクトの大きい順に着手)

Phase 2(2〜4ヶ月): 構造改善の実装

  • 重複ページの整理・クロール優先度の制御・正規URL統一の設計と実装
  • テンプレートページの改善(内容の充実・構造化データ〈検索エンジンがページ情報を正確に読み取れるようにする記述〉の追加)
  • 内部リンク設計の整備

Phase 3(4ヶ月〜): 継続的な改善と計測

  • 月次でのインデックス数・流入量の計測
  • 改善施策の効果検証と次の打ち手の決定
  • 新規ページの品質維持のための仕組み構築

必要に応じて、開発側への要件整理や説明資料の作成を支援します。

インデックス漏れに対して、テンプレ改修と構造調整のどこまで伴走するか

データベースSEO

数千〜数万ページ規模のサイトを対象に、構造診断・テンプレート改善・クロール最適化を進めます。コンテンツ面に加えて、必要に応じてサイト構造の見直しも含めて改善方針を検討します。

SEO・AI検索対策

コンテンツ記事の補強が必要な場合は、構造改善と並行してコンテンツSEOも進めます。構造改善後に記事施策が機能しやすくなるケースを想定して設計します。

まず「自社のサイトがどういう状態か」の診断から入ることを強くお勧めします。問題の所在がわかると、優先して手をつけるべき対処が見えやすくなります。

公開ページ数とインデックス数の乖離をどう縮めるか

  • Googleが認識しているページ数が実態に近づき、インデックス漏れが減る傾向がある
  • 重複コンテンツ問題が整理され、個別ページへの評価が集約されやすくなる
  • 「ページ数は多いのに流入が少ない」原因の仮説を絞り込みやすくなり、優先して対処すべきポイントが見えやすくなる
  • 新規ページが公開されてから検索結果に反映されるまでの時間が短縮される傾向がある
  • コンテンツSEOとの組み合わせが機能しやすくなり、流入が複合的に改善されるケースがある

大規模サイトのSEOは、改善の効果が全ページに波及するため、一点改善の影響が小さなサイトより大きくなる傾向があります(その分、何もしない間の機会損失も大きいですが)。

インデックス漏れの主因を、登録状況とURL設計から切り分ける

インデックス未登録の原因は「URLの重複・正規化不足」「コンテンツの薄さ」「クロール制御の設定漏れ」のいずれかに分類できます。Google Search Consoleのカバレッジ状況とURL設計を照合することで、どれが主因かを絞り込みやすくなります。

「うちのサイトは何が問題なのか」——それを確認するところから始められます。

どこに問題があるかわからない状態でお金を使うのは非効率になりやすいです。診断から始めて、優先順位をつけてから動きます。

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FAQ

よくある質問

Q. ECサイトやマッチングサイト以外でも対応できますか?
ページ数が多いテンプレート型のサイトでは対応できるケースがあります。詳細は構造や運用状況を確認した上で判断します。不動産・求人・医療・地域ポータルなど、ページ数の多いサイトへの対応例があります。
Q. 開発チームがいないと、技術的なSEO改善は難しいですか?
必要に応じて、開発側が理解しやすい要件整理や説明を支援します。「技術的な問題を言語化して開発者に伝える」ことが苦手な方でも、要件整理や説明の支援に入れる場合があります。
Q. 今のCMS(コンテンツ管理システム)やデータベース(DB)システムを変えずに改善できますか?
システムを変えずに対処できるケースも少なくありません。クロール制御・正規URL統一・構造化データの追加は、既存システムへの影響を抑えながら実装できるケースがあります。
Q. 改善にどのくらいの期間がかかりますか?
構造的な修正(正規URL統一・クロール制御)は、1〜3ヶ月ほどで変化が見え始めるケースがあります。インデックス数が実態に近づく時期も、3〜6ヶ月が目安になることがあります。ただしサイトの規模・状態によって大きく変わります。
Q. コンテンツSEOとの違いはなんですか?
コンテンツSEOは「新しいページを作って流入を増やす」施策。大規模サイトSEOは「既存の大量ページがGoogleに正しく認識される状態を作る」施策です。どちらが必要かは現状の問題次第で、組み合わせるケースが多いです。
Q. まず何から始めるべきですか?
Google Search Consoleの「インデックス状況」を確認することから始められます。「ページが多いのにインデックスが少ない」「ページの登録エラーが多い」なら、構造的な問題がある可能性があります。詳しく診断したい場合はご相談ください。

「うちの状況、変えられる?」から始めましょう。

ご相談は無料です。現在の状況をお聞きした上で、何から手をつければいいかをご提案します。

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