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Google検索の「AIによる概要」をオフにする方法と、その先に考えたいこと

Google検索結果の最上部に出る「AIによる概要」の枠に、それを消そうとする手のアイコンを重ねた図。

Google検索で何かを調べるたび、結果の一番上に現れる「AIによる概要」。邪魔だ、いらないと感じて、消す方法を探しにきた方が多いはずです。毎回「-ai」と打ち込むのも手間ですし、そもそも自分で見る情報は自分で選びたい、という声もよく耳にします。

先に結論をお伝えします。現時点のGoogleには、ボタンひとつで「AIによる概要」を完全に止める公式設定はありません。ただし、公式には「完全オフ」のスイッチがありませんというだけで、表示を大きく減らしたり、ほぼ出さない状態に近づけたりする方法はいくつも存在します。

本記事では、PC・スマホそれぞれで「AIによる概要」を非表示に近づける現実的な手順を、手軽な順に整理します。そのうえで、数多くのSEO記事を制作してきた立場から、検索する側でなく発信する側が本当に向き合うべき論点にも踏み込みます。表示を消して終わり、では見えてこない話です。

この記事でわかること
  • 「完全オフ」ができない理由と、代わりに使える現実的な手段
  • PCで表示を減らす4つの方法と、その手軽さ・持続性の違い
  • スマホ(iPhone・Android)で概要を減らすコツ
  • 画像検索やAIモードのAIを抑える考え方
  • 消すだけでは解決しない、事業者にとっての本当の課題

そもそも「AIによる概要」とは、なぜオフにしたくなるのか

「AIによる概要(AI Overviews)」は、検索キーワードに対してGoogleの生成AIが複数のWebページを読み、要点をまとめて検索結果の最上部に表示する機能です。調べものが一目で済むという便利さがある一方、望んでいないのに勝手に表示される押し売り感が、多くの人の不満につながっています。

不満の中身を分解すると、おおむね次の3つに集約されます。

💡
  • 正確とは限らない——AIの要約は、事実と異なる内容や古い情報を含むことがある
  • 場所を取る——概要が画面上部を大きく占め、本来見たいWebサイトのリンクが下へ押しやられる
  • 選ぶ余地がない——出す・出さないをユーザー側が指定できず、毎回自動で現れる

とくに「調べたいサイトが決まっている」ときや「一次情報を自分の目で確かめたい」ときに、要約が先に立つのは煩わしいものです。オフにしたくなるのは、AIが嫌いだからというより、情報の主導権を自分に取り戻したいという自然な欲求だと考えられます。

Web担当者Web担当者

便利なのは分かるのですが、毎回一番上に出てくるのが正直うっとうしくて。設定でスパッと切れないのですか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

気持ちはよく分かります。ただ、いまのGoogleには一発で切る設定がなく、いくつかの方法を組み合わせて「ほぼ出ない状態」に近づけるのが現実的です。手軽なものから順に見ていきましょう。

前提として、Googleは「完全オフ」を公式には提供していない

方法の紹介に入る前に、期待値をそろえておきます。ここを誤解すると、いつまでも「完璧に消える設定」を探し続けることになりかねません。

Googleのヘルプページを見ると、AIによる概要そのものを一括で無効化する設定は案内されていません。代わりに用意されているのが、検索結果を従来のWebリンクだけに絞り込む「ウェブ」フィルタという仕組みです。つまりGoogleの公式スタンスは、「概要を消す」ではなく「Webリンクだけの表示に切り替える」に近いものになっています。

Google 検索の AI による概要で、情報をすばやく簡単に見つける - パソコン - Google 検索 ヘルプ
重要: 現在、Google 検索サービス(検索、マップ、ショッピング、フライト、ホテル、翻訳、ニュースなど)の設定を更新しています。この記事で説明する設定は更新中のため、現在の画面と一致しない場合があります。詳しくは、新しい検索サービスの設定をご覧ください。
🌐 support.google.com
外部リンク

※ Google 検索ヘルプ「Google 検索の AI による概要で、情報をすばやく簡単に見つける」より

この前提を踏まえると、取れる手は大きく2方向です。ひとつはGoogle公式の範囲でWeb表示に切り替える方法、もうひとつはブラウザ拡張などGoogle外の手段で見た目から隠す方法。次章から、実際の手順を手軽な順に見ていきます。

PCで「AIによる概要」をオフ・非表示にする方法

パソコンのブラウザでできる方法を、手軽さと持続性のバランスがよい順に紹介します。まずは、いますぐ試せる4つの手段です。

1
STEP
検索語のうしろに「-ai」を付ける

検索キーワードの末尾に半角スペースを空けて「-ai」と入力します。特殊な設定は不要で、その検索だけAIによる概要が出にくくなります。その場かぎりの回避には最も手軽です。ただし検索のたびに入力が必要で、まれに結果の傾向が変わる点は理解しておきましょう。

2
STEP
URLの末尾に「&udm=14」を付ける

検索後、アドレスバーのURL末尾に「&udm=14」を付けて再読み込みすると、AIによる概要や一部の付加要素を省いた「ウェブ」表示に切り替わります。この「ウェブ」だけの表示にブックマークを作っておくと、次回から素の検索に近い画面を呼び出せます。

3
STEP
「ウェブ」フィルタ(ウェブタブ)を使う

検索結果の上部にあるメニューから「ウェブ」を選ぶと、AIによる概要を含まない従来型のリンク一覧に絞り込めます。前述の「&udm=14」は、この「ウェブ」表示をURLで直接指定する操作にあたります。

4
STEP
ブラウザ拡張機能で自動的に隠す

「Bye Bye, Google AI」など、AIによる概要を自動で非表示にするChrome拡張機能が公開されています。一度入れれば毎回の操作が要らないのが利点です。一方で、拡張機能は求める権限を必ず確認してください。提供元と権限の範囲を見て、信頼できるものだけを選びましょう。

上の4つのうち、「毎回の入力を避けたい」なら拡張機能、「余計なものを入れたくない」ならudm=14付きのブックマーク、という選び方が実務的です。Search Labs(フラスコのアイコン)から「検索におけるAI」実験をオフにする手もありますが、これはあくまで実験機能の切り替えで、AIによる概要そのものが完全には消えない場合があります。過度に期待しないほうが無難です。

PCでAIによる概要をオフにする4方法の比較フロー

これらの回避手段は、Google側の仕様変更で挙動が変わることがあります。うまく効かなくなったときは、別の方法に切り替える前提で覚えておくと安心です。実際、海外メディアでも同様の手口が継続的に検証・更新されています。

Google検索で「AIによる概要」を表示させない方法
Googleの検索結果に表示される「AIによる要約」は、クエリの末尾に特定の文字列を加えるだけで回避できる。あるいは、ブラウザはそのままに、検索エンジンだけを変更するという手もある。
🌐 wired.jp
外部リンク

※ WIRED.jp「Google検索で『AIによる概要』を表示させない方法」も、クエリ末尾の文字列や検索エンジン変更による回避を紹介しています

スマホ(iPhone・Android)で「AIによる概要」を減らす方法

スマートフォンでも、考え方はパソコンと変わりません。鍵になるのは「Googleアプリ」ではなく「ブラウザ検索」を使うことです。

Googleアプリからの検索は、AIによる概要が前提の作りになっていて、表示を抑える余地が小さいのが実情です。一方、SafariやChromeなどのブラウザでGoogleを開けば、PCと同じ「-ai」や「&udm=14」がそのまま使えます。iPhoneでも操作は共通で、特別なアプリは要りません。

  • 検索はGoogleアプリではなくブラウザ(Safari・Chrome)から行う
  • 検索語の末尾に「-ai」を付ける習慣をつける
  • 「ウェブ」表示のURLをホーム画面やブックマークに登録しておく
  • どうしても手間なら、AIによる概要が出にくい他の検索エンジンを併用する

とくにおすすめなのが、「ウェブ」表示のページをホーム画面にブックマーク登録しておくやり方です。次回からそのアイコンを起点に検索すれば、毎回コマンドを打たずに素に近い検索結果へたどり着けます。ひと手間の初期設定が、その後の快適さに効いてきます。

画像検索やAIモードのAIをどう抑えるか

「AIによる概要」以外にも、AIが割り込んでくる場面があります。画像まわりと、独立した「AIモード」です。ここは公式に隠す手段が乏しく、画像検索のAIは完全には避けきれないという前提での付き合い方になります。

画像検索や「かこって検索」「Googleレンズ」では、結果にAIの解説が添えられることがあります。純粋にリンクや画像だけを見たいなら、レンズ機能を経由せず、ブラウザのテキスト検索から画像タブに入るほうが、AIの介入は少なくなります。

検索窓の近くに現れる「AIモード」ボタンについても、公式に非表示化する設定は用意されていません。前章までで触れた拡張機能の中には、AIによる概要と合わせてAIモードのボタンまで隠せるものがあります。ボタンが気になる場合は、その種の拡張機能を検討するのが現実的な選択肢です。

純粋な検索体験を優先するなら、「AIによる概要」だけを狙い撃ちで消そうとするより、ブラウザ+ウェブ表示を基本形にするほうが、画像やAIモードも含めて一貫してすっきりします。個別に潰すより、入り口をそろえる発想です。

各方法の比較——結局どれを選ぶべきか

ここまでの方法を、手軽さ・持続性・リスクの観点で並べます。おすすめは、目的によって変わります。

手軽さ持続性おすすめ度
「-ai」を付ける×
「&udm=14」+ブックマーク
「ウェブ」フィルタ
ブラウザ拡張機能
Search Labsで切替

総合的には、「&udm=14」付きのURLをブックマークしておく方法が、追加インストール不要で持続性も高く、多くの人に向いています。毎回の操作をゼロにしたい方だけ、権限を確認したうえで拡張機能を足す、という順番がおすすめです。

拡張機能を使う
    URLブックマークで済ませる

      拡張機能は便利ですが、Googleの仕様変更で急に効かなくなることもあります。仕組みがシンプルなudm=14を土台にしておくと、そうした変化に振り回されにくくなります。

      ここが本題——オフにしても「あなたの顧客」の画面には出続ける

      ここからは、事業でWebサイトを運用している方に向けた話です。個人の使い勝手としての「オフ」は、ここまでの方法でおおむね解決します。しかし、あなたが消しても、検索する顧客の画面には出ます。この事実こそ、事業者が本当に向き合うべき論点です。

      自分の画面から概要を消しても、あなたの見込み客はAIによる概要が出たままのGoogleで検索しています。そこで概要だけを読んで満足し、本当の論点は「クリックの消失」ですという状況が起きます。要約で答えが完結すると、検索者はもうサイトのリンクを踏みません。いわゆるゼロクリックの広がりです。

      自分の画面ではオフ、顧客の画面ではオンという非対称を表した図

      つまり事業者にとっての課題は「概要を消す」ことではなく、「概要が出る前提で、どう選ばれ、どう引用されるか」に変わっています。ここで発想の転換が要ります。概要に引用される側になる発想が要ります。AIが要約の根拠として抜き出したくなる、正確で構造の整ったコンテンツを持つサイトが、これからの検索で存在感を保ちます。

      具体的には、結論を先に述べる構成、一次情報や数値の明示、見出しと本文の論理的な対応といった、AIが要点を抜き出しやすい記事設計が効いてきます。小手先の消す技術より、こちらのほうがはるかに事業インパクトが大きいのは間違いありません。

      AIに要約されて終わる検索から、選ばれる側へ回りませんか

      「AIによる概要」を自分の画面で消しても、顧客の検索行動は変わりません。概要に引用され、クリックにつなげる設計へ——検索流入がAIに吸われる前に打てる手を、現状に合わせて一緒に整理します。

      この理解を、自社サイトの打ち手に変えるには

      「AIによる概要」への正しい向き合い方は、消すことではなく、AIが参照する情報源としての立ち位置を取りにいくことだと整理できます。とはいえ、何から着手すべきかを自社だけで見極めるのは簡単ではありません。

      判断の軸になるのは、次のような問いです。自社のキーワードで概要は出ているか。出ているなら引用元に自社は載っているか。載っていないなら、記事のどこがAIに抜き出されにくいのか。この切り分けができると、直すべき順番がはっきりします。

      どの記事から手を入れるべきか、切り分けから始めませんか

      概要が出ない、出ても引用されない、その原因は記事ごとに異なります。数多くのSEO記事を制作してきた視点で、いまの検索結果を確認し、優先順位をつけた打ち手までご提案します。

      まとめ

      Google検索の「AIによる概要」は、現時点で公式の完全オフ設定こそないものの、「-ai」や「&udm=14」、ウェブフィルタ、ブラウザ拡張を使えば、表示を大きく減らせます。もっとも手堅いのは、udm=14付きのURLをブックマークしておく方法です。まずはここから試してみてください。

      そのうえで、事業でWebを運用している方に強くお伝えしたいのは、自分の画面で消しても顧客の検索は変わらないという一点です。これからの検索で問われるのは、概要を避ける技術ではなく、概要に引用される側になる発想という視点への切り替えにほかなりません。

      合同会社Writers-hubは、AI検索時代に「選ばれ、引用される」コンテンツづくりを支援しています。表示を消す話の先にある、検索流入をどう守り育てるかでお悩みなら、現状の確認からお手伝いします。

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