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オウンドメディアの集客を増やす方法|施策の順番と、検索流入が伸びた事例

アクセスが伸びないとき、私は次に足す施策を探す前に、誰を集めて何の数字を成果とするかが決まっているかを確かめます。集める相手を決めてSEOを軸に記事を公開していけば、検索流入がほぼ0から月数万に届くこともあります。ただ、流入は入口の数字なので、問い合わせや資料請求の数と分けて見てください。

オウンドメディアを中心に、SEOやSNSなど複数の集客チャネルが流れ込み、訪問者と成果が積み上がっていく構造を表した図

「アクセスが伸びないのは、まだ手を付けていない集客のやり方があるからだろう」。集客のノウハウはSEO、SNS、Web広告、メルマガなどの手段の一覧で語られることが多く、社内でも「次は何を始めるか」から話が始まるため、足りないのは手段の数だと考えやすくなります。ところが、集客が止まるメディアの多くがつまずいているのは、手段を選ぶ段階ではなく、誰に何のために届けるのかを決める段階です。集客は手段の数を増やすことではなく、集める相手と成果の数字を決めてから、SEOを軸に記事を積み上げるものです。

本記事では、集客の前に決める目的・ターゲット・成果指標から、SEOを軸にした施策の優先順位、検索流入が伸びた事例、集客が止まるメディアに共通することまで、記事制作会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • 集客が伸びない原因の多くは、手段の数ではなく、集める相手と成果の数字が決まっていないことにある
  • 集客の前に目的・ターゲット・成果指標の3つを決め、成果指標には問い合わせなど事業に返る数字を必ず入れる
  • 施策はSEOを軸に据え、SNSは記事を広げる、Web広告は初速をつける、メルマガは再訪を促す補助として使う
  • 記事生成ツールを導入した会社では、検索流入の推定値がほぼ0から月2.8万になった
  • 伸びないメディアの多くは、記事を出すこと自体が目的になっているか、チャネルを広げすぎているか、集客と売り込みを一本の記事に詰め込んでいる

オウンドメディアの集客とは、入口を増やすことではない

オウンドメディアの集客と聞くと、多くの方が「訪問者の数を増やすこと」を思い浮かべます。もちろん間違いではありません。ただ、この捉え方だけで進めると、たいてい途中で行き詰まります。

なぜなら、集客は「入口を増やす」ことではないからです。正確には、事業の成果につながる相手を、適切な入口から連れてくることです。同じ千人でも、商品に関心のない千人と、悩みを抱えた見込み客の千人では、価値がまったく違います。数の裏にある「誰か」を抜きに語れないのが、オウンドメディアの集客の本質です。

「集客できない」の正体は、たいてい設計にある

集客が伸びないメディアの多くは、施策の実行力ではなく、その手前の設計でつまずいています。何のために、誰に向けて発信するのかが曖昧なまま記事を積み重ね、結果として「誰にも刺さらない情報の山」ができあがってしまいます。

裏を返せば、集客の改善は新しいテクニックの追加からではなく、土台の見直しから始まります。ここを飛ばして施策論に入っても、穴の空いたバケツに水を注ぐような状態から抜け出せません。

なぜ今、オウンドメディアの集客は難しくなっているのか

近年、集客の難易度は確実に上がっています。検索結果には各社の記事があふれ、生成AIによる回答が検索の入口を変えつつあります。かつてのように「記事を出せば読まれる」時代ではなくなりました。

とはいえ、悲観する必要はありません。競合が増えたということは、多くの企業が設計を欠いたまま量産に走っているということでもあります。届ける相手を定め、その悩みに正面から答えるメディアは、むしろ以前より目立ちやすくなっているのです。

💡

集客がうまくいかないとき、多くの担当者は「施策が足りない」と考えます。しかし原因のほとんどは、目的とターゲットの設計不足です。手を広げる前に、土台を疑ってみてください。

読者の方は、ここで一つの疑問を持たれるかもしれません。

Web担当者Web担当者

設計が大事なのは分かりますが、記事を出しながら考えるのでは遅いのでしょうか。走りながら調整したいのが本音です。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

走りながらの調整は正解です。ただし、方角だけは最初に決めておいてください。目的地の見えないランニングは、距離を重ねるほど元の場所から遠ざかります。完璧な地図はいりませんが、「誰のどんな悩みに答えるメディアか」の一文だけは、走り出す前に決めておくと後戻りが激減します。

関連記事:【2025年最新】オウンドメディア構築の完全ガイド|手順からコツまで徹底解

集客の前に決める3つのこと(目的・ターゲット・成果指標)

施策の話に入る前に、必ず言葉にしておきたいものが3つあります。目的、ターゲット、そして成果指標です。この3点が定まっていないメディアは、どんな集客チャネルを足しても成果が安定しません。

目的|何のために人を集めるのか

まず、集めた先に何を実現したいのかを一文で決めます。認知の拡大なのか、見込み客の獲得なのか、採用の強化なのか。目的が変われば、書くべきテーマも、選ぶチャネルも、追う数字も変わります。

たとえば、問い合わせ獲得が目的なら悩みが深く購買に近いキーワードを狙い、認知が目的なら幅広く読まれるテーマで接点を増やします。同じ「集客」でも、目的次第で最適な打ち手は正反対になります。

ターゲット|集める相手を間違えない

次に、誰を集めるのかを具体化します。ここが最も見落とされやすく、そして最も重要な部分です。集める相手を間違えれば、数が増えても成果はゼロになります。

無料の情報だけを求める読者ばかりを集めても、事業には返ってきません。狙うべきは、自社が解決できる悩みを実際に抱えている人です。その人が何に困り、どんな言葉で検索するのかを想像できるまで、ターゲット像を絞り込んでいきます。

成果指標|PVやUUだけで満足しない

最後に、成果をどの数字で測るかを決めます。多くのメディアがPV(ページの閲覧数)やUU(訪問した人数)を追いますが、それだけでは危険です。アクセスは増えたのに、問い合わせは一件も増えないというのは、よくある行き詰まりです。

見るべきは、集客の先にある行動です。資料請求、問い合わせ、会員登録といった、事業に直結する指標を必ず一つ以上置きます。入口の数と出口の成果を分けて計測することで、初めて改善の打ち手が見えてきます。

補足すると、読者が検索で悩みに気づいてから、比較検討を経て問い合わせに至るまでには、いくつもの段階があります。その道のりを思い描き、各段階でどんな記事が必要かを整理しておくと、指標も自然と定まります。認知の段階ではアクセスや新規訪問、検討の段階では特定ページの閲覧や滞在、決定の段階では問い合わせが、それぞれ指標になります。段階ごとに追う数字を変えると、「アクセスは多いのに成果が出ない」が起きている場所を正確に突き止められます。

上の3つは、次の順番で固めていくと迷いません。

1
STEP
目的を一文で書き切る

「このメディアは○○のために人を集める」と言い切れる状態にします。ここが曖昧だと、以降のすべてがぶれます。

2
STEP
ターゲットの悩みを具体化する

年齢や職種ではなく、抱えている悩みと検索時の言葉まで掘り下げます。一人の顔が浮かぶまで絞ります。

3
STEP
成果指標を出口で決める

PVだけでなく、問い合わせや資料請求など事業に返る数字を必ず設定します。入口と出口を分けて見ます。

4
STEP
目的に合うチャネルを選ぶ

すべてのチャネルに手を出さず、目的とターゲットに合う入口から着手します。優先順位は後述します。

5
STEP
検証して次の一手を決める

数字を見て、伸びた要因と止まった要因を言葉にします。感覚ではなく事実で次を決めます。

この順番を絵にすると、集客が「点の施策」ではなく「一本の流れ」だと見えてきます。

オウンドメディアの集客設計を、目的の決定からターゲット具体化、成果指標の設定、チャネル選定、検証改善へと進む流れで示した図

ここまでの設計を自社だけで固めるのは、正直なところ骨が折れます。何を書けば成果につながるのかを、市場とキーワードから逆算して設計する工程は、経験の差が大きく出る部分です。

何を書けば集客につながるのか、そこから決めたいなら

目的とターゲットは決めたものの、どのテーマ・どのキーワードから書けばよいかで迷っていませんか。IKKI-Plusでは、上位に出れば問い合わせや売上につながるキーワードを決め、狙うキーワードの一覧にまとめます。公開の予定を組むのは、御社に一覧を確認していただき、合意できてからです。

オウンドメディアの主な流入経路と、2つのメディアタイプ

集客の設計が固まったら、次はどの経路で人を連れてくるかです。オウンドメディアの主な流入経路は、検索(SEO)、SNS、Web広告、メール、外部サイトからのリンク、そしてプレスリリースや紙媒体などのオフラインに大別できます。

ただ、これらを一覧で眺めても優先順位はつきません。判断の軸になるのが、自社のメディアが「認知型」なのか「ファン化型」なのかという捉え方です。

認知型とファン化型で、選ぶ経路は変わる

認知型は、まだ自社を知らない人に検索で見つけてもらうメディアです。悩みを検索したその場で答えを示すことで、新規の接点を広げます。主戦場は検索であり、SEOが生命線になります。

一方のファン化型は、すでに接点のある人との関係を深めるメディアです。共感や世界観を発信し、SNSやメールで継続的に触れてもらうことでファンを育てます。同じオウンドメディアでも、この2つは集客の入口も評価すべき数字も異なります。

認知型(SEO主軸)ファン化型(SNS主軸)
主な入口検索エンジンSNS・メール
狙う相手まだ知らない新規層接点のある関心層
効果が出る速さゆっくり(数か月〜)比較的早い
資産としての残り方積み上がり続ける発信を止めると減衰
向いている目的見込み客の獲得・認知拡大関係構築・ファン育成

自社がどちらの型かは、扱う商材で見当がつきます。検索で比較検討される商材、たとえば法人向けのサービスや専門性の高い商品なら、認知型が合います。一方、感性や世界観で選ばれる商材、ライフスタイル系のブランドなどはファン化型が向いています。もちろん両輪で回すのが理想ですが、リソースが限られるうちは、どちらを主軸にするかを一つ選ぶことが先決です。

多くの企業にとって、まず土台とすべきは認知型でしょう。検索は、こちらから追わなくても悩みを持つ人が向こうから訪れてくれる、数少ない入口だからです。自社がどちらを主軸に置くかで、この先の施策の重みづけが決まります。

認知型オウンドメディアとファン化型オウンドメディアの違いを、入口となるチャネルと狙う読者層の観点で左右に並べて比較した図

関連記事:ネット集客とは?主要手法の選び方と成果につなげる設計の考え方を解説

オウンドメディアの集客方法と、優先順位のつけ方

ここからは具体的な集客方法です。代表的な手段を挙げつつ、どれから力を入れるべきかという優先順位まで説明します。結論を先取りすると、軸はSEOです。SEOだけが、止めても資産が残る集客だからです。

SEO|止めても資産が残る集客の軸

SEOは、検索エンジンで上位に表示されるよう記事を最適化し、悩みを持つ人を継続的に集める方法です。立ち上がりに数か月を要する一方、一度評価された記事には、広告費をかけ続けなくても人が訪れ続けます。

ここがSEOの決定的な強みです。広告を止めれば流入はその日に止まりますが、検索から評価された記事は資産として残ります。長期で見れば、集客単価をもっとも下げやすいのがSEOだと考えてください。だからこそ、多くのオウンドメディアで最初に固めるべき軸になります。

SEOで成果を出す鍵は、キーワード選定と検索意図の読み取りにあります。狙うべきは検索ボリュームの大きい言葉ではなく、自社が答えられる悩みを持つ人が使う言葉です。同じ「集客」でも、「オウンドメディア 集客」と検索する人と「集客 代行 費用」と検索する人では、求めている答えも購買までの距離もまるで違います。相手が何を知りたくて検索したのかを一語ずつ想像し、その問いにまっすぐ答える記事を用意します。地味ですが、これがSEO集客の骨格です。

SNS|拡散とファン化のエンジン

SNSは、記事を広く届け、書き手や企業への親しみを育てる場です。検索されない段階の潜在層にも届く点が魅力で、うまくはまれば一気に拡散します。

ただし、投稿を止めれば流入も止まるフロー型の集客です。SNS単体で集客を支えようとすると、常に発信し続ける負荷に押しつぶされがちになります。SEOで積み上げた記事をSNSで広げる、という組み合わせで力を発揮するチャネルだと位置づけると無理がありません。

Web広告|立ち上げ期の呼び水

Web広告は、費用をかけた分だけ即座に人を集められる手段です。SEOが育つまでの立ち上げ期に、狙った記事へ人を送り込む呼び水として使うと効果的です。

反面、出稿を止めれば流入はゼロに戻ります。恒久的な集客の柱にはなりにくいため、あくまで初速をつける、あるいは反応を検証するための一時的な打ち手と割り切るのが現実的でしょう。

動画・ウェビナー・オフライン|そのほかの接点

主要な3チャネル以外にも、活かしどころのある入口があります。動画プラットフォーム(YouTubeなど)は、記事と連動させたり、要点を短くまとめたティザー動画で本編へ誘導したりする使い方が有効です。ウェビナーは、BtoBで見込み客をじっくり育てる場になります。

見落とされがちなのがオフラインです。展示会や名刺、会社案内といった紙の接点からメディアへ誘導する導線は、いまも侮れません。加えて、既存の読者を再訪させるメルマガ、被リンクや指名検索を生むプレスリリースも、SEOという軸と組み合わせることで力を発揮します。いずれも単独で集客を担うより、軸を支える補助として位置づけると設計が崩れません。

主要なチャネルを、即効性と資産性という2つの軸で並べると、それぞれの役割がはっきりします。

即効性資産性主な役割
*SEO△◎集客の軸・長期の資産
SNS○△拡散・ファン化
Web広告◎×立ち上げ期の初速
メルマガ○○再訪・関係維持
プレスリリース○○被リンク・認知

即効性の高い施策ほど、止めるとすぐに効果が消えます。逆に、時間はかかっても資産として残るのがSEOです。チャネルを増やす前に、一本の完成度を上げることが、遠回りに見えて最短の道になります。

オウンドメディアの集客チャネルを、横軸に即効性、縦軸に資産性を取って配置し、SEOが資産性の高い位置に来ることを示したマトリクス図

軸をSEOに定めても、肝心の記事を書き続ける手が足りなければ前に進みません。設計は描けても、成果につながる記事の量産で止まってしまいます。ここが多くのメディアの現実的な壁です。

集客の軸は決まった、あとは書く手が足りないなら

IKKI-Plusは、ブログの設計から毎日の公開までを引き受けるオウンドメディアの運用代行です。記事はAIが書き、書いたAIとは別のAIと点検用のプログラムが確かめてから公開します。御社にしていただくのは、最初の打ち合わせ、キーワード戦略の確認、毎月の報告を見ることです。

関連記事:ブログのアクセスアップ15選!原因と対策を徹底解説

検索流入が伸びた事例

検索流入がほぼ0のメディアでも、SEOを軸に記事を公開していくと、月数万の流入に届くことがあります。弊社の記事生成ツール「一気通貫Pro」を導入した会社のサイトでは、検索流入がほぼ0から月2.8万になりました。数字はSEOの調査ツール「Ahrefs」の推定値(2026年8月時点)です。アクセス解析で測った実数ではありません。

一気通貫Proは、キーワードを入力すると、検索データの収集と分析から本文の執筆、WordPressへの下書きの投稿までを行う記事生成システムです。

SEOの効果を判断するのは、公開から数か月たってからです。立ち上げから1〜2か月の流入の少なさだけでは、SEOが自社に合っているかどうかは決められません。

ただし、月2.8万は入口の数字で、問い合わせや資料請求の数とは別のものです。

自社のメディアで流入の推移を追うときの実数は、Google Search Consoleの検索パフォーマンスのレポートにある「クリック数」です。Google検索の結果からサイトがクリックされた回数を指します。

検索パフォーマンス レポート(検索結果): 概要と基本設定 - Search Console ヘルプ
検索パフォーマンス レポートには、Google 検索の検索結果でのサイト パフォーマンスに関する重要な指標が表示されます。 このレポートは、次のようなことに活用できます。 時間の経過とともに検索トラフィックがどう変化したか、検索トラフィックはどこから来ているか、サイトがどのような検索クエリで検索結果に表示されやすいかなどを把握する。 サイトにトラフィックを集めているクエリを把握して、
🌐 support.google.com
外部リンク

※ 出典:Search Console ヘルプ「検索パフォーマンス レポート(検索結果)」

集客がうまくいかないメディアに共通すること

集客が止まるメディアには、驚くほど同じ症状が現れます。施策の巧拙以前に、この落とし穴を避けられるかどうかが分かれ目になります。

「書くこと」が目的化して、読者の悩みが抜ける

もっとも多い症状が、記事を出すこと自体が目的になってしまう状態です。更新カレンダーを埋めることに追われ、目の前の一本について「誰のどんな悩みに答えるのか」という問いが後回しになります。

読者は、企業が何を言いたいかには関心がありません。自分の悩みが解けるかどうかだけを見ています。書き手の都合で情報を並べた記事は、どれだけ数を重ねても検索エンジンにも読者にも評価されにくいのが実情です。

チャネルを増やす前に、一本の記事の完成度を上げる

成果が出ないと、多くの担当者は新しいチャネルを足そうとします。SEOがだめならSNS、それでもだめなら広告、と横に広げていきます。しかし、一本の記事で読者を満足させられていないうちは、入口を増やしても水は漏れ続けます。

伸びているメディアほど、派手なチャネル展開より、一本ずつの完成度に執着しています。検索で1位を取る記事が一本あれば、そこから内部リンクで他の記事へ人を送れます。まず柱になる記事を作り込むほうが、結果として集客全体を底上げします。

具体的には、大きなテーマを扱う柱の記事を中心に、細かい悩みに答える記事を枝葉として配置し、内部リンクで結んでいきます。読者は一本目で悩みの入口に触れ、リンクをたどって関連する疑問を次々に解消していきます。検索エンジンから見ても、テーマのまとまりが強いサイトは専門性が高いと評価されやすいです。集客の入口を一本増やすより、既存の記事を内部リンクでつなぐほうが効果の出る場面は、実務では珍しくありません。

集客とCVを分けて設計していない

もう一つの落とし穴が、集客と成約を一本の記事に押し込もうとすることです。オウンドメディアの記事では「自社商品を強く押し出すな」とよく言われますが、その真意は誤解されがちです。集客とCVは、分けて設計するというのが正しい解釈になります。

集客記事の役割は、悩みに答えて信頼を得ることです。売り込みはそこでは我慢し、代わりに次の一歩へ進める導線を置きます。悩みを解いた直後にだけ、解決の手段としてサービスを案内します。この役割分担ができているメディアは、押し売り感なく成約につなげていきます。

⚠

「アクセスは増えたのに問い合わせが増えない」という悩みの多くは、集客とCVの設計が混ざっていることが原因です。一本の記事で集めて売り切ろうとせず、集める記事と決める導線を分けて考えてください。

止まるメディアと伸びるメディアの違いを、行動レベルで並べると次のようになります。

  • 更新すること自体が目的化し、読者の悩みが後回しになっている
  • 成果が出ないとすぐ新チャネルに手を広げ、一本の質が上がらない
  • 集客と売り込みを一本に詰め込み、押し売り感で離脱される
  • PVだけを追い、問い合わせなど出口の数字を見ていない
  • 一本ごとに「誰のどんな悩みに答えるか」を言語化している
  • 柱になる記事を作り込み、内部リンクで回遊を作っている
  • 集める記事とCVへの導線を役割分担して設計している
  • 入口のPVと出口の成果を、分けて計測している

記事の本数と質のどちらを優先するかは、担当者の方が迷いやすい点です。

経営者経営者

記事はそれなりの本数を出しているのに、成果につながっている実感がありません。本数が足りないのか、質の問題なのか、どちらなのでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

まず疑うのは本数より質と設計です。本数を増やして成果が伸びるのは、一本あたりがすでに読者を満足させられている場合に限られます。そうでないうちに量を追うと、成果の出ない記事が増えるだけになりがちです。一本、検索で上位を取れる記事を作り、その型を横展開する順番をおすすめします。

集客を安定させる運用のポイント

最後に、集客を一過性で終わらせず、積み上げていくための運用のコツを整理します。特別な裏技はありません。地味な運用を続けられるかどうかが、半年後の差になります。

複数チャネルを連動させる

チャネルは単独で使うより、連動させると効果が跳ね上がります。SEOで作った記事をSNSで広げ、反応の良かったテーマをメルマガで深掘りします。一本のコンテンツを、複数の入口から何度も届ける発想が有効です。

流れをひとつ描いてみます。検索から訪れた読者に記事を読んでもらい、SNSのフォローやメルマガ登録を促します。次の記事を出したらSNSとメールで知らせ、再訪してもらいます。何度も接点を重ねるうち、読者のなかで自社の存在感が増し、いざ必要になったときに思い出してもらえます。一度きりの流入で終わらせず、関係を続けていきます。連動の狙いは、まさにここにあります。

コンテンツを再利用する

作った記事は、一度公開して終わりではありません。読まれた記事を動画や資料に作り替えたり、複数の記事を束ねて一本の充実した記事に統合したりします。既存の資産を組み替えるだけで、新規に書き起こすより低い労力で集客を伸ばせます。

「順位」より「読者の行動」で効果を見る

効果測定では、検索順位やアクセス数だけを眺めがちです。しかし本当に見るべきは、訪れた人がその先でどう動いたかです。滞在時間、他の記事への回遊、そして問い合わせといった行動の数字にこそ、改善のヒントが眠っています。

なお、Googleは「Google 検索の基本事項」で、掲載順位や検索での表示に最も影響が大きい対策の1つ目に、「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツを作成する」ことを挙げています。

Google 検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)| Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
Google 検索の基本事項は、ウェブベースのコンテンツ(ウェブページ、画像、動画など、Google がウェブ上で見つけた一般公開されているコンテンツ)について、Google 検索結果に表示されるための適格性を満たし、上位に表示されるようにするための重要な要素です。
🌐 developers.google.com
外部リンク

※ 出典:Google 検索セントラル「Google 検索の基本事項」

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運用の要点は、連動・再利用・行動計測の3つに集約されます。派手さはありませんが、この地道な運用を回し続けられるメディアだけが、半年後、一年後に集客を資産として積み上げています。

集客の設計から記事制作、そして運用まで、一つずつは理解できても、自社だけで回し切るのは負荷が大きいものです。どこから手をつけるべきか迷ったら、一度専門家に現状を見てもらうのが近道になります。

設計から運用までを、自社だけで回し切れないなら

設計・制作・運用のどこで止まっているかは、メディアごとに違います。売りたい商品・サービスと今のサイトのURLを添えてご相談いただければ、IKKI-Plusで何ができるかをオンラインでお話しします。

まとめ|集客は設計と継続で積み上がる

オウンドメディアの集客は、新しい施策を次々に足すことでは伸びません。目的とターゲット、成果指標という土台を固め、SEOを軸に据えて、一本ずつの完成度を上げながら継続します。遠回りに見えるこの順番こそが、結局はもっとも確実な道になります。

集客と成約を分けて設計し、複数チャネルを連動させ、読者の行動で効果を測ります。地味な運用を積み重ねたメディアだけが、広告に頼らずとも人が集まり続ける資産へと育っていきます。

合同会社Writers-hubは、数多くのSEO記事を制作してきた立場から、キーワード戦略の設計、記事の制作、そして内製化の支援まで、オウンドメディアの集客をまるごとお手伝いしています。「作ったのに集まらない」を「積み上がる」に変えたい方は、気軽に声をかけてください。

関連記事:オウンドメディアの活用|目的別5パターンと、公開済みの記事を使い切る手順

オウンドメディアの集客は、始めてからどのくらいで成果が出ますか。

軸となるSEOは、記事が検索で評価されるまでに数か月から半年ほどを要するのが一般的です。立ち上げ期に成果を早めたい場合は、Web広告で初速をつけながらSEOを育てる進め方が現実的でしょう。

SNSとSEO、どちらを先に始めるべきですか。

多くの企業では、まずSEOを土台に据えることをおすすめします。SEOは止めても記事が資産として残り、こちらから追わなくても悩みを持つ人が訪れてくれるからです。SNSは、SEOで作った記事を広げる役割で組み合わせると力を発揮します。

アクセスは増えたのに、問い合わせが増えません。

集客とCV(成約への導線)の設計が混ざっている可能性が高いです。集客記事では売り込みを我慢して信頼を得ることに徹し、悩みを解いた直後にだけ解決手段としてサービスを案内します。役割を分けると、押し売り感なく成果につながりやすくなります。

記事を書くリソースが社内にありません。

戦略設計から記事制作までを外部に任せる方法があります。検索意図の設計や一次情報の肉付けといった、成果を左右する工程を担える制作会社に依頼すれば、社内の工数を抑えながら集客を積み上げられます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。