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ワードサラダとは?SEOで嫌われる理由とAI時代の見分け方

昔のワードサラダは、単語を詰め込んだ、日本語として成立していない文章でした。見分けにくいのは今のほうで、文法としては通っているのに、さまざまな要素とか適切な施策とかで最後まで具体が出てこない。読み終えても具体的な情報が得られない記事は、AIを使わなくても書けてしまいます。自社の記事も、一度疑ってみるといいかもしれません。

ボウルの中で野菜の代わりに単語や文字がサラダのように混ぜ合わされ、意味が通らない文章になっている様子。

「ワードサラダ」という言葉を、SEOの記事や外注先の説明のなかで見かけて、ここにたどり着いた方が多いのではないでしょうか。名前だけ聞くと料理のようですが、実際は意味の通らない、機械的に作られた文章を指します。

かつては検索順位を上げる手法として使われた時期もありました。ところが今では、使えば評価を下げる典型的な失敗として知られています。さらにやっかいなのは、AIで記事を書く人が増えたことで、意図せずワードサラダに近づいてしまうケースが目立ち始めたことです。

この記事では、数多くのSEO記事を制作してきた立場から、ワードサラダの意味と具体例、そして自社の記事がそうなっていないかを見分ける実務的な視点までをお伝えします。

この記事でわかること
  • ワードサラダの意味と、精神医学からSEOへ広がった由来
  • どんな文章がワードサラダと呼ばれるのか(具体例つき)
  • 昔は有効だった手法が、今は評価を下げてしまう理由
  • AIが生む「流暢なのに中身がない」新種の見分け方

ワードサラダとは意味の通らない文章のこと

ワードサラダ(word salad)とは、文法は一見成立しているのに全体として意味が通らない文章のことです。単語を無造作に並べた、いわば言葉のサラダ。野菜を和えるように語句を混ぜ合わせただけで、伝えたい中身が存在しない状態を指します。

もともとは精神医学で使われていた言葉

実はこの言葉、SEOが生まれるよりずっと前から使われてきました。統合失調症などで見られる、脈絡なく単語が連なる発話を「言葉のサラダ」と呼んだのが始まりです。医学の文脈では症状のひとつを表す用語であり、SEOで使う意味とは背景が異なります。この記事はSEOの意味にしぼって進めますが、由来を知っておくと言葉のニュアンスがつかみやすくなります。

※ 「言葉のサラダ」は精神医学で古くから使われる表現です。用語の背景は以下を参照してください。

ワードサラダ - Wikipedia
🌐 ja.wikipedia.org
外部リンク

SEOでは機械的に量産された無意味な文章を指す

SEOの世界でワードサラダというときは、多くの場合検索キーワードを詰め込むために自動生成された文章を意味します。かつては、プログラムで単語を組み合わせて大量のページを作り、被リンクを稼いだり検索結果を埋めたりする目的で使われました。読む人のためではなく、検索エンジンをだますために作られた文章、と言い換えてもよいでしょう。

ワードサラダの具体例

言葉で説明するより、実例を見たほうが早いはずです。ここでは典型的なワードサラダを二つ挙げます。どちらも実在の企業や事例ではなく、説明のために作った例文です。

【例1・キーワードの詰め込み型】東京 賃貸 格安 の物件をお探しの方へ。東京で賃貸を格安でお探しなら、格安の東京賃貸が見つかる格安賃貸の東京はこちらです。

この文には「東京」「賃貸」「格安」という語が何度も登場します。しかし物件の広さも家賃も立地も書かれておらず、キーワードは濃いのに読者が知りたい情報はゼロです。これが古典的なワードサラダの姿になります。

【例2・流暢だが空っぽ型】SEO対策では、さまざまな要素が複雑に関係しており、多角的な視点から総合的に判断することが大切です。適切な施策を続けることで、より良い成果につながっていくといえるでしょう。

例2は日本語として自然で、一読すると、それらしいことを言っています。ところが「さまざまな要素」や「適切な施策」が具体的に何を指すのかは、最後まで出てきません。読み終えても手元に何も残らないのが特徴です。後半で述べるAI時代のワードサラダは、この例2に近い形で現れます。

例をふまえると、ワードサラダには共通する特徴があります。

  • 同じ語句や言い回しを不自然に繰り返している
  • 具体的な数値、事例、手順、因果関係が見当たらない
  • 主語と述語、文と文のつながりが曖昧
  • 読み終えても、要点をひと言で言えない

これらの特徴は、外側は情報が詰まって見えるのに中身が空洞、という形で捉えると分かりやすくなります。

ワードサラダの文章構造

なぜ今のSEOでワードサラダは通用しないのか

結論から言えば、検索エンジンが単語の一致ではなく「意味」を読むようになったからです。ワードサラダが有効だったのは、キーワードの登場回数が順位に強く影響していた時代の話でした。

かつての検索エンジンは、ページ内にキーワードが何回出てくるかを重視していました。だからこそ、単語を詰め込んだだけのページでも上位に表示されることがあったのです。ワードサラダは、その隙を突いた手法でした。

その後、検索エンジンは文脈や意味を解析する方向へと進化を続けます。今のGoogleは、文章がユーザーの検索意図に本当に答えているかを評価します。単語が並んでいるだけのページは、内容が薄いと判断され、評価を得られません。実際、Googleは検索順位を操作する目的で自動生成された無意味なコンテンツを、スパムに関するポリシーで明確に禁止しています。

Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
スパムに関するポリシーには、ページまたはサイト全体の掲載順位が下がったり、Google 検索から完全に除外されたりする原因となる動作や手法が詳しく記載されています。
🌐 developers.google.com
外部リンク

過去に作ったページが気になる方もいるはずです。よくある疑問を一つ取り上げます。

Web担当者Web担当者

昔のSEO記事に、キーワードを詰め込んだページが残っています。放置しても大丈夫でしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

そのままにしておくのはおすすめしません。数が多ければ、サイト全体の評価を押し下げることもあります。意味のある内容に書き直すか、役目を終えたページなら削除するのが基本になります。

とはいえ、古い記事の棚卸しから書き直しまでを社内だけで回すのは、想像以上に手間がかかります。

キーワード頼みの記事から卒業したい方へ

検索意図に沿って、読者にきちんと伝わる記事を安定して出したい。そう感じたら、制作の外注も選択肢になります。合同会社Writers-hubのSEO記事コンテンツ作成では、企画から執筆・編集までを一貫してお引き受けします。

AI時代の「新しいワードサラダ」に注意

ここまでは昔からのワードサラダの話でした。ところが近年、性質の違う新種が増えています。それが、AIで生成された、流暢なのに中身のない文章です。

文法の誤りを、AIはほとんど作りません。むしろ人間より整った文章を書きます。だからこそ厄介なのです。昔のワードサラダは、読めば変な文章だとすぐ気づけました。新種は、すらすら読めてしまうぶん、中身の空っぽさに気づきにくくなっています。

Googleもこの変化に手を打ちました。品質の低いコンテンツを大量に作る行為は、生成手段が手動か自動かを問わず、スパムに関するポリシーの対象になっています。つまり「AIで書いたか」ではなく「中身があるか」で判断されるということです。

💡

【中身があるかを見分ける実務的な方法】その段落から固有名詞・数値・具体的な手順・因果関係を抜いてみて、それでも文が成立するなら、その段落には中身がほとんどありません。私たちが記事を編集するときも、この目で赤入れをしています。

たとえば「適切な対策を継続的に行うことが重要です」という一文は、何を抜いても成り立ちます。裏を返せば、最初から具体的な情報が入っていないということです。プロの編集現場では、こうした文を見つけたら「では、具体的には何を」と問い直し、固有の情報へ置き換えていきます。表面がなめらかでも、この問いに答えられない文章は、新種のワードサラダに片足を突っ込んでいます。

昔のワードサラダと新しいワードサラダの違い

ワードサラダを避けて評価される記事にする方法

避け方はシンプルです。読者の疑問に、具体的な情報で答えること。順序立てて進めると、次の四つの手順になります。

1
STEP
検索意図を先に言葉にする

そのキーワードで検索する人が、何を知りたくて、何を解決したいのかを一文で書き出します。ここがぶれると、以降の文章はすべて的外れになります。

2
STEP
一次情報と具体を先にそろえる

自社の実績、数値、手順、事例など、他のページには載っていない固有の情報を用意します。書きながら探すのではなく、書く前にそろえておくのがコツです。

3
STEP
見出しごとに伝える要点を一つ決める

見出しを立てたら、その中で読者に持ち帰ってほしい要点を一つに絞ります。要点のない見出しは、埋めるために書くうちワードサラダへ近づきます。

4
STEP
抜いても成り立つ文を削る

書き上げたら、前の章で紹介した「抜いてみる」チェックを通します。固有の情報を抜いても成立する文は、思い切って削るか、具体へ書き換えます。

この四つを回すだけで、文章の密度は大きく変わります。とくに最後の見直しは、AIに下書きを任せる場合ほど効果を発揮します。

  • 見出しの答えが本文に具体的に書かれている
  • 数値や事例など、固有の情報が入っている
  • 同じ内容の言い換えで字数を稼いでいない
  • 読み終えた人が、要点をひと言で説明できる

この一覧を手元に置き、公開前に毎回確認する運用にすると、品質が安定します。作業の流れを図にすると次のとおりです。

評価される記事にする制作フロー

AIの下書きは便利ですが、任せきりにすると文体や具体性が抜けて、のっぺりした文章になりやすいのも事実です。書き手らしさを保ったままAIを使いたいなら、道具の選び方も効いてきます。

AIで書くと文章が薄まってしまう方へ

AIに任せると、自分の言葉や具体性が抜け落ち、どこかで見た文章になりがちです。Edicoは、あなたの文体を保ったまま執筆を助けるAIエディタです。新種のワードサラダを避けたい方の、実務的な選択肢になります。

ワードサラダに関するよくある質問

ワードサラダと、精神医学の「言葉のサラダ」は同じものですか。

語源は同じですが、使う場面が異なります。医学では症状を表す用語、SEOでは検索エンジン対策で作られた無意味な文章を指します。この記事ではSEOの意味で扱っています。

AIで書いた記事は、ワードサラダになりますか。

なるとは限りません。判断は流暢さではなく中身で決まります。固有の情報や具体があれば問題ありませんが、下書きをそのまま出すと空虚な文章になりやすいため、人の手による見直しをおすすめします。

ワードサラダかどうかを判定できるツールはありますか。

これを入れれば確実、という判定ツールは今のところありません。最終的にはGoogleの評価と読者の反応に委ねられます。前章の「抜いても成り立つ文を探す」方法で、人の目で確認するのが確実です。

すでにワードサラダに近いページがあります。どうすればよいですか。

意味のある内容へ書き直すのが第一です。すでに役目を終えたページであれば、削除して他の記事へ統合する方法もあります。放置は評価を下げる原因になります。

まとめ

ワードサラダとは、意味の通らない、中身のない文章のことでした。キーワードを詰め込んだ古い手法は、検索エンジンが意味を読むようになった今、通用しません。そこへ新たに、AIが生む流暢で空虚な文章という、気づきにくい新種が広がっています。

見分ける物差しは、昔からずっと変わりません。その文章を読み終えた人の手元に、固有の情報が残るか、という一点です。抜いても成り立つ文を削り、具体で埋め直す。地味な作業ですが、これが評価される記事への近道になります。

合同会社Writers-hubは、この中身のある文章づくりを軸に、数多くのSEO記事を制作してきました。書く体制づくりから記事単位の外注まで、状況に合わせてご相談いただけます。ワードサラダを避け、読者にも検索エンジンにも伝わる記事を増やしたい方は、気軽に声をかけてください。

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この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

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