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ホームページ作成会社の選び方|公開後の成果で比べる9つのチェックポイント

ホームページ作成会社は、デザインと見積もり金額より先に、公開後に検索から人が来て問い合わせにつながるかで選ぶのがよいと考えています。打ち合わせでは事例サイトが今も更新されているかと、公開後に誰が何を更新するかを確かめ、費用で候補を絞ってから3〜5社を同じ評価表で比べてください。

ホームページ作成会社を比較検討する企業担当者と、複数の制作会社の選定基準が並ぶ様子を表したアイキャッチ。落ち着いた配色で信頼感を出す。

「デザインが気に入って、見積もりも予算に収まる。その会社に頼めば間違いないはず」。制作会社のサイトはどこも「実績豊富」「デザインに自信あり」と似た言葉を掲げているため、最後は見た目と金額で比べるしかないように思えてきます。しかし、選ぶ基準の先頭に置くべきなのは、公開後に検索から人が来て、問い合わせにつながるかどうかです。デザインと費用は、公開後の成果を確かめてから比べても遅くありません。

本記事では、依頼前の6つの準備と会社のタイプの見分け方から、9つのチェックポイント、見積もりの読み方、同じ基準で比べる評価表の作り方まで、記事とSEOで公開後の集客を支える立場から順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • 制作会社は、デザインと費用より先に、公開後に成果が出るかで選ぶ
  • 依頼前に、目的から公開後の更新の担当までを決め、RFPで各社に同じ内容を渡す
  • 実績は件数ではなく、事例サイトが今も更新され、検索で見つかるかで見る
  • 見積もりは総額より、含まれる作業と含まれない作業の線引きで読む
  • 費用で先に候補を絞り、残った3〜5社を重みを付けた評価表で比べる

ホームページ作成会社は「作った後に成果が出るか」で選ぶ

多くの記事が「制作実績を見ましょう」「デザイン力を確認しましょう」と説きます。もちろん間違いではありません。けれど、それだけを見て会社を選ぶと、公開から半年たって「きれいなサイトはできたが、問い合わせは一件も増えていない」という状態になりかねません。

ホームページは、公開してからが本番です。検索から見つけてもらい、読んでもらい、問い合わせや購入につなげて、はじめて役割を果たします。だからこそ、選ぶときの物差しの中心に置くべきなのは、公開後に成果が出るかどうかという視点です。デザインと費用は、その次に来る条件だと考えてください。

この視点が抜けると、いわゆる「作っただけのサイト」が生まれます。名刺代わりにはなるものの、集客装置としてはまったく働きません。せっかく数十万円から数百万円をかけたのに、投資が回収されないまま放置されます。こうした事態こそ、避けたいものでしょう。

Web担当者Web担当者

実績がたくさんある会社を選べば、まず失敗しないですよね。

実は、実績の「数」そのものは、あまりあてになりません。見るべきは数ではなく、その実績が今どうなっているかです。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

実績の数より、その実績サイトが「今も生きているか」を見てください。公開後にほとんど更新されず、検索でも見当たらないサイトばかりが並んでいるなら、作る力はあっても伸ばす視点は弱いのかもしれません。

制作会社を選ぶ段階から、公開後にどう集客するかまでを見据えましょう。この順番を意識するだけで、候補の絞り込み方が変わります。言い換えれば、SEOやコンテンツ運用の相談にきちんと乗れる会社かどうかが、優れたパートナーを見分ける最初のふるいになるのです。

作った後に、検索から人が来るサイトにしたいなら

制作会社に発注する前に、公開後どの検索キーワードで見つけてもらうかを決めておくと、サイトは「作っただけ」で終わりません。記事コンテンツの制作支援では、狙うキーワードの設計から、公開後に記事を書き続ける体制づくりまでを御社と一緒に進めます。

関連記事:【2025年最新】記事作成代行サービスの選び方完全ガイド|料金相場や失敗しないコツを徹底解説

依頼前に自社で固めておく6つの準備

良い制作会社を選ぶ前に、じつは発注側の準備で勝負の半分は決まっています。目的も予算もあいまいなまま相談に行くと、各社の提案がバラバラになり、比較そのものが成り立たなくなるからです。次の6つは、問い合わせる前に自社内で言語化しておきましょう。

1
STEP
目的とゴールを言語化する

「かっこいいサイトがほしい」ではなく、「採用の応募を月に5件増やしたい」「既存顧客向けの資料請求を受けられるようにしたい」と、達成したい状態まで具体化します。目的が決まると、必要な機能もページ構成もおのずと定まります。

2
STEP
ターゲットと届けたい相手を決める

誰に見てほしいサイトなのかを決めます。経営者なのか、現場担当者なのか、求職者なのか。相手が変われば、載せるべき情報も言葉づかいも変わってきます。ここが定まると、制作会社への説明が一気に伝わりやすくなるでしょう。

3
STEP
予算とランニングコストの上限を決める

制作費だけでなく、公開後の保守費・サーバー代・更新費まで含めた年間の上限を決めておきます。初期費用の安さに引かれて契約したら、毎月の保守費が高くついた、というのはよくある落とし穴です。

4
STEP
公開希望日から逆算してスケジュールを引く

「いつまでに公開したいか」を先に決め、そこから逆算します。一般的なコーポレートサイトでも、企画から公開まで数か月かかることは珍しくありません。展示会や決算期に間に合わせたいなら、余裕を持った相談が欠かせません。

5
STEP
公開後に更新する人と頻度を決める

公開してから、誰がどのページをどのくらいの頻度で更新するかを決めます。お知らせや事例を社内で書き足すなら、管理画面から文章や写真を差し替えられる仕組み(CMS)を入れてもらうことが前提です。SEO対策の効果が出るまでには一般に3〜6か月ほどかかり、サイトの状態とキーワードの競合の強さで期間が変わるため、効果が見えない間も更新を続ける担当が要ります。更新の担当と頻度をRFPにも書いておくと、各社は公開後の支援の範囲まで含めて提案できます。

6
STEP
依頼内容をRFP(提案依頼書)にまとめる

ここまでの内容を一枚の書類に整理したものがRFP(提案依頼書)です。目的・ターゲット・必要なページ・予算・納期・公開後の更新の担当を各社へ同じ内容で渡せば、提案の質と金額を公平に比べられます。手間はかかりますが、比較の精度が段違いに上がります。

準備というと面倒に感じるかもしれません。けれど、6つの準備を固めるかどうかで、集まる提案の質はまったく変わります。制作会社は、発注側の依頼内容が具体的なほど良い提案を返せるものなのです。

💡

RFPは立派な書式である必要はありません。A4で1〜2枚に、次の6つが書いてあれば十分に機能します。

  • 目的
  • ターゲット
  • 欲しいページ
  • 予算
  • 希望納期
  • 公開後の更新の担当

完璧を目指すより、まず作って各社に同じものを渡すことが大切です。

ホームページ作成会社の探し方と方法ごとの使い分け

準備が整ったら、いよいよ候補を探し始めます。探し方はいくつかあり、それぞれに向き不向きがあります。ひとつの方法だけに頼るより、複数を組み合わせて候補を集めたほうが、偏りのない比較につながります。

向いている場面注意したい点
検索エンジンで探す業種や地域で絞り込みたい上位=制作力とは限らない
比較・一括見積サイト相場感を手早くつかみたい掲載は広告である前提で見る
知人や取引先の紹介安心して始めたい相場や他社との比較がしにくい
実績サイトやSNSから逆引き好みのデザインから探したい制作した会社が別なこともある

それぞれの探し方を、もう少し実務に即して補足します。検索エンジンでは、「業種名+ホームページ制作」「地域名+Web制作会社」のように掛け合わせると、狙いに近い会社が見つかります。ただし、上位に出てくる会社が必ずしも制作力で選ばれているわけではなく、広告や自社サイトのSEOが得意なだけということもあります。検索順位は入り口として使い、中身は自分の目で確かめてください。

比較サイトや一括見積サイトは、短時間で複数社の情報を集められる便利な入り口です。その一方で、掲載されている会社は広告費を払っているケースが多く、掲載順が実力順とは限りません。候補を洗い出す道具と割り切り、そこで見つけた会社を個別に精査する二段構えが安全でしょう。

紹介は、実際に依頼した人の生の声を聞ける点で心強い方法です。とはいえ、紹介という経緯があると価格交渉や他社との比較がしにくくなりがちです。良い紹介であっても、相場を知るために一社は別の会社からも見積もりを取っておくと、判断の物差しができます。

デザインが気に入ったサイトから制作会社を逆引きするときは、そのサイトを実際に作った会社と、公開後に運用している会社が別であるケースにも気をつけたいところです。

関連記事:サイト作成の外注|費用相場・依頼先の選び方と成果が出る進め方

ホームページ作成会社の主なタイプと得意分野

ひとくちに制作会社といっても、得意な領域はまるで違います。デザインの表現力で選ばれる会社もあれば、予約システムやECの開発力を売りにする会社もあります。自社の目的と会社の得意領域が噛み合っているかどうかが、選定の土台になります。

代表的なタイプを整理すると、次のように分けられます。自社の狙いに照らして、どのタイプが近いかを見当づけてみてください。

総合型デザイン特化型システム特化型フリーランス
向いているケース企画から運用まで任せたいブランドや世界観を重視予約・EC・会員機能が必要小規模で低予算
費用感中〜高中〜高高低
強み窓口の一本化と体制表現力と独自性開発力と拡張性柔軟さと低コスト
注意したい点費用が上がりやすい集客設計は別途確認デザインは別途確認体制と継続性のリスク

タイプを見分けるコツは、その会社自身のサイトを観察することです。デザインが売りの会社は自社サイトの世界観に隙がありませんし、システムが得意な会社は事例に機能面の記述が多く並びます。逆に、自社サイトが何年も更新されていない会社は、公開後の運用まで面倒を見る文化が薄い可能性があります。

制作会社の主なタイプと得意領域のマップ

もうひとつ、規模の観点も押さえておきましょう。大手は体制が厚く安心感がある一方で、小回りが利きにくく費用も高めになりがちです。少人数の会社やフリーランスは柔軟でコストを抑えやすい反面、担当者の力量に品質が左右され、体制の継続性にも不安が残ります。規模の大小に優劣はなく、自社のプロジェクトの重さに合っているかどうかが判断軸です。

関連記事:ホームページ制作コンサルタントとは?依頼で成果が変わる理由と選び方

失敗しない選び方の9つのチェックポイント

準備を整え、候補のタイプが見えてきたら、各社を具体的に見ていきます。次の9項目は、優先度の高い順に並べています。上位ほど、外すと後悔が大きいポイントです。

  • 制作実績が自社の目的や業種に近く、公開後も更新・集客されているか
  • 得意領域(デザイン・集客・システム)が自社の狙いと一致しているか
  • ヒアリングが丁寧で、要望の奥にある課題まで掘り下げてくれるか
  • 見積書と提案書に、含まれる範囲と含まれない範囲が明記されているか
  • 公開後の運用・保守・SEO・コンテンツ更新まで相談できるか
  • 制作体制(ディレクター・デザイナー・エンジニアの分担)が見えるか
  • 担当者との連絡がスムーズで、返信の速さや言葉づかいに不安がないか
  • 制作会社自身のサイトやブログが、きちんと機能しているか
  • 3〜5社を同じ物差しで比較できているか

いくつか、補足が必要な項目を掘り下げます。

まず実績の見方です。事例集をめくるとき、デザインの完成度だけで判断していませんか。見てほしいのは、その事例サイトが今も更新され、検索で上位に出てくるかどうかです。作った時点がいちばん良い状態で、あとは下り坂というサイトを量産している会社は避けたいところです。

次に、ヒアリングの質です。優れた担当者は、こちらの「こうしたい」をそのまま受け取らず、「なぜそうしたいのか」「本当の課題はどこか」を掘り下げてきます。言われたとおりに作るだけの会社と、課題ごと引き受けてくれる会社の差は、初回の打ち合わせで驚くほどはっきり出るものです。

そして、見落とされがちなのが公開後の相談窓口があるかという点です。運用・保守はもちろん、「どんな記事を載せれば検索から人が来るか」まで一緒に考えられる会社は、そう多くありません。ここに強い会社を選べると、公開後の伸びがまるで違ってきます。

提案書の読み方にも触れておきます。良い提案書には、なぜその構成やデザインにするのかという理由が書かれています。作業項目がただ並んでいるだけの書類ではなく、発注側の目的にどう応えるつもりなのかが語られているかを見てください。理由のある提案は、担当者が課題を自分ごととして捉えている証拠です。

制作体制の確認も欠かせません。窓口の担当者一人にすべてが集中している体制だと、その人が多忙になった途端に進行が滞ります。ディレクター、デザイナー、エンジニアがどう分担するのか、繁忙期でも回る体制かを聞いておくと、公開までの安心感が変わってきます。

ℹ

制作会社自身のサイトやブログは、その会社の実力を映す鏡です。自社のブログすら更新が止まっている会社に、あなたのサイトのコンテンツ運用まで期待するのは、少し無理があるかもしれません。

見積もり・提案書で見抜くべきこと

複数社から見積もりが届いたら、金額の大小だけで並べてはいけません。ホームページ制作の費用は、依頼する範囲や機能によって数十万円から数千万円まで大きく開きます。同じ「コーポレートサイト」でも、中身の想定がまるで違うことがあるからです。

目安として、テンプレートを活用した小規模なサイトなら数十万円台から、独自にデザインするコーポレートサイトで百万円前後、予約やECなどの機能や大量のページを伴うと数百万円以上になることも珍しくありません。もっとも、これはあくまで幅の広い相場観であり、同じ規模でも依頼範囲によって金額は上下します。だからこそ、総額の数字だけで驚いたり安心したりせず、その内訳を読み解く姿勢が欠かせません。

相場より極端に安い見積もりを見つけたら、まず理由を疑ってください。テンプレートの流用でデザインの自由度がほとんどない、公開後は完全に放置される、写真や原稿はすべて発注側が用意する前提になっている、著作権やデータが譲渡されない。安さには、たいてい相応の背景があります。「なぜ安いのか」を説明できない安さは、後で高くつくと考えておいて損はありません。

見積もりを読むときに大事なのは、金額ではなく、含まれる範囲と含まれない範囲を見分けることです。ページ数、修正回数、写真撮影の有無、原稿制作の有無、公開後の保守やSEO対応が別料金かどうか。この線引きが曖昧な見積もりで、後から追加費用が積み上がるのは典型的なパターンです。項目が細かく分かれ、含まれないものまで明記してある見積もりのほうが、はるかに信頼できます。

見積もりに含まれる範囲と含まれない範囲の切り分け図

ここでもうひとつ、多くの発注者が誤解しているのが、原稿と情報は発注側が握る領域だという点です。制作会社は器(デザインと仕組み)を作りますが、そこに載せる文章・実績・お客様の声といった中身は、基本的に自社で用意する前提です。ここを制作会社任せにすると、どれだけ器が立派でも、中身の薄いサイトができあがってしまいます。

⚠

「サイト制作をまるごとお任せ」という言葉を、原稿づくりまで含むと受け取るのは危険です。文章や写真の準備は発注側の仕事として残るケースがほとんどです。ここを見誤ると、公開直前に「原稿がない」と気づいて工程が止まります。

原稿づくりは、想像以上に時間と労力を食う工程です。本業のかたわら、全ページ分の文章を書き切れるか。ここに不安があるなら、制作の発注と並行して、コンテンツ制作の外注も早めに検討しておくと安心です。

原稿づくりまで手が回らない、と感じ始めたら

サイトの中身になる原稿や記事は、制作会社ではなく発注側が用意する領域です。公開後も記事を書き続ける人が社内に足りないときは、記事コンテンツの制作支援で、編集者・ライター・監修者のチーム編成から、書き方の決まりと品質を確かめる流れまでを一緒に作ります。

複数社を比較する進め方

良い会社を選ぶには、比較が欠かせません。1社だけの話を聞いて決めてしまうと、その会社の提案が高いのか安いのか、質が良いのか悪いのかを判断する基準を持てないからです。比較の方法には、大きく分けて相見積もりとコンペの2つがあります。

相見積もりは、複数社に同じRFPを渡して見積もりと簡単な提案を取り寄せる方法です。手軽で、要件がほぼ固まっているときに向いています。一方のコンペは、各社に具体的な提案やデザイン案まで作ってもらい、内容で選ぶ方法です。戦略から一緒に練りたい、大きめの予算を投じるプロジェクトに向いています。

経営者経営者

相見積もりとコンペ、どちらで進めるのが正解ですか。

正解はひとつではなく、プロジェクトの性質で使い分けます。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

要件がほぼ固まっているなら相見積もり、戦略から一緒に考えたいならコンペが向きます。ただしコンペは相手の負担も大きいので、社数を3〜5社に絞り、無償提案の範囲は最初にはっきり伝えておきましょう。

コンペには、良い制作会社ほど無償での提案要求には慎重で、割に合わないと判断すれば参加を見送るという、見落とされがちな逆説があります。つまり、過度に負担の重いコンペを設計すると、本当に組みたかった優良な会社を取り逃がしかねません。提案の対価を用意する、要求する範囲を絞るといった配慮が、結果として良い相手を引き寄せます。

コンペのメリット
  • 複数社の提案を具体的に見比べられる
  • 提案力や担当者との相性を発注前に判断できる
  • 自社の要件が、提案を通じて明確になっていく
コンペのデメリット
  • 選定に時間と手間が大きくかかる
  • 良い会社ほど無償提案を敬遠し、参加を見送ることがある
  • 提案内容の流用など、進め方を誤るとトラブルの火種になる

社数については、多ければ良いというものではありません。10社も並べると、比較しきれずに判断が雑になります。3〜5社を、同じ物差しで比べるのが現実的です。会社の規模をわざわざ揃える必要はなく、大手と中小を混ぜたほうが、選択肢の幅を実感できるでしょう。

ホームページ作成会社を同じ基準で比べる評価表

ホームページ作成会社を同じ基準で比べるには、評価する項目と重みを打ち合わせの前に決めた表を作り、各社に同じことを確かめて点を付けます。項目には、9つのチェックポイントから比較の進め方を除いた8つを使います。

評価項目

重み

打ち合わせで確かめること

目的に近い実績

3

事例サイトが今も更新され、検索で見つかるか。制作だけでなく、公開後の運用まで受け持った事例があるか

得意領域

3

デザイン、集客、システムのうち、自社の狙いに合う領域の事例があるか

ヒアリング

2

要望をそのまま受け取らず、なぜそうしたいのかを聞き返してきたか

見積書と提案書

2

含まれない作業まで書かれているか。構成やデザインを選んだ理由が書かれているか

公開後の支援

2

公開後に誰が何をするか。SEOや記事の相談にどこまで乗れて、どこから別料金になるか

制作体制

1

誰がどの工程を受け持つか。窓口の1人に作業が集中しないか

担当者との連絡

1

返信が速く、専門用語に頼らずに説明できるか

制作会社自身のサイト

1

自社のブログやお知らせが今も更新されているか

重みは、9つのチェックポイントの並び(上位ほど外すと後悔が大きい順)に合わせました。公開後に成果が出るかは、重みが3の実績の項目で、事例サイトの今の状態を見て確かめます。公開後の記事の更新まで制作会社に任せたいなら、公開後の支援の重みを3に上げてかまいません。

費用は点数に入れず、予算の上限で先に候補を絞ります。費用を点数に入れると、金額の安さが公開後の支援の弱さを埋め合わせてしまい、合計点だけでは見分けられなくなるためです。年間の総額が準備の段階で決めた上限を超える会社は、点を付ける前に外します。

点は、打ち合わせに出た2人以上が別々に1〜5点で付け、重みを掛けて合計します。1人で付けると、担当者との相性の印象に引きずられて、ほかの項目の点まで動きやすいためです。合計点が近い2社で迷ったら、重みが3の項目の合計点が高いほうを選び、それでも並ぶなら年間の総額が低いほうにします。

契約前と契約後にありがちな失敗

選ぶ会社が絞れてきても、油断は禁物です。契約の前後には、経験の浅い発注者ほど陥りやすい失敗があります。次の行動には、十分に注意してください。

  • 費用の安さだけで決めてしまう
  • デザインの見た目の好みだけで判断する
  • 打ち合わせや仕様変更を口約束で済ませ、記録を残さない
  • 原稿や写真の用意を、すべて制作会社に丸投げする
  • 「納品日」と「公開日」を同じものと考えてスケジュールを組む

とくに軽視されやすいのが、記録を残すことです。「あのとき、この機能も入れると言った」「言っていない」という水掛け論は、口約束から生まれます。打ち合わせの決定事項や仕様変更は、メールや議事録の形で必ず文字に残しておきましょう。信頼できる会社ほど、こちらが求めなくても議事録を送ってくれるものです。

もうひとつ、「納品日」と「公開日」を混同しないでください。制作会社からデータが納品されても、そこから最終確認、サーバーへの設置、動作チェックといった工程が残ります。納品の日にそのまま世に出せるわけではないのです。公開希望日から逆算し、納品はその手前に置くスケジュールを組みましょう。

契約書では、著作権とデータの取り扱いも確認しておきたいところです。制作物の権利が発注側に移るのか、将来ほかの会社へ乗り換えるときにデータを持ち出せるのか。ここが不利な契約だと、あとで身動きが取れなくなります。

ホームページ作成会社選びのよくある質問

最後に、よくある質問に答えます。

ホームページ作成会社はどうやって探せばよいですか

検索エンジンでの調査、比較・一括見積サイト、知人からの紹介、SNSや実績サイトからの逆引きが主な方法です。紹介は安心感がある一方で相場感を掴みにくく、比較サイトは効率的でも掲載は広告であることを踏まえて見る必要があります。複数の方法を併用し、最後は必ず自分の目で確かめてください。

費用が安い会社を選ぶと失敗しますか

安いこと自体が問題なのではなく、含まれる範囲が見えているかどうかが問題です。安い理由をきちんと説明でき、含まれないものまで明記している会社なら、安さは強みになります。理由が不透明な安さこそ警戒すべきです。

制作会社にすべてお任せできますか

デザインと仕組みは任せられますが、原稿・写真・載せたい情報・最終的な意思決定は発注側に残る領域です。ここを丸投げすると、中身の薄いサイトになりがちです。役割分担を最初に確認しておきましょう。

何社くらい比較するのがよいですか

3〜5社を同じ条件で比較するのが現実的です。多すぎると判断が雑になり、少なすぎると相場感が掴めません。会社の規模は無理に揃えず、大手と中小を混ぜると選択肢の幅が見えてきます。

公開した後の運用もお願いできますか

会社によります。運用・保守だけでなく、SEOやコンテンツ更新まで相談できる会社は限られます。公開後の伸びを重視するなら、この点を選定基準に必ず含めてください。

まとめ|制作会社選びは「公開後の成果」から逆算する

ホームページ作成会社の選び方を、準備から契約まで通して見てきました。要点を一言でまとめるなら、デザインと費用から選ぶのではなく、公開後に成果が出るかどうかから逆算して選ぶということに尽きます。

依頼前に目的・予算・ターゲットと公開後の更新の担当を固め、会社のタイプと自社の狙いを噛み合わせ、9つのチェックポイントで見極め、3〜5社を重みを付けた評価表で比べましょう。この順番を守れば、「きれいなだけで働かないサイト」という結末は避けられます。そして、公開後のSEOやコンテンツ運用まで相談できる会社を選べるかどうかが、長い目で見た成否を分けるのです。

ホームページ作成会社選びの全体フロー図

私たち合同会社Writers-hubは、制作会社が作った器で成果を出すための、SEO設計とコンテンツ制作を支援しています。どんなキーワードで見つけてもらうか、何を載せれば検索から人が来るか。制作会社に発注する前の段階から、公開後の集客まで見据えたご相談を承っています。

関連記事:お店のホームページの選び方|事例より費用と作ったあとの更新で比べる

関連記事:ホームページ作成をフリーランスに頼む相場の決まり方|月額払いとの比較

制作会社選びと一緒に、集客の設計も相談したい方へ

どのサービスが自社に合うか、まだ決めきれない段階でも構いません。制作会社に発注する前の「何を作り、公開後どう伸ばすか」から、遠慮なくご相談ください。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

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