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まとめの書き方|記事の最後に何を書くか、4つの要素と例文で解説

まとめが書けないときは、書き方の技術より先に本文の構成を見直したほうが早く解決します。記事の答えを1〜2文で言い直せないのは、本文が2つの主題を抱えている場合が多いためです。まとめ単体を書き直すより、本文の見出しを整理してから書いたほうが、差し戻しの回数は減るはずです。

記事を読み終えた読者が、最後のまとめ部分に示された1つの行動を選び取っている様子を表した図。

記事を書き終えて、最後の「まとめ」で手が止まる。本文は最後まで書けたのに、締めくくりだけが浮かんでこないという経験は、書く仕事を続けていれば誰にでもあります。結局「いかがでしたか」から書き始め、本文の内容を短く並べ直して終わる。そんな締め方になっている記事は、検索結果を眺めれば今も相当な数が見つかります。

まとめが書きづらいのには理由があります。多くの書き手が、まとめを「本文の要約を置く場所」だと考えているためです。要約だけなら、本文を読み終えた人にとっては新しい情報がありません。書くほうも「もう書いたことをもう一度書く」作業になるため、当然ながら筆は進まなくなる。

本記事では、数多くのSEO記事を制作してきた立場から、記事のまとめに何を書くべきかを整理しました。入れるべき4つの要素と順番、目的別の例文、まとめが書けないときの原因の切り分け方、そして差し戻しになりやすい型まで扱います。

この記事でわかること
  • まとめが本文と別に必要な理由と、そこで担っている役割
  • まとめに入れる4つの要素と、置く順番
  • ノウハウ記事・比較記事・検討段階の記事それぞれの例文
  • まとめが書けないときに疑うべき、本文側の問題
  • 差し戻しになりやすい型と、長さ・見出しの決め方

記事のまとめは、要約ではなく読者の判断を1つに絞る場所

まとめの役割を「本文の要約」と定義した瞬間に、書く内容は尽きます。最後まで読んだ人にとって、直前まで読んでいた内容の要約は情報として新しくないからです。それでも記事の最後にまとめが必要とされるのは、要約とは別の働きを持たせられるためでしょう。

読者が記事を読み終えた瞬間、頭の中にはいくつもの情報が並んでいます。手順、注意点、例外、判断基準。それらが同じ重さで残っているせいで、「で、自分は何をすればいいのか」がぼやけた状態になっている。まとめは散らばった情報から読者の取るべき行動を1つに絞る場所だと考えてください。

役割の違いを、記事の3つの部分で整理しました。

部分

担っていること

読者の状態

リード文

この記事で何が解決するかを示し、読み進める理由をつくる

まだ読むかどうか決めていない

本文

疑問に対する答えと、その根拠を順に提示する

情報を受け取っている途中

まとめ

受け取った情報を1つの判断に収束させ、次の行動につなぐ

読み終えたが行動は決まっていない

こう並べると、まとめだけが「読者の中にすでに情報がある」前提で書く部分だと分かります。本文と同じ説明を繰り返せば読み飛ばされるのは当然で、ここで求められているのは新しい説明ではなく優先順位の提示だといえます。

Web担当者Web担当者

本文で全部説明しているのに、最後にもう一度書く必要があるのでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

もう一度書くのは説明ではなく、優先順位のほうです。本文は読者の疑問に順番に答えていく構造なので、どれが一番大事かまでは示せていません。まとめで1つに絞ると、読者は迷わずに次へ進めます。

関連記事:SEO記事の書き方完全ガイド|上位表示を実現する18のテクニックと対策

まとめに入れる4つの要素と、書く順番

まとめの構成は、読者の頭の中を整理していく順番で決まります。いきなり行動を促されても人はついてこないため、要点の再提示から入り、最後に行動をひとつ置く流れが基本になるでしょう。

1
STEP
記事の答えを1〜2文で言い直す

本文で扱った内容の中から、読者の疑問に対する答えそのものだけを取り出します。ここで箇条書きにして全部並べたくなりますが、項目が増えるほど焦点はぼやけていく。本文の見出しをそのまま並べるのではなく、記事全体の結論を自分の言葉で書き直してください。

2
STEP
読者が最初に取れる行動を1つ示す

記事を読んで納得しても、次の一歩が大きすぎれば人は動きません。「今日中に手をつけられる範囲は何か」という基準で選び、1つだけ提示します。手順を丸ごと再掲するのではなく、着手点を指すのが目的です。

3
STEP
読者に残る不安に触れる

実行をためらう理由は、たいてい記事の中で答えていない部分に残っています。時間がかかりそう、自分の状況では当てはまらないかもしれない。そうした引っかかりに一言触れておくと、読者は自分ごととして受け取りやすくなります。

4
STEP
次に進む先を1つだけ置く

関連記事、資料、問い合わせのどれを置く場合でも、選択肢は1つに絞ってください。複数並べると読者は比較を始め、比較の手間が行動の手間を上回った時点で離脱します。導線の数と行動の量は比例しません。

4つを順に置いたうえで、まとめに本文で扱っていない新しい情報を足さないという制約を守ってください。新しい話題が出てくると、読者は「本文を読み落としたのでは」と感じてスクロールを戻します。読み終えたはずの記事に引き返させる構造は、締めくくりとして機能していない。

まとめに入れる4つの要素の順番

順番については、2番目と3番目が入れ替わることもあります。心理的な抵抗が大きいテーマでは、不安に先に触れてから行動を示すほうが自然に読める場合が多いでしょう。

関連記事:SEOテンプレートの作り方|記事構成・原稿・管理の3種類と導入手順

目的別のまとめの例文

考え方だけでは書き出しにくいため、記事の種類ごとに例文を用意しました。そのまま流用するのではなく、先ほどの4つの要素がどこに置かれているかを確かめながら、自分の記事に置き換えてみてください。

例文① ノウハウ記事|読者に実行を促す

文章を短くする方法をいくつか紹介してきましたが、効果がもっとも大きいのは一文を短く区切ることです。修飾の順番や語彙の選び方は、そのあとで整えても間に合います。

まずは直近に書いた記事から、一文が60字を超えている箇所だけを探して2文に割ってみてください。全体を書き直す必要はありません。この作業だけでも、読み手が感じるつまずきは目に見えて減るはずです。

一度で仕上げようとすると手が止まるため、1記事につき5箇所だけと決めて始めるほうが続きます。

ここでは記事の結論を「一文を短く区切る」に絞り、着手点を「直近の記事の60字を超える箇所」まで具体化しています。「分かりやすい文章を心がけましょう」で終わっていない点が、読者が動けるかどうかの分かれ目になります。

例文② 比較・選び方の記事|判断の軸を渡す

5つのツールを比較してきましたが、選ぶときに見る軸は結局のところ、更新頻度と社内の運用体制の2つに集約されます。機能の数で選ぶと、使わない機能の分だけ費用と習熟の負担が積み上がっていく。

自社の更新が月4本を下回るなら、ここで紹介した中では初期費用のかからないタイプが現実的でしょう。逆に本数が多く複数人で運用するのであれば、権限管理のある構成のほうが後々の手間は少なくなります。

迷う場合は、まず1か月分の更新予定を書き出してから比較表に戻ってみてください。本数が決まると、選択肢は自然に2つ程度まで絞られます。

比較記事のまとめでは、順位を言い切るより判断の軸を渡すほうが読者の状況に対応できます。読者がどんな前提に立っているかは書き手からは見えないため、軸を示して自分で選んでもらう構造のほうが、結果として外れません。

例文③ 検討段階の記事|相談へつなぐ

導入の判断でつまずきやすいのは、費用対効果が事前に読めない点です。ここまで見てきたとおり、判断に必要な材料は現在の運用工数と、外部に任せた場合の削減幅の2つで、どちらも自社のデータから概算できます。

まずは直近3か月で、この業務に何時間かけているかを集計してみてください。工数が数字になれば、費用の話は比較できる形になります。

集計の段階で手が止まる場合は、現状の工程を一緒に洗い出すところから相談する方法もあります。

3つ目のように、まとめから問い合わせへつなぐ場合でも売り込みの文言を足す必要はありません。読者が自力で進められる手順を先に示し、そこで止まる人に対してだけ別の選択肢を出す。この順番であれば、記事の信頼を削らずに導線を置けます。

関連記事:SEO記事の構成作成ツール15選|キーワード選定から執筆までをサポート

まとめが書けないときは、本文の構成を疑う

まとめの書き方を調べている段階では気づきにくいのですが、問題がまとめ側にない場合があります。制作の現場で差し戻しが多い記事をたどっていくと、締めくくりが弱いのではなく、本文が2つ以上の主題を抱えていたというケースが目立ちます。

判定は簡単です。記事の結論を3行で書けないなら、本文の主題が割れていると考えてください。1つの疑問に答えた記事であれば、結論は必ず1〜2文に収まります。収まらないということは、本来2記事に分けるべき内容を1本に詰め込んでいる可能性が高い。

💡

まとめを書く前に、記事のh2見出しだけを上から続けて読んでみてください。話の筋が一本に通っていれば、まとめは自然に1つの結論へ収束します。途中で話題が切り替わる感覚があれば、その位置が記事を分割する候補になります。

この確認をせずにまとめだけを何度も書き直すと、時間ばかりかかって収束しません。書き直すたびに違う結論が出てくる記事は、文章力の問題ではなく構造の問題を抱えていると判断したほうが早い。

まとめが書けないときの原因の切り分け

構成の段階でまとめの結論を先に決めておけば、この問題はほとんど起きません。実務では、構成案を作る時点で「この記事の結論は一文で言うと何か」を書き添えておく方法が有効でしょう。本文を書いている間の判断基準としても働くため、脱線を防ぐ効果も見込めます。

記事の型が書き手ごとにばらついていませんか

まとめの書き方は個人の技術に見えて、実際は構成の作り方と社内の基準づくりの問題である場合がほとんどです。合同会社Writers-hubでは、構成の設計から差し戻しの判断基準までを言語化し、自社で記事を書ける体制づくりを支援しています。

差し戻しになりやすいまとめの型と、その直し方

編集の現場で修正指示が入るまとめには、いくつか決まった型があります。

  • 「いかがでしたか」から書き始め、記事の内容に触れずに終わる
  • 読了への感謝だけで、読者が次に何をするかが書かれていない
  • 本文の見出しをそのまま並べ直しただけになっている
  • 本文で扱っていない新しい話題や補足を追加している
  • 関連記事や広告のリンクが並び、どれを見ればよいか判断できない

上の2つは形式の問題に見えますが、読者からすれば「この記事から得られるものはもうない」という合図として働きます。3つ目も同様で、見出しの再掲は目次を読み返すのと変わらないため、読み飛ばされて終わる。

修正の方向を、実際に手を入れる形で整理しました。

修正前

修正後

変えた点

いかがでしたか。今回はSEOの基本について解説しました

SEOで最初に手をつけるべきは、タイトルと見出しの見直しです

記事の結論を一文で提示した

最後までお読みいただきありがとうございました

まずは直近3記事のタイトルを、検索キーワードを含む形に書き直してみてください

読者が取れる行動を具体化した

詳しくは関連記事をご覧ください

記事の設計から見直す場合は、キーワード選定の手順が次の一歩になります

進む先と、その理由を書いた

修正前の文が日本語として間違っているわけではありません。それでも読者の役に立たないのは、締めくくりが果たすべき案内の働きを持っていないからです。

まとめの修正前と修正後の比較

なお、まとめの見出しに検索キーワードを詰め込んで並べる書き方も避けてください。検索順位の対策として広まった時期がありましたが、読者にとって不自然な文章が現在の評価基準で有利に働くことはありません。Googleも、検索順位を目的とした語句の詰め込みをスパムポリシーの対象として明示しています。

Spam Policies for Google Web Search | Google Search Central | Documentation | Google for Developers
The spam policies detail the behaviors and tactics that can lead to a page or an entire site being ranked lower or completely omitted from Google Search.
🌐 developers.google.com
外部リンク

※ 出典: Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」

まとめの長さと、見出しの決め方

長さに絶対の正解はありませんが、目安がなければ判断できません。弊社の制作では、まとめは本文全体の5パーセント前後、200字から400字程度を基準にしています。本文が5,000字の記事なら250字前後という計算です。

この範囲に収める理由は2つあります。1つは、長いまとめが本文の再説明になりやすいこと。もう1つは、読者がスクロールしながら読み終える区間として、画面2つ分程度が限界に近いことです。目安を超えたときは、文字を削るより要素を1つ落とすほうが早く収まります。

見出しについては、「まとめ」の3文字だけで終わらせない書き方をおすすめします。目次に「まとめ」とだけ並んでいても、読者はそこに何が書かれているか判断できないためです。

見出しの例

読者が受け取る情報

まとめ

記事が終わるということだけ

まとめ|SEOで最初に手をつけるのはタイトルと見出し

記事の結論そのもの

拾い読みする読者にとって、後者は本文を通らずに結論へたどり着ける入り口になります。目次から直接まとめへ飛ぶ読み方は珍しくないため、見出しに結論を含めておく価値は小さくないでしょう。

レポートやプレゼンのまとめとは、何が違うのか

「まとめの書き方」を探している方の中には、Web記事ではなくレポートやプレゼン資料を書いている場合もあります。基本の考え方は共通していますが、求められる締めくくりの形は同じではありません。

種類

まとめで求められること

避けたい書き方

Web記事・ブログ

結論の提示と、読者の次の行動への案内

本文の要約だけで終わる

レポート・論文

本論で示した根拠にもとづく結論の再提示

本論で扱っていない主張を持ち出す

プレゼン資料

聞き手が持ち帰る要点と、依頼したい判断の明示

説明の流れのまま終わる

違いが生まれるのは、誰の行動を想定しているかという一点にあります。レポートの結論は読み手の評価を前提に書くため、示した根拠の範囲を超えないことが最優先になる。一方でWeb記事のまとめは、読者が自分の意思で次を選ぶ場面ですから、行動の提示まで含めて初めて成立します。

レポートの締めくくりで書き出しに迷う場合は、「本稿では〜について検討した」と設問の再確認から入る形が使われます。Web記事で同じ書き方をすると硬く感じられるため、媒体に合わせて言い回しを変えてください。

まとめの書き方についてよくある質問

まとめは何文字くらいが適切ですか。

本文全体の5パーセント前後、200字から400字程度が扱いやすい範囲です。ただし記事の性質によって変わり、判断の軸を多く扱った比較記事では長めになります。目安を超えたときは、文字を削るより要素を1つ減らすほうが自然に収まります。

「まとめ記事」の書き方とは違うものですか。

別のものです。ここで扱っている「まとめ」は記事の最後に置く締めくくりの部分を指し、「まとめ記事」は複数の情報や商品を一覧で整理した記事の形式を指します。調べるときは「記事のまとめ 書き方」「まとめ記事 作り方」のように区別すると、目的の情報にたどり着きやすくなります。

まとめに箇条書きを使ったほうがよいですか。

使うなら3項目程度に絞ってください。本文の見出しを全部並べると、読者はどれが重要か判断できなくなります。箇条書きは要点の列挙に向く一方、優先順位を示す用途には向いていません。

まとめは本文を書く前に書いてもよいですか。

構成の段階で結論を一文だけ決めておく方法をおすすめします。文章として仕上げるのは本文のあとになりますが、結論が先に決まっていれば本文の脱線を防げます。書き終えたあとに、内容とずれていないかを照合してください。

まとめの見出しにキーワードを入れるべきですか。

無理に入れる必要はありません。結論を含んだ見出しにすれば、多くの場合キーワードは自然に入ります。語句を並べるために日本語として不自然な見出しにするほうが、読者の離脱という形で損失は大きくなります。

まとめ|締めくくりで書くのは要約ではなく、次の1つ

記事のまとめは、本文の内容を短く並べ直す場所ではありません。読者の中にすでにある情報から、次に取るべき行動を1つに絞って渡すのが役割です。答えの言い直し、最初の一歩、残る不安への言及、進む先の提示という4つを順に置けば、締めくくりに必要な要素はひととおり揃います。

書けないと感じたときは、まとめの文章に手を入れる前に本文の構成を見てください。結論が3行に収まらない記事は主題が2つに割れている場合がほとんどで、その状態でいくら締めくくりを書き直しても収束しません。

合同会社Writers-hubでは、SEO記事の構成設計から執筆、社内で書ける体制づくりまでを支援しています。書き手ごとに記事の型がばらついている、記事は増えているのに問い合わせにつながらないといった状態であれば、どの工程に原因があるかの切り分けからお手伝いが可能です。

記事は書けているのに、その先につながっていませんか

まとめの型を整えても、記事全体の設計が検索意図とずれていれば読者は動きません。狙うキーワードの選定から構成、執筆、公開後の見直しまでをまとめて任せる場合の進め方と費用感を、現在の本数と体制に合わせてご説明します。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

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