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SEOテンプレートの作り方|記事構成・原稿・管理の3種類と導入手順

SEOテンプレートは記事構成・原稿・記事管理の3種類に分かれます。多くの現場は構成テンプレートだけ作って終わりにしますが、品質のばらつきが実際に減るのは、書き上がった記事を採点する管理側の欄を決めたときです。まず1本ぶんの構成表を作り、公開後に欄が足りるかを確かめてから増やす順番をおすすめします。

記事構成表・原稿フォーマット・記事管理台帳の3枚のシートが横に並び、矢印で工程がつながっている構図。SEO記事の制作でテンプレートを使い分ける様子を示す。

「SEOテンプレート」で検索すると、性質のまったく違う2種類のページが並びます。記事の設計図を配っているページと、Webサイトの見た目そのものを販売しているページです。同じ言葉で呼ばれていながら、解決してくれる問題は重なりません。

探しているのが前者、つまり記事を書くための型であれば、話はもう少し細かく分かれます。構成案を作る型、原稿を書く型、公開したあとの記事を管理する型。この3つは役割が別々で、作るべき順番も、効いてくる場面も違っています。

本記事では、SEO記事を継続的に制作してきた立場から、テンプレートの種類と中身、それぞれの欄に何を持たせるか、そして「型は作ったのに品質が揃わない」という状態から抜ける方法までを扱いました。後半では、WordPressテンプレートがSEOにどこまで関与するのかも切り分けています。

この記事でわかること
  • 「SEOテンプレート」と呼ばれている2種類のものの違いと、選び分けの基準
  • 記事テンプレートの3種類(構成・原稿・管理)が、それぞれ防いでいる失敗
  • 構成テンプレートに置くべき欄と、見出し欄の隣に必要になるもの
  • テンプレートを作っても品質が揃わないときに、たいてい起きていること
  • WordPressテンプレート(テーマ)がSEOに関与する範囲と、その外側

「SEOテンプレート」は2つの意味で使われている

検索結果に並ぶページを上から眺めると、ひとつの言葉が2つの用途で使われていることに気づきます。ひとつはSEO記事を制作するための書式、つまり構成案や原稿のフォーマット。もうひとつは、SEOを意識して設計されたWebサイトのテンプレート、いわゆるWordPressテーマやHTMLテンプレートです。

検索エンジン側から見れば、どちらも「SEOに関係するテンプレート」であることに違いはありません。ただ、探している人の状況はまったく別のはずです。前者を探している人は、書く中身が定まらない、あるいは書き手によって記事の出来がばらつくという悩みを抱えています。後者を探している人は、これからサイトを作る、あるいは表示が重くて作り直したい、という段階にいます。

判断の基準はそれほど難しくありません。今の困りごとが「何を書くか」なら記事のテンプレート、「どう見せるか」ならサイトのテンプレートです。両方が同時に問題になることもありますが、その場合でも順番はつけられます。記事が1本も書けていない状態でテーマ選びに何週間もかけるのは、優先順位として後回しにできる作業でしょう。

SEOテンプレートの2つの意味を分けた図

本記事は前者、記事を作るためのテンプレートを主に扱います。サイトテンプレートについては、SEOにどこまで関与するのかという論点だけを後半でまとめました。

関連記事:SEO記事の書き方完全ガイド|上位表示を実現する18のテクニックと対策

SEO記事のテンプレートは構成・原稿・管理の3種類に分かれる

記事のテンプレートを「記事構成のひな形」だと考えている方は多いのですが、実務で使うものは3つに分かれています。それぞれ入力する人も、使われるタイミングも違います。

種類

何を決めるもの

主に使う人

防いでいる失敗

記事構成テンプレート

誰に何を伝えるか、どの順で並べるか

編集者・ディレクター

書き始めてから方向が変わる

原稿テンプレート

各パートの役割と、提出前の確認事項

ライター

見出しごとの粒度がばらつく

記事管理テンプレート

公開後の記事の状態と次の打ち手

運用担当・編集長

どの記事を直すべきか決められない

多くの現場が作るのは1行目だけです。構成テンプレートは効果がわかりやすく、作るのも比較的簡単なので、そこで手が止まります。ところが実際に運用してみると、詰まるのはたいてい2行目と3行目のほうでした。構成が良くても書き手が変われば原稿の密度は変わりますし、公開した記事が増えれば「次に何を直すか」が決められなくなります。

3つを一度に整える必要はありません。ただ、構成テンプレートだけでは品質のばらつきは止まりません。この点を先に知っておくと、あとから「型を作ったのに効果がない」と落胆せずに済みます。

💡

テンプレートを整える目的は、良い記事を作ることそのものではなく、書く前と書いたあとに必要な判断を、毎回ゼロから考えずに済ませることにあります。だからこそ、構成(書く前)と管理(書いたあと)の両側が必要になります。

関連記事:SEOに強い記事構成の作り方7ステップ!上位表示のコツとテンプレート

記事構成テンプレートに入れる欄と、見出しの隣に置くもの

構成テンプレートの欄は、次のようなものが実用的な最小構成になります。多すぎると埋めるだけで疲れてしまうため、まずはこの程度から始めるのが現実的でしょう。

  • 対策キーワードと、関連して拾いたいキーワード
  • 想定読者の状況(職種・知識量・今つまずいていること)
  • 検索意図(読者がその言葉を打ち込んだ理由)
  • この記事を読み終えたあとに読者にとってほしい行動
  • 見出し構成(H2・H3)
  • 各見出しが答える問い
  • 一次情報や自社事例を入れる位置
  • 内部リンクの候補
  • 参考にする情報源と、参照してはいけない情報源

このなかで、あるかないかで結果が大きく変わる欄がひとつあります。「各見出しが答える問い」です。

見出しだけを並べた構成表は、どうしても上位記事の目次に似てきます。競合を調べてから作れば、なおさら似ます。似ること自体が問題なのではなく、なぜその見出しを置いたのかが記録されないまま執筆に渡ることが問題でした。書き手はその見出しの下に何を書くべきか判断できず、上位記事と同じ内容を言い換えて埋めることになります。

そこで見出し欄の右隣に、その見出しが答える問いを1文で書く欄を足します。「WordPressテーマはSEOに影響するのか」という問いが書かれていれば、書き手は答えを最初に置く構成を選べます。構成表の主役は見出し欄ではなく、その隣にある問いの欄です

見出し欄の隣に問いの欄を置いた記事構成テンプレートの図

もうひとつ、意外と効くのが「参照してはいけない情報源」の欄です。競合記事の孫引きが混ざると、記事全体の正確さが下がります。一次情報にあたるべき箇所を構成の段階で指定しておくと、執筆中に迷う場面が減っていきます。

関連記事:記事構成テンプレートの設計方法——「誰が書いても70点」を実現する型

原稿テンプレートは文章の型ではなく確認の順番を決める

原稿テンプレートというと、PREP法のような文章構造を欄にしたものを想像されるかもしれません。実際にそうした形式で運用している現場もあります。ただ、段落構造まで指定すると、記事全体が同じリズムで進む単調なものになりやすいという副作用があります。

私たちが有効だと感じているのは、文章の形ではなく、書く順番と確認事項を決めておくやり方です。原稿テンプレートに載せるのは、次の3か所の役割定義と、提出前のチェック項目に絞ります。

  • リード文が果たす役割(読者の状況を言い当て、記事の答えの方向を示す)
  • 見出し直下の1文が果たす役割(その見出しの結論を先に置く)
  • まとめが果たす役割(読み手が次にとる行動を具体化する)

この3か所さえ揃っていれば、間の段落は書き手の判断に任せて構いません。むしろ任せたほうが、記事ごとの表情が出ます。

1
STEP
見出しごとに結論を1文だけ書き出す

構成表の「答える問い」に対して、答えを1文で書きます。この段階では根拠も具体例も書きません。全見出しぶんの1文が並んだ時点で、記事全体の主張が矛盾していないかを確認できます。

2
STEP
結論の根拠を段落に展開する

1文の下に、なぜそう言えるのかを書き足します。ここで根拠が書けない見出しは、調べ直すか、見出しごと落とす判断をします。書きながら考えるより、この時点で切ったほうが手戻りは小さく済みます。

3
STEP
一次情報と自社の経験を差し込む

構成表で指定した位置に、公式情報や自社の実務経験を入れます。上位記事のどこにも書かれていない情報は、ほぼこの工程でしか入りません。

4
STEP
リード文を最後に書く

本文が固まってから書いたリード文は、記事の中身とずれません。先に書いたリード文は、書き進めるうちに約束と中身が食い違いがちです。

5
STEP
提出前に構成表と突き合わせる

書き上がった原稿を、構成表の「答える問い」と1行ずつ照合します。答えていない問いがあれば追記し、構成になかった話が増えていれば、必要かどうかを判断します。

最後の照合工程は省かれやすいのですが、ここを飛ばすと構成表を作った意味が半分ほど失われます。構成は執筆の入口であると同時に、提出前の採点表でもあるためです。

型は作ったのに、書き手によって出来が変わってしまう

構成表と原稿ルールを整えても、判断基準が共有されていなければ品質は揃いません。Writers-hubでは、テンプレートの設計から、編集者が使う採点基準づくり、書き手へのフィードバックまでを含めて、自社で記事を回せる体制づくりを支援しています。

記事管理テンプレートは、リライトする記事を選ぶために作る

3種類のなかで、最も後回しにされるのが記事管理のテンプレートです。表計算ソフトの1シートで済むものですが、これが無い状態で記事が30本、50本と増えると、運用は感覚頼みになります。

必要な列は、それほど多くありません。

何のために置くか

対策キーワード

記事同士でキーワードが重なっていないかを見るため

記事URLとタイトル

現物にすぐ飛ぶため

記事の役割

集客・比較検討・指名検索の受け皿など、狙いを明示するため

公開日と最終更新日

情報の古さを判断するため

検索順位と計測日

順位そのものより、前回からの変化を見るため

流入とコンバージョン

順位が付いても成果につながらない記事を見つけるため

内部リンクの本数

孤立した記事を見つけるため

次にやること

判断を次の担当者に引き継ぐため

この表で最も価値があるのは、最後の「次にやること」欄だと考えています。順位や流入の数字は、ツールから取り直せます。取り直せないのは、その数字を見た担当者が何を考えたかという判断のほうです。

台帳が無い運用では、リライトする記事を選べません。正確に言えば、選べないのではなく、目についた記事から手をつけることになります。その結果、直すべきだった記事が何か月も放置される事態が起きます。

「記事の役割」列を置く理由も、ここにあります。順位が3位まで上がっていても、その記事の役割が問い合わせの獲得なのであれば、順位だけを見て成功と判断するのは早すぎるでしょう。逆に、比較検討層に向けた記事が20位前後にとどまっていても、少ない流入から着実に問い合わせが出ているなら、優先して伸ばす価値があります。

テンプレートを作っても品質が揃わないときの原因

テンプレートを整えたのに手応えがない、という相談は少なくありません。原因はいくつかのパターンに分かれます。

  • 欄はあるが、何を書けば合格なのかの基準が書かれていない
  • 記入した人と、その記入内容を評価する人が同じになっている
  • 完了条件が「わかりやすいこと」のように、主観でしか判定できない
  • キーワードだけ差し替えて、前の記事の構成をそのまま使い回している
  • 欄が多すぎて、埋めること自体が目的になっている

とくに1つ目が根深い問題です。「検索意図」という欄があっても、そこに何を書けば十分なのかが決まっていなければ、書く人によって粒度が変わります。ある人は「SEOのやり方を知りたい」と書き、別の人は「自社でSEOを始めたいが、何から手をつけるかの順番がわからない」と書く。後者でなければ構成の役には立ちません。

対処としては、欄の下に良い記入例を1つ置くのが最も手軽です。書式を説明するより、記入済みの見本を1枚残しておくほうが早く伝わります。テンプレートが配っているのは記入欄ではなく判断基準です

前の記事の構成ファイルを複製し、キーワードだけ入れ替えて使う運用には注意が必要です。検索意図はキーワードごとに違うため、同じ骨組みが通用する保証はありません。複製するなら、少なくとも「答える問い」の欄はすべて白紙に戻してから始めるほうが安全でしょう。

Web担当者Web担当者

テンプレートを作ったのですが、埋めるのに時間がかかって、かえって制作が遅くなった気がします。欄を減らしたほうがよいのでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

減らして問題ありません。目安として、埋めるのに30分以上かかる構成表は、たいてい欄が多すぎます。判断が変わらない欄、つまり書いても書かなくても記事の中身が変わらない欄から削ってください。3本ほど運用してみると、実際に読まれている欄と、誰も見ていない欄がはっきり分かれてきます。

外注で使うテンプレートは指示書ではなく合意事項として渡す

記事制作を外部に依頼する場合、テンプレートの位置づけが少し変わります。社内で使うときは作業を助ける道具ですが、外注では発注側と受注側の認識を揃える文書になります。

ここで分けておきたいのが、構成テンプレートとレギュレーション(表記ルール)です。両者を1枚にまとめている現場は多いのですが、更新の頻度がまったく違います。構成テンプレートは記事の種類ごとに変わり、レギュレーションはメディア全体で共通して長く使われます。混ぜると、片方を直したいだけなのに全体を作り直すことになりがちです。

レギュレーションに書くのは、表記の統一(漢字とひらがなの使い分け、数字の全角と半角、社名の正式表記)、避けたい表現、画像の扱い、参照可能な情報源の範囲などです。記事の中身に踏み込む内容は構成テンプレート側に置きます。

もうひとつ、外注で効くのが修正依頼の重みづけです。修正コメントを「必ず直す」「できれば直す」「好みの範囲」の3段階に分けて渡すと、差し戻しの往復が減ります。すべてのコメントが同じ強さで届くと、書き手は優先順位を判断できず、直さなくてよい箇所に時間を使ってしまうためです。

テンプレートを共有した時点で、それは発注側の期待値を明文化したものになります。ここが曖昧なまま進むと、納品後に「思っていたものと違う」という評価が出ても、根拠を示して直してもらうことが難しくなるでしょう。

テンプレートの整備まで含めて、記事制作を任せる選択肢もあります

構成の設計、執筆、編集、入稿までを一括で引き受けるかたちであれば、テンプレートの作成と運用も制作側が担います。社内に編集の担当者を置けない場合や、まず成果の出る型を外から入れたい場合にご検討ください。

WordPressテンプレート(テーマ)はSEOにどこまで関与するか

ここからは、もうひとつの「SEOテンプレート」の話です。SEOに強いとされるWordPressテーマは数多くあり、実際に検索結果でも上位に並んでいます。では、テーマを変えれば順位は上がるのでしょうか。

テーマが担うのは、技術的な土台の部分です。具体的には、表示速度に関わるコードの軽さ、スマートフォンでの表示、見出しタグの構造、構造化データの出力、パンくずリストの設置あたりが該当します。いずれも検索エンジンがページを理解し、評価するうえで前提となる要素であり、整っていなければ不利になります。

一方で、テーマが手を出せない領域があります。検索意図を読み取ること、一次情報を集めること、記事同士をどうつなぐかを設計すること、そして更新を続けること。テーマが担うのは技術的な土台の部分だけです

サイトテンプレートの入れ替え記事テンプレートと運用の整備個別記事のリライト
主に効く範囲表示速度・構造・モバイル対応記事の質と量の安定公開済み記事の順位
着手にかかる手間大(移行作業と表示崩れの確認)中(型づくりと社内合意)小(1本ずつ着手できる)
効果が現れる速さ比較的早い時間がかかる比較的早い
記事本数が増えたときの効き方変わらない積み上がる本数に比例して手間も増える
向いている状況表示が重い・古いテーマのまま書き手が複数いるすでに公開した記事がある

テーマの入れ替えで順位が動くのは、もともと技術的な土台に問題があった場合に限られます。読み込みに時間がかかりすぎている、スマートフォンで表示が崩れている、見出しの階層がめちゃくちゃになっている。こうした状態であれば、テーマの見直しは効きます。逆に、土台がすでに整っているサイトでテーマだけを新しくしても、変化はほとんど見られません。

Googleが公開しているSEOスターターガイドでも、技術的な整備は前提として扱われ、コンテンツの有用性が繰り返し強調されています。

SEO Starter Guide: The Basics | Google Search Central | Documentation | Google for Developers
A knowledge of basic SEO can have a noticeable impact. Explore the Google SEO starter guide for an overview of search engine optimization essentials.
🌐 developers.google.com
外部リンク

※ 出典:Google検索セントラル「SEOスターターガイド」

製作實用、可靠且以使用者為優先的內容 | Google 搜尋中心 | Documentation | Google for Developers
Google 排名系統旨在呈現能讓使用者受益的實用及可靠資訊。瞭解如何透過自我評估問題衡量自己的內容。
🌐 developers.google.com
外部リンク

※ 出典:Google検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」

なお、テンプレート型のホームページ制作サービスを使っている場合でも、SEOができないわけではありません。ページごとに対策キーワードを設定できるか、見出しの階層を自由に組めるか、記事を追加し続けられるか。この3点が満たされていれば、実務上の支障はほとんど出ないはずです。

サイトテンプレートが担う範囲と記事側で決まる範囲を分けた図

SEOテンプレートを導入する順番

最後に、ゼロから整える場合の進め方をまとめます。いきなり完成形を作ろうとすると、使われないまま放置されるファイルが1つ増えるだけになりがちです。1本ぶんずつ育てるほうが結果的に早く回ります。

1
STEP
手応えのあった記事を1本選ぶ

過去に公開した記事のなかから、順位でも問い合わせでも構わないので、成果が出たものを1本選びます。何も無ければ、社内で評判の良かった記事で構いません。

2
STEP
その記事を逆算して構成表の欄を決める

選んだ記事が、どんな読者に向けて、どんな問いに答えていたかを書き出します。書き出した項目が、そのまま構成テンプレートの欄になります。よそから借りてきた欄より、自社の成功例から取り出した欄のほうが機能します。

3
STEP
次の1本を、その構成表で作ってみる

実際に使ってみると、埋めにくい欄と、埋めても使われない欄がはっきりします。この時点で完璧を目指す必要はありません。

4
STEP
書き上がった記事から管理台帳の列を決める

公開後に何を追いたいかを考え、台帳の列を決めます。ここまで来て初めて、記事の役割や次にやることといった列の必要性が実感できるはずです。

5
STEP
3本ほど回してから、欄を削る

運用してみて誰も見ていない欄を削ります。テンプレートの整備は、足す作業より削る作業のほうが効果が出やすいと感じています。

この順番であれば、テンプレートを作る作業そのものに何週間もかけずに済みます。動かしながら形にしていくほうが、実際の制作と乖離しません。

SEOテンプレートについてよくある質問

運用のご相談でよくいただく質問をまとめました。

無料で配布されているSEOテンプレートを使うだけでは足りませんか。

出発点としては十分に使えます。ただし配布物は不特定多数向けに作られているため、欄が多めに設計されているものが大半です。まずそのまま1本作ってみて、使わなかった欄を削り、自社の判断基準に置き換えていく使い方をおすすめします。

構成テンプレートを使うと、記事がどれも似てしまいませんか。

欄で「書く内容」まで指定すると似ます。固定するのは工程と確認事項にとどめ、切り口や事例の選び方は書き手に任せてください。似た記事が並ぶ原因は、テンプレートよりも、競合の目次をそのまま構成に写している工程にあることが多いです。

記事管理の台帳は、専用のツールで作るべきでしょうか。

表計算ソフトで問題ありません。重要なのは機能より、担当者が実際に更新し続けられる場所にあるかどうかです。高機能なツールを導入しても、更新されなくなった台帳は判断材料になりません。

テンプレートは何種類作ればよいですか。

記事の型ごとに用意するのが基本です。用語を解説する記事、手順を説明する記事、サービスを比較する記事の3種類から始めると扱いやすいでしょう。型が違えば読者が求める順序も変わるため、1つの構成表で全部をまかなうのは無理があります。

まとめ

SEOテンプレートは、記事構成・原稿・記事管理の3種類に分かれます。構成テンプレートだけを整えても品質のばらつきは止まらず、書いたあとを見る台帳と組み合わせて初めて、次に直すべき記事を選べるようになります。

構成表で最も重要な欄は、見出しそのものではなく、その見出しが答える問いです。ここが埋まっていれば、書き手は上位記事の言い換えではなく、自分の答えを書けます。WordPressテンプレートについては、技術的な土台を整える範囲では確かに効きますが、検索意図や一次情報といった記事側の要素までは肩代わりしてくれません。

まずは手応えのあった記事を1本選び、逆算して欄を決めるところから始めてみてください。合同会社Writers-hubでは、SEO記事の制作代行と、社内で記事を回せる体制づくりの両方をご支援しています。どちらが自社に向いているか判断がつかない段階でも構いません。

関連記事:目次のSEO効果とは?設置の判断基準と、記事構成を点検する使い方

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関連記事:まとめの書き方|記事の最後に何を書くか、4つの要素と例文で解説

自社で回すか、外に任せるか。まだ決めきれていない段階でも構いません

記事の本数、書き手の人数、社内に編集の担当者を置けるかどうかによって、適した進め方は変わります。今の体制をうかがったうえで、テンプレート整備から始めるべきか、制作ごと外に出すべきかを一緒に整理します。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

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