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LPのSEO対策とは?弱いといわれる理由と検索流入の増やし方

LPのSEOで最初に確かめるのは、そのページが広告のクリック先なのか、検索から直接人を集めるページなのかです。両方を1枚で兼ねようとすると、文字を足すほど申し込みボタンまでが遠くなり、順位も申し込み数も動かないことがあります。検索から集めたい場合は、LPを作り直す前に、周辺の記事ページで受けてLPへ送る形が使えないか確かめてみてください。

縦長のLPが1枚だけ置かれた図と、複数の記事ページから矢印がLPへ集まっている図が左右に並んでいる様子。右側のほうに人の流れが多く描かれている。

「LPはSEOに弱いと聞いたので、テキストを増やして対策したい」。広告のクリック先として作ったページから、検索でも人を集められないかというご相談を毎月のように受けます。LPは広告費をかけて人を連れてくる前提で組まれているため、集客の見直しが「いまあるこの1枚をどう直すか」から始まるのは無理もありません。

しかし、広告用のLPと検索から人を集めるコンテンツを両方手がけてきた弊社の立場から言えるのは、LPが検索に弱い原因は形式ではなく、1ページで完結させる設計のほうにあるということです。原因が設計にあるのなら、手を入れる対象も1枚のLPとは限りません。

本記事では、弱いといわれる理由の中身から、1ページ完結型とサイト一体型の分かれ目、優先度の高い施策、検索から人を集めるページの作り方までを、記事制作を請け負う側の視点で順に追います。

この記事でわかること
  • LPが検索に弱いといわれる理由と、原因が本当はどこにあるか
  • 1ページ完結型とサイト一体型のどちらを選ぶかの判断
  • LPに施すSEO対策の優先順位と、後回しにしてよいもの
  • 検索から人を集めるページをLPとは別に用意する手順
  • SEO対策を足すと申し込み数が減る場面と、その避け方

LPが検索に弱いといわれる3つの理由

最初に言葉を整理します。LPには広い意味と狭い意味があり、広い意味では検索や広告から人が最初に着地したページ全般を指します。実務で「LPを作る」というときの多くは狭い意味のほう、つまり縦に長い1枚で商品説明から申し込みまでを完結させるページのことです。本記事でも後者を前提に進めます。

検索に弱いといわれるのは、この狭い意味のLPです。理由は大きく3つに分かれます。

情報量が1ページに閉じ込められている

よく「文字数が少ないから弱い」と説明されますが、この言い方だと対策を誤ります。文字を足せば解決すると読めてしまうためです。

実際に起きているのは別のことでしょう。検索する人は、ひとつの言葉の裏側に複数の疑問を抱えています。たとえば「LP制作の費用」と打った人が知りたいのは相場だけではありません。内訳、安い会社と高い会社で何が違うのか、自社の依頼内容はどちらに当たるのか。これらを1ページに全部書くと申し込みまでの導線が長くなり、本来の役割が壊れます。かといって絞れば、検索エンジンから見て疑問に答えきれていないページになる。1ページで完結させる設計そのものが、検索への対応と両立しにくいのです。

もうひとつ、LP特有の事情があります。デザインを優先するあまり、見出しやキャッチコピーを画像として書き出しているケースです。人の目には文字が見えていても、HTMLの中にテキストは存在しません。この点は後の施策の章で詳しく扱います。

他のページからリンクされる理由がない

検索エンジンの評価は、他のサイトからどれだけ参照されるかにも左右されます。ところが申し込みを促すページは、参照されにくい性質を持っています。誰かがブログやSNSで紹介するのは役に立つ情報がまとまったページであって、「今すぐお申し込みください」と書かれたページではないためです。

サイト内部のリンクも足りません。1ページ完結型は自社サイトの中でも孤立していることが多く、他のページから送られてくる評価がほとんどありません。広告のクリック先としては何の問題もありませんが、検索から人を集めようとした途端に効いてきます。

公開したあと更新されない

キャンペーン用のLPは公開日が決まっていて、期間が終われば役目を終える前提で作られます。だから更新の担当者も予算も付いていないことが多いのでしょう。

一方で検索順位は、公開してから半年、1年と時間をかけて動きます。その間に競合は情報を足し、検索する人の関心も移っていく。放置されたLPは相対的に後ろへ下がります。

1ページ完結型のLPが検索で不利になる3つの原因を示した図

関連記事:コンテンツマーケティングの基礎知識を総まとめ|やり方から成果につなげる方法まで徹底解説

LPのSEO対策に混ざる3種類の相談

ここからが本題です。「LPをSEO対策したい」という相談を受けたとき、弊社ではまず何を実現したいのかを聞き直します。同じ言葉で表現されていても、中身は3つに分かれるからです。そして相談の中身が違えば、直す対象も予算の置き場所も変わります

相談の中身

実際にやること

向いている状況

いまある広告用LPを検索でも拾わせたい

LPには最低限の手当てだけ。検索は別ページで受ける

広告が回っていて、いまの申し込み数を崩したくない

これから作るLPを検索前提で設計したい

下層ページを含むサイトとして設計する

予算と期間に余裕があり、ゼロから組める

広告費を検索からの流入に置き換えたい

記事ページを積み上げ、LPは申し込みを受け取る役割に絞る

広告費が重く、1年以上かけられる

いまある広告用LPを検索でも拾わせたい

最も多いのがこれです。広告のクリック先として運用しているLPがあり、その数字は悪くない。ただ広告を止めると流入がゼロになるため、検索からも少し取れないかという相談になります。

この場合、LPそのものに大きく手を入れることは勧めていません。理由は単純で、広告のために作り込んだ構成を検索向けに崩すと、いま出ている申し込み数が落ちる可能性があるからです。触るのはタイトルタグ、見出しのテキスト化、表示速度といった、申し込み率に影響しない範囲に留めます。

これから作るLPを検索前提で設計したい

まだ作っていないなら選択肢は広がります。ここで必ず出てくるのが「サイト一体型」という言葉ですが、この呼び方が制作費の見積もりを狂わせる原因にもなっているのです。詳しくは次の章で扱います。

広告費を検索からの流入に置き換えたい

3つのうち最も時間と費用がかかり、そして最も誤解されているのがこれでしょう。広告費の削減が目的なら、手を入れる対象はLPではありません。検索する人が探している情報を持つページを増やし、そこからLPへ送る形に組み替える話になります。

経営者経営者

広告費を減らしたいので、LPをSEOに強くしてほしいと社内で言われています。まずLPのどこから直せばよいでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

LPを直すより先に、そのLPで取りたい言葉が「今すぐ申し込みたい人が打つ言葉」なのかを確かめたほうが早いです。サービス名や社名のような指名の言葉なら1枚でも届きますが、「〜とは」「〜の費用相場」のように調べている段階の言葉は、LPを直しても届きません。その言葉は別の記事ページで受けて、そこからLPへ送る形になります。

関連記事:ランディングページとは?4つのタイプと基本構成、成果が伸びないときの見直し順

1ページ完結型とサイト一体型の分かれ目

LPの形式は大きく2つに分けて語られます。ただ、この分類を名前のまま受け取ると、制作費の見積もりを外します。

1ページ完結型サイト一体型
ページ構成1枚で完結LPと下層の記事ページで構成
主な流入広告広告と検索の両方
公開までの期間短い長い
検索からの集客×
申し込みまでの分かりやすさ
公開後にかかる手間ほぼ不要記事の追加と更新が続く

表の右列に◎が並ばない点に注目してください。検索から人を集められるかわりに、申し込みまでの分かりやすさは1枚のLPに及ばず、公開後の手間も増えます。どちらかが優れているという話ではありません。

サイト一体型は名前ほど「LP」ではない

ここが見落とされやすいところです。サイト一体型LPと呼ばれるものの実体は、申し込みページ1枚と、それを支える記事ページ群からなるWebサイトにほかなりません。

つまりサイト一体型を選ぶことは、LPの制作費に少し上乗せするという話ではなく、記事を作り続ける体制を持つという意思決定になります。見積書に「LPをサイト型で構築」とだけ書かれていると、この意味は伝わりません。公開後に記事が増えないまま止まり、下層ページが2枚か3枚だけのサイトが残る。そうした状態から相談に来られるケースを、これまで何度も見てきました。

見積もりで確認しておきたい点サイト一体型で提案を受けたときは、下層ページを何本作るのか、公開後に誰が記事を追加するのか、その費用がどこに含まれているのかを分けて聞いてください。制作費だけの見積もりだと、公開時点の枚数で止まります。

どちらを選ぶかは流入の設計で決まる

判断の基準は形式の優劣ではなく、人をどこから連れてくるかにあります。

広告予算があり、キャンペーンの期間も区切られているなら1ページ完結型で十分でしょう。反対に、社名やサービス名がまだ知られておらず、調べている段階の人に見つけてもらう必要があるなら、記事ページを持つ構成へ寄せることになります。既存のLPを後からこの形にすることもできます。その場合、LPのURLはそのままに、記事を同じドメインの別ディレクトリへ積んでいく進め方が現実的です。

関連記事:LP(ランディングページ)とは?意味・作り方から、集客との役割分担までわかりやすく解説

1枚のLPでも検索から取れる条件

ここまで1ページ完結型に厳しい書き方をしてきましたが、検索から人が来ないと決まっているわけではありません。条件が揃えば1枚でも上位に出ます。

  • 商品名やサービス名など、指名で検索される言葉を狙っている
  • 検索する人の疑問が少なく、1ページで答えきれる
  • 同じ言葉を狙う競合ページが少ない、または情報が古い
  • 検討期間が短く、調べてすぐ申し込む商材である

この4つが揃いやすいのは、独自の商品名を持つ単品通販や、地域を限定したサービスです。「地名とサービス名」を組み合わせた言葉なら、検索する人が知りたいのは所在地、料金、空き状況くらいに収まるため、1枚でも答えきれます。

逆に、法人向けの高額商材や、比較検討が数か月に及ぶサービスは条件から外れます。読む人が確かめたいことが多すぎて、1ページには収まりません。自社がどちらに当たるかは、直近の商談で相手から出た質問の数を数えてみると見当がつきます。

LPに施すSEO対策の優先順位

LPそのものに手を入れる場合、着手する順番で結果が変わります。効果が出るまでの速さと、申し込み数への影響の小ささを基準に、5つを順に並べます。

1
STEP
狙う言葉をLPと記事に振り分ける

最初にやるのは施策ではなく仕分けです。いま取りたい言葉を書き出し、それぞれ「今すぐ申し込みたい人が打つ言葉」か「調べている段階の人が打つ言葉」かで分けます。前者だけをLPで狙い、後者は記事へ回してください。この作業を飛ばすと、後続の施策がすべて空振りします。

2
STEP
見出しとキャッチコピーを画像からテキストに戻す

LP特有で、かつ最も効きやすい手当てです。詳しくは次の項で扱います。

3
STEP
タイトルタグと説明文を書き直す

広告用に作ったLPは、タイトルタグがサービス名だけになっていることがあります。検索結果に並んだときに何のページか判別できる文言へ書き換えます。本文の構成を触らずに済むため、申し込み数への影響がほとんどありません。

4
STEP
表示速度を測って重い要素を特定する

LPは大きな画像と動画を多用するため、表示に時間がかかりがちです。まず計測ツールで何が重いのかを特定し、上位2つか3つだけ対処します。全部直そうとするとデザインの作り直しになります。

5
STEP
記事ページからLPへ内部リンクを引く

記事を持っているなら、関連する箇所からLPへリンクを引きます。孤立していたLPに他ページからの評価が入り、検索から記事に来た人が申し込みまで進める道もできます。

順番に意味があります。1番目を決めないまま2番目以降に着手すると、どの言葉で評価されたいのかが定まらないまま体裁だけ整えることになります。

画像の中の文字は検索エンジンに存在しない

2つ目について補足します。デザインの都合で、キャッチコピーや見出しを画像として書き出しているLPは珍しくありません。文字組みを崩したくない、Webフォントで再現できないといった事情があります。

しかし、画像の中に置いた文字は、検索エンジンから見れば存在しないのと同じです。Googleは代替テキストや画像の周辺にある文章から、その画像が何を表すかを推測します。裏返せば、推測の材料がなければ何も伝わりません。代替テキストにキーワードを並べる対処も見かけますが、公式のガイドラインでは、そうした羅列は避けるよう明記されています。

画像の SEO ベスト プラクティス | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
Google 検索では、ウェブ上にある画像を検索できます。画像のキャプションやバッジなど、画像に関する SEO のおすすめの方法をご確認ください。
🌐 developers.google.com
外部リンク

※ 出典 Google 検索セントラル「Google 画像検索 SEO ベスト プラクティス」

現実的な対処は、見出しと本文をHTMLのテキストで組み直すことです。ファーストビューの装飾的なコピーまで全部戻す必要はありません。h1とh2にあたる部分、それに商品やサービスの説明にあたる部分だけでもテキストとして持たせれば、状況は変わります。既存LPの改修で最初に見積もるべきなのは、この作業だと考えています。

検索から人を集めるページの作り方

LPを直す話はここまでです。ここから先は、検索で人を集めるためにLPとは別のページを用意する話に移ります。冒頭で挙げた3つの相談のうち、2つ目と3つ目は最終的にここへ行き着きます。

記事ページで検索からの流入を受けてLPへ送る構成を示した図

まず、取りたい言葉を検索する人の状態で並べ替えます。並べ替えると、どの言葉をどのページで受けるべきかが自然に決まります。

検索する人の状態

打つ言葉の例

受けるページ

課題があると気づいた

問い合わせが増えない、広告費が合わない

記事

手段を調べている

LPの作り方、LPのSEO対策

記事

依頼先を探している

LP制作会社、LP制作の費用相場

記事またはサービス紹介ページ

依頼先がほぼ決まっている

社名やサービス名の指名検索

LP

上3行がすべて記事に寄っている点が、この表のいちばんの要点です。申し込み直前の人しかLPでは受けられません。

次に決めるのは、記事の中でLPに触れる位置です。検索から来たばかりの人をいきなり申し込みページへ送っても、判断の材料が足りません。

💡

記事からLPへ送るときの位置記事の冒頭にバナーを置いても、まだ判断材料が揃っていない人は押しません。押されるのは、その人の状況に当てはまる説明が終わった直後です。記事の途中に1箇所、末尾に1箇所を目安に置き、どちらが押されているかを計測してから配置を決めてください。

そして公開後、検索順位と流入した言葉を見ながら記事を足していきます。ここで足すべきなのは新しいテーマの記事とは限りません。すでに公開した記事に、想定していなかった言葉で人が来ていることがあり、その言葉に答える項目を既存記事へ追記するほうが早く順位が動く場合もあります。

記事で取る言葉と、LPで取る言葉の線引きに迷っていませんか

どの言葉を記事で受け、どこからLPへ送るかが決まると、作るべき記事の本数と順番も決まります。検索する人の状態からキーワードを設計するサービスの内容をご覧ください。

SEO対策を足すとCVRが下がる場面

検索対策と申し込み率は、いつも同じ方向を向くわけではありません。LPではむしろ、ぶつかる場面のほうが多いでしょう。ここを承知しないまま進めると、順位は上がったのに申し込みが減るという結果になります。

検索向けに情報を足して得られるもの
  • 検索する人の疑問に答えられ、順位が上がる可能性がある
  • 比較検討している人の不安に先回りできる
  • 記事から送られてきた人が、申し込み前に自分で判断できる
同時に失われやすいもの
  • ファーストビューから申し込みボタンまでが遠くなる
  • 情報が増えるほど、読む人の関心が分散する
  • 内部リンクを足すと、LPから他ページへ離れる人が出る

情報量を足すほど、申し込みボタンまでの距離は伸びます。この一点だけは、LPに手を入れる前に社内で共有しておいたほうがよいでしょう。

分けるか、兼ねるかの判断

両立が難しいなら、分けるのが基本です。広告で人を連れてくるLPと、検索から人を集めるページを別のURLで持ち、後者から前者へ送る。管理する対象は増えますが、どちらの数字も守れます。

1枚で兼ねてよいのは、前の章で挙げた4つの条件が揃う場合だけと考えてください。条件を満たさないまま兼ねようとすると、検索する人にも申し込み直前の人にも中途半端なページになります。

1枚で兼ねる構成と2枚に分ける構成を並べて比較した図

LPのSEO対策でやってはいけないこと

順位を上げたい気持ちが先に立つと、逆効果になる手を打ってしまいます。実際の相談で見かけたものを挙げます。

  • ページ下部にテキストだけを大量に足す
  • 検索されている言葉を、文脈に合わない場所へ入れる
  • よくある質問を、検索結果への表示だけを目的に増やす
  • 広告用と検索用を1枚で兼ねたまま、両方の要求を足し続ける

1つ目は最も多い対処法です。デザインを崩さずに文字数を増やせるため、制作側にとっても引き受けやすい。しかし、申し込みボタンを通り過ぎた場所に置かれた文章を読む人はほとんどいません。検索エンジンから見ても、ページの主題との関係が薄い文章が並んでいるだけになります。

3つ目については、前提が変わりました。以前は、よくある質問を構造化データで記述すると検索結果に質問と回答が並んで表示される機能があり、それを目当てに質問を増やす手法が広まっていました。この機能は2026年5月7日をもってGoogle検索に表示されなくなり、関連するドキュメントも削除されています。

Google 検索セントラル ドキュメントの更新履歴・最新情報一覧 | What's new | Google for Developers
Google 検索セントラルに関するドキュメントの直近の更新履歴や最新情報を確認できます。
🌐 developers.google.com
外部リンク

※ 出典 Google 検索セントラル「検索セントラルの最新情報」(よくある質問のリッチリザルト機能に関するドキュメントの削除について記載)

よくある質問そのものが不要になったわけではありません。読む人が実際に抱いている疑問に答えるなら、いまも置く価値があります。ただ、検索結果での見え方を目当てに質問を水増しする理由は、もう残っていません。

LPのSEO対策を外注するときの確認点

社内で手が回らないとき、どこに頼むかで進み方が変わります。LP制作会社、広告代理店、記事制作会社では、引き受けられる範囲がそれぞれ違うためです。

依頼先

引き受けやすい範囲

任せにくい範囲

LP制作会社

デザインと申し込みまでの構成

記事を継続して作ること

広告代理店

広告の運用とLPの改善

検索から人を集める設計

記事制作会社

記事の企画と制作、公開後の追加

LPのデザイン刷新

本記事でお伝えしてきたとおり、検索から人を集める部分は記事の積み上げになります。そのため多くの案件で必要になるのは3行目ですが、LPのデザインまで触る必要が出た場合は、制作会社と分担する形が取れます。最初から1社にすべてを求めるより、どこを誰が担当するかを決めてから声をかけるほうが早いでしょう。

提案を受け取ったら、次の4点が書かれているかを確かめてください。

  • LPだけを直す提案か、記事ページを含む提案かが明示されている
  • 記事を何本、どの順番で作るかまで見積もりに入っている
  • 公開後に誰が記事を追加するのかが決まっている
  • 順位だけでなく、申し込み数への影響を一緒に見る前提になっている

とりわけ抜けやすいのが3番目です。制作までは進んでも運用の担当が決まっておらず、公開から半年で記事が止まる。この形が、サイト一体型が期待どおりに機能しない最大の原因だと見ています。

記事を足す必要はわかっても、書く人が社内にいない状況ではありませんか

検索から人を集める記事は、1本作って終わりではなく、公開後に足していく前提のものです。企画から執筆までを外部に出す場合の進め方と対応範囲をご確認ください。

LPのSEO対策によくある質問

相談の場で実際に聞かれることの多い質問をまとめます。

LPにSEO対策をすれば必ず上位に表示されますか

いいえ。検索順位は競合ページとの相対評価で決まるため、対策の実施と順位は直結しません。同じ言葉を狙うページの情報量が多ければ、1枚のLPで並ぶことは難しくなります。上位表示を約束する提案を受けたら、根拠を確認してください。

1ページ完結型のLPでも上位に出ている例はありますか

あります。商品名やサービス名で検索された場合や、競合が少ない地域限定のサービスでは、1枚でも上位に出ます。ただし調べている段階の人が打つ言葉では、記事ページを持つサイトに順位を譲る場合がほとんどです。

LPのSEO対策で効果が出るまでどのくらいかかりますか

記事を新しく積む場合、動きが見え始めるまで数か月を見込んでおくのが現実的です。タイトルタグの書き換えや画像内テキストのHTML化のような既存ページの修正は、それより早く反映されることがあります。着手の順番を決めるときは、この差を前提にしてください。

LPと記事ページ、どちらを先に作るべきですか

申し込み先がないまま記事を公開しても行き先がないため、LPが先です。ただし完成度を上げ切る必要はありません。申し込みを受け取れる状態にしたら、記事の制作へ進んでかまいません。

既存のLPをサイト一体型に作り替えるべきですか

作り替えではなく、追加で考えてください。いまのLPが広告で機能しているなら、そのまま残します。同じドメインの別ディレクトリに記事を積み、そこからLPへ送る形にすれば、既存の申し込み数を落とさずに検索からの流入を足せます。

まとめ|LPを直すより検索用のページを足す

LPが検索に弱いといわれる原因は、文字数でも形式でもなく、1ページで完結させる設計にありました。だからこそ、1枚のLPを検索向けに作り替えようとすると、広告で出ていた申し込み数のほうが崩れます。

進め方をあらためて整理します。いまのLPには申し込み率を落とさない範囲の手当て、具体的にはタイトルタグ、画像内テキストのHTML化、表示速度の3つだけを施す。そのうえで、調べている段階の人が打つ言葉は記事ページで受け、判断が済んだ人だけをLPへ送る。手を入れる対象を分けることが、順位と申し込み数の両方を守る方法です。

私たち合同会社Writers-hubは、検索から人を集めるためのキーワード設計と記事制作を請け負ってきました。どの言葉を記事で受け、どこからLPへ送るのかという線引きから一緒に考えることも、記事の制作だけを引き受けることもできます。いまのLPをどう扱うか迷っている段階でも、判断材料はお出しできるはずです。

LPと記事の役割分担を、自社の商材に当てはめて考えてみませんか

広告の状況、いまのLPの構成、社内で書ける人がいるかどうかによって、進め方は変わります。まずは現状をお聞かせいただければ、どこから着手するのが早いかをお伝えします。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。

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