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5W3Hとは?意味と読み方、ビジネスでの使い方を例文で解説

5W3Hが5W1Hと違うのは、How muchとHow manyだけは実数がないと書けない点です。この記事では、8要素の意味に加えて、Whyから数量、費用へと降りる埋め方の順番と、埋まらない欄が出たときにどう扱うかまで整理しました。金額も数量も判断に関わらない報連相であれば、5W1Hで足ります。

5W3Hの8つの要素が並ぶ企画シートを前に、ビジネスパーソンが数量と金額を書き込んでいる様子のアイキャッチ。落ち着いた配色で実務的な印象にする。

「5W3Hは5W1Hに2つ足しただけだから、8つの欄を上から順に埋めれば形になるはず」。そう思われがちなのは、解説の多くが8要素の意味を並べるところで終わり、覚えて当てはめる道具として紹介しているからです。ところが実際に企画書を書くと、時期や場所は書けても費用と数量の欄が決まらず、会議で「で、いくらかかるのか」と聞き返されることになります。

しかし、記事制作の企画を数多く組み立て、発注側と予算や本数を詰めてきた弊社の立場から言えるのは、5W3Hが欄を埋めるための型ではなく、企画が実行できる状態まで決まっているかを確かめる型だということです。この見方に立つと、埋まらない欄は失敗ではなく、まだ調べていない箇所や確認していない相手を示す手がかりに変わります。8つすべてを書き込む必要もなく、相手が既に知っている欄はむしろ削ったほうが伝わります。

本記事では、5W3Hの意味と読み方から、5W1H・5W2Hとの違い、企画が壊れにくい埋める順番と場面ごとの使い分けまで、企画の組み立てを支えてきた記事制作会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • 5W3Hの意味と読み方、8つの要素それぞれが答える問い
  • How muchとHow manyが加わることで何が変わるのか
  • 5W1H・5W2Hとの違いと、場面ごとの使い分け
  • 企画が壊れにくくなる「埋める順番」
  • 報連相・企画立案・問題解決での具体的な使い方とつまずきどころ

5W3Hとは?意味と読み方をシンプルに整理

5W3Hとは、5W1Hに「いくら」と「いくつ」を足した8要素の型です。When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)、Why(なぜ)という5つのWに、How(どのように)、How much(いくら)、How many(いくつ)という3つのHを組み合わせた呼び方で、5つのWと3つのHがあるため「5W3H」と表します。

読み方は「ごダブリュー・サンエイチ」が一般的です。会話では「ごーだぶりゅーさんえいち」と続けて発音されることもあります。

経営者経営者

5W1Hは部下にも指導しているのですが、5W3Hはわざわざ切り替えるほどの違いがあるのでしょうか。要素が2つ増えるだけに見えて。

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編集部

見た目の差は小さいのですが、答えるときの負荷がまるで違います。5W1Hの6要素は、極端に言えば決まっていなくても言葉で埋められてしまいます。一方でHow muchとHow manyは、実数がなければ書けません。埋まらない欄が出ることそのものが、企画の穴を教えてくれる仕組みになっています。

もともと5つのWと1つのHで情報を整理する発想は、報道や実務の世界で古くから使われてきました。5W3Hはその延長線上で、日本のビジネス現場において計画や分析に使いやすい形へ拡張されたものだと位置づけられます。特定の理論家が提唱した厳密な体系というより、実務のなかで育った道具に近い性格を持っています。

5W1H - Wikipedia
🌐 ja.wikipedia.org
外部リンク

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5W3Hを構成する8つの要素と、現場での問いかけ

要素の意味を日本語訳で覚えても、実務ではあまり動きません。それぞれを「現場で口に出す問い」の形に置き換えておくほうが、確実に使えるようになります。

要素

意味

現場での問いかけ

When(いつ)

時期・期限・期間

いつまでに終えるのか。どの時期に実施するのか

Where(どこで)

場所・範囲・チャネル

どの場で行うのか。どの媒体で届けるのか

Who(誰が)

主体・担当・対象者

誰が動かすのか。誰に向けたものなのか

What(何を)

対象・内容・成果物

何を提供するのか。何が出来上がるのか

Why(なぜ)

目的・理由・背景

何のためにやるのか。やらないと何が困るのか

How(どのように)

手段・方法・進め方

どの手順で進めるのか。どんな状態を目指すのか

How much(いくら)

費用・金額・単価

総額はいくらか。1件あたりの単価はいくらか

How many(いくつ)

数量・件数・回数

何件やるのか。何人に届くのか

ここで押さえておきたいのが、追加された2つのHが持つ性質です。How muchとHow manyは、答えるのに実数が要るという点で、他の6要素とは質が異なります。Whyは「認知拡大のため」と書けば形になりますが、How manyは「たくさん」では通りません。

5W3Hの8要素を示した構造図

そしてこの2つは、必ず対で考える必要があります。片方だけでは仕様が決まらないためです。記事制作の相談を受ける現場でも、「予算はこれくらいで」とだけ伝えられる場合と、「本数はこれくらい欲しい」とだけ伝えられる場合の両方があります。前者では1本あたりの品質と本数が決まらず、後者では総額が読めません。単価と数量の掛け算がそろって、初めて実行できる計画になります。

Howも、手段だけを指す要素ではありません。「どの手順で」に加えて「どんな状態になっていれば完了か」まで書き込むと、報告や振り返りの精度が一段変わってきます。

関連記事:5W1Hとは?意味・読み方から使い方まで例文と表で解説

5W3Hと5W1H・5W2Hの違い、そして関連フレームワーク

5W3Hを調べていると、5W1Hや5W2H、さらには6W1Hといった呼び方に出会います。関係はいたって単純で、5W1Hを土台に要素を足していったものです。

5W1H5W2H5W3H
要素数678
追加される要素なし(基本形)+How much+How much・How many
得意な場面報連相・情報共有予算を伴う提案規模と費用を扱う計画・分析
答えに実数が要るか
企画の実行可否を判断できるか

表のとおり、要素が増えるほど「答えるのに実数が必要な項目」が増えていきます。だからこそ、5W3Hは伝える型というより、実行できるかを検算する型だと捉えたほうが実態に近いといえるでしょう。報告や共有が目的なら5W1Hで十分ですし、無理に8要素へ広げると資料が重くなるだけです。

5W1Hから5W3Hへの拡張を示した積み上げ図

関連フレームワークとしては、5W1HにWhom(誰に)を加えた6W1Hや、そこへHow muchを足した6W2Hがよく挙げられます。誰に届けるかを主体(Who)と切り分けたい場面、たとえば販促や広報の企画では、Whomを独立させておくと議論が噛み合いやすくなります。

7W1Hや5W4Hといった呼び方も見かけますが、追加される要素の中身は出典によってかなり幅があります。社外の資料をそのまま社内に持ち込むと、同じ略称で違うものを指したまま議論が進む事故が起きます。使う前に、自社での定義を一枚にまとめておくことをおすすめします。

※ 5W2H・5W3H・6W1Hなどの派生形は、公的機関が定めた統一規格ではなく、実務のなかで広まった呼称です。3つめのHをHow longやHow oftenとする流儀も存在します。

関連記事:5W1Hと5W2Hの違いとは?使い分けの基準を実務目線で解説

5W3Hは頭から埋めない|企画が壊れにくい順番

多くの解説記事は要素の意味までで終わりますが、実務でつまずくのはむしろその先です。8つの欄をWhenから順に埋めていくと、たいてい途中で手が止まります。時期や場所は決めやすい一方、それらは目的が定まってはじめて決まるものだからです。

おすすめしたいのは、頭から埋めず、Whyと数量を先に決めるという順番です。目的から規模へ、規模から費用へと降りていくと、後戻りが起きにくくなります。

1
STEP
Why(なぜ)を言語化する

何のための取り組みで、やらなかった場合に何が困るのかを先に書きます。ここが曖昧なままだと、以降の判断すべてに基準がなくなります。

2
STEP
WhatとWhoを決める

何を作り、誰が動かし、誰に届けるのかを固めます。目的が決まっていれば、対象は自然と絞られていくはずです。

3
STEP
How many(いくつ)で規模を置く

件数、本数、人数といった数量を仮でよいので置きます。数字を置いた瞬間に、実現できるかどうかの感覚が働き始めます。

4
STEP
How much(いくら)へ換算する

数量に単価を掛けて費用に直します。ここで予算と合わなければ、Whyまで戻って規模を調整します。

5
STEP
How・When・Whereで実行の形にする

手順、期限、場所やチャネルを埋めて計画に落とします。前段が固まっていれば、この3つは比較的すんなり決まるものです。

順番を変えるだけで何が起きるのか。数量と費用を最後に持ってくると、そこで矛盾が出たときに手直しの範囲が広がります。先に置いておけば、矛盾は早い段階で見つかり、修正はWhyと規模の調整だけで済みます。企画を数多く回している現場ほど、この順序にたどり着いている印象があります。

企画は書けても、本数と予算まで落とし込めていないなら

5W3Hで整理してみると、多くの場合つまずくのはHow manyです。何を何本作るべきかは、勘ではなく検索需要と競合状況から逆算できます。合同会社Writers-hubでは、目的から必要な記事の本数と優先順位までを設計する支援を行っています。

ビジネスシーン別に見る5W3Hの使い方

5W3Hが力を発揮する場面は、大きく3つに整理できます。それぞれで重心の置きどころが変わる点を押さえておくと、使い分けに迷わなくなります。

💡

情報共有では「漏れをなくす」ために、企画立案では「実行できるか確かめる」ために、問題解決では「原因を絞り込む」ために5W3Hを使います。同じ8要素でも、目的によって注目すべき欄は違います。

情報の伝達や共有では、8要素をチェックリストとして扱います。ただし全部を書くのではなく、相手がまだ知らない要素だけを残すのがコツです。とくに社外へのメールでは、数量と金額が入っているかどうかで、返信の精度が大きく変わってきます。

企画立案では、前章の順番どおりに埋めていきます。提出前に次の点を確認しておくと、差し戻しが目に見えて減るはずです。

  • Whyが「上から言われたから」以外の言葉で書けている
  • How manyに具体的な数字が入っている
  • How muchがHow manyとの掛け算で説明できる
  • Whenに着手日と中間確認日の両方がある
  • Whoに実行者だけでなく決裁者が含まれている

問題解決や原因の特定では、使い方が少し変わります。8要素を「起きたこと」に対して当てはめ、いつ・どこで・誰が・どれくらいの頻度で起きたのかを洗い出していきます。数量を示すHow manyが、ここでは発生件数として機能する点が特徴的です。件数が見えると、その問題に対策コストをかける価値があるかどうかまで判断できるようになります。

5W3Hを目的別に使い分ける関係を示した図

マーケティングの文脈でも5W3Hは使われます。誰に、何を、なぜ買ってもらうのかに加えて、いくらで、どれくらいの数量を見込むのかまで置くことで、施策が単なるアイデアから事業計画に近づいていきます。ただし4P分析やSTPのような専門的な枠組みと併用する場面では、5W3Hはあくまで抜け漏れを防ぐ点検表として使うほうが噛み合いがよいでしょう。

5W3Hでつまずきやすい3つの点

便利な型である一方で、使い方を誤ると効果が薄れます。実際によく見かけるのは次のような状態です。

  • 8つの欄をすべて埋めることが目的になり、資料が長いだけになる
  • How manyに「複数」「多数」と書き、実数から逃げてしまう
  • 報連相のような単純な共有にまで8要素を持ち込み、伝達が遅くなる

もっとも多いのが、ひとつめの「全部埋める病」です。フレームワークは抜けを見つけるための道具であって、埋めた量が価値になるわけではありません。埋めてみて、相手が既に知っている欄は削る。この引き算までがセットだと考えてください。

ふたつめも根が深い問題です。実数が出せないのは、多くの場合まだ調べていないか、決める権限を持つ人に確認していないかのどちらかです。「複数」と書いた時点で、その企画はまだ検討中の段階にあります。数字が書けないこと自体が悪いのではなく、書けない事実に気づかないまま提出してしまうことが問題なのです。

3つめについては、シンプルに使い分ければ済みます。金額も数量も判断に関わらない伝達であれば、5W1Hで十分に事足ります。

整理はできた。あとは書き手と本数が足りない、という段階なら

5W3Hで企画が固まっても、実際に書き上げる工数は別に必要です。合同会社Writers-hubでは、設計された本数と方針に沿ってSEO記事の制作を代行しています。品質基準や進め方を含めて、まずは現状をお聞かせください。

5W3Hに関するよくある質問

5W3Hについて寄せられやすい疑問をまとめました。

5W3Hの読み方は?

「ごダブリュー・サンエイチ」と読むのが一般的です。会話では「ごーだぶりゅーさんえいち」と続けて発音されることもあります。

5W3Hの3つのHは何を指しますか?

How(どのように)、How much(いくら)、How many(いくつ)の3つです。手段に加えて、費用と数量を扱う点が5W1Hとの違いになります。

5W1Hと5W3Hはどちらを使えばよいですか?

金額や数量が判断に関わる企画や分析では5W3H、事実を共有するだけの報連相では5W1Hで足ります。要素を増やすほど作成の手間も増えるため、目的から選んでください。

資料によって5W3Hの要素が違うのはなぜですか?

5W3Hは公的な規格ではなく実務のなかで広まった呼称のため、3つめのHをHow longやHow oftenとする流儀も存在します。社内で使う際は、先に定義をそろえておくと混乱を防げます。

5W3Hはマーケティングにも使えますか?

使えます。誰に何をなぜ届けるかに加え、いくらでどれくらいの数量を見込むのかまで置けるため、施策を事業計画に近づける点検表として機能します。

まとめ|5W3Hは「書けたか」より「決まっているか」を測る型

5W3Hは、5W1Hの6要素にHow much(いくら)とHow many(いくつ)を加えた8要素のフレームワークです。読み方は「ごダブリュー・サンエイチ」で、企画立案や問題解決のように、規模と費用が判断を左右する場面で力を発揮します。

要素の意味を覚えることは出発点にすぎません。本記事でお伝えしたかったのは、順番と引き算のほうです。Whyから始めて数量、費用へと降りる。そして相手が既に知っている欄は削る。5W3Hは「書けたか」ではなく「決まっているか」を測る道具だと捉えると、埋まらない欄が失敗ではなく発見に変わっていきます。

企画を整理したあとに残るのは、それを実際のコンテンツとして形にし、検索で見つけてもらう工程です。設計から制作までを引き受けるのが、私たち合同会社Writers-hubの仕事になります。

8つの欄のうち、埋まらないものが残っている方へ

どの欄が埋まらないかがわかれば、次に何を調べるべきかも見えてきます。コンテンツの目的から本数、進め方までを合同会社Writers-hubと一緒に整理するところから始められます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

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