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Ahrefs(エイチレフス)で競合調査をする方法|見るレポートと結果の使い方

Ahrefsを開く前に、今回の調査で何を決めたいのかを一文で書いておくと、触るレポートは3つか4つに絞れます。数字を集めること自体はさほど難しくありませんが、集めた後に何を何本作るかを決める工程が抜けると、キーワードの一覧が手元に残るだけで終わりがちです。調査の出口を先に決めておくことをおすすめします。

自社サイトと競合サイトのキーワードや被リンクの円が重なり、重なっていない差分の部分だけが抽出されて記事の計画リストに変わっていく様子を、左から右へ並べた図。

「Ahrefsは機能が多いぶん、競合調査でもひととおりレポートを開かないと調べたことにならないだろう」。管理画面には十数個のツールが並び、どれを開いても競合の数字が出てくるので、見ていないレポートがあると何かを見落としている気がしてきます。

しかし、SEOのキーワード戦略の設計から記事の制作までを請け負ってきた弊社の立場から言えるのは、競合調査で実際に使うレポートは限られていて、開いた数が結果を分けるわけではないということです。誰を競合とみなすかを決め、その競合が検索で流入を得ているキーワードを出し、リンクが集まっている場所を確かめれば、必要なデータはひととおり揃います。時間をかけたいのはその先で、並んだ数百行のキーワードを、実際に書く記事の本数まで絞り込む工程です。

本記事では、誰を競合とみなすかの見極めから、コンテンツギャップやリンクの調べ方、出てきたキーワードを記事の制作計画に変えるところまで、記事制作会社の視点で順を追ってお伝えします。無料で使える範囲の線引きや、クレジットを使いすぎない進め方も整理します。

この記事でわかること
  • 競合調査で実際に開くAhrefsのレポートと、その順番
  • ビジネスの競合と検索結果の競合がずれる理由と、その見分け方
  • コンテンツギャップと被リンクの差分を出す具体的な操作
  • 無料版(Ahrefsウェブマスターツール)でできること、できないこと
  • 調査で出たキーワード一覧を、記事の制作計画に変える手順

Ahrefs(エイチレフス)が競合調査で使われる理由

Ahrefsは、シンガポールのAhrefs Pte. Ltd.が提供しているSEO分析ツールで、日本語では「エイチレフス」と表記されます。国内でも競合調査の定番として名前が挙がりますが、その理由は機能の多さよりも、持っているデータの性質にあります。

Google Search Consoleが見せてくれるのは、自社サイトの数字だけです。競合が何のキーワードで何位にいて、どこからリンクを受けているかは教えてくれません。競合調査に使われる理由は、他社サイトの数値を外から測れる点にあります。Ahrefsは自前のクローラーでWeb全体を巡回し、被リンクと検索順位のデータを独自に蓄積している。その蓄積を借りて、他社の内側を推定するわけです。

何のデータを持っているツールなのか

公式が公開している規模を挙げると、インデックスに入っているページは493.9B(ビリオン)、外部被リンクの履歴記録は35T(トリリオン)、キーワードインデックスは28.7Bで、対応地域は217です。被リンクのインデックスは15分から30分ごとに更新されると説明されており、日本のキーワードは840M(ミリオン)が収録されています。

※ 出典はAhrefs公式サイトの「ビッグデータ」ページです(2026年8月時点)。

マーケターや SEO のプロにビッグデータを提供
競合のインサイトから AI 可視性、キーワードのトレンド情報までが分かる Ahrefs のビッグデータが、マーケティングインテリジェンス向上に役立つ理由をご紹介します。
🌐 ahrefs.com
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数字そのものを覚える必要はありませんが、押さえておくと判断が変わる点がひとつあります。Ahrefsが見せる順位やトラフィックは、Googleの実データではなく、Ahrefsが自前のインデックスから算出した推定値だということです。競合との比較には十分使えますが、絶対値として社内報告に載せると後で食い違うでしょう。

競合調査で実際に触るのは3つのツール

Ahrefsには十数個のツールが並んでいますが、競合調査で頻繁に開くのはサイトエクスプローラー、キーワードエクスプローラー、そして競合分析ツールの3つです。サイト監査やランクトラッカーは自社サイトの運用側で使うもので、他社を調べる場面ではあまり出番がありません。

Ahrefsの主要ツールと競合調査で使うレポートの対応図

競合調査を始める前に決めておきたい3つのこと

いきなりドメインを入力したくなるところですが、先に3つだけ決めておくと、後半の作業量がかなり変わります。

ひとつ目は、この調査で何を決めたいのかを一文にすることです。新しく記事を増やしたいのか、既存記事のリライト順を決めたいのか、被リンク獲得の的を絞りたいのか。目的によって開くレポートが変わりますし、逆に目的が決まっていないと全部のレポートを開くはめになります。

ふたつ目は、自社のDR(ドメイン評価)を先に測っておくことです。DRはAhrefs独自の指標で、対象サイトへの外部被リンクの量と質を0から100のスケールで表したものです。公式の説明によると、リンクスパムやトラフィック、ドメイン年齢といった変数は計算に含まれていません。そして重要なのは、Ahrefs自身が「ドメイン評価を絶対評価で判断しないことが重要」「定義上、相対的な指標」と明言している点です。DR40が良いか悪いかではなく、これから比べる相手との差でしか意味を持ちません。

※ 出典はAhrefsの「ウェブサイトオーソリティチェッカー」ページの解説です。

ウェブサイトオーソリティチェッカー:任意のドメインの「権威性」をチェック
外部からの被リンクの質と量に基づいて、あらゆるウェブサイトの「権威」をチェックするための無料ツールです。
🌐 ahrefs.com
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レポートを開くたびにクレジットが減る

3つ目は、調査にかかるコストの設計です。これは意外と知られていません。Ahrefsのライトプランと旧スタータープランでは、Ahrefsクレジットという単位が設定されており、レポートを開くたびにクレジットが減る仕組みになっています。公式の説明では、レポートを開く、フィルターを適用する、期間を変更する、SERPビューを開くといった操作でクレジットが消費されると書かれています。競合調査はまさにその操作の連続なので、思いつきで触っていると月の枠を早々に使い切ってしまう。

公式が挙げている節約のポイントは2つあります。ひとつは、関連する検索をまとめて行い、重複したクエリを避けること。もうひとつは、同じレポートを30分以内に再度開く場合はクレジットが消費されないため、比較のために行き来するなら30分以内に済ませることです。結果のページ送りや列の並べ替えも、プランを問わず消費されません。なお、スタンダード以上のプランはクレジット制ではなく公正使用(fair use)モデルに変わります。

つまり、ライトプランで競合調査をするなら、開くレポートと入力するドメインを先に紙に書き出してから着手するほうが合理的です。上位プランを使っている場合は気にしなくて構いません。

Web担当者Web担当者

競合調査って、思いついたときに何度もツールを開いて見比べるものだと思っていました。まとめてやるほうがいいのですか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

プランによります。ライトプランならまとめたほうが確実に得です。ただ理由はコストだけではありません。日をまたいで断片的に見ると、どの数字がどのドメインのものだったか自分でも追えなくなるからです。1回90分くらいの枠を取って、3社分を一気に見るほうが結論まで届きます。

競合サイトを特定する|ビジネスの競合と検索結果の競合は違う

競合調査でいちばん最初につまずくのが、そもそも誰を競合とみなすかです。営業上のライバル企業を思い浮かべて調べたものの、検索結果ではほとんど当たらなかった。この空振りは珍しくありません。

Ahrefs公式ブログも同じ点に触れていて、SEOの競合サイトは「実際のビジネスにおいて直接の競合他社と同じではない可能性があります」と書いています。ビジネスの競合と検索結果の競合は一致しないという前提から入るのが安全です。実際、比較メディアや大手ポータル、個人ブログが検索結果を占めている例は珍しくありません。

1
STEP
サイトエクスプローラーに自社ドメインを入力する

Ahrefsのサイトエクスプローラーを開き、自社のドメインを入力します。ここでは競合ではなく自社を入れる点に注意してください。

2
STEP
オーガニック競合他社レポートを開く

左サイドバーの「オーガニック競合他社」レポートに移動すると、自社と同じキーワードでGoogleの上位10件に入っているサイトが並びます。ここに出てくるのが、検索結果上の実際の競合です。

3
STEP
サイトが新しい場合はキーワードエクスプローラーで代替する

公開間もないサイトでは自社のデータが足りず、このレポートが機能しないことがあります。その場合はキーワードエクスプローラーに見込み客が使いそうなキーワードを入れ、「ドメイン別トラフィックシェア」レポートを見ると、その領域で流入を取っているサイトが特定できます。

4
STEP
バッチ分析で候補のDRをまとめて測る

候補が出そろったら、各ドメインを1つずつ見るのではなく、バッチ分析ツールにまとめて入力してDRを一覧します。ドメイン比較を使えば、自社を含めた複数サイトの指標を横並びにできます。

ここでDRを測るのには理由があります。公式ブログも同じ手順を推奨しており、DRが極端に高い有名ブランドは競争上の優位を持つため、深く分析するなら除外したほうがよいと書かれています。自社がDR50前後なら、DR90を超えるサイトの施策を真似ても再現できません。

※ 出典はAhrefs公式ブログ「SEOの競合分析をするには」の解説です。

SEOの競合分析をするには?競合サイトの見つけ方や調査方法を解説
SEOの施策として競合分析をするには、検索結果上の競合サイトは何かを知り、競合サイトの流入キーワードや被リンク状況、有料検索に入札しているキーワードなどを調べることが大切です。
🌐 ahrefs.com
外部リンク

現場の感覚を付け加えると、比較対象は3社前後に絞るのが扱いやすいところです。5社を超えると、レポートの行数が増えるわりに結論はほとんど変わりません。DRが自社の上下15程度に収まっていて、扱っているテーマが重なっているサイトを選ぶと、後の判断に使える差分が出やすくなります。

競合が勝っている場所を分解する

競合が決まったら、次はその競合がどこで、何のキーワードで流入を取っているかを見ます。ここが調査の中心です。

サイト構造でトラフィックの集中先を見る

サイトエクスプローラーに競合ドメインを入力し、「サイト構造」レポートを開くと、ディレクトリごとの推定トラフィックが表示されます。ブログ配下なのか、事例配下なのか、それとも用語集のような静的なコンテンツ群なのか。どこに検索流入が集中しているかがひと目でわかるレポートです。

公式ブログが挙げている例では、あるサイトの「テンプレート」サブフォルダだけで推定月間26万件のトラフィックがあり、サイト全体の9.9パーセントを占めていました。ここまで偏っていれば、競合が何に投資しているかは明らかです。自社が同じ領域に何も持っていないなら、そこが第一の空白になります。

コンテンツギャップで自社にないキーワードを出す

コンテンツギャップは、競合が上位に入っていて自社が入れていないキーワードを抽出する機能で、キーワードギャップとも呼ばれます。競合分析ツールの「ターゲット」に自社ドメイン、「競合他社」に競合ドメインを入れて比較すると、差分が一覧で出てきます。

💡

出てきた一覧をそのまま眺めても使えません。公式が案内している2つの絞り込みを先にかけておくと、実用的な行数まで落ちます。ひとつは「メインポジションのみ」をオンにして、トップストーリーやイメージパックなどのSERPフィーチャーでの露出を除外すること。もうひとつは「競合他社の掲載順位」ドロップダウンからすべての競合を選び、全社が上位10件に入っているキーワードだけに絞ることです。全社が取れているということは、その領域では検索需要が安定していると読めます。

絞り込んだ結果を見るときは、自社の事業と関係があるかどうかで手早く落としていってください。競合が取れているというだけの理由で候補に残すと、書いた後で誰の悩みにも当たらない記事になります。

コンテンツギャップの考え方を示した図

逆の使い方もできます。ターゲットに競合ドメイン、競合他社に自社ドメインを入れて比較し、SERPフィーチャーのフィルターでフィーチャードスニペットにチェックを入れると、競合が回答枠を取っているキーワードが出ます。自社にすでに近い記事があるなら、見出しの構造を整えるだけで奪えるかもしれません。

有料キーワードは収益キーワードの手がかり

見落とされがちなのが「有料キーワード」レポートです。競合が広告費を払って入札しているキーワードは、少なくともその競合の中では費用対効果が合っていると判断されているものです。検索ボリュームは小さくても、成約に近いキーワードが混ざっていることは珍しくありません。キーワードフィルターで競合のブランド名を含むものを除外してから見ると、指名検索が消えて実質的な候補だけが残ります。

出てきたキーワードのうち、どれを先に書くべきか決まっていますか

コンテンツギャップも有料キーワードも、抽出まではツールが自動でやってくれます。難しいのはその先です。どのキーワードを束ねて何本の記事にするか、どの順番で着手するかは、ツールでは決まりません。Writers-hubでは、実際の検索結果を1キーワードずつ確認しながら、成約に近い順に並べた制作計画をお出ししています。

競合の被リンクを分解する

コンテンツ側の差分が見えたら、次は被リンクです。同じ内容を書いても順位が届かない場合、差が出ているのはたいていこちら側になります。

リンク交差で「競合にはあって自社にはない」リンク元を出す

リンク交差(リンクインターセクト)は、競合サイトにはリンクしているのに自社サイトにはリンクしていないサイトを抽出する機能です。上部に競合のドメイン、下部に自社のドメインを入れて実行してください。リンク獲得の候補先が一覧で出てきます。なお公式ブログの注記によると、この機能は現在、競合分析ツールに統合されています。

公式が挙げている例では、複数の競合がまとめて掲載されている「試してみる価値のあるツール」型のページが見つかっています。同じカテゴリの他社が全員載っていて自社だけ載っていないページは、掲載を打診する現実的な理由がある相手です。

Best by links でリンクが集まる型を知る

「Best by links」レポートは、競合サイトの中でどのページが最も多く被リンクを集めているかを示します。ここで見るべきは個別のページではなく、形式です。統計をまとめた記事なのか、無料ツールなのか、調査レポートなのか。被リンクは「数」ではなく「どこから」を見るという原則に立つと、集まっている型がわかれば自社でも再現の見込みが立ちます。

同じレポートでHTTPコードのフィルターを404 not foundに設定すると、被リンクを持ったまま消えている競合のページが出てきます。リンク元は残っているのに、参照先だけが失われている状態。代わりになる内容を自社で公開し、リンク元に差し替えを打診する余地があります。過去の内容はキャレットから「Archive.orgで表示」を選べばWayback Machineで確認できます。

  • リンク元ドメインのDRが極端に低いものばかりになっていないか
  • dofollowとnofollowの内訳が偏っていないか
  • 参照元ドメイン数が短期間に不自然に増えていないか
  • 自社と重なるリンク元がどれだけあるか
  • リンクを集めているページの形式に共通点があるか

被リンクの本数だけを比べて「あと何本必要」と逆算する見方は、あまり機能しません。同じ100本でも、業界メディアからの100本と無関係なディレクトリからの100本では意味が違います。リンク元の質と重複を見るために参照ドメインレポートを併用してください。

無料版でどこまで競合調査ができるのか

Ahrefsには無料で使える範囲がありますが、競合調査という目的から見ると線引きははっきりしています。ここを誤解したまま無料版に登録すると、目的の作業ができません。

Ahrefsウェブマスターツール(現在は「Ahrefs Free」として案内されています)は、所有権を認証したサイト向けの無料プランです。ウェブ解析、サイト監査、サイトエクスプローラーの3つが使えますが、対象は検証済みの自社サイトに限られます。つまり、他社のドメインを入れて中身を見る使い方はできません。

無料アカウントでできること
    有料プランが必要になること

      整理すると、競合のDRを知りたいだけなら無料の範囲で足ります。ブラウザ拡張のSEOツールバーを入れておけば、検索結果を見ながら各サイトのDRとURを確認できるので、競合の力関係を把握する用途には十分です。一方で、この記事で扱ってきたコンテンツギャップやリンク交差は、無料の範囲には含まれません。

      料金プランはライト、スタンダード、アドバンスド、エンタープライズの4段階です。公式サイトの日本語ページには、有料プランは月額119ドル(ライト)からと記載がありました。ライトは小規模ビジネスや個人プロジェクト向けの入門プラン、スタンダードは複数サイトを管理するフリーランスやコンサルタント向け、アドバンスドとエンタープライズは大規模な代理店やインハウスチーム向けという位置づけです。料金は改定されることがあるため、契約前に公式サイトで最新の条件を確認してください。

      ※ 出典はAhrefs公式サイトの料金プランページの記載です(2026年8月時点)。

      Ahrefs 料金 | エイチレフスの各種料金プラン
      Ahrefs(エイチレフス)の料金プラン。AI検索・SEO・競合分析・被リンク分析などに対応した各種プランをご用意。価格・機能を比較して、あなたのビジネスに最適なSEOツールプランを見つけましょう。
      🌐 ahrefs.com
      外部リンク

      競合調査だけが目的なら、ライトプランで足りる場面がほとんどです。ただし前述のとおりライトはクレジット制なので、調査の日程を決めてから契約するほうが結果的に安く済みます。

      Web担当者Web担当者

      競合調査のためだけに契約するのは、正直ためらいます。年に何回も使うものではない気がして。

      Writers-hub編集部Writers-hub
      編集部

      その感覚は妥当だと思います。競合調査は毎月やる作業ではなくて、新しいカテゴリに着手するときと、半年から1年に一度の棚卸しのときで足ります。逆に言えば、契約するならその時期に合わせて集中的に使い切るほうが無駄がありません。月額を1年払い続けるより、必要な月だけ契約して調査を一気に終わらせる進め方もあります。

      調査結果を記事の制作計画に変える

      ここまでで、競合の一覧、コンテンツギャップのキーワード、被リンクの差分が手元に揃いました。多くの解説はここで終わりますが、実務ではここからが本番です。

      よくある失敗は、抽出したキーワードを1行1記事として計画表に転記してしまうことです。調査で出たキーワードは、そのまま記事の本数にしない。表記が違うだけで検索結果がほぼ同じキーワードが大量に混ざっているため、そのまま作ると内容の重なる記事が量産され、どれも順位が伸びない状態になります。

      1
      STEP
      実際の検索結果で束ねる

      候補キーワードを実際にGoogleで検索し、上位10件のURLがどれだけ重なるかを確認します。7割前後が同じなら、Googleは同じ意図の質問だと解釈していると見てよく、1本の記事にまとめてください。表記ゆれや語順違いを目視で分けるより、この確認のほうが確実です。

      2
      STEP
      今は取れないキーワードを外す

      束ねたグループごとに、上位を占めているサイトのDRを見ます。自社のDRと大きく開いているうえに、上位が大手ドメインで固まっている場合、記事の品質だけでは届きません。優先度を下げるか、より具体的な条件が付いたキーワードに寄せます。

      3
      STEP
      事業の強みと読者の悩みが重なる順に並べる

      残ったグループを、検索ボリュームの大きい順ではなく、自社が具体的に語れる領域と読者の悩みが重なる順に並べ替えます。ボリュームだけで並べると、書けるけれど成約につながらない記事から着手することになります。

      4
      STEP
      想定タイトルは実際の上位タイトルを見てから決める

      各グループの想定タイトルを考えるときは、必ず現在の上位ページのタイトルを並べて見てから書きます。先に切り口を決めてから書くと、検索意図から外れたまま量産してしまい、後で書き直しになります。

      この4工程を通すと、数百行あった候補が数十本の記事計画まで縮みます。行数が減ることに不安を覚えるかもしれませんが、減った分は重複と実現性のないものです。

      調査結果を記事の制作計画に変える流れ図

      もうひとつ、実務で効いてくるのが調査の頻度です。競合調査は毎月やっても数字はほとんど動きません。新しいテーマ領域に着手するときと、半年から1年に一度の棚卸しのときに絞ると、時間もクレジットも無駄になりにくくなります。順位の変化を追うのはランクトラッカーの役割で、競合調査の役割ではありません。

      調査は終わったのに、書く手が回っていない状態になっていませんか

      競合調査の価値は、計画が記事として世に出て初めて回収されます。とはいえ、月に10本の記事を検索意図に沿って書き続けるのは、片手間ではなかなか続きません。Writers-hubでは、キーワードごとの検索結果を確認したうえでの構成設計から執筆、公開までを引き受けています。手元の計画表を見ながらの相談も歓迎です。

      Ahrefsの競合調査でよくある質問

      運用の現場で繰り返し出てくる質問をまとめました。

      Ahrefsが表示する競合のトラフィック数は正確ですか

      実測値ではなく推定値です。Ahrefsが自前のキーワードインデックスと順位データから算出しているため、実際のアクセス解析の数字とは一致しません。競合同士を比べる相対的な材料としては使えますが、絶対値として扱うと判断を誤ります。

      DRはいくつあれば十分ですか

      絶対的な基準はありません。Ahrefs自身が、DRは定義上の相対指標であり絶対評価で判断しないよう案内しています。判断に使うなら、狙っているキーワードで上位に入っているサイトのDRと自社のDRを並べて比べてください。

      無料で競合のキーワードを調べる方法はありますか

      Ahrefsの無料版では他社ドメインのキーワード一覧は取得できません。無料の範囲で調べられるのは、被リンクチェッカーとウェブサイトオーソリティチェッカーによる被リンクとDRの確認が中心です。キーワードの差分を出すには有料プランが必要になります。

      競合調査はどのくらいの頻度で行うべきですか

      新しいテーマ領域に着手する前と、半年から1年に一度の棚卸しで足りることが多いです。被リンクやコンテンツの構成は数週間では大きく動かないため、毎月の実施は費用と時間に見合いにくくなります。

      競合分析ツールとサイトエクスプローラーはどう使い分けますか

      1社を深く見るときはサイトエクスプローラー、自社と複数社の差分を出すときは競合分析ツールという分け方が扱いやすいところです。コンテンツギャップとリンク交差は差分を出す機能なので、後者に含まれます。

      まとめ

      Ahrefsでの競合調査は、開くレポートさえ決まっていれば複雑な作業ではありません。サイトエクスプローラーのオーガニック競合他社レポートで相手を特定し、サイト構造とコンテンツギャップで勝っている場所を押さえ、リンク交差とBest by linksで被リンクの差を見る。この流れで必要なデータは揃います。

      ただし、揃ったデータは判断の材料であって、判断そのものではありません。検索結果の重なりでキーワードを束ね、DRの差で今は届かないものを外し、自社が具体的に語れる領域から並べ替える。ここを飛ばすと、行数の多い一覧が残るだけで制作は進みません。無料版で調べられるのは自社サイトと他社のDRまでという線引きも、契約前に把握しておくと判断が早くなります。

      合同会社Writers-hubでは、SEOのキーワード戦略設計から記事の制作までを一貫して請け負っています。調査までは自社で進めたものの、そこから先の設計や執筆で手が止まっているという段階でも構いません。現状の資料を拝見したうえで、次に何をすべきかからお話ししています。

      調査の結果を、次の一手に変えるところから話しませんか

      Ahrefsの画面は開けるようになった、でもここから何本作ればいいのかが決まらない。競合調査のあとで止まる理由は、たいていツールの使い方ではなく設計の側にあります。手元にある調査データを見ながら、優先順位の付け方から一緒に整理します。相談料はいただきません。

      この記事を書いた人

      米山拓真

      米山拓真

      合同会社Writers-hub 代表社員

      滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

      読んで終わりにしないために

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