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Google検索で上位を狙う費用の相場|見積もりの比べ方と予算の決め方

Google検索で上位を狙う費用の差は、業者の優劣より、キーワードを決める・記事を作る・公開後に直すのうち、どこまでを任せるかで生まれます。見積もりは月額ではなく、初期費用と最低契約期間を含めた総額で比べ、任せる工程をそろえたうえで、問い合わせ1件の価値から決めた上限と照らし合わせてください。

Google検索の順位を上げるための費用が、キーワードを決める工程・記事を作る工程・公開後に直す工程の3つに配分されていく様子を俯瞰できるイメージ。

「Google検索で上位に出すには、相場どおりの金額を払えばいい」。SEO会社の料金ページの多くには「月額10万円〜」「1記事5万円〜」という値札が並んでいるため、金額の大小がそのままサービスの差に見えます。ところが、同じ「SEO対策一式」という名前でも、月額10万円の見積もりと月額50万円の見積もりでは、キーワードを決める・記事を作る・公開後に直すのうち、引き受ける工程が違います。比べるべきは月額ではなく、任せる工程と、契約期間を通して払う総額です。

本記事では、施策別・料金体系別の費用相場から、見積もりを工程と総額で比べる方法、問い合わせ1件の価値から予算の上限を決める手順まで、累計8,000記事以上を制作してきた記事制作会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • 自然検索の順位を上げるためにGoogleへ払う掲載料は無く、費用はすべて人の作業とツールの利用料にかかる
  • SEOコンサルティングは月額10万〜50万円、記事制作は1記事2万〜20万円が外注の目安になる
  • 同じ月額でも、決める・作る・直すのどの工程を引き受けるかで中身が変わる
  • 見積もりは、初期費用と最低契約期間、追加費用を含めた総額で比べる
  • 払える上限は、問い合わせ1件の価値と目標の件数から逆算できる

Google検索の上位表示に費用がかかる理由

最初に押さえておきたいのは、Googleの自然検索枠には掲載料という仕組みがそもそも存在しないという事実です。検索結果の上部に「スポンサー」と表示される広告枠を除けば、順位はアルゴリズムが自動的に決めており、いくら支払っても順位そのものを買うことはできません。

Googleに支払う掲載料はゼロで、費用はすべて人の作業への対価です。

その作業とは、自社サイトがどのキーワードなら戦えるかを調べ、ページの構造を検索エンジンが理解しやすい形に直し、読者の疑問に答える記事を作り、公開後の順位とアクセスを見て手を入れることです。世の中で「SEOの費用」と呼ばれているものの正体は、ほぼこの一連の工程にかかる人件費と、調査や順位計測に使うツールの利用料だけです。

ℹ

Google広告(リスティング広告)は、クリックされるたびに費用が発生する仕組みで、審査を通れば、すぐに検索結果に表示を始められます。反面、予算を止めれば掲載も同時に消えます。対してSEOは、支払いを止めてもページと順位はしばらく残ります。即効性を買うのが広告、積み上がる資産を買うのがSEOという整理が、実務の感覚には近いといえます。

ここで注意したいのが、「費用を払えば順位を保証する」と案内するサービスの存在です。順位が決まる仕組みに外部から直接介入する手段はないため、保証が成立するとすれば、もともと競合がいないキーワードを対象にしているか、規約に反する手法を使っているかのどちらかになります。Google自身も、検索順位を保証すると謳う業者に注意するよう公式ドキュメントで呼びかけています。

Google 公式 SEO スターター ガイド | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
検索エンジン最適化に関する、Google 公式の SEO スターター ガイドです。SEO の定義からウェブサイト運用者向けの基本的な施策まで、SEO 関連の基礎を幅広くご紹介します。
🌐 developers.google.com
外部リンク

※ 検索順位の決まり方や基本の考え方は、Google検索セントラルが公開するSEOスターターガイドに整理されています。

関連記事:【2025年最新版】初心者でもできるSEOのやり方完全ガイド | 上位表示するための具体的な方法を徹底解説

Google検索上位を狙う費用の相場

Google検索で上位を狙う費用は、外注する施策によって無料から数百万円まで開きがあります。主な6つの施策の目安は、次の表のとおりです。

費用の目安課金の単位何に払っているか
*SEOコンサルティング月額10万〜50万円月額戦略設計とキーワード設計、改善指示
*コンテンツSEO(記事制作)1記事2万〜20万円記事単価調査・構成・執筆・編集・入稿
内部SEO対策一括10万〜50万円/月額5万〜30万円一括・月額サイト構造とHTMLの改修
外部SEO対策月額1万〜15万円月額・本数被リンク獲得の支援
SEOツール無料〜月額15万円程度月額順位計測・キーワード調査
サイト設計・リニューアル50万〜数百万円一括設計段階からの作り直し

※ 金額は一般的な目安で、対象キーワードの競合の強さ、サイトの規模、支援の範囲によって上下します。同じ施策名でも会社によって含まれる作業が違うため、見積もりでは内訳を確かめてください。

表を眺めると、施策ごとに桁が違うことに気づくはずです。相場の幅は支援範囲の差であって、業者の優劣の差ではありません。以下、それぞれの費用が何によって決まるのかを見ていきます。

SEOコンサルティングの費用

月額10万円から50万円が中心帯で、大手のSEO会社では月額30万円以上、個人のコンサルタントなら月額10万円前後から見つかります。この費用に含まれるのは、現状のサイト診断、狙うキーワードの選定、施策の優先順位づけ、そして毎月のレポートと打ち合わせです。手を動かす作業は含まれないことが多く、記事制作や改修は別費用になる契約が一般的だといえます。

金額を押し上げる要因は、対象サイトのページ数と、狙うキーワードの競合性の2つです。数万ページ規模のサイトや、金融・医療のように審査が厳しい領域では、調査だけで相当な工数がかかるため上限に寄ります。

コンテンツSEO(記事制作)の費用

1記事あたり2万円から20万円と、施策のなかでもっとも幅が大きい領域です。文字単価で見ると、1文字2円から15円程度が目安です。

見落とされがちですが、ここまで幅が開くのは、単価の高さが書く分量ではなく「調べる難しさ」への対価だからです。一般的なビジネステーマなら公開情報の整理で書けますが、医療や法律のように専門家の監修が必要な領域、あるいは取材や独自データが要る記事では、執筆以外の工程に費用の大半が乗ります。安い見積もりを見たときは、構成づくり、事実確認、編集、入稿のどこが省かれているのかを確かめてください。

内部SEO対策の費用

サイトの構造やHTMLを検索エンジンが読みやすい形に整える施策で、診断と改修をまとめて一括10万円から50万円、継続的な改修を含めるなら月額5万円から30万円が目安になります。

診断だけなら数万円から受ける会社もありますが、報告書を受け取っても実装する人がいなければ順位は動きません。見積もりを取るときは、指摘までなのか、実装まで含むのかを最初に切り分けておくと、あとで追加費用に驚かずに済みます。

外部SEO対策の費用

被リンクの獲得を支援する施策で、月額1万円から15万円が目安です。ただし、この領域は費用の高低より中身の見極めが先です。順位を上げる目的でリンクを売買する施策は、Googleのスパムに関するポリシーに反しており、順位下落の原因になり得ます。

ポリシーに違反したサイトは、順位が下がるだけでなく、検索結果にまったく表示されなくなることもあります。プレスリリースや共同企画のように、実態のある発信を通じてリンクが自然に集まる設計に費用を使うほうが、結果的に安くつくと見ています。

SEOツールの費用

順位計測やキーワード調査に使うツールには、無料から月額15万円程度まで幅広い選択肢があります。GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスはいずれも無料で、自社サイトがどのキーワードで表示され、どこから流入しているかはこの2つで把握できます。

有料ツールが必要になるのは、競合サイトの獲得キーワードを調べたい場合や、数百から数千のキーワードを毎日追いたい場合です。記事を月に数本出す段階であれば、無料ツールで十分に足ります。

関連記事:Google検索で順位を調べる方法|表示の仕組みと数字の読み方

SEO会社の料金体系3タイプ

SEO会社の料金体系は大きく3つに分かれ、どれを選ぶかで費用の見通しと、依頼できる作業の性質が変わります。

月額固定型成果報酬型スポット型
支払いの発生毎月定額順位達成時のみ作業ごとに一括
費用の見通し◎ 立てやすい△ 月ごとに変動◎ 明確
継続的な改善◎ 含まれる△ 順位のみが対象× 単発で終わる
向いている状況中長期でメディアを育てる特定の少数キーワードを狙う診断や単発の改修

月額固定型

毎月決まった額を支払い、契約範囲の作業を継続して受ける形です。コンサルティングと記事制作ではこの形が主流で、月額10万円から50万円の帯に多くの会社が集まっています。

予算が読めるため社内の稟議を通しやすく、順位だけでなく流入や問い合わせまで見て改善を続けられる点が利点です。一方で、成果が出ていなくても費用は発生します。契約時に「3か月後、6か月後に何が終わっている状態か」を文章で決めておくと、続けるか見直すかの判断がしやすくなるはずです。

成果報酬型

指定したキーワードが上位に入ったときだけ課金される形で、1キーワードあたり月額数万円からが目安です(上位に入った日数で日割りにする会社もあります)。初期費用を無料にしている会社もあり、費用対効果が読みやすいように見えます。

⚠

成果報酬型で気をつけたいのは、対象キーワードの決め方です。達成しやすい語を選べば報酬は発生しやすくなりますが、そのキーワードで上位に立っても問い合わせが増えるとは限りません。契約前に、対象キーワードの月間検索数と、そこから何件の流入が見込めるのかを必ず確認してください。あわせて、順位を上げる手法が被リンクの購入に依存していないかも聞いておきたいところです。

スポット型

サイト診断、キーワード設計、内部改修といった作業を単発で依頼する形です。診断のみなら10万円前後、キーワード設計を含む戦略設計なら30万円から50万円という提示が多く見られます。

社内に実行できる人がいる場合には、この形がもっとも費用効率に優れます。設計だけを外部に任せ、記事制作と改修を自社で回す分担にすれば、月々の外注費がかかりません。逆に実行する人がいない状態でスポット契約を結ぶと、報告書が引き出しに眠るだけで終わります。

関連記事:Google検索結果のサイトリンクとは?表示条件と出し方を解説

月額が同じでも中身が違う3つの工程

同じ「SEO対策一式」の見積もりで月額に差が出るのは、SEOという仕事が性質のまったく違う3つの工程でできていて、会社ごとに引き受ける工程が違うからです。価格設定がいい加減だから起きるのではありません。

経営者経営者

2社から見積もりをもらったのですが、どちらも月額30万円で「SEO対策」と書いてあるだけでした。中身の違いは、どこを見れば分かるのでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

決める・作る・直すの3工程で分けて聞いてみてください。片方がキーワード設計と月次の改善指示までで記事は御社が書く形、もう片方が記事を月4本納品するが設計は御社の今の方針に従う形なら、同じ30万円でも買っているものが正反対です。どちらが良い悪いではなく、自社に足りない工程を買えているかが判断の基準になります。

比べるべきは月額の金額ではなく、3工程の担当表です。それぞれの工程を見ていきます。

SEO費用を決める3つの工程の担当表

キーワードと優先順位を決める工程

どのキーワードを狙い、どのページから手をつけるかを決める工程です。ここが外れていると、後の作業がどれだけ丁寧でも成果につながりません。検索数の多いキーワードを並べるだけの設計と、事業の受注につながるキーワードから逆算した設計とでは、1年後の問い合わせ数がまるで変わります。

3工程のなかでもっとも成果を左右する一方、目に見える納品物が少ないため、価値が伝わりにくい工程でもあります。見積もりでは「戦略設計」「キーワード選定」「サイト分析」といった名前で計上されていることが多いといえるでしょう。

記事とページを作る工程

決めた方針にしたがって、実際に記事やページを作る工程です。工数がそのまま費用に反映されるため、金額としてはここがいちばん大きくなりがちで、月額のうち半分以上を占める契約も珍しくありません。

外注しやすい工程でもあります。社内に書ける人がいなくても、方針さえ固まっていれば発注できるため、費用を切り分けるときの最初の候補になります。

公開後の数字を見て直す工程

公開した記事の順位、表示回数、クリック率を見て、タイトルや内容に手を入れる工程です。記事がどの検索語句で表示され、何位で止まっているかは、公開した後の数字を見るまで分かりません。

にもかかわらず、見積もりでは「月次レポート」の一行にまとめられていることが多い部分でもあります。レポートを受け取るだけなのか、改善案の提示まで含むのか、その改善を誰が実装するのか。この3点は必ず契約前に確認しておきたいところです。

  • 3工程それぞれについて、担当が自社と外注のどちらか書き出せているか
  • キーワード設計を毎月見直すのか、初回だけなのかが決まっているか
  • 記事制作は本数課金か月額込みか、修正回数の上限があるか
  • 公開後の改修を誰がどこまで実装するかが書面にあるか
  • 3工程のうち、費用が最も配分されているのはどこか

書き出した担当表のうち、自社で担えない工程が、外注で買うべき範囲です。

見積もりの内訳を、自社の担当表に読み替えられていますか?

同じ月額でも、決める・作る・直すのどこを買っているかで結果は変わります。Writers-hubの記事コンテンツの制作支援では、狙うキーワードの戦略設計と、御社で記事を作り続けるための制作体制の構築をお手伝いします。どの工程を自社に残し、どこを外に出すかは、無料のオンライン相談(30分)で一緒に整理できます。

SEOの見積もりで確かめる月額以外の費用

SEOの見積もりは、月額ではなく、契約期間を通して払う総額で比べます。月額だけを並べると、初期費用や最低契約期間の違いが見えなくなるためです。

💡

見積もりの総額は「初期費用+月額×最低契約期間+追加費用」で出します。たとえば、初期費用10万円・月額20万円・最低6か月の見積もりは、総額130万円です。初期費用なし・月額15万円・最低12か月の見積もりは総額180万円です。月額は安くても、解約できるまでに必ず払う額は後者のほうが50万円多くなります。

月額以外にかかりやすい費用と契約の条件は、主に次の5つです。

項目

見積もりで聞くこと

初期費用

サイトの調査やキーワード設計を、月額とは別に初月に計上しているか

最低契約期間

何か月目から解約できるか。期間の途中で解約すると、残りの月額を払うのか

記事の追加費用

専門家の監修、図や画像の作成、WordPressへの入稿が、記事の単価に含まれるか

ツールの利用料

順位計測や調査に使う有料ツールの料金を、自社と外注先のどちらが払うか

契約後に残るもの

契約を終えた後も、記事やキーワード設計の資料、レポートを自社で使い続けられるか

見積もりを頼むときに、比べる期間を12か月のように決めて伝えておくと、最低契約期間が違う会社どうしでも、総額を同じ期間で並べられます。

問い合わせ1件の価値から決める費用の上限

相場を調べても「自社はいくらまで出していいのか」は分かりません。払える金額は市場ではなく、自社の事業構造から決まるものだからです。ここでは、上限額を割り出す手順を具体的な数字で追ってみます。

1
STEP
受注1件あたりの粗利を出す

商品やサービスが1件売れたときに、原価を差し引いて手元に残る金額を計算します。ここでは30万円と置きます。

2
STEP
問い合わせから受注に至る割合を掛ける

過去の実績から、問い合わせ何件で1件受注できているかを出します。5件に1件なら20パーセント。問い合わせ1件の価値は30万円×20パーセントで6万円になります。

3
STEP
目標の問い合わせ件数を決める

検索経由で月に何件の問い合わせが欲しいかを決めます。月10件なら、生み出される粗利は月60万円です。

4
STEP
立ち上がりまでの期間を織り込む

SEOは初月から成果が出る施策ではなく、効果が出るまでには一般に3〜6か月ほどかかります。期間はサイトの状態とキーワードの競合の強さで変わるため、この期間は投資が先行する前提で計画してください。

5
STEP
粗利に対する投資比率を決めて月額に割り戻す

得られる粗利の3分の1を上限とするなら、月60万円の3分の1で月20万円。これが、この事業モデルで支払える月額の上限になります。

払える上限は、問い合わせ1件の価値から逆算して決まります。この計算を先に済ませておくと、月額50万円の提案を受けたときに「高い」ではなく「うちの構造では合わない」と根拠を持って判断できるようになります。

問い合わせ1件の価値からSEO予算の上限を逆算する流れ

もう一つ、比較の材料として使えるのが広告のクリック単価です。狙っているキーワードをGoogle広告のキーワードプランナーにかけると、1クリックあたりの想定単価が分かります。仮に1クリック500円のキーワードで月1,000クリックを広告で集めるなら月50万円。同じ流入をSEOで作るのに月20万円かかるとしても、掲載を止めた後も流入が残ることを踏まえれば、判断の軸が定まります。

※ クリック単価は季節や競合の出稿状況で変動するため、単月の数値ではなく数か月の平均で見てください。

SEO費用をかけるべきタイミング

SEOに費用をかける時期は、サービスの説明ページが整い、どのキーワードから問い合わせが来るかの見当が付いた後が合います。順序を間違えると、費用の多くが無駄になります。

今かける判断が合う状況
  • 広告で成果が出ているキーワードがすでに分かっている
  • 検討期間が長く、比較検討の段階で情報収集される商材である
  • 指名検索以外からの流入がほとんどない
  • 広告のクリック単価が上がり、獲得コストが目標を超え始めた
  • 社内に書ける人はいるが、何を書くべきかが決まっていない
まだ早い可能性がある状況
  • サービスの説明ページや料金ページがまだ整っていない
  • どのキーワードから問い合わせが来るかを検証していない
  • 3か月以内に成果を出さなければならない事情がある
  • 商品やターゲットが固まりきっておらず、頻繁に変わる

とくに、3か月以内に結果を求められている場合は、SEOよりも広告に予算を寄せたほうが目的に合います。SEOの効果が出るまでの3〜6か月より先に、評価の時期が来てしまうためです。

逆に、広告を回してみて「このキーワードからの問い合わせは受注率が高い」という手応えが出ているなら、そのキーワードにSEOの予算を寄せる判断は合理的だといえます。検証済みの需要に対して、費用のかからない流入経路を作る形になるからです。

費用以外で見るSEO会社の選び方

金額の妥当性が判断できるようになったら、次は相手を見る番です。契約後の満足度を左右する要素の多くは、見積書の数字だけでは分かりません。

  • 見積もりの内訳が工程ごとに分かれ、追加費用が発生する条件も書かれている
  • 自社と近い業界での支援実績を、具体的なサイトや数値とともに説明できる
  • 契約前にサイトを見たうえで、課題と優先順位を言語化してくれる
  • 記事の品質基準や、修正対応の範囲が書面で明確になっている
  • 担当者が実際に手を動かす人なのか、営業のみなのかが分かっている

とりわけ確認しておきたいのが、契約前にサイトを見たかどうかという一点です。サイトを開かないまま月額を提示する会社は、支援内容を、どのサイトにも同じ形で当てはめている可能性があります。

一方で、次のような特徴が見えたら、金額にかかわらず慎重に判断してください。

  • 「必ず1位にします」「順位を保証します」と断言する
  • 被リンクを本数で販売し、その入手経路を説明しない
  • 見積もりが「SEO対策一式」の一行で、内訳を出さない
  • 施策の中身を尋ねると「独自ノウハウ」として具体を語らない
  • 契約期間や解約条件の説明を後回しにする

Google自身も、SEO業者を選ぶ際に検討すべき点を公式ドキュメントで公開しています。第三者が順位を保証できないことや、内容を説明しない業者には注意することなどが書かれており、判断の土台として目を通しておく価値があります。

SEO 業者の利用を検討するSEO 業者に依頼する際のヒント | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
SEO サービスの利用を決断する前に、Google の公式なヒントを参考に、SEO 専門家の評価方法、信用照会先の確認方法、よくある落とし穴の回避方法をご確認ください。
🌐 developers.google.com
外部リンク

SEO費用を抑える現実的な進め方

予算に上限があるときにSEO費用を抑える現実的な方法は、値引き交渉ではなく、工程の切り分けで総額を下げることです。

すべてを外注する前提で相見積もりを取ると、月額30万円以上の提案が並ぶことがあります。しかし前述の3工程のうち、社内で担える部分が一つでもあれば、外注する範囲はその分だけ小さくできます。

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費用を抑えるうえで効果が大きいのは、「決める」を一度だけ外注し、「作る」を継続外注、「直す」を社内で回す配分です。キーワード設計をスポットで依頼して方針を固め、記事制作は本数課金で必要な分だけ発注し、公開後の順位確認と修正はサーチコンソールを見ながら自社で行います。この形なら、月額を10万円台に収めながら記事を積み上げていけます。

そのうえで、相見積もりは同じ条件で取ることをおすすめします。「月にいくらですか」ではなく、「キーワード設計は初回のみ、記事は月4本、公開後の改修は自社で実施する前提で見積もってください」と条件を揃えて依頼して初めて、金額を横並びで比べられるようになります。

もう一つ、意外と効果があるのが既存記事の見直しです。すでに公開している記事のうち、検索順位が11位から30位に留まっているものを洗い出し、内容を追記します。新規記事を1本作る費用で3本から5本のリライトができることもあり、立ち上がりの速さでは新規制作を上回るケースもあります。

記事の外注費を、社内で回す仕組みに置き換えるには

「決める」を外に出したうえで、「作る」も社内で回せれば、外注費はさらに下がります。Writers-hubの記事コンテンツの制作支援では、キーワード戦略の設計に加えて、自社と取引先のサイトで毎日の公開に使っている記事の指示文を作るツールを、御社で回せる形でお渡しします。公開前の確認は、御社で行っていただく形です。

Google検索上位の費用に関するよくある質問

Google検索で上位を狙う費用について、見積もりを取る前に確かめておきたい6つの質問に答えます。

Googleに費用を払えば検索上位に表示されますか

いいえ。自然検索の順位に掲載料という仕組みはなく、費用は調査・制作・改修といった人の作業に対して発生します。お金を払って検索結果に載せられるのは、「スポンサー」と表示される広告枠だけです。

費用をかけてから順位が上がるまでどのくらいかかりますか

SEO対策の効果が出るまでは、一般に3〜6か月ほどかかり、サイトの状態とキーワードの競合の強さで変わります。立ち上げたばかりのサイトや、競合の強いキーワードでは、この幅より長くかかることもあります。契約期間を決めるときは、この立ち上がり期間を必ず織り込んでください。

月10万円未満で依頼できる会社はありますか

あります。ただし範囲は絞られ、記事制作のみ、内部改修のみといった単一工程の支援が中心になります。全工程を任せる前提で低額を提示された場合は、どの工程が省かれているのかを先に確認してください。

広告とSEOはどちらを先に始めるべきですか

需要をまだ検証していない商材なら、広告が先です。少額の出稿でどのキーワードから問い合わせが来るかを確かめ、そのキーワードにSEOの予算を寄せると、無駄な記事制作を減らせます。

費用をかけずに自社だけで上位を狙えますか

狙えます。サーチコンソールとアナリティクスは無料で使え、キーワード設計と記事制作を社内で回している企業も実際にあります。ただし担当者の稼働時間という費用は発生するため、外注費と社内工数のどちらが安いかで比べてください。

GoogleのAIによる概要やAIモードに表示させるには、別の費用がかかりますか

Googleは、AIによる概要やAIモードに表示されるための追加の要件はなく、特別な最適化も必要ないと説明しています。必要なのはこれまでのSEOの基本で、費用の中身も、決める・作る・直すの3工程と変わりません。AIの機能に表示された分の流入は、Search Consoleの検索パフォーマンスの「ウェブ」に含まれます。ChatGPTなどGoogle以外のAIの回答は、この説明の対象外です。

※ AIによる概要とAIモードの扱いは、Google検索セントラルのAI機能についての説明ページに記載されています。

AI 機能とウェブサイト | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
Google 検索の AI 機能により、ユーザーがウェブサイトを見つけやすくなります。検索での AI 機能の仕組みと、コンテンツを AI エクスペリエンスに反映させる方法について説明します。
🌐 developers.google.com
外部リンク

まとめ|費用は金額でなく担当範囲で比べる

Google検索で上位を狙う費用は、月額10万円から50万円という帯で語られることが多いものの、その数字だけを見比べても自社の適正額にはたどり着けません。同じ月額でも、決める・作る・直すのどこを買っているかで結果が変わります。

判断するときは、まず3工程のうち自社で担える範囲を書き出し、外注する工程を決めます。次に、問い合わせ1件の価値から月額の上限を逆算します。そのうえで、条件を揃えた相見積もりを、初期費用と最低契約期間を含めた総額で比べ、内訳が工程ごとに分かれている提案を選びます。この3ステップを踏めば、金額の大小に振り回されずに済みます。

私たち合同会社Writers-hubは、累計8,000記事以上を制作してきた記事制作会社です。記事コンテンツの制作支援では、キーワード戦略の設計と制作体制の構築を引き受けます。ブログの設計から毎日の公開までを任せたい会社には、IKKI-Plus(月額10万円〜・税別・3か月〜)を用意しており、成果は毎月、検索からのアクセスの数字で報告します。どこから外注すべきか迷っている段階でもご相談いただけます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。