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Web集客にSEOは必要?向く会社の条件と自社サイトで始める手順

Web集客にSEOが合うのは、客が依頼する前に検索して会社を比べる商材です。始めるときは記事を書く前に、Search Consoleで今のサイトが表示されている検索語を見て、問い合わせに近いサービスのページから直してください。変更が結果に出るまで数週間から数か月かかるため、広告はSEOのページが検索結果に出てから減らしても遅くありません。

会社のWebサイトの画面の横に検索窓があり、検索した人がサービスのページを読んで問い合わせフォームへ進む流れを、担当者がノートパソコンで確かめている情景。

「SEOで集客するなら、まずは記事をたくさん書けばいい」。SEO会社の案内やブログ運用の解説では、記事を増やして検索から人を集める方法が中心に紹介されるため、Web集客にSEOを取り入れるときは記事づくりから始めるものと考える方もいるでしょう。

しかし、SEO記事の制作と、公開した記事の書き直しに携わってきた弊社の立場から言えるのは、成果の出方を決めるのは、記事の本数より今のサイトの見つかり方だということです。すでに検索結果に出ているページを直すほうが、新しい記事より早く問い合わせにつながる場面を見てきました。

本記事では、Web集客にSEOが向く会社の条件から、成果が出るまでの期間、記事を書く前に確かめること、自社で進めるか外注するかの判断まで、記事を作る側の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • Web集客にSEOが向くのは、依頼する前に検索して会社を比べる人が多い商材
  • SEOは費用を止めても公開したページが残る一方、変更が結果に出るまで数週間から数か月かかる
  • 記事を書く前にSearch Consoleで表示されている検索語を見ると、直すページの順番が決まる
  • 小さな会社でも作業の多くは自社でき、外注するなら任せる範囲を先に決める

Web集客にSEOが向く会社と向かない会社

Web集客にSEOが向くのは、客が商品やサービスを選ぶ前に検索して、複数の会社を比べる商材を扱う会社です。税理士事務所や工務店、業務用のソフトウェアのように、依頼先を決めるまでに料金や事例を読み比べる商材が当てはまります。

  • 商品名やサービス名、「地域名と業種」で検索する人がいる
  • 依頼する前に、料金や事例、依頼の流れを調べる人が多い
  • 同じサービスを半年以上売り続ける予定がある
  • サイトの文章を社内で書き換えられる

反対に、まだ名前の知られていない新しい商材は、検索する人がほとんどいません。検索窓に打たれる言葉がない以上、SEOより先に広告やSNSで知ってもらう段階が要ります。来月の売上が足りないといった急ぎの状況にも、設定すればすぐに表示できる広告のほうが合うでしょう。

店の近くの客だけを相手にする来店型の店舗は、地図の検索結果に出るGoogleビジネスプロフィールの整備を先に済ませます。店名や地域名で探した人が最初に見るのが地図の枠だからです。

SEOと広告やSNSとの役割の違い

SEOと広告、SNSの違いは、集まる人と、費用を止めたときに何が残るかにあります。3つの手段を同じ観点で並べると、次の表のようになります。

SEOリスティング広告SNS
集まる人悩みや探し物を検索した人広告を出した検索語で検索した人フォロワーと投稿が表示された人
主な費用ページを作り直す人の時間や外注費クリックされるごとの広告費投稿を作る人の時間
表示されるまで数週間から数か月設定と審査が済めばすぐ投稿した直後
費用を止めた後公開したページは検索結果に残る広告の表示が止まる新しい投稿がなくなり表示が減る

SEOは、費用を止めても公開したページが検索結果に残るため、続けるほど問い合わせ1件あたりの費用が下がりやすい手段です。ただし、順位は誰にも保証できず、広告を出しても自然な検索結果の順位は上がりません。Googleも、広告の掲載は検索結果でのサイトの表示に影響しないと説明しています。

経営者経営者

広告費が重いので、広告をやめてSEOに切り替えたいと考えています。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

広告費を減らしたいという判断そのものは妥当です。ただ、SEOで直したページが結果に出るまでには数週間から数か月かかるので、広告を先に止めると、結果が出るまでの問い合わせが途切れます。広告で問い合わせが来ている検索語はSEOで狙う語の候補にもなるので、SEOのページが検索結果に出てから広告を少しずつ減らす順番が安全です。

SEOで成果が出るまでの期間と費用

SEOの効果を確かめられるまでの期間は、ページを直したり公開したりしてから数週間から数か月です。Googleは、変更が検索結果に反映されるまでに数時間から数か月かかり、効果を確かめるのは数週間待ってからにするよう勧めています。

※ 出典:Google 検索セントラル「SEO スターター ガイド」

Google 公式 SEO スターター ガイド | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
検索エンジン最適化に関する、Google 公式の SEO スターター ガイドです。SEO の定義からウェブサイト運用者向けの基本的な施策まで、SEO 関連の基礎を幅広くご紹介します。
🌐 developers.google.com
外部リンク

同じガイドには、変更すれば必ず目に見える変化が出るわけではないとも書かれています。順位が上がってから問い合わせが増えるまでにも、読んだ人が他社と比べる時間がかかります。SEOは、数か月先の問い合わせを今のうちに準備する施策と考えて予算を組みましょう。

費用は、自社で進めるなら担当者の時間、外注するなら任せる作業の範囲で決まります。主な作業は、サイトの技術面の修正、サービスのページの書き直し、記事の制作、効果の確認と書き直しの4つです。外注の見積もりを比べるときは、月額の総額を並べる前に、4つの作業のどれが含まれているかをそろえます。

※ 外注費は、記事の本数や1本の文字数、取材や専門家の確認の有無、サイトの改修が含まれるかで大きく変わります。

記事を書く前に確かめる今のサイトの状態

記事を書く前に確かめたいのは、今のサイトのページがGoogleに登録されているかと、どの検索語で検索結果に表示されているかの2つです。すでに表示されている検索語があれば、新しい記事を書くより、表示されているページを直すほうが早く結果に出やすいと見ています。

Googleに登録されているページ

自社のページがGoogleに登録されているかは、検索窓に「site:」に続けて自社のドメインを打つと確かめられます。サービスのページが1件も出てこなければ、記事を書く前に技術面の問題を探してください。

Googleの無料ツールであるSearch Consoleの「URL検査」を使うと、ページごとにGoogleからどう見えているかを確認できます。登録されていない理由もこの画面に表示されるため、サイトを作った制作会社に修正を頼むときの材料になります。

表示されている検索語と直すページ

Search Consoleの「検索パフォーマンス」レポートでは、サイトが表示された検索語ごとに、表示された回数、クリックされた回数、平均の掲載順位を見られます。初めて開いたときの表示期間は、過去3か月分です。

Search Consoleの検索語の一覧から、直すページを決める流れの図

表の数字の組み合わせを見ると、どのページのどこを直すかが決まります。

表の状態

考えられる原因

最初にやること

表示回数が多いのにクリックが少ない

検索結果のタイトルが、検索した人の疑問への答えを示していない

ページのタイトルと説明文を書き直す

平均掲載順位が11位から20位

検索した人が知りたい内容の一部が本文にない

表示されているページに答えを書き足す

サービス名や「地域名と業種」の語が一覧にない

その語で探す人に向けたページがない

サービスのページを作るか書き直す

とりわけ見落とされがちなのが、サービス名で探す人に向けたページがない状態です。記事で検索からの訪問が増えても、依頼先を比べる段階の人はサービス名で探し直し、料金や事例を載せた他社のページで依頼先を決めてしまいます。

Search Consoleの数字を見ても、どのページから直すか決めかねていませんか

Writers-hubのSEO・AI検索対策では、サイトの構造と検索順位を診断してから、直すページと新しく作るページの優先順位を決めます。今のサイトが表示されている検索語を一緒に見るところから始められます。

自社サイトでSEO集客を始める5つのステップ

自社サイトでSEO集客を始めるときは、問い合わせの目標を決めてから、問い合わせに近いページの順に整えます。

自社サイトでSEO集客を始める5つの手順の流れ図

記事を書くのは、サービスのページを直した後です。記事を読んで依頼を考えた人は次にサービスのページを開き、料金の目安がなければ、料金を載せている他社のページへ移るためです。

1
STEP
問い合わせの目標と受け皿のページを決める

月に何件の問い合わせを増やしたいか、どのサービスの依頼を増やしたいかを決めます。依頼を受ける先となるサービスのページと問い合わせフォームも、この段階で決めておきましょう。

2
STEP
Search Consoleで技術面を整える

Search Consoleにサイトを登録し、サイトの全ページの一覧であるサイトマップを送ります。スマートフォンで表示が崩れないか、ページごとに違うタイトルが付いているかも確かめてください。

3
STEP
サービスのページを検索語に合わせて直す

「サービス名と地域名」「サービス名と料金」のように、依頼先を探す人が打つ語に合わせてページを書き直します。料金の目安、対応できる範囲、依頼の流れ、過去の事例を載せると、読んだ人が他社と比べて判断できます。

4
STEP
比べる段階の疑問に答える記事を書く

「〇〇の費用」「〇〇の選び方」「AとBの違い」のように、依頼先を比べる人が調べる疑問に1記事ずつ答えます。記事の中には、関係するサービスのページへのリンクを置きましょう。

5
STEP
月に1回、検索語と問い合わせを見て直す

Search Consoleで表示されている検索語の変化を見て、順位が伸びないページに答えを書き足します。問い合わせフォームに「何で当社を知りましたか」の欄を設けると、検索から来た依頼を数えられます。

SEOを自社で進めるか外注するか

SEOを自社で進めるか外注するかは、担当者が毎月使える時間と、商品を説明できる人が社内にいるかで決まります。Googleも、小規模な地域の事業者なら作業の多くを自分で行える場合が多いと説明しており、自社で始めること自体は難しくありません。

自社ですべて進める設計と一部の制作を外注すべて外注
向く会社担当者が毎月まとまった時間を取れる商品を説明できる人はいるが時間が足りない社内に担当者を置けない
社内に残るもの手順と記事を書く経験狙う検索語の一覧と記事の型公開されたページ
注意する点本業が忙しい月に更新が止まる社内で書く分の確認の手間自社の強みが記事に入りにくい

外注先を選ぶときは、Googleが挙げている注意点が判断の基準になります。検索結果の1位を保証すると言う業者は避け、サイトの監査を頼むときはSearch Consoleの権限を読み取りだけにします。サイトに加えた変更と変更の理由を説明してくれるかも、契約前に確かめておきましょう。

SEO 業者の利用を検討するSEO 業者に依頼する際のヒント | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
SEO サービスの利用を決断する前に、Google の公式なヒントを参考に、SEO 専門家の評価方法、信用照会先の確認方法、よくある落とし穴の回避方法をご確認ください。
🌐 developers.google.com
外部リンク

記事を作る側から見ると、社内に残るものの差が最も大きい違いです。すべて外注した場合、契約を終えた時点で、記事を増やす手段が社内に残りません。狙う検索語の一覧と記事の型を社内に持っていれば、外注をやめた後も自社で書き続けられます。

狙う検索語の一覧と記事の型を、社内に残したいとお考えですか

Writers-hubの記事コンテンツの制作支援では、狙う検索語の設計から、社内で記事を書くための型と品質の確認の流れまでを御社の体制に合わせてつくります。外注する記事と社内で書く記事の分け方からご相談いただけます。

Web集客とSEOに関するよくある質問

Web集客にSEOを取り入れるときによく出る質問と答えは、次の5つです。

SEOだけでWeb集客はできますか。

検索して依頼先を比べる人が多い商材なら、SEOだけで問い合わせを得られます。ただし、ページを直してから結果に出るまで数週間から数か月かかるため、結果が出るまでの問い合わせは広告や紹介で確保しておきましょう。

記事は何本書けばよいですか。

記事の本数に決まった目安はありません。依頼先を比べる人が調べる疑問の数で決まり、疑問1つに1記事で答えます。サービスのページが整っていないうちは、記事を増やしても問い合わせにつながりにくくなります。

ホームページを作り直さないとSEOはできませんか。

作り直さなくても始められます。ページのタイトルや本文を自社で書き換えられ、スマートフォンで崩れずに表示されるなら、今のサイトのままで進められます。更新のたびに制作会社への依頼が要るサイトは、書き換えにかかる時間と費用を見て作り直しを考えます。

AIで書いた記事でもSEOで集客できますか。

できます。Googleは2023年2月の公式ブログで、コンテンツがどのように作られたかではなく品質を評価すると説明しています。ただし、自社の事例や料金の考え方など、AIが知らない情報を人が書き足さないと、他社の記事と同じ内容になります。

被リンクを増やす対策は必要ですか。

リンクを買ったり、リンクを集めるためだけのページを作ったりする必要はありません。Googleはスパムに関するポリシーで、順位を上げる目的のリンクの売買を禁じています。事例や料金の考え方を詳しく書いたページは、取引先や業界の団体から紹介されることがあり、紹介で自然に付いたリンクは、リンクスパムには当たりません。

まとめ|SEO集客は記事を増やす前に今のページから

Web集客にSEOが向くのは、依頼する前に検索して会社を比べる人が多い商材です。始めるときは記事を書く前にSearch Consoleで今のサイトが表示されている検索語を見て、問い合わせに近いサービスのページから順に直すと、記事の本数が少ないうちから依頼につながりやすくなります。

私たち合同会社Writers-hubは、SEO記事の制作と、公開した記事の書き直しを続けてきました。自社で進める場合も外注する場合も、今のサイトの見つかり方を確かめるところから一緒に始められます。

自社のサイトにSEOが向いているか、判断に迷っていませんか

扱っている商材と今のサイトの状態をうかがい、SEOから始めるか、広告やGoogleビジネスプロフィールを先にするかを一緒に整理します。自社で進める範囲と外注する範囲の分け方もご相談いただけます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。