「アフィリエイトを始めるなら、まずは無料ブログで様子を見ればいい」。無料ブログはメールアドレスを登録すればその日のうちに記事を公開できるため、費用と書きやすさでブログを選ぶのが自然に思えます。
しかし、SEO記事の制作と運用を数多く手がけてきた弊社の立場から言えるのは、アフィリエイトのブログは、書きやすさより「書いた記事が手元に残るか」で選ぶということです。他社の広告を貼れるか、サービスが終わったら記事がどうなるか、別のブログへ移るときにURLを持って行けるか。3点を確かめずに始めると、記事が増えてから規約の変更やサービスの終了で積み上げた記事を失うことがあります。
本記事では、おすすめのブログ4つから、向かないブログの見分け方、引っ越しに備えた始め方まで、検索で読まれる記事を作ってきた制作会社の視点で順を追ってお伝えします。
- 他社の広告を貼れて独自ドメインも使えるのは、WordPress・はてなブログ・ライブドアブログ・Bloggerの4つ
- Amebaブログは他社のアフィリエイトを禁止しており、使えるのは公式のAmeba Pickだけ
- 無料ブログはサービスが終わると記事ごと消え、goo blogは2025年11月18日に終了した
- 最初から独自ドメインで始めれば、ブログを乗り換えても記事のURLを変えずに済む
アフィリエイトにおすすめのブログ4つ
アフィリエイトにおすすめのブログは、WordPress、はてなブログ、ライブドアブログ、Bloggerの4つです。4つとも、ASP(広告主と書き手を仲介するアフィリエイトのサービス)の広告を貼れて、「example.com」のように自分で取得したURLである独自ドメインを使えます。
| WordPress | はてなブログ | ライブドアブログ | Blogger | |
|---|---|---|---|---|
| 費用 | サーバーとドメインで月1,000円前後から | 無料(Proは有料) | 無料 | 無料 |
| 他社のASPの広告 | ◎ | ○ | ○ | ○ |
| 独自ドメイン | ◎ | △(Proのみ) | ○ | ○ |
| デザインの自由度 | ◎ | ○ | ○ | △ |
| 始めやすさ | △ | ◎ | ○ | ○ |
※ WordPressの費用は、レンタルサーバーの料金プランと契約期間、ドメインの種類で変わります。はてなブログProは1ヶ月コースが1,008円、2年コースが14,400円(月600円相当)です。
WordPress|長く育てて稼ぎたい人向け
WordPressは、レンタルサーバーに入れて使う無料のソフトで、ブログの持ち主が運営会社でなく自分になる点がほかの3つと違います。広告の位置、デザイン、表示速度まで自分で決められ、運営会社の規約で広告を制限されることもありません。ここでのWordPressは、自分で契約したサーバーに入れるもの(WordPress.org)を指し、同じ名前のブログサービスWordPress.comとは別物です。
代わりに、サーバー代とドメイン代が毎月かかり、開設から初期設定までを自分で進めます。1年以上続けて収益を増やすつもりなら、最初からWordPressで始めても手間に見合います。
はてなブログ|無料で始めて読者を集めたい人向け
はてなブログは、無料版でもASPのアフィリエイト広告を貼れるブログです。はてなブックマークなど、はてなの利用者同士で記事が紹介される仕組みがあるため、検索からの訪問が少ない開設直後でも読まれる機会があります。
ASPの広告を貼るブログは「はてなブログ個人営利利用ガイドライン」に従い、メールアドレスなどの連絡先をブログ内に載せる必要があります。独自ドメインと、運営会社の広告を消す機能は、有料のはてなブログProでだけ使えます。
ライブドアブログ|無料で独自ドメインを使いたい人向け
ライブドアブログは、独自ドメインの設定を無料で使える点が、ほかの無料ブログにない強みです。ドメインの取得と更新の費用は自分で払いますが、ブログ側の追加料金はかかりません。
パソコン版の表示には他社のアフィリエイト広告を貼れます。スマートフォン版の広告枠にASPの広告を入れるときは、ライブドアブログの事前の承認が必要です。
Blogger|無料で広告の少ないブログにしたい人向け
Bloggerは、Googleが運営する無料のブログで、運営会社の広告が記事に差し込まれず、独自ドメインも無料で設定できます。ASPの広告も貼れます。一方で、デザインのテンプレートが少なく、日本語で書かれた使い方の情報もほかの3つより少ないため、見た目を整えるにはHTMLを触る場面が出てきます。

アフィリエイトに向かないブログの見分け方
アフィリエイトに向かないのは、規約で他社のASPの広告を禁止しているブログです。代表例はAmebaブログで、Amebaのヘルプは他社のアフィリエイトの利用を禁止していると回答しており、使えるのは公式のアフィリエイト機能「Ameba Pick」だけです。
規約は運営会社が決めるため、開設したときに使えた広告が後から使えなくなることがあります。Amebaも、2018年12月の規約改訂でA8.netなどのアフィリエイトを使えるようにした後、他社のアフィリエイトを禁止する規約に改めました。

ブログを決める前に、利用規約とヘルプで「アフィリエイト」「商用利用」「営利利用」の項を読み、次のどれかに当てはまるブログは避けます。
- 規約やヘルプで、他社のアフィリエイトや商用利用を禁止している
- 使える広告が、運営会社の公式アフィリエイトに限られている
- 運営会社の広告が記事の途中に入り、有料プランでも消せない
- 独自ドメインを使えず、URLが運営会社のドメインのままになる
無料ブログが終了したときに失うもの
無料ブログのサービスが終了すると、書き手は記事のデータとURLを失い、検索で上位に出ていた記事もURLと一緒に順位を失います。NTTドコモが運営していたgoo blogは2025年11月18日に終了し、2025年10月1日で新しい記事の投稿を止め、終了日に記事は閲覧できなくなりました。

goo blogは引っ越しツールで記事のデータを書き出せるようにしていました。それでも、記事のURLは運営会社のドメインのものなので、書き出した記事を別のブログに載せると新しいURLになります。Yahoo!ブログ(2019年終了)やLINE BLOG(2023年終了)でも、書き手は同じ形で引っ越しを迫られました。
アフィリエイトの収益を生んでいた記事ほど、検索順位を積み直す間の収益を失います。
独自ドメインで始めると引っ越しできる理由
独自ドメインで始めたブログは、ブログサービスを乗り換えてもドメインを持って行けるため、記事のURLを変えずに引っ越せます。Googleは検索の評価をページのURLごとに付けるので、URLが変わらなければ、引っ越した後も検索の評価を引き継げるのです。
引っ越し前のURLを開いた訪問者と検索エンジンを新しいURLへ転送するには301リダイレクトを設定しますが、書き手が自分で設定できないブログでは、検索の評価を引っ越し先へ移せません。

独自ドメインを付けるのは、ブログを開設した直後、記事がまだ少ないうちが最も手間がかかりません。記事が増えてから付け替えると、それまでのURLから新しいURLへの転送を記事ごとに確かめる作業が増えます。
稼げるようになってからWordPressに移ればいいと思っていました。最初は無料ブログで十分ではないですか?
編集部
稼げてから移る順番でも問題ありません。ただ、独自ドメインだけは最初に付けておくと、移るときに記事のURLが変わらずに済みます。はてなブログならPro、ライブドアブログとBloggerなら無料で独自ドメインを使えます。
アフィリエイトブログを始める3ステップ
おすすめの4つから選び、ドメインを取得してブログに設定します。ブログ名とドメイン名は後から変えるとURLが変わるため、扱う商品の分野を決めてから付けます。
A8.net、もしもアフィリエイト、バリューコマースなどのASPに無料で登録し、紹介したい商品の広告主に提携を申し込みます。審査がある広告主は、定めた条件を満たさないブログとの提携を承認しないことがあるため、記事を数本書き、運営者の連絡先を載せてから申し込みます。
自分で使った商品を1つ選び、ほかの商品との違いや向いている人を書きます。記事の冒頭には「PR」などの表記を入れ、広告を含む記事だと読者が分かるようにします。
2023年10月1日から、広告であることを隠した表示(ステルスマーケティング)は景品表示法違反になりました。規制を受けるのは広告主で、依頼を受けて書く人は対象外です。それでも、アフィリエイトの記事は広告主が成果に応じて報酬を払う広告なので、広告であることを示してから公開します。
比較記事の構成を、商品ごとにゼロから考えていませんか
キーワードを入れると、検索上位の見出しを踏まえた構成から本文までを同じ手順で書き進められるSEO記事生成プロンプトツールを提供しています。構成づくりの時間を、商品を実際に使って確かめる時間に回せます。
アフィリエイトブログのよくある質問
無料ブログから始める人が迷いやすい点に、Q&Aの形で答えます。
他社のASPの広告を貼れる無料ブログなら、収益を得ることはできます。ただし、規約の変更やサービスの終了で記事を失うリスクは書き手が負うため、独自ドメインを付けて始めることをおすすめします。
記事は移せます。はてなブログ、ライブドアブログ、Bloggerには記事のデータを書き出す機能があり、WordPressに取り込めます。独自ドメインで書いていればURLも変わりませんが、無料ブログのURLのままなら新しいURLで検索の評価を積み直すことになります。
まとめ|ブログは書きやすさより記事が残るかで選ぶ
アフィリエイトのブログは、他社の広告を貼れるか、サービスが終わったら記事がどうなるか、独自ドメインを使えるかの3点で選びます。まず無料で試すならライブドアブログかBloggerに独自ドメインを付けて始め、1年以上続けて収益を増やすつもりならWordPressで始めます。
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