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記事作成の手順を8工程で解説|品質を分けるのは執筆前の設計

記事作成でつまずく原因の多くは文章力ではなく、書き始める前に読者とゴールが決まっていないことにあります。1本に時間がかかる、差し戻しが多いという状況なら、執筆の練習より先に構成案の作り方を見直すほうが改善は早いはずです。工程の全体像から順に整理しました。

記事作成の流れを表したアイキャッチ。構成案のメモとノートパソコンを机上に配置し、企画から公開までの工程が続いていることを示す。落ち着いた配色にする。

「文章力さえ上がれば、記事作成はもっと早く進むはずだ」。そう考えて書き方の解説を探す方は多いでしょう。記事作成という言葉が原稿を書く作業そのものを指すように受け取られやすく、初心者向けの解説も文章表現や言い回しから入るものが多いためです。ただ、書く速さが上がっても1本にかかる時間は縮まらず、差し戻しの回数も変わらないという状況は残ります。

しかし、企画から公開後の改善まで記事制作を請け負ってきた弊社の立場から言えるのは、原稿の出来を分けているのは執筆そのものよりも、その手前で決めた設計だということです。1本あたりの作業時間がもっとも長くかかるのも調査と構成設計で、「もっと早く書けるようになりたい」と相談を受けたときにまず確認するのは、文章のスピードではなく見出しの下に何を書くかがどこまで決まっているかでした。

本記事では、記事作成が指す作業の範囲と着手前に決めておく3つのことから、準備4工程・制作4工程の進め方、内製と外注の判断まで、記事制作の現場の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • 記事作成が指す作業の範囲と、工数がどの工程に偏るのか
  • 書き始める前に決めておく3つの前提
  • 準備4工程・制作4工程からなる記事作成の進め方
  • 読み進めてもらう書き方と、信頼性を担保する方法
  • 内製・外注・AI活用の使い分けと、外注先を見極める視点

記事作成とは、文章を書くことだけを指すのではない

記事作成という言葉は、実務では二通りの意味で使われています。ひとつは原稿を書く作業そのもの、もうひとつは企画から公開後の改善までを含む一連の制作業務です。情報を集めている段階では前者を思い浮かべる方が多いのですが、成果につながるかどうかを分けるのは後者の設計部分になります。

Web記事の作成を工程に分けると、企画・キーワード選定・調査・構成設計・執筆・編集・入稿・改善の8つに整理できます。このうち「書く」に当たるのは1工程だけです。

記事作成の8工程を示したフロー図

工数は「執筆」よりも「執筆の前」に偏る

制作会社として原稿を作っていると、1本あたりの作業時間はたいてい調査と構成設計に最も長くかかります。記事作成の工数は執筆より前の工程に集中します

理由はわかりやすいところにあります。構成が固まっていれば、執筆は決まった枠を埋める作業に近づくからです。反対に、構成が曖昧なまま書き始めると、書きながら何を書くべきかを考えることになり、途中で流れが破綻して前半から書き直す事態を招きます。

「もっと早く書けるようになりたい」という相談を受けたとき、最初に確認するのは文章のスピードではなく構成案の粒度でした。見出しの下に「ここで何を伝えるか」が一行ずつ書き込まれた構成案があるだけで、執筆にかかる時間は目に見えて短くなります。

経営者経営者

社内でブログを書いているのですが、1本に3日かかってしまいます。ライターの力量の問題でしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

書く速度そのものが原因というケースは、実はそれほど多くありません。3日の内訳をうかがうと、たいてい「何を書くか迷っている時間」と「書いたあとに構成から作り直している時間」が大半を占めています。構成案の段階で見出しごとの要点まで決めておけば、その2つは減らせます。

目的が違えば、良い記事の条件も変わる

同じ「記事作成」でも、検索からの集客を狙う記事と、商談前の不安を解消するための記事では、良し悪しの基準が別物になります。前者は検索意図を満たしているか、後者は営業担当が説明していた内容を過不足なく代替できているかで評価されるべきものです。

目的を曖昧にしたまま「とりあえず読まれる記事を」と進めると、評価軸が決まらないため、レビューが好みの応酬になります。差し戻しが感覚的な指摘ばかりになっている場合、原因は原稿ではなく目的の未設定にあると考えたほうが早く解決するでしょう。

記事の種類によって、作り方の重心が変わる

ひとくちにWeb記事といっても、種類ごとに時間をかける工程が違います。同じ手順を当てはめると、どこかに無理が出ます。

検索からの流入を狙うSEO記事は、キーワード選定と構成設計に重心があります。読者が入力した語に対して答えが揃っているかが評価の中心になるためです。一方、取材記事やインタビュー記事では、重心が事前準備と当日の質問設計に移ります。取材で聞けなかった話は後から補えないため、構成案の役割が「質問リスト」に近づくのです。

導入事例の記事なら、顧客への確認と掲載可否の調整が工程に加わります。原稿の完成度が高くても、掲載許諾が下りなければ公開できません。社内の解説記事やお知らせであれば、調査より正確性の確認に時間を配分します。

自社がこれから作ろうとしている記事がどの種類かを先に決めておくと、工数の見積もりも、依頼するときの範囲の伝え方も具体的になるはずです。

関連記事:SEO記事の書き方完全ガイド|上位表示を実現する18のテクニックと対策

記事作成を始める前に決めておく3つのこと

工程の話に入る前に、着手前の合意事項を整理しておきます。ここが決まっていない状態で書き始めた記事は、書き上がってから揉めることになります。

💡

着手前に決めるのは「誰に読ませるか」「読み終えたあと何をしてほしいか」「誰が公開を判断するか」の3つです。この3つは書き手だけでは決められないため、依頼側との合意が必要になります。

読者とゴールが決まらないまま書き始めると差し戻しが増えます。書き手は指示の範囲で最善を尽くしているのに、レビュー側の想定と食い違うためです。

誰に読ませるのかを、状態で決める

読者像は職種や年齢だけで決めても機能しません。有効なのは「その人が今どこまで知っていて、何に困っているか」という状態での定義です。

たとえば同じ「オウンドメディア担当者」でも、これから立ち上げる人と、100本公開したが成果が出ていない人では、必要な説明の深さがまったく違います。前者に運用改善の話をしても早すぎますし、後者に基礎の説明を並べれば離脱されるでしょう。

読み終えたあとに何をしてほしいのかを決める

記事のゴールは、資料請求のような明確な行動だけとは限りません。「用語の意味を理解して次の記事に進む」「社内で説明できる状態になる」といった認識の変化もゴールになります。

重要なのは、ゴールが決まると本文の取捨選択の基準ができる点です。問い合わせにつなげたい記事なら、判断に必要な情報(費用の考え方、進め方、注意点)を厚くし、理解を促す記事なら定義と具体例を厚くする、といった配分が機械的に決まります。

誰が公開を判断するのかを決める

意外に抜けやすいのが、品質の合格ラインを誰が引くかという点です。決裁者が複数いて、それぞれ別のタイミングで指摘を出す体制になっていると、修正が終わりません。

  • 読者の状態(前提知識・困っていること)が文章で書かれている
  • 読み終えたあとに取ってほしい行動が1つに絞られている
  • 公開可否を判断する人が1人に決まっている
  • 参考にしてよい社内資料・一次情報の所在が共有されている

関連記事:SEO記事の書き方を6ステップで解説|順位を分けるのは構成の設計

記事作成の手順を8工程で進める

ここからが実際の手順です。8工程を、原稿を書く前の「準備」と、書き始めてからの「制作」に分けて説明します。

準備の4工程で、記事の骨格を決める

1
STEP
1. 記事の企画と目的を決める

何のために公開する記事なのかを一文で書き出します。「集客」「比較検討中の見込み客の不安解消」「採用候補者への説明」など、目的が違えば以降の判断がすべて変わるためです。既存記事との重複がないかも、この段階で確認しておきます。

2
STEP
2. キーワードを選定する

検索から読まれることを狙うなら、想定読者が実際に入力する語を決めます。検索ボリュームの大きさだけで選ぶと競合が強すぎて順位が付かないため、自社が答えを持っているテーマかどうかを併せて見ます。1記事に対して主軸のキーワードは1つに絞り、関連する語は見出しの中で拾う形が扱いやすい進め方です。

3
STEP
3. 検索結果と情報源を調べる

選んだキーワードで実際に検索し、上位に並ぶページが何に答えているかを読み取ります。ここで見るのは順位ではなく「読者が求めている答えの型」です。手順を求めているのか、比較を求めているのか、定義の説明を求めているのかで、記事の形が決まります。あわせて、本文で使う一次情報や公式資料の所在を集めておきます。

4
STEP
4. 構成案を作る

見出しの並びと、各見出しで書く内容の要点までを決めます。ここが記事作成でもっとも成果を左右する工程です。書き込む項目は、見出し(h2・h3)の文言、その見出しで伝える結論、根拠として使う情報の出どころ、必要な図表の4点。見出しを見るだけで記事全体の主張が追える状態になっていれば、構成案は合格といえます。

構成案ができた時点で、依頼側のレビューを一度挟むことを強くおすすめします。構成案づくりは執筆時間をもっとも短縮できる工程です。原稿が完成してから方向性の指摘を受けると全面的な書き直しになりますが、構成の段階なら見出しの入れ替えで済みます。

記事作成の工数配分を示した比較図

制作の4工程で、原稿を仕上げて公開する

1
STEP
5. 本文を執筆する

構成案に沿って書き進めます。書きながら構成を変えたくなった場合は、その場で直さず、いったん構成案に戻って全体の整合を確認してから反映します。書きながらの部分修正を重ねると、記事全体の筋が通らなくなるためです。

2
STEP
6. 編集と校正を行う

執筆者以外の目を通します。見るのは誤字だけではありません。主張と根拠が対応しているか、読者の前提知識に対して説明が飛んでいないか、事実として書いた箇所に出典があるかを順に確認します。日を置いてから自分で読み返すだけでも、抜けはかなり見つかります。

3
STEP
7. 入稿して表示を確認する

CMSに登録し、見出しの階層、画像の代替テキスト、内部リンク、タイトルと説明文を設定します。スマートフォンでの表示は必ず実機で確認してください。パソコンでは読みやすい段落でも、画面幅が狭いと文字の塊に見えることがあります。

4
STEP
8. 公開後に測って直す

公開して終わりにせず、検索順位、表示回数、クリック率、読了の状況を確認します。順位は付いているのにクリックされない記事はタイトルと説明文の問題、読まれているのに次の行動につながらない記事は締めくくりの問題、というように、症状ごとに直す箇所が変わります。

公開後の改善まで含めて記事作成だと考えると、1本目から完璧を目指す必要はなくなります。むしろ、直す前提で早く出したほうが、読者の反応という判断材料が手に入るぶん有利に働くはずです。

関連記事:ブログ記事作成の手順5工程|構成の作り方と読まれる書き方のコツ

読み進めてもらう記事にするための書き方

工程を守っても、本文の書き方次第で離脱は起きます。ここでは、制作の現場で繰り返し指摘している点を挙げます。

冒頭の数行で「自分向けの記事か」を判断させる

読者は冒頭の数行で読み進めるかを判断します。ここで必要なのは、前置きの長い挨拶ではなく、読者が抱えている状況の言語化です。

「〇〇でお困りではありませんか」という決まり文句よりも、「差し戻しが続いて1本あたりの工数が膨らんでいる」のように具体的な状況を書いたほうが、読者は自分の状況に近いと判断できます。そのうえで、この記事を読むと何がわかるのかを示せば、読み進める理由になるでしょう。

見出しだけで内容が追える状態にする

多くの読者は本文を上から順に読みません。目次と見出しを拾い読みして、必要な箇所だけを読みます。したがって見出しは、内容を象徴する短い言葉ではなく、そこで述べる結論そのものに近づけたほうが機能します。

「注意点」という見出しよりも「構成を変えるなら執筆前に戻す」のように書けば、見出しの一覧を眺めるだけで記事の主張が伝わります。

一文に入れる情報を1つに絞る

読みにくい文章の多くは、語彙が難しいのではなく、一文に情報が詰め込まれています。主語と述語のあいだに修飾が挟まり、読み終える頃には冒頭の主語を見失う状態です。

対策は単純で、接続助詞でつないだ長い文を、句点で切って2文にします。文の長さを揃えるのではなく、長い文と短い文を混ぜると、読むリズムが単調になりません。

同じ語尾が3回以上続くと、内容にかかわらず読み飛ばされやすくなります。「〜です」「〜ます」が連続していないか、音読して確認するのが確実な方法です。

具体例は、読者が想像できる範囲から選ぶ

抽象的な説明が続くと、読者は自分の業務に置き換えられません。そこで具体例を入れるわけですが、選び方を誤ると逆効果になります。

避けたいのは、読者の職種から遠い例です。BtoBの担当者に向けた記事で飲食店の話を持ち出すと、たとえ理屈が同じでも「自分の場合はどうなのか」という疑問が残ります。例は、読者が日常的に扱っている対象から選んでください。

もうひとつ、架空の企業名や作り話の数値を例にするのは避けます。読者が事実として受け取る可能性があるうえ、確認されたときに説明できません。実名を出せない事例なら、業種と規模と課題の3点だけを書き、固有名詞を伏せる形が現実的な落としどころになります。

情報の出どころを示す

事実として書いた内容には、根拠を添えます。統計や調査結果を引用するときは、行頭に「※」を付けた注釈で出典を明記し、可能であれば一次情報のURLも示してください。

検索エンジン側も、独自の情報や経験にもとづく記述を評価する方針を公開しています。何を書けば評価されるのかを判断する材料として、公式のドキュメントには一度目を通しておく価値があります。

有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成 | Google 検索セントラル
Google のランキング システムは、ユーザーにメリットをもたらすことを目的として作成された有用で信頼できる情報をユーザーに提示できるように設計されています。自己評価のための質問を通じてご自身のコンテンツを評価する方法をご確認ください。
🌐 developers.google.com
外部リンク

※ 出典: Google 検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」

Web担当者Web担当者

一次情報といっても、自社には調査データがありません。それでも信頼性は担保できるのでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

調査データだけが一次情報ではありません。自社で実際にやってみた結果、顧客からよく受ける質問、現場で判断に迷った基準といった記述は、他社が書き写せない情報になります。むしろ実務の判断基準のほうが、読者にとっては役に立つ場面が多いはずです。

記事作成でつまずきやすい点

制作の相談を受けるなかで、繰り返し出会うつまずき方があります。当てはまるものがないか確認してみてください。

  • 構成案を作らず、いきなり本文から書き始める
  • 上位表示されているページの内容を並べ替えただけで、自社の判断が入っていない
  • 検索ボリュームの大きいキーワードばかりを狙い、答えを持っていないテーマまで書く
  • 情報を網羅しようとして文字数が膨らみ、結論がどこにあるかわからなくなる
  • 執筆者本人だけでレビューを済ませ、第三者の目を通していない
  • 公開したまま数値を確認せず、どの記事が機能しているか把握していない

とくに多いのが、2つめの「自社の判断が入っていない」記事です。調べた内容をまとめただけの原稿は、事実として間違ってはいないため、レビューでも指摘しにくくなります。ただ、読者からすればすでにどこかで読んだ内容であり、その会社に相談したい理由にはなりません。

判断を入れるのは難しいことではなく、「自社ならこう進める」「この条件のときは選ばない」といった線引きを一言添えるだけで変わります。制作の依頼を受けるときも、この線引きをヒアリングで引き出せるかどうかが、原稿の差になっていました。

4つめの「文字数が膨らむ」つまずきにも触れておきます。網羅性を意識するあまり、関連しそうな情報を足していくと、読者が探している答えが本文のどこにあるか見えなくなります。判断の基準は、その段落を削ったときに読者の疑問が残るかどうか。残らないなら、その段落は読者のためではなく書き手の安心のために置かれています。

なお、公開後に数値を見ていない状態も見過ごされがちです。記事は公開した時点では成果がわかりません。3か月後に順位と流入を確認して初めて、どのテーマに需要があったのか、どの見出しが機能したのかが判断できます。次に書く記事の企画は、その結果を材料にしたほうが精度が上がるでしょう。

記事作成を効率化する方法

工数を減らす方向にも触れておきます。効率化の手段は、ツールの導入と型の整備、そして人の使い方の3つに分かれます。

AIに任せてよい工程と、任せてはいけない工程

生成AIの登場で、記事作成の効率化は現実的な選択肢になりました。ただし全工程を任せられるわけではありません。AIが得意なのは執筆よりも下ごしらえと確認作業です

調査した情報の整理、構成案のたたき台づくり、書いた原稿の誤字や表記ゆれの検出、読者が抱きそうな疑問の洗い出しといった作業は、AIに任せると時間が縮みます。一方で、自社の判断や実務での経験は、社内にしかない情報のためAIが生成できません。

AIが出力した原稿をそのまま公開すると、事実確認が済んでいない記述や、実在しない出典が混ざる可能性があります。生成物は下書きとして扱い、事実の確認と自社の判断の追記を人が行う前提で組み立ててください。

工程ごとに使うツールを決める

記事作成ツールという括りで探すと数が多すぎて選べません。工程で分けると、必要なものは絞られます。

キーワードを調べる工程では、検索語と関連語を確認できるツールを使います。Googleキーワードプランナーは広告アカウントがあれば利用でき、検索需要のおおまかな規模をつかむ用途に向いたツールです。構成案づくりと執筆については、共同編集とコメントができる環境であれば十分に足ります。Googleドキュメントのように複数人が同じ原稿にコメントを残せる形にしておくと、レビューのやり取りはメール添付より速く回るでしょう。

公開後の確認では、Googleサーチコンソールで検索順位と表示回数、クリック率を見ます。順位が付いているかどうかだけでなく、表示されているのにクリックされていない記事を見つけられるため、リライトの優先順位を決める材料になります。

ツールを増やすほど効率が上がるわけではありません。工程ごとに1つずつ決めて、社内の誰が見ても同じ数値を確認できる状態にするほうが、運用は続きます。

型を作って品質を揃える

複数人で記事を作るなら、書き手の力量に頼らない仕組みが要ります。具体的には、構成案のテンプレート、表記ルール、公開前のチェック項目の3点を文書にしておく方法です。

型があると、レビューの指摘が「好みの問題」から「ルールとの照合」に変わります。指摘する側の負担も、指摘される側の納得感も、この違いは小さくありません。

構成案を作る段階から任せられる体制を探していませんか

記事作成では、執筆より前の調査と構成設計に工数の多くがかかります。Writers-hubのSEO記事コンテンツ作成は、キーワード選定と構成設計の段階から関わり、公開後の改善まで含めて引き受ける形です。まずは現在の進め方をうかがったうえで、どこを任せると効果が大きいかをお伝えします。

記事作成は内製すべきか、外注すべきか

社内で書くか、外部に依頼するか、AIツールで賄うか。判断に迷いやすい部分のため、条件ごとに整理します。

内製記事制作会社への外注AIツール単独
立ち上がりの早さ
品質のばらつきにくさ×
担当者にかかる工数×
専門テーマ・取材への対応×
社内にノウハウが残るか

内製が向くのは、社内に書ける人がいて、その人の時間を記事に充てられる場合です。自社の判断や現場の情報がそのまま原稿に入るため、内容の独自性という点では有利に働きます。ただし担当者が兼務であれば、更新が止まるリスクを織り込んでおく必要があるでしょう。

外注が向くのは、公開の本数を安定させたい場合と、専門性の高いテーマを扱う場合です。編集者が入ることで品質のばらつきが抑えられ、担当者は企画と確認に集中できます。社内にノウハウが残らないことを懸念する声もありますが、構成案の作り方やチェック項目を共有してもらう形で依頼すれば、その心配は減らせます。

実務では、全部を任せるか自分で書くかの二択にせず、工程で分ける進め方も選べます。たとえばキーワード選定と構成案までを社内で決め、執筆だけを依頼すれば、自社の判断を原稿に残したまま担当者の作業時間を減らせるはずです。反対に、調査と構成設計を外部に任せ、自社の判断を書き足す部分だけ社内で担当する分け方もあります。

どちらが向くかは、社内に「決められる人」がいるか、「書ける人」がいるかで変わります。決められる人がいるなら執筆の外注、書ける人はいるが時間がないなら準備工程の外注、というのが判断のしやすい線引きです。

外注先を見極める4つの視点

依頼先を比べるときは、料金表よりも進め方を確認してください。

  • キーワード選定や構成設計から関わってくれるか、原稿執筆だけかを確認する
  • 編集者による第三者チェックが工程に組み込まれているか
  • 自社の業界や商材について、事前に何を聞き取るつもりかを確認する
  • 公開後の順位や流入の確認、リライトまで対応範囲に入っているか

料金の形式は、文字単価、記事単価、月額の3つに大別されます。文字単価は文字数が増えるほど費用が増える仕組みのため、網羅性を求める記事では見積もりが読みにくくなります。記事単価や月額であれば予算は組みやすい一方、対応範囲が曖昧だと追加費用の交渉が発生しやすいので、契約前に工程ごとの担当を書面で揃えておくと安全です。

内製・外注・AI活用の使い分けを示した図

なお、依頼して終わりにするか、いずれ自社で回せるようにするかは、最初に伝えておいたほうが進め方が変わります。内製化を見据えているなら、成果物だけでなく構成案の型やチェック項目まで受け取れる契約にしておくと、引き継ぎの手戻りを避けられるでしょう。

自社で書ける体制を作りたいのか、任せて本数を出したいのか

外注と内製は、どちらか一方を選ぶものではありません。Writers-hubでは、当面の記事制作を引き受けながら、構成案の型やチェック項目を社内に移していく内製化支援も行っています。将来的に自社で回したいという方針があれば、その前提で体制を設計します。

記事作成についてよくある質問

制作の相談を受けるなかで、着手前によく確認される点をまとめました。判断に迷ったときの目安として使ってください。

記事作成にはどのくらいの時間がかかりますか

テーマの専門性と調査量によって幅がありますが、調査と構成設計に半分以上の時間がかかる点は共通しています。慣れていない段階では、構成案づくりに時間をかけるほど、執筆と修正にかかる時間の合計は短くなります。

文字数はどれくらいが適切ですか

目安となる文字数はテーマごとに変わるため、一律の正解はありません。判断の基準は、読者が知りたいことに答え切れているかどうかです。文字数を増やす目的で説明を重ねると、結論が埋もれて読みにくくなります。

記事作成の初心者は何から始めればよいですか

完成度の高い1本より、構成案を10本分作る練習のほうが効果が出やすいと考えています。見出しの並びで記事の筋を作れるようになると、執筆は型に沿った作業になります。

AIで作った記事は検索で評価されないのですか

制作手段そのものが問題になるのではなく、読者の役に立つ内容かどうかで評価されます。ただしAIの出力をそのまま公開すると、事実確認や独自の判断が抜けた原稿になりやすいため、人の手を入れる工程を必ず挟んでください。

記事作成に資格や専門知識は必要ですか

資格は必要ありません。ただし扱うテーマによっては、医療や法律のように表現が規制されている分野があり、その場合は有資格者による監修を入れる前提で進めます。専門知識については、書き手が最初から詳しい必要はなく、社内の詳しい人に確認できる体制があれば成立します。

最初の1本はどのテーマから書けばよいですか

検索需要の大きさより、自社が答えを持っているテーマから始めることをおすすめします。顧客から実際によく聞かれる質問は、答えが社内にあり、かつ同じ疑問を持つ人が検索している可能性が高いテーマです。営業担当が説明に時間を使っている内容を書き出すところから探すと見つかります。

公開した記事はどのタイミングで見直すべきですか

公開から3か月ほど経つと、検索順位や流入の傾向が読み取れるようになります。順位が付いているのにクリックされていない記事はタイトルと説明文、読まれているのに行動につながらない記事は結論部分から見直すと、直す箇所を絞れます。

まとめ

記事作成は、文章を書く作業だけを指す言葉ではありません。企画・キーワード選定・調査・構成設計・執筆・編集・入稿・改善という8つの工程で成り立っており、原稿の出来を決めているのは執筆より前の設計部分でした。

1本に時間がかかる、差し戻しが多いという状況なら、まず着手前の3つ(誰に読ませるか、読み終えたあと何をしてほしいか、誰が公開を判断するか)を文章にしてみてください。そのうえで構成案の粒度を上げれば、執筆と修正にかかる時間は減っていきます。ツールやAIは、その工程を短縮する道具として位置づけると使いどころを見誤りません。

合同会社Writers-hubは、キーワード選定と構成設計の段階から入る記事制作を行っています。書ける人が社内にいない、本数が安定しない、品質の基準を揃えたいといった課題があれば、現在の進め方をうかがったうえで、どこから手を入れると変化が出やすいかをお伝えします。

今の進め方のどこに時間がかかっているか、一度整理しませんか

工程のどこで詰まっているかがわかれば、外注する範囲も、社内に残す範囲も決めやすくなります。まだ依頼先を決めていない段階でも構いませんので、現状をお聞かせください。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

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