「LPOサービスを契約すれば、申込率の改善は専門の会社に任せられそう」。各社の案内には、分析から改善案の立案、テストの実施までを一括で支援すると書かれているため、ページを直す作業ごと引き取ってもらえると考えがちです。ところが、LPOで先に足りなくなるのは、テストの仕組みではなく載せる改善案のほうです。ツールを契約した月は思いついた案を順に試せても、3回目のテストを組むころには出す案が尽き、管理画面を開かなくなりがちです。
本記事では、LPOサービスの3つのタイプと費用の目安から、ABテストで判定できる申込件数、依頼前に社内で決めておくことまで、記事の制作を請け負ってきた会社の視点で順を追ってお伝えします。
- LPOサービスは、テストの仕組みを借りるツール型、分析と改善案を任せる代行型、ページを作り替える制作型に分かれ、社内に残る役割が違う
- LPOツールは無料から始められる一方、代行は月額20万〜80万円ほどで、差の多くは原稿と実装を含むかで決まる
- 申込率を1.5倍にする案でも、ABテストで勝ち負けを確かめるには2つのパターン合わせて190件ほどの申込が要る
- ABテストが止まる原因は案の不足で、営業が受ける質問と問い合わせフォームの記述が案の仕入れ先になる
- LPOで上がるのは申込率までで、問い合わせの総数は広告費と検索からの入口で決まる
LPOサービスとは何を指すのか
LPO(ランディングページ最適化)は、広告や検索から着地したページで、問い合わせや購入まで進む人の割合を上げていく取り組みを指します。ページの一部を変えて反応を測り、良かったほうを残す。この繰り返しが基本の形です。
ところが「LPOサービス」という言葉で探し始めると、話が急にややこしくなります。テストの管理画面を月額で貸す会社と、分析から改善案の立案までを人が代わりに行う会社と、ページそのものを作り替える制作会社が、同じ一覧の中に並んでいるためです。
LPO周辺の言葉の整理
- LPO:ページを変えて検証を繰り返し、申込率を上げる取り組み全体
- LPOツール:出し分け、ABテスト、ヒートマップなどの機能を提供するサービス
- LPO代行:分析、仮説立案、施策の実施までを外部が請け負う形態
- EFO:入力フォームに絞った改善。LPOの一部として扱われることが多い
呼び方の違いにこだわる必要はありません。ただ、買おうとしているのが仕組みなのか、考える人なのかは先に決める必要があります。ここが曖昧なまま相見積もりを集めると、月額5万円の提案と月額60万円の提案が同じ表に並び、比較のしようがなくなります。
LPOそのものの進め方や、SEO・EFOとの関係についてはLPOとは?SEO・EFOとの違いと改善の手順で扱っています。ここから先は、外部のサービスをどう選び、どう使うかに絞ってお話しします。
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LPOサービス3つのタイプと違い
一覧に並ぶサービスは、提供しているものでおおむね3つに分けられます。この分け方さえ頭に入っていれば、比較サイトのどのページを読むべきかは自分で判断できます。

ツール提供型
テストの実施環境を月額で借りる形です。ページの出し分け、ABテスト、ヒートマップ、来訪者の属性に応じた表示の切り替えといった機能が、管理画面から使えるようになります。無料で試せる範囲を用意しているツールもあり、まず数字の取得から始めたい段階の入口になります。
ただし、ツールが提供するのは「試す手段」であって「何を試すか」ではありません。管理画面を開いても、変更案が手元になければ画面は空のままです。
代行・コンサル型
現状の分析、課題の洗い出し、仮説の立案、テストの設計と実施、結果の報告までを外部が担う形です。社内にテスト設計の経験者がいない場合、もっとも早く動き出せる選択肢になるでしょう。会社によって実装作業まで含むかどうかが分かれるため、見積もりの段階での確認が要ります。
制作特化型
改善案を実物のページに仕上げる工程を請け負う形です。構成、原稿、デザイン、コーディングまでをまとめて引き受けます。分析の結果として直す場所がすでに特定できている状態なら、この形がもっとも無駄がありません。
| ツール提供型 | 代行・コンサル型 | 制作特化型 | |
|---|---|---|---|
| 買うもの | テストの実施環境 | 分析と改善案 | 改善案の実物 |
| 向いている状態 | 案を作れる人が社内にいる | 何から手を付けるか決まらない | 直す場所は決まっている |
| 社内に必要な役割 | 毎月の案出し担当 | 判断と承認の担当 | 要件を伝える担当 |
| 成果が見えるまで | 案の供給しだい | 3か月前後から | 公開後すぐ測れる |
| 続けたときの負担 | 案が尽きると止まる | 月額が積み上がる | 都度の発注になる |
3つを並べてみると、同じ「LPOサービス」でも社内に残る役割がまるで違うとわかります。とくに選ばれやすいのが、いちばん安く始められるツール提供型から入る進め方でしょう。
まずは安いツールを入れて社内でABテストを回してみて、足りなければ代行を検討する。この順番でどうでしょうか。
編集部
順番としては自然だと思います。ただ、契約する前に「毎月だれが変更案を出すのか」だけは決めておいてください。そこが空欄のまま始まると、初月に2案を試したところで手が止まります。
3つのタイプは、どれか1つを選ばなければならないものではありません。ツールを自社で契約したうえで、案づくりと原稿だけを外に出す組み合わせもよく採られます。費用を抑えながら止まらない体制を作りたい場合、現実的なのはむしろこの形です。
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ABテストで判定できる申込件数の目安
ABテストで改善案の勝ち負けを確かめるには、申込率を1.5倍にする案でも、2つのパターンを合わせて190件ほどの申込が要ります。偶然の差を本当の差と見誤る確率を5%、本当にある差を見逃す確率を20%に抑える、統計で一般的に使われる基準で計算した数です。2つのパターンに同じ人数を振り分けたときの目安を、今の申込率と狙う申込率の4つの組み合わせで計算すると、次のようになります。
| 1パターンに要る訪問 | 2パターン合計の申込 | |
|---|---|---|
| 申込率1%を1.5%へ | 約7,800人 | 約190件 |
| 申込率2%を3%へ | 約3,800人 | 約190件 |
| 申込率5%を7.5%へ | 約1,500人 | 約180件 |
| 申込率2%を2.4%へ | 約21,100人 | 約930件 |
申込率を1.5倍にする案なら、今の申込率が1%でも5%でも、要る申込の件数は180〜190件でほとんど変わりません。狙う差が小さいほど件数は増え、1.2倍の差を確かめるには930件ほどになります。
月の申込が30件ほどのページでは、1.5倍の差を確かめるだけで5か月ほどかかります。1年で確かめられる案は、2つか3つにとどまる計算です。
月の申込が数十件にとどまるページは、ツールで小さな差を比べるより、直す箇所をまとめて作り替え、公開の前と後で申込率を比べる制作特化型のほうが早く結論を出せます。前後を比べる期間は、広告費と配信先をそろえておきましょう。広告の出し方が変わると、ページを直した効果と見分けられなくなるためです。
反対に、月に数百件の申込があるページなら、ツール提供型や代行・コンサル型で案を1つずつ確かめる進め方が生きます。見積もりを頼むときは、月の申込件数を先に伝えてください。件数が少ないと分かっていながら毎月のテスト本数を約束する提案は、勝ち負けのつかないテストに費用を払う形になります。
LPOサービスの実施内容
代行・コンサル型に依頼したとき、実際に何が行われるのか。会社ごとに呼び方は違いますが、工程はおおむね次の5つに整理できます。
計測環境を整え、申込率、ファーストビューでの離脱、スクロールの到達状況、フォームの完了率などを取得します。計測タグが正しく入っていない状態で始まると、ここだけで最初の2週間を使うこともあります。
取得した数字とページの中身を照らし合わせ、人が減っている箇所を特定します。ここで改善候補が10個も20個も並んだ報告が出てきたら、優先順位の基準を必ず確認してください。全部やる前提の提案は、費用だけが膨らみます。
見出し、本文、画像、ボタンの文言、フォームの項目といった具体的な変更案に落とし込みます。工程としては地味ですが、成果を左右するのはここです。案の質が低ければ、どれだけテストを重ねても、出来の悪い案どうしを比べることになります。
案をページに反映し、期間と必要な件数を先に決めて計測します。申込件数の少ないページでABテストを回しても勝敗はつきませんので、その場合はまとめて作り替えて前後を比べる形に切り替えます。
どの案がどう動いたかを共有し、次に試す案を決めます。報告の場で次の案が出てこない状態が2回続いたら、契約の中身を見直す合図だと考えてください。
この5つのうち、社内でも回せるのは1つ目と5つ目です。計測は一度整えれば維持の負担が軽く、報告を受けて判断する工程は、そもそも外に出せません。裏を返せば、外に出す価値が高いのは2つ目から4つ目、とりわけ改善案を作る工程だということになります。
計測については、有料のツールを契約する前に無料の範囲で始められます。GA4に加えて、無料で使えるヒートマップと操作の録画ツールを入れておくと、どのセクションで読み進めが止まっているかは把握できます。

契約前にいちばん確認したいのは、この5工程のうちどこまでが料金に含まれるかです。「分析とレポートまで」で終わる契約は実際にあり、その場合は書き換えの原稿とページへの実装が自社の仕事として残ります。
※ 実装作業を含むかどうかで、同じ「LPO代行」でも月額が2倍近く変わることがあります。見積もりを比べるときは、金額より先に含まれる工程を並べてください。
関連記事:EFOとは?入力フォームの離脱を防ぐ施策とツールの選び方を解説
LPOサービスの費用相場と内訳
LPOサービスの費用は、ツールなら無料から始められ、代行に頼むと月額20万〜80万円ほどになります。依頼する範囲ごとのおおよその金額は、次のとおりです。
| 費用の目安 | 主な内訳 | |
|---|---|---|
| LPOツール | 無料〜月額10万円〜 | PV数と機能による段階制。初期費用がかかるツールもある |
| テスト設計の代行 | 月額20万円〜50万円程度 | 仮説の立案、テスト設計、結果のレポート |
| 分析から実装まで一括 | 月額40万円〜80万円程度 | 上記に原稿の制作と実装作業が加わる |
| スポットの診断 | 20万円〜50万円程度 | 現状分析と改善案の提示のみ。継続契約なし |
| ページの作り替え | 1本30万円〜100万円程度 | 構成、原稿、デザイン、コーディング |
※ 金額はページ数、月あたりのテスト本数、レポートの頻度、実装作業の有無で変わります。商材の単価が高い分野ほど上振れする傾向もあり、ここに挙げた範囲は見積もりを読むときの物差しとして使ってください。
※ 2026年10月時点の公式ページでは、Ptengineは無料プランでも表示3,000回までABテストを試せ、ABテストの製品(Experience)の有料プランは月間3,000PVまでなら年一括払いの月額換算で8,778円(税込)からです。DLPOは、ツールの初期費用を20万円、月額を10万円からとしています。
成果報酬型を掲げるサービスは、初期費用を抑えられる点が魅力ですが、報酬の基準となる指標が何か、そして基準となる現状値をどう固定するかを、契約書の文面で確認してください。申込件数なのか、受注金額なのか、申込率の改善幅なのか。基準の取り方ひとつで、支払額は何倍にも変わります。
とりわけ見落とされがちなのが、社内側にかかる時間の費用です。素材の提供、原稿の確認、法務や監修の承認、実装の依頼。外部に任せても、この往復がなくなるわけではありません。月額の比較に気を取られて社内工数の見積もりを飛ばすと、契約後に進行そのものが詰まります。
LPOサービスを選ぶ5つの判断軸
料金表を並べただけでは決め手になりません。提案を受けて判断が割れたときに立ち返る軸を、5つに絞ってお伝えします。
自社の商材に近い実績があるか
実績の件数より、扱ってきた商材の性質が近いかを見てください。単価数千円の通販と、検討期間が半年ある法人向けサービスでは、ページで解消すべき不安がまったく違います。前者で成果の出た手法をそのまま後者に持ち込むと、価格の見せ方や申込ボタンの置き方がかみ合いません。事例を見せてもらうときは、業種よりも検討期間の長さが近いものを指定するほうが判断しやすくなります。
5つの工程のどこまで請け負うか
「LPOサービスの実施内容」で挙げた5工程のうち、契約に含まれるのはどこからどこまでか。とくに原稿の執筆と実装作業は、含まれる会社と含まれない会社に分かれます。提案書に「改善施策の立案」とだけ書かれていたら、立案のあとに誰が手を動かすのかを必ず聞いてください。ここを曖昧にしたまま契約すると、毎月の作業が自社に戻ってきます。
改善案を出し続ける体制があるか
初回の提案は、どの会社もそれなりの分量で出してきます。差が出るのは3か月目以降でしょう。月次の打ち合わせで新しい案が出てこなくなる会社と、切り口を変えて出し続ける会社があります。過去の案件で何か月継続し、月あたり何本のテストを実施したのか。数字で答えられるかどうかで、体制の有無はおおむね見分けられます。
報告が次の判断に使える形か
レポートの見た目の作り込みは、判断の役には立ちません。見るべきは、どの案がどう動き、次に何を試すのかまで書かれているかどうかです。数字の羅列で終わって次の一手が書かれていない報告が続くなら、案を作る工程が実質的に動いていないと見てよいでしょう。契約前にサンプルのレポートを見せてもらうのが、手っ取り早い確認方法です。
契約が終わったあとに何が残るか
テストの記録、書き換えた原稿、作成した画像。作ったものが自社に残るかどうかは、契約書に書かれていなければ後で揉めます。ツール提供型の場合、解約すると出し分けの設定ごと消え、ページが契約前の状態に戻ってしまうこともあるでしょう。長く続ける前提であっても、終わり方の条件は最初に確認しておくほうが安全です。
判断軸が定まったら、見積もりを依頼する段階で聞く内容も固めておきましょう。次の5点を全社に同じ文面で投げると、返ってきた見積もりが比較できる形になります。
- 契約に含まれる工程は、どこからどこまでか
- 月あたりに実施できるテストの本数はいくつか
- 原稿の執筆と画像の制作は料金に含まれるか
- 実装作業を依頼した場合、追加費用はいくらか
- 契約終了時に、テストの記録と原稿はどちらに残るか
同じ文面で聞くことに意味があります。各社が得意な部分だけを厚く書いた提案書は、そのままでは並べられません。前提をこちらでそろえて初めて、金額の差が何の差なのかが見えてきます。
ABテストが数回で止まる理由
LPOツールを導入した会社が、半年後にはほとんど使わなくなる原因は、ツールの機能不足ではありません。
テストが止まるのは、載せる案が尽きるからです。
なぜ尽きるのか。理由は2つあります。ひとつは、変更案を出す担当者がほかの業務と兼任で、案を考える時間が予定表に入っていないこと。もうひとつは、案の出どころが担当者の思いつきに限られていることです。
思いつきは、3回目のテストのあたりで底をつきます。
案が尽きる直前によく起きること
「次は何を試しますか」という問いに、その場で答えが出なくなる。前回と似た案(ボタンの色違い、見出しの語尾違い)が続く。テストの実施間隔が2週間から1か月、2か月へと延びていく。この3つが揃ったら、案の供給が止まっています。
では、どうすれば案が続くのか。必要なのは発想力ではなく、仕入れ先です。改善案は自分の頭の中から捻り出すものではなく、すでにどこかに書かれている顧客の言葉を持ってくるものだと考えたほうが、実務は回ります。

とりわけ役に立つのは、営業が商談で毎回聞かれる質問です。同じ質問が繰り返されているということは、その情報がページに書かれていないか、書いてあっても読み取れない位置にあるかのどちらかを意味します。営業担当に「先週の商談で最初に聞かれたことを5つ挙げてください」と頼むだけで、テスト2か月分の案が出てくることも珍しくありません。
問い合わせフォームの自由記述欄も同じです。顧客が自分の言葉で書いた不安や条件は、そのまま見出しの素材になります。社内で言い慣れた表現に置き換えず、書かれたままの語をページに使うほうが、反応がよくなります。
依頼前の準備とよくある失敗
外部に任せる前に社内で決めておくと、進行の速さが変わります。ここが空欄のまま始まった案件は、最初の1か月を確認の往復だけで使ってしまいます。
申込件数なのか、申込率なのか、その先の受注金額なのか。複数を同時に追うと、片方が上がって片方が下がったときに評価が定まりません。主となる指標を1つ決め、残りは参考として見る形にしてください。
タグが正しく入っているか、フォーム送信がイベントとして取れているか、広告のパラメータが渡っているか。ここに不具合があると、依頼先の最初の作業が計測の修正になり、費用と時間を使うことになります。
案の採否を誰が決めるのか。上長の承認が要るなら、その人が月次の打ち合わせに出られるかまで確認しておきます。承認の経路が長い会社ほど、テストの実施本数はここで削られます。
ロゴや商品名の表記、法令上変えられない文言、他部署が管理している要素。触ってよい範囲を先に伝えておくと、提案が差し戻される回数が減ります。
準備の話に続けて、よくある躓きも挙げておきます。
- 契約範囲を確かめないまま月額の安さで選び、原稿と実装が自社に残った
- 数字が動く前に担当者が異動し、何を試したのかの記録が引き継がれなかった
- テストの期間を決めずに始め、途中経過の良し悪しで打ち切ってしまった
- 監修や法務の確認に2週間かかり、月1本のテストが2か月に1本へ落ちた
- ページだけを直し、広告の文言との食い違いを最後まで放置した
もっとも多いのは1つ目です。月額の数字だけを見比べて安いほうを選ぶと、含まれていない工程が自社に返ってきます。返ってくるのはたいてい原稿の執筆と実装で、どちらも社内でいちばん時間の取れない部分でしょう。
2つ目の記録の引き継ぎも、あとになって響いてきます。テストの記録が残っていないと、次の担当者は同じ案をもう一度試すことになります。案の一覧と結果を、依頼先ではなく自社側の共有フォルダに置いておく。それだけで防げます。
LPO単体では埋まらない集客の課題
LPOで動かせるのは、来た人のうち何割が申し込むかまでです。

申込率が1.5倍になっても、来る人が半分に減れば件数は減ります。ランディングページは広告費を投じている間だけ人が来るページですから、件数の天井は結局のところ広告予算で決まります。申込率の改善で得られるのは、同じ広告費あたりの成果が上がることであって、集客の総量が増えることではありません。
申込のあとのことも範囲の外です。問い合わせが届いたあとの折り返しの速さ、商談の進め方、見積もりの出し方。申込率は改善したのに受注が増えていない場合は、原因がこちら側にあることがよくあります。ページの数字と受注の数字を並べて見るだけで、どちらの問題かは切り分けられます。
範囲の外を埋める手段のひとつが、広告以外の入口を作ることです。検索から継続的に人が来る状態ができると、広告を止めた瞬間に問い合わせが途切れる構造から抜けられます。LPOで整えた申込率は、流入が増えたぶんだけそのまま件数の増加につながりますから、順番としては申込率を整えてから流入を積むほうが効率的でしょう。
検索からの入口は、効果が出るまでに一般に3〜6か月ほどかかります。かかる期間は、サイトの状態と、狙うキーワードの競合の強さで変わります。
申込率は上がった。次は来る人の数を増やしませんか
どの言葉で検索している人に、どの記事から入ってもらい、どのページへつなぐか。キーワード戦略の設計から、記事を作り続ける制作体制づくりまでお手伝いします。広告費に連動しない入口を、時間をかけて育てる前提で組みます。
LPOサービスのよくある質問
LPOサービスを検討するときに迷いやすい4つの質問に、回答をまとめました。
変更案を毎月出せる人が社内にいるならツールから、いないなら代行からです。ツールは実施の手段を提供するもので、案そのものは出てきません。判断の目安として、直近3か月で試したい変更案を10個書き出せるかを確かめてみてください。書けないなら、先に必要なのは考える人のほうです。
早くて3か月です。初月は計測の整備と分析で終わることが多く、テストが動き出すのは2か月目から。そこから判断できる件数が貯まるまでに、月に数百件の申込があるページならさらに1か月、月の申込が30件ほどのページなら5か月ほどかかります。1か月で結果を求める契約は、双方にとって無理があります。
数字を取るところまでは進められます。GA4と無料のヒートマップを組み合わせれば、どこで人が減っているかは見えるようになります。ただし出し分けや同時テストの機能は有料版に含まれることが多く、本格的に検証を回す段階になれば費用は発生すると考えておくほうが安全です。
契約時に決めておけば残せます。月次の報告に「なぜその案を出したのか」の根拠を含めてもらい、テストの一覧と結果を自社側で管理する。この2つを条件に入れるだけで、担当者が案を作れるようになるまでの時間は大きく縮まります。頼み方によって、残るものは変わります。
まとめ|LPOは仕組みより案の数
LPOサービスを選ぶ作業は、料金表の比較ではありません。仕組みだけを借りても、2回目か3回目のテストで手が止まります。
何を買うのかを3つのタイプから決める。5つの工程のどこを外に出すのかを決める。改善案を毎月だれが作るのかを決める。
この3つが埋まっていれば、月額が多少高くても投じた費用は回収の見込みが立ちます。逆にここが空欄のまま契約すると、増えるのは管理画面だけになりかねません。
私たち合同会社Writers-hubは、累計8,000記事以上を制作してきた立場から、LPOの外側にある「来る人を増やす」側を、キーワード戦略の設計と記事の制作体制づくりでお手伝いしています。数字を見て案を決めるのは社内の担当者のほうが速いはずですから、そこは持っていただき、検索からの入口づくりをお任せいただく形が噛み合いやすいと考えています。
どのタイプを足すのが早いか、整理だけでもしてみませんか
今の申込件数と社内の体制をうかがったうえで、ツール、代行、制作のどれを足すのが早いかを一緒に整理します。見積もりを取る前の判断材料として持ち帰っていただける時間にします。







