BLOG

YouTubeのSEOキーワードはどこに入れる?タイトル・概要欄・タグ

YouTubeで検索から見てもらうためのキーワードは、タグ欄に並べるより、タイトルの前半、概要欄の最初の2〜3行、動画の冒頭で話す言葉の3か所に同じ言い方で入れてください。タグは別の表記や打ち間違いを拾う欄で、YouTubeのヘルプでも検索での役割はごく小さいとされています。1本で狙う言葉は1つに絞り、関連する言葉はチャプター名に書けば、タイトルに言葉を並べずに済みます。

動画のアップロード画面を思わせる画面で、タイトル欄・概要欄・字幕の3か所に同じキーワードが印で示され、タグ欄は小さく添えられている様子。

「YouTubeのSEOは、タグ欄にキーワードをたくさん入れておけば効く」。動画をアップロードする画面にはタグの入力欄があり、キーワードを入れる場所はタグだと受け止めている方もいるでしょう。

しかし、記事ごとに狙う検索キーワードを決めて見出しと本文に入れる仕事を続けてきた弊社の立場から言えるのは、YouTubeのキーワードはタグより、タイトル・概要欄・話す言葉で効くということです。YouTubeのヘルプにも、動画の検索でタグが果たす役割はごく小さいと明記されています。

本記事では、動画1本で狙うキーワードの決め方から、タイトル・概要欄・タグ・字幕それぞれへの入れ方、入れすぎたときに起きることまで、文章で検索に答えるページを作ってきた制作会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • YouTubeでキーワードを入れる場所はタイトル・概要欄・タグ・字幕の4つで、タグが検索で果たす役割はごく小さい
  • 狙うキーワードは動画1本に1つ決め、関連する言葉はチャプター名に回す
  • タイトルは前半に1回、概要欄は冒頭の2〜3行にキーワードを入れ、動画の冒頭でも同じ言い方で話す
  • 概要欄へのタグの羅列や、60個を超えるハッシュタグは、削除や無効化の対象になる

YouTubeでキーワードを入れる場所と役割

YouTubeでキーワードを入れる場所は、タイトル・概要欄・タグ・字幕(動画で話す言葉)の4つです。YouTubeは検索された言葉と動画の関連性を、タイトル、タグ、説明、動画の内容が検索の言葉とどれだけ一致するかで判断しています。

YouTubeでキーワードを入れる4つの場所と役割の図

4つの場所は、検索での役割も入れ方も違います。

検索での役割キーワードの入れ方
タイトル何の動画かを検索した人に示す前半に1回、文の中に入れる
概要欄動画で答えている内容を文章で補う冒頭の2〜3行とチャプター名に入れる
字幕・話す言葉動画の内容そのものを示す冒頭で声に出し、自動字幕の誤変換を直す
タグ別の表記や打ち間違いで検索されたときに拾う別の書き方に絞って入れる

入力できる文字数は、タイトルが100文字、概要欄が5,000文字までです。検索の順位には関連性のほかに、総再生時間などの視聴者の反応と、チャンネルの専門性や信頼性も関わります。キーワードの入れ方で整えられるのは、このうち関連性の部分だけです。

YouTube 検索の仕組み - YouTube ヘルプ
YouTube には膨大な量の動画コンテンツがあり、毎分 500 時間分以上の動画がアップロードされています。強力な検索機能がなければ、必要な動画を見つけるのはほぼ不可能です。そのため、YouTube の検索ランキング システムは、探している動画をすばやく見つけられるように設計されています。 YouTube の検索ランキング システム YouTube のシステムは、最適な結果を得るために 3
🌐 support.google.com
外部リンク

動画1本で狙うキーワードの決め方

動画1本で狙うキーワードは1つに絞り、関連する言葉は2〜3語までにします。1本で複数のキーワードを狙うとタイトルに言葉が並び、検索した人から見て、どの疑問に答える動画なのか判断できなくなるためです。

1
STEP
検索窓の予測候補を集める

YouTubeの検索窓に、動画のテーマを表す言葉を入れます。表示される予測候補は視聴者が実際に打ち込んでいる言葉の並びなので、候補をそのまま書き留めます。

2
STEP
YouTube Studioのトレンドタブで確かめる

YouTube Studioの「アナリティクス」から「トレンド」タブを開くと、過去28日間に視聴者が検索した上位のキーワードが表示されます。予測候補のうち、自分の視聴者も検索している言葉を残します。

3
STEP
残した言葉で検索して上位の動画を見る

残した言葉で検索し、上位に並ぶ動画のタイトルと長さを見ます。上位の動画が答えている疑問と、自分の動画が答える疑問が同じ言葉を選びます。

4
STEP
狙う言葉1つと関連する言葉を決める

狙う言葉を1つ決め、残りの候補から動画の中で扱う話題に当たる言葉を2〜3語選びます。関連する言葉は、概要欄のチャプター名に入れます。

トレンドタブの情報は、国や言語、デバイスによって一部しか表示されません。2026年7月からはYouTube Studioの新しい画面が段階的に導入されているため、タブの見え方が本記事の説明と違う場合もあります。

動画で狙う言葉を、自社サイトの記事で狙う言葉と分けて決められていますか

Writers-hubのSEOキーワード戦略設計では、事業に関わる検索キーワードを調べ、検索する人の疑問ごとに、どのページで答えるかを一覧にまとめます。動画で扱いたい言葉も同じ一覧に加えれば、記事と動画で同じ言葉を取り合う事態を公開前に避けられます。

タイトルへのキーワードの入れ方

タイトルには、狙うキーワードを前半に1回だけ、文の中に入れます。スマートフォンの検索結果では長いタイトルの後ろが省略されるため、後半に置いたキーワードは検索した人の目に入らないことがあります。

たとえば狙う言葉が「確定申告 やり方」なら、「確定申告のやり方を会社員の医療費控除に絞って解説」と書けば、検索した言葉がタイトルの最初に来ます。「医療費控除で損しないための手順と注意点|会社員の確定申告のやり方」と書くと、同じ言葉が後ろに回ります。

キーワードを並べただけのタイトル(「確定申告 やり方 会社員 医療費控除 e-Tax」)は避けてください。検索した人がタイトルを読んで何の動画かを判断できず、狙う言葉が複数あっても、どれか1つの疑問に答える動画だと伝わりません。

概要欄へのキーワードの入れ方

概要欄では、冒頭の2〜3行に狙うキーワードを含めて、動画で答えている内容を書きます。動画のページでは概要欄の冒頭だけが表示され、続きは視聴者が「もっと見る」を押すまで開かないため、冒頭の数行が動画の中身を文字で伝える場所になります。

狙う言葉が「確定申告 やり方」の場合、冒頭の2行は次のように書けます。

ℹ

会社員が医療費控除を受けるための確定申告のやり方を説明します。e-Taxで申告書を作る画面の操作を、入力する順番どおりに見せています。

冒頭より後ろには、動画で扱った手順や、動画の中で出てくる固有名詞を文章で書きます。同じキーワードを繰り返すより、話した内容を文章にするほうが、関連する言葉が自然に含まれます。

概要欄にはハッシュタグも入れられ、入れたハッシュタグのうち最大3つが動画のタイトル部分に表示されます。狙う言葉と動画のテーマを表す言葉を、2〜3個付ければ足ります。

関連する言葉はチャプター名に入れる

関連する言葉は、タイトルに足さず、概要欄に書くチャプター名に入れます。チャプターは概要欄にタイムスタンプと区切りの名前を並べると作られ、再生バーの区切りと概要欄の一覧に、区切りごとの名前として表示されます。

記事の見出しを設計してきた立場から見ると、チャプター名は記事の見出しと同じ役目を持ちます。記事ではタイトルで狙う言葉を1つに絞り、関連する言葉は見出しに振り分けます。動画でも、関連する言葉はタイトルでなくチャプター名に回すと、1本の動画が複数の疑問に答えていることを、タイトルを長くせずに文字で示せます。

TEXT
00:00 確定申告が必要な会社員の条件
01:20 医療費控除で戻る金額の計算
04:05 e-Taxで申告書を作る手順
09:30 還付金が振り込まれるまでの流れ

チャプターを作るには、最初のタイムスタンプを「00:00」から始め、3つ以上を時間の早い順に並べ、1つの区切りを10秒以上にする必要があります。自分でチャプターを入力すると、その動画ではチャプターの自動生成が無効になります。

記事の見出しと動画のチャプター名の対応図

タグは別の表記を拾うために使う

タグは、動画の中身を表す言葉が別の書き方や打ち間違いで検索されたときに、動画を拾ってもらうための欄です。YouTubeのヘルプには、スペルを間違えやすい言葉が動画の内容である場合を除けば、動画の検索でタグが果たす役割はごく小さいと書かれています。

YouTube 動画にタグを追加する - YouTube ヘルプ
タグとは、コンテンツを検索でヒットしやすくするために動画に追加できる説明的なキーワードです。動画の検索時には、動画のタイトル、サムネイル、説明などのメタデータのほうがタグよりも重要な役割を果たします。こうした主要な情報は、視聴者が動画を見るかどうかを決めるときの判断材料になります。 タグは、スペルを間違えられやすいものが動画のコンテンツである場合に役に立つことがあります。その場合を除けば、動画の
🌐 support.google.com
外部リンク

タグ欄に入れる言葉は、次のような別の書き方に絞ります。

  • 英語表記とカタカナ表記(「YouTube」と「ユーチューブ」)
  • 英字の名称と読みがな(「e-Tax」と「イータックス」)
  • 打ち間違えやすい商品名や社名

タグ欄は、動画の詳細画面で「すべて表示」を押した先にあります。

経営者経営者

タグ欄にはまだ余裕があります。関連しそうなキーワードを思いつくだけ入れておけば、検索に出る機会は増えますか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

動画と関係のある言葉なら、タグに入れて問題になることはありません。ただ、タグの数を増やしても、検索に出る機会はほとんど変わらないはずです。タグには狙う言葉の別の書き方だけを入れ、関連する言葉は概要欄の文章かチャプター名に書いてください。概要欄とチャプター名なら、視聴者の目にも入ります。

字幕と話す言葉でキーワードをそろえる

動画で話す言葉は、YouTubeが関連性を判断する材料に挙げている「動画の内容」の一部なので、タイトルに入れたキーワードを動画の冒頭で声に出して言います。話した言葉は自動字幕として文字になり、字幕で視聴する人が読む文章にもなります。

タイトルに「確定申告のやり方」と書いた動画で、話し手が「申告の手順」とだけ言い続けると、字幕にもタイトルの言葉は残りません。

自動字幕は音声認識で作られるため、専門用語や商品名が別の言葉に変換されていることがあります。YouTubeのヘルプでも、自動字幕の内容を確認し、正しく文字起こしされていない部分を編集するよう案内されています。YouTube Studioの左側のメニューで「字幕」を選び、動画を選ぶと、自動字幕を確認して編集できます。

⚠

自動字幕は、アップロードした直後にはまだ作られていないことがあります。処理にかかる時間は音声の複雑さで変わるため、字幕の確認は公開の直前ではなく、アップロードの後に時間をおいてから行います。

キーワードの入れすぎで起きること

キーワードを入れすぎると、動画が検索結果から外されたり、YouTubeのポリシー違反として削除されたりすることがあります。YouTubeのヘルプで禁止や無効化の対象とされている入れ方は、次の4つです。

  • 概要欄に、文章でないタグの羅列や、同じ文の繰り返しを並べる
  • 動画と直接関係のないハッシュタグを付ける
  • 1本の動画に60個を超えるハッシュタグを付ける
  • タイトルや概要欄で、動画の内容と違うことを約束する

60個を超えるハッシュタグを付けると、その動画のハッシュタグはすべて無効になります。タイトルで約束した内容と動画の中身が違う場合は、スパムに関するポリシーの「悪質なクリックベイト」に当たります。

違反と判断された動画は削除に加えて、チャンネルに違反警告が出ることがあります。90日以内に違反警告を3回受けたチャンネルは、停止される場合があります。

YouTubeのSEOキーワードのよくある質問

YouTubeのSEOキーワードについて、動画を公開した後に出やすい疑問は次の3つです。

キーワードは公開した後に変えてもいいですか?

タイトル・概要欄・タグは、公開した後でもYouTube Studioの「コンテンツ」から動画を選べば書き換えられます。動画で話した言葉は撮り直さない限り変えられないため、公開後に狙う言葉を変えるときは、動画で話している内容に合う言葉を選び直します。

狙ったキーワードで見られているかはどこで確かめますか?

YouTube Studioのアナリティクスの「リーチ」タブにある、トラフィックソースが「YouTube検索」のカードで確かめます。視聴者が動画を見つけたときに使った検索語句が表示されるので、狙った言葉が上位にあるかを見ます。

チャンネルの設定にあるキーワードとは何が違いますか?

チャンネルの設定にあるキーワードは、チャンネル全体に付ける言葉です。動画1本ごとのタイトルや概要欄とは別の欄なので、動画を検索で見つけてもらうためのキーワードは、動画ごとのタイトル・概要欄・話す言葉に入れます。

まとめ|キーワードはタグより3か所でそろえる

YouTubeのSEOでキーワードを入れる場所は4つありますが、検索への効き方はタイトル・概要欄・話す言葉の3か所とタグとで違います。動画1本で狙う言葉を1つに決め、タイトルの前半、概要欄の冒頭、動画の冒頭で話す言葉に同じ言い方で入れてください。関連する言葉はチャプター名に、別の表記はタグに回します。

私たち合同会社Writers-hubは、SEO記事の制作とキーワード戦略の設計を通じて、検索する人が打つ言葉と、ページで答える内容を合わせる仕事を続けてきました。動画と記事のどちらで答えるかを含めて、狙う言葉の決め方に迷ったときの相談先として使ってください。

動画を載せた自社サイトのページも、狙った言葉で見られているか確かめませんか

Writers-hubのSEO・AI検索対策では、Search Consoleのデータから、狙った言葉で見られていないページとその原因を調べ、タイトルや本文の直し方をまとめます。YouTubeの動画を埋め込んだページも、記事と同じ基準で見直せます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。