「パワーランクの点数が上がれば、検索順位も上がるはず」。アクセスSEO対策ツールズでは自サイトの点数が100点満点で表示され、点数順のランキングも公開されているため、点数をサイトの成績表のように受け取る方もいるでしょう。
しかし、これまで記事の企画で狙うキーワードを選び、書く順番を決める仕事を続けてきた弊社の立場から言えるのは、パワーランクは上げる目標ではなく、書く順番を決める物差しだということです。パワーランクは運営会社の独自指標で、Googleが検索順位を決めるときに使う数値ではありません。
本記事では、アクセスSEO対策ツールズでできることから、無料で使える回数、数値の読み方、キーワード選びへの使い方まで、記事制作会社の視点で順を追ってお伝えします。
- アクセスSEO対策ツールズは、パワーランクチェック・SEOキーワード難易度チェック・パワーランクランキングを無料で使えるツール
- 登録なしでは各チェックが1日3回まで、無料のAJIDに登録すると1日10回まで使え、ランキングへの掲載は登録した人だけ
- パワーランクは同じキーワードで競うサイトと並べて差を見る数値で、何点なら何位という対応はない
- 検索結果の10位以内に自サイトより点数の低いサイトが入っているキーワードから記事を書く
- 被リンクの購入や中古ドメインの使い回しで点数を上げる方法は、Googleのスパムに関するポリシーに触れるおそれがある
アクセスSEO対策ツールズでできる3つのこと
アクセスSEO対策ツールズでは、パワーランクチェック、SEOキーワード難易度チェック、パワーランクランキングの3つを無料で使えます。運営は株式会社パンケークで、いずれもサイト上でURLかキーワードを入力して使います。

パワーランクチェック
パワーランクチェックは、入力したURLのドメインの強さを、パワーランクという100点満点の独自指標で表示します。自サイトだけでなく競合サイトのURLも調べられます。
SEOキーワード難易度チェック
SEOキーワード難易度チェックは、キーワードで上位表示を狙う難しさを数値で示します。運営会社の説明によると、検索する人が求めていることと、検索上位10サイトのコンテンツの質とパワーランクから、独自の計算で出した数値です。
飲食店や病院のように、検索する人の現在地で結果が変わるキーワードは、地域を選んで調べられます。地域で結果が変わらないキーワードは、運営会社の案内どおり「東京」を選べば足ります。
パワーランクランキング
パワーランクランキングは、掲載を申し込んだサイトのパワーランクを毎月1回、月初に集計して順位を付けた一覧です。掲載できるのは独自ドメインのサイト1つだけで、レンタルサーバーやブログサービスのサブドメインは対象外です。
運営会社は、ランキングに載ったサイトへのリンクを、nofollow(検索エンジンにリンク先を評価しないよう伝える指定)の付かない被リンクとして案内しています。

無料で使える回数とAJID登録の違い
アクセスSEO対策ツールズは会員登録をしなくても使えますが、パワーランクチェックとSEOキーワード難易度チェックは、それぞれ1日3回までです。運営会社の共通IDであるAJIDに無料で登録すると、どちらも1日10回まで増えます。
項目 | 登録なし | AJID登録(無料) |
|---|---|---|
パワーランクチェック | 1日3回 | 1日10回 |
SEOキーワード難易度チェック | 1日3回 | 1日10回 |
パワーランクランキングへの掲載 | できない | 1サイトまで申し込める |
ランキングに載せるには、AJIDに登録したうえで、運営会社のメールマガジンを受け取る設定にしておくことが条件です。掲載は申し込んだ後、運営会社の承認を経て始まります。
1つのキーワードについて自サイトと上位の2サイトを比べるだけで、パワーランクチェックの3回は使い切ります。競合と比べる作業をするなら、先にAJIDに登録しておくと、途中で回数が尽きずに済みます。
パワーランクの数値の読み方
パワーランクの数値は、1つのサイトだけを見て高い低いを決めるものではなく、同じキーワードで競うサイトと並べて差を見るものです。独自指標のため、何点なら何位という対応はなく、運営会社も異常値が出る場合がある参考値として案内しています。
点数の目安が欲しいときは、パワーランクランキングが手がかりになります。2026年9月28日時点のランキングでは、1位のサイトが85.6、50位前後のサイトが70点台でした。ただし載っているのは掲載を申し込んだ約7,700のドメインだけで、Web全体の分布を表すものではありません。
自社サイトのパワーランクを調べたら、狙っているキーワードで1位のサイトより20点以上低い数値でした。先に点数を上げないと、上位には入れないのでしょうか。
編集部
点数の差は、今そのキーワードで1位を狙うのが難しいかどうかの目安にはなります。ただ、Googleはこの点数を使って順位を決めているわけではありません。上位10サイトの中に自社より点数の低いサイトが入っていれば、そのキーワードでは点数の差より、記事が検索した人の疑問に答えているかで順位が分かれていると見ています。
1位のサイトとだけ比べると、多くのキーワードが「まだ早い」に見えてしまいます。比べる相手は、新しい記事がまず入れるかどうかを争う、10位前後のサイトです。
キーワード難易度から書く順番を決める手順
キーワード難易度とパワーランクは、組み合わせると、どのキーワードから記事を書くかを決める材料になります。1つのテーマで難しいキーワードから書き始めると、公開しても10位以内に入らず、検索から読まれない記事が続きやすいためです。
書きたいテーマの主なキーワードと、「費用」「やり方」などの語を足した具体的な組み合わせを、3〜5個書き出します。
SEOキーワード難易度チェックで各キーワードを調べ、数値の低い順に並べます。難易度が低いキーワードは検索する人も少ないことがあるため、Googleキーワードプランナーなどで月間の検索回数も確かめます。
自サイトのパワーランクを1回測り、難易度の低いキーワードから順に、検索結果の10位に近いサイトのURLを調べます。1日10回の枠では、自サイトを除いて9サイトまで調べられます。
10位以内に自サイトより点数の低いサイトが入っているキーワードから記事を書き、上位がすべて自サイトより高いキーワードは後に回します。
公開した記事の表示回数と平均掲載順位を、Google Search Consoleの検索パフォーマンスで確かめます。ツールの数値ではなく、実際に検索結果に出ているかで次に書くキーワードを決めます。
とりわけ見落とされがちなのが、難易度の数値からは、上位のどのページがどの疑問に答えていないかまでは読み取れないという点です。数値で候補を絞った後は、上位ページを実際に開き、自社なら書ける答えが抜けていないかを確かめます。

抜けている答えは、上位ページの見出しを並べて比べると見つけやすくなります。たとえば上位がどれも用語の説明で終わっていれば、手順や費用まで書いた記事を出す余地があります。
候補のキーワードは出せても、どれから書くかで止まっていませんか
Writers-hubのSEOキーワード戦略設計では、検索される言葉と上位ページを調べ、どのキーワードをどの順番で記事にするかの計画を作ります。ツールで出した数値をもとに、書く順番を一緒に決めたいときにもご相談いただけます。
数値を上げる前に確かめたいGoogleの方針
パワーランクを上げようと被リンクを買ったり、中古ドメインを検索順位のためだけに使ったりする方法は、Googleのスパムに関するポリシーに触れるおそれがあります。ポリシーは、検索ランキングを操作することを主な目的としたリンクの作成をリンクスパムとし、ランキングを上げる目的のリンクの売買を例に挙げています。
中古ドメインについては、「期限切れのドメインの不正使用」という項目があります。期限切れのドメインを主に検索ランキングを操作する目的で購入し、ユーザーにとって価値の低いコンテンツに使い回す行為が該当します。

ポリシーに沿ってドメインの評価を高める方法は、SEOでドメインパワーはどこまで効くか|上げ方と数値の使いどころで解説しています。
被リンクの販売や「パワーランクの高い中古ドメイン」を検討するときは、買ったリンクやドメインを何に使うかを先に決めます。広告として買うリンクは、リンクにsponsoredかnofollowの指定を付けていれば、ポリシー違反にはなりません。
アクセスSEO対策ツールズのよくある質問
アクセスSEO対策ツールズを使い始めるときによく出る疑問は、次の3つです。
取得したデータが1週間保存されるためです。一度調べたURLは、取得から1週間は同じ数値が表示されるので、変化を確かめるときは1週間以上空けて調べます。
入力を間違えた場合も1回に数えられます。httpsとhttp、wwwの有無も区別されるため、ブラウザのアドレス欄に表示されているURLをそのまま貼り付けます。
時間を空けて調べ直します。パワーランクチェックは外部の有料ツールを使っており、そのメンテナンス中は正しい結果が出ないと運営会社が案内しています。
まとめ|パワーランクは上げる目標より比べる物差し
アクセスSEO対策ツールズは、パワーランクとキーワード難易度を無料で調べられるツールで、AJIDに登録すると1日10回まで使えます。点数は、自サイトと上位サイトを比べて書く順番を決めるために使うのが、記事を書く側から見た使い方です。
点数そのものを上げる施策より先に、10位以内に自サイトより点数の低いサイトがいるキーワードを記事にします。公開後は、Search Consoleで実際の順位を確かめます。私たち合同会社Writers-hubは、SEO記事の制作を通じて、狙うキーワードを選び、検索した人の疑問に答える記事を書く仕事を続けてきました。
調べた数値を、来月書く記事の一覧に落とし込めていますか
今のサイトの記事と狙いたいテーマをうかがい、パワーランクや難易度の数値をどう読み、どのキーワードから記事にするかを一緒に整理します。







