「ホームページのリニューアルにかかる期間は、制作会社が出すスケジュールを見ればわかりそう」。作業の大半を制作会社が担うため、デザインから公開日までの制作のスケジュールが、そのままリニューアルの予定として扱われがちです。ところが、検索順位を落とさずに作り直すには、制作に入る前の分析の期間が要ります。今のサイトで検索から人が来ているページを調べ、引き継ぐページと新しいURLを決める期間です。
本記事では、リニューアル期間の3つの段階から、制作の前に取る分析の中身、公開日から逆算するスケジュールの立て方まで、ホームページの制作とSEO対策を請け負う会社の視点で順を追ってお伝えします。
- リニューアルの期間は、制作の前の分析、制作、公開後の確認の3つの段階を足して見積もる
- 引き継ぐページとURLを制作の前に決めておくと、デザインの後でページの構成を作り直さずに済む
- ドメインやサーバーも変えるなら、作り直しと時期を分けるぶん、期間を長く取る
- 公開後も、Googleが新しいURLを反映するまでの数週間は、順位の動きを確かめる期間として予定に入れる
ホームページのリニューアル期間の3つの段階
ホームページのリニューアルにかかる期間は、次の表の3つの段階を足した長さです。制作会社のスケジュールが制作の段階だけを示しているなら、残りの2つの段階は自社で予定に足します。
段階 | 主な作業 | 長さを決める条件 |
|---|---|---|
制作の前の分析 | 今のページの一覧づくり、引き継ぐページとURLの決定、旧URLと新URLの対応表づくり | 今のページの数、検索から人が来ているページの数、URLを変えるかどうか |
制作 | 構成とデザイン、原稿と写真の用意、CMSへの組み込み、テスト | ページの数、原稿と写真の用意の分担、社内確認の回数 |
公開後の確認 | 転送の確認、Search Consoleでの登録状況と検索順位の確認 | URLの数、サーバーの速度 |
3つの段階は、前の段階が終わってから次に進みます。公開しないと転送の確認を始められないからです。

制作の前に分析の期間を取る理由
制作の前に分析の期間を取るのは、引き継ぐページと新しいURLが決まらないと、サイトの構成とデザインを決められないからです。新しいサイトのメニューやページの数は、今のサイトのどのページを残し、どれをまとめるかで変わります。
分析を後回しにすると、デザインが決まった後に、検索から人が来ていたページの移し先が無いと分かることがあります。移し先の無いページが見つかった後に取れる手は、デザインにページを足して作り直すか、そのページを削って404か410を返すかです。
旧URLを新しいトップページへまとめて転送する方法は、Googleが避けるよう求めています。関連性の低い1つのURLへ多数の旧URLを転送すると、ページが無いものとして扱うsoft 404エラーとみなされる場合があります。
制作会社から出たスケジュールのとおりに、公開日を社内へ伝えてもよいでしょうか。
編集部
伝える前に、分析の期間と、公開後の確認の数週間を足してください。制作会社のスケジュールがデザインから始まっているなら、分析の期間はその前に、確認の数週間は公開日の後ろに置きます。
制作の前の分析で行う4つの作業
制作の前の分析では、次の4つの作業を順に行います。ページの構成とURLを変えるリニューアルでは、Googleの「サイトを移転する方法」のとおり、元のURLの一覧と、新しいURLとの対応づけが要ります。
CMSの管理画面やサイトマップから、今のサイトのURLを書き出します。画像やPDFのURLも一覧に入れます。
Search Consoleで、検索からのクリックが多いページと、ほかのサイトからリンクされているページを調べます。アクセス解析で訪問の多いページも加えます。
ページごとに、新しいサイトで残すか、ほかのページとまとめるか、削るかを決めます。
残すページとまとめるページについて、旧URLごとに転送先の新しいURLを決めます。
4つの作業の進め方は、ホームページのリニューアルの進め方|検索順位を落とさない手順で詳しく紹介しています。
分析にかかる日数は、今のページの数と、URLを変えるページの数で変わります。URLを変えないページには転送が要らないため、対応表は変えるページの分だけで済みます。CMSから一覧を書き出せず、ページを1枚ずつ開いて数えるサイトでは、一覧づくりに日数がかかります。
Writers-hubの「滋賀のSEO対策」でも、1か月目は現状の分析と設計にあて、2か月目から実行に移ります。分析と設計を終えてから実行に移る順番は、リニューアルで制作の前に分析を置く順番と同じです。
制作の期間が延びる3つの原因
制作の期間が延びる主な原因は次の3つです。
原稿と写真の用意の遅れ
原稿と写真を自社で用意する契約では、制作会社は受け取るまでページへの組み込みを進められません。撮影が要る写真は、撮影日を先に押さえておきます。原稿と写真ごとに、用意する人と締め切りを制作の開始前に決めます。
社内確認の待ち時間
社内確認の待ち時間は、確認の回数に1回あたりの日数を掛けた長さになります。たとえば、デザインの確認に1回あたり1週間かかる会社で修正の確認が3回続けば、確認だけで3週間かかります。確認する人と、1回あたりの返事の期限を、制作に入る前に決めておきます。
途中でのページ構成の変更
途中でのページ構成の変更は、引き継ぐページを決めないまま構成を決めたときに起きやすくなります。デザインの途中でページを足すと、メニューと、ほかのページのレイアウトまで直すことになります。
10ページほどのお店のサイトを、公開後も自分で直せる形に作り直しますか
Writers-hubの「滋賀のホームページ制作」は、小さなお店向けの月額制のホームページ制作で、今あるサイトの作り直しにも使えます。作るのは10ページまでで、ブログやお知らせの個別ページは数えません。公開した後の文章や写真は、お店が管理画面で差し替えます。
ドメインやサーバーも変えるときの期間
ドメインやサーバーもリニューアルと一緒に変えるときは、作り直しと時期を分けるため、そのぶん期間が延びます。Googleは「サイトを移転する方法」で、サイトへの変更は一度に1つずつ行うようすすめ、新しいドメインへの移転とCMSを変えたレイアウトの更新も1つずつ行う例を挙げています。
一緒に変えるもの | 予定に足す作業 |
|---|---|
ドメイン | 作り直しとは別の時期に行う移転、Search Consoleのアドレス変更ツールでの申請 |
サーバー | 移転の1週間以上前に行うTTLの引き下げ、新しいサーバーにGooglebotが届くかの確認 |
TTLは、プロバイダがDNSの設定を保存しておく時間です。Googleは、移転の少なくとも1週間前に、TTLを数時間などの短い値に下げることを検討するよう案内しています。ドメインやサーバーを変える理由が無ければ、今のまま作り直すほうが、移転の作業のぶん期間は短くなります。

※ 出典:Google 検索セントラル「ホスティングの変更」
公開後の確認にかかる期間
URLを変えるリニューアルでは、公開後の確認に、Googleが新しいURLを反映するまでの数週間を見込みます。Googleは、大半のページの移転が反映されるまでに、小規模から中規模のサイトで数週間、より大規模なサイトではそれより長くかかると説明しています。反映の速さは、URLの数とサーバーの速度で変わります。
移転の間に検索順位が一時的に上下するのは、Googleによれば通常のことで、順位は時間の経過とともに安定します。数週間の間は、Search Consoleで旧URLの登録が減り、新しいURLの登録が増えているかを見ます。

旧URLからの転送は、公開した後も残し続けます。Googleは、転送をできるだけ長く、一般的には1年以上残すよう案内しています。ドメインを変えた場合は、旧ドメインの契約も同じ期間続けます。旧ドメインの契約が切れると、旧URLを開いた人と検索エンジンに転送を返せなくなるからです。

※ 出典:Google 検索セントラル「サイトを移転する方法」
公開日から逆算するスケジュールの立て方
リニューアルのスケジュールは、公開日を先に決め、制作、制作の前の分析の順に逆算して立てます。
問い合わせや予約が増える時期と、公開後の確認の数週間が重ならない日を選びます。Googleも、移転の作業はアクセスの少ない時間帯や曜日に行うようすすめています。
制作会社に、ページの数と、原稿と写真の用意の分担、社内確認の回数を伝えて、制作の期間を出してもらいます。
制作の開始日から、分析の4つの作業にかかる日数を引いた日を、分析の開始日にします。
3つの段階の日付がそろってから、公開日を社内に伝えます。
逆算した分析の開始日がすでに過ぎていたら、公開日を後ろへずらすか、作り直すページを減らします。

ホームページのリニューアル期間のよくある質問
ホームページのリニューアル期間について、よく出る質問と答えは次の2つです。
リニューアル中は今のサイトが見られなくなる?
新しいサイトを別のテスト環境で作れば、今のサイトは公開日まで見られる状態のまま残せます。テスト環境が検索結果に出ないよう、Googleはnoindexを付ける方法を案内しています。公開日に切り替えるときは、テスト環境で付けたnoindexを外します。
分析も制作会社に頼める?
見積もりの作業の一覧に、今のページの一覧づくりと、旧URLと新URLの対応表づくりが入っていれば、制作会社が分析も行います。入っていなければ、自社で行うか、追加の作業として頼むかを、制作の契約の前に決めます。
まとめ|リニューアル期間は制作の前の分析から数える
ホームページのリニューアル期間は、制作の期間に、制作の前の分析と公開後の確認の期間を足して見積もります。分析を先に済ませると、引き継ぐページとURLが決まった状態で構成とデザインに入れます。公開後も数週間は順位の動きを確かめ、旧URLからの転送は1年以上残します。
私たち合同会社Writers-hubは、小さなお店向けの「滋賀のホームページ制作」で、今あるサイトの作り直しもお受けしています。
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Writers-hubの「滋賀のホームページ制作」は、初期費用0円・月額19,800円(税別・最低2年)で、10ページまでのサイトを作ります。毎月30分までの打ち合わせがあり、2年たつとサイトとドメインはお店のものになります。2年の途中で解約するときは、制作費の残りをお支払いいただきます。







