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SEO対策のメリット6つとデメリット5つ|始めるかを期間と費用で判断

SEOをやるかどうかは、メリットとデメリットの数を比べても決まりません。決め手は、成果が出るまで一般に3か月から6か月かかる期間を待てるかと、その間の記事の費用と書く人を用意し続けられるかです。待つ間の総額を、広告で同じ数の問い合わせを取る費用と並べれば、始めるか広告から入るかを数字で決められます。

広告は出稿を止めた月に流入が止まり、検索からの流入は公開後も残り続けるという費用と成果の形の違いを、時間の流れに沿って左右で対比した図。

「メリットとデメリットを一覧にして、多いほうを選べば決められる」。社内で予算を通すには良い点と悪い点を並べた資料が要るため、SEOをやるかどうかの検討は、項目を数えるところから始まりがちです。ところが、SEOのメリットとデメリットは同じ一つの性質から出ている裏表で、項目を足し引きしても判断は出てきません。決め手になるのは、成果が出るまでの期間を待てるかと、その間の費用と書く人を用意し続けられるかです。

本記事では、SEOのメリット6つとデメリット5つの中身から、待てる月数と待つ間の総額でSEOを始めるかを決める手順まで、SEO記事を制作する側の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • 記事が検索結果に残り続ける性質が、SEOのメリット6つの中で最も大きく効く
  • デメリット5つの多くは、待つ期間と書く人とキーワードを着手前に決めれば避けられる
  • メリットとデメリットは同じ性質から出るため、数を比べても始めるかは決まらない
  • 広告とは、クリック単価ではなく問い合わせを毎月取り続けるのに要る月の総額で比べる
  • SEOを始めるかは、待てる月数と待つ間の総額を出し、広告の費用と比べれば決められる

SEOのメリットを6つに整理

SEOは検索エンジン最適化の略で、Googleなどの検索結果で自社のページが上のほうに表示されるよう、記事の内容やサイトの作りを整える取り組みを指します。広告枠を買うのではなく、検索結果の自然な並びのほうで選ばれることを狙う手段です。

そのSEOのメリットを一覧にした記事は、多いものでは7つから8つの項目を挙げています。ただ中身を読むと、言い方が違うだけで同じことを指している項目が混ざっています。重なりを外すと、残るのは次の6つです。

SEOの6つのメリットが顧客の検討段階のどこに効くかを示した図

広告費をかけない検索からの流入

検索結果の自然な枠に表示されること自体に、Googleへの支払いは発生しません。広告は表示やクリックのたびに費用が出ますが、検索結果からの流入に掲載料という形の請求はありません。

ここで押さえておきたいのは、費用がかからないのは「掲載枠」だけという点です。記事を書く人の時間、図や写真の用意、公開後の手直しには費用が出ます。広告費が制作費に置き換わる、という理解のほうが実際に近いでしょう。

では置き換わった結果、何が変わるか。広告は出稿を止めた月から流入も止まりますが、記事は書き終えたあとも検索結果に残ります。同じ金額を使ったときに、翌月以降へ持ち越せる分が違ってくるのです。

買う直前まで進んだ人への接点

検索は、困っている人が自分から言葉を打ち込む行動です。「費用」「比較」「選び方」といった語を添えて調べる人は、すでに買うつもりで材料を集めている段階にいます。

この点が、テレビや看板のような一方向の広告と大きく違うところです。関心のある人だけが記事にたどり着くため、説得にかける手間が少なくて済みます。

検索から来た人の問い合わせは、「御社のこのサービスは、この条件で使えますか」のように具体的になりやすい傾向があります。関心を持ってもらう段階からではなく、条件のすり合わせから会話が始まります。

公開後も残り続ける記事の資産性

3年前に公開した記事から、今月も問い合わせが来る。この状態は、記事を書き続けているサイトでは珍しいことではありません。検索結果に残り続ける限り、その記事から毎月人が来ます。

ただし、置いておくだけで残るわけではありません。料金や仕様を書いた記事は情報が古くなり、読んだ人が離れます。資産として働かせるには、年に一度は数字と事実を見直す前提で考えておくべきです。

💡

記事を資産として扱うなら、公開日で並べた一覧を用意し、1年以上手を入れていない記事に印を付けておいてください。手直しの候補がすぐ出てくる状態にしておくと、新規の制作と更新のどちらに時間を割くかを毎月決められます。

検索上位という信頼の材料

検索して上のほうに出てくる会社を、読む側は「ちゃんとやっている会社」として受け取りやすくなります。上位表示が会社の実力を保証するわけではありませんが、初めて名前を知る人にとっては数少ない判断材料のひとつです。

この効果は、社名で検索される回数の変化として現れます。調べ物のついでに名前を覚えた人が、あとから社名を打ち込んで訪ねてきます。Search Consoleで社名の検索回数を見ていると、記事が増えた数か月後に伸び始める動きを追えます。

まだ困っていない人との接点づくり

「◯◯とは」と調べている人は、まだ買う段階にいません。業務の必要から言葉の意味を確かめているだけで、その場では問い合わせにつながりません。

この層に届く価値は、とりわけ見落とされがちです。買う段階の人を狙う語は数が限られており、競合も同じ語を取りに来ます。一方、調べ始めた段階の語は数が多く、先に接点をつくっておくと比較の段階で候補に入ります。広告では費用対効果が合いにくいこの層に、追加費用なしで届けられるのがSEOの特徴です。

検索語からわかる顧客の言葉

比較記事ではほとんど語られませんが、SEOを続けていて実務上いちばん役に立つのは、顧客が実際に使っている言葉が見えることです。

Search Consoleには、自社の記事がどの検索語で表示され、どの語でクリックされたかが残ります。社内では「業務効率化支援」と呼んでいるサービスが、顧客の側では「手作業をなくしたい」と検索されています。この食い違いを知っておくと、記事だけでなく営業資料やサービス名の付け方にも直接役立ちます。

経営者経営者

6つのうち、どれが一番大きいと考えればよいのでしょうか。社内では「広告費がかからない」点を推す声が強いのですが。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

広告費の点は、いちばん誤解されやすいところです。掲載枠は無料でも制作費はかかるため、費用が消えるわけではありません。6つのうち効き方が最も大きいのは、3つめの「公開後も残り続ける」性質です。ほかの5つは、この性質があって初めて意味を持ちます。買う直前の人に届く接点も、信頼の材料も、残り続けなければ毎月つくり直すことになりますから。

関連記事:【2025年最新版】初心者でもできるSEOのやり方完全ガイド | 上位表示するための具体的な方法を徹底解説

SEOの5つのデメリットと回避の条件

メリットの裏側には必ず制約があります。ここでは5つを挙げますが、それぞれに「この条件なら避けられる」という線があるので、条件のほうもあわせて書きます。

成果が出るまでの3か月から6か月

記事を公開してから検索結果で安定した位置に入るまでには、一般に3か月から6か月かかります。公開した翌週に順位が付くこともありますが、その位置が動かなくなるまでには時間が必要になります。

※ 期間は狙う語の競合の強さ、サイトの既存の評価、公開する本数によって変わります。新しく立ち上げたサイトではさらに時間がかかることもあります。

避けられる条件は、待つ期間を前提に置いた計画があることです。3か月で成果を求める計画にSEOを入れると、途中で止まります。

上位に入らないとゼロに近い流入

検索結果の2ページ目より後に並んだ記事は、ほとんど読まれません。広告のように「費用を出した分だけ表示される」仕組みではないため、上位に入らなかった記事の制作費は、そのまま負担として残ります。

この性質の影響は、狙う語の選び方で大きく変わります。競合の強い語ばかりを並べると、書いた記事の半分が読まれないまま終わることになります。

検索アルゴリズムの更新による順位変動

Googleは検索結果の並べ方を継続的に変えており、大きな更新のあとに順位が入れ替わることがあります。どの要素をどう評価するかは公開されていないため、更新後の位置を事前に読むことはできません。

ただし、順位が下がったときは、検索する人の疑問に答えられているかを見直す必要があります。Googleは自社の解説の中で、コンテンツをつくる側が「誰が、どのように、なぜ」の観点で自己点検することを勧めています。

有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
Google のランキング システムは、ユーザーにメリットをもたらすことを目的として作成された有用で信頼できる情報をユーザーに提示できるように設計されています。自己評価のための質問を通じてご自身のコンテンツを評価する方法をご確認ください。
🌐 developers.google.com
外部リンク

※ 出典:Google 検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」

書き続ける人と時間の確保

1本公開して終わりにすると、SEOのメリットはほぼ出ません。分野を絞って論点をそろえるには十数本から数十本が必要で、その本数を出し続ける体制が要ります。

よくあるのは、担当者が1人で書き始めて月1本のペースに落ち、半年で止まるという流れです。避けるには、書く人を最初から複数確保しておきます。社内に確保できない場合は、外部に出す前提で予算を組むほうが続きます。

競合が強い語で届かない可能性

検索順位は相対的に決まるため、同じ語を狙う他社が自社より多くの記事と被リンクを持っていれば、記事の中身を磨いても届かないことがあります。努力の量では埋まらない差が存在します。

避けられる条件は、着手の前に上位10件を実際に見ることです。並んでいるのが大手の比較サイトばかりであれば、その語は後回しにして、より具体的な語から取りに行きます。この判断を先にしておくと、読まれない記事を書く時間を減らせます。

SEOのメリットとデメリットが同じ性質から生まれる関係を示した図

関連記事:SEOトレンドはどこまで追うか|自社に効く変化の見分け方と着手の順番

メリットとデメリットは同じ性質の裏表

ここまで11の項目を並べましたが、数を足し引きして判断してはいけません。上に挙げた項目は、独立した11の事実ではないからです。

SEOには「効果が後から積み上がる」という一つの性質があります。メリットとされる6つも、デメリットとされる5つも、この同じ性質から出ています。

積み上がるから、公開後も流入が続きます。積み上がるから、追加費用なしで人が来ます。そして積み上がるからこそ、最初の3か月から6か月は何も返ってきません。積み上げる作業が要るからこそ、書き続ける人が必要になります。メリットとデメリットは別々の項目ではなく、一つの性質を見る向きの違いです。

ここが判断の仕方に直結します。メリットの数がデメリットの数より多いから採用する、という足し算は成立しません。採用の判断で前提になるのは、次の2点です。

  • 積み上がるまでの3か月から6か月を、社内の計画の中で待てるか
  • その期間、記事を出し続ける人を社内か外部に確保できるか

この2点に答えが出るなら、6つのメリットはそのまま自社のものになります。どちらかが埋まらないなら、メリットの数を並べても状況は変わりません。

関連記事:SEOの費用対効果とは?計算方法や高める方法を徹底解説

広告と比べるとき見落とされる費用

SEOのメリットを説明する場面では、ほぼ必ずリスティング広告との比較が出てきます。ただ、比較のやり方を間違えると結論がひっくり返るので、何と何を並べるかを整理しておきます。

比べるのはクリック単価ではなく月あたりの総額

広告とSEOを比べるとき、クリック1回あたりの費用を持ち出す説明をよく見ます。広告は1クリック数百円から数千円、SEOは無料。この比べ方は、費用の形が違うものを同じ軸に乗せているため、判断には使えません。

比べるべきは、問い合わせを毎月1件取り続けるために、月あたりいくら必要かという数字です。広告なら出稿費がそのまま毎月出ます。SEOなら制作費が先に出て、上位に入った後は更新の費用だけになります。

リスティング広告SEO(記事の制作)両方を併用
費用の出方毎月の出稿費制作費が先・後は更新費初期は両方・後に広告を絞る
成果が出るまで数日から2週間3か月から6か月広告で先に数字を取る
止めたときの流入ほぼゼロになる検索結果に残る残った分で下支えできる
反応が読める語の確認出稿してすぐわかる公開後しばらく待つ広告の結果を記事の語に使える
向いている場面期限のある案件・繁忙期毎月の問い合わせを増やす半年以上の計画がある

表の右端に挙げた併用が、実務では最も無理のない進め方になります。広告で「どの語が問い合わせにつながるか」を先に確かめ、反応のあった語から記事を書きます。狙う語を当て推量で決める手間が減り、読まれない記事を書く確率も下がります。

公開後にかかる維持の手間

SEOの費用対効果を語るとき、公開後の費用がゼロになる前提で計算されることがあります。実際にはゼロにはなりません。

上位に入った記事は、競合が同じ語で新しい記事を出せば押し下げられます。料金改定や法改正があれば書き直しが必要になります。公開済みの記事に手を入れる時間は、新規の制作とは別に、毎月の計画に入れておきます。

手を入れる頻度は分野によって変わります。制度や価格の変更が多い分野では毎月の手直しが要り、変化の少ない分野では年1回の見直しで足りることもあります。

この費用を計算に入れても、広告を出し続ける場合と比べて月あたりの負担が小さくなる分野は多いです。ただ、ゼロと見積もった計画は必ず途中で崩れます。

SEOのメリットが大きい会社の3条件

同じようにSEOに取り組んでも、メリットの出方には差が出ます。差を生むのは、次の3つの条件です。

検索して比べてから決める商材か

顧客が購入の前に検索して比べる商材であれば、SEOの効き方は大きくなります。金額が大きく、失敗したくない買い物ほど、人は事前に調べます。具体的には、法人向けのサービスやツール、士業への依頼、住宅の建築やリフォーム、医療や教育のように、検討が数週間から数か月にわたる分野です。地域名を添えて探される歯科医院や整骨院、工務店、外壁塗装なども同じ性質を持ちます。

反対に、その場の思いつきで買うもの、価格だけで決まるものは検索を経由しません。日用品や食品、すでに価格比較サイトの中で決着がつく型番商品がこれにあたります。記事を書いても比較の場面に立ち会えないため、メリットは限られます。

半年から1年の予算を確保できるか

成果が返ってくるまでの期間、費用だけが出続けます。この期間を通せる予算が組めるかどうかが、2つめの条件です。

たとえば記事の外注費を1本あたり3万円から10万円と置くと、月5本なら15万円から50万円になります。これを6か月続ける金額を先に置いてみてください。

※ 単価は文字数、専門性、図の有無、取材が入るかで変わります。戦略の設計や公開後の分析まで含める場合は別途かかります。

書く人を社内か外部に確保できるか

3つめは人です。誰が書くのかが決まっていない計画は、開始から2か月ほどで止まります。

  • 担当者1人の空き時間で回す前提にしている
  • 書く人は決まったが、公開の承認フローが決まっていない
  • 社内で書く方針だが、書いた経験のある人がいない
  • 外注する方針だが、原稿を確認する人を決めていない

上の状態に心当たりがあるなら、着手の前に体制のほうを先に決めてください。記事の質より先に、出し続けられるかどうかが結果を左右します。

SEOを始めるかを期間と費用で決める手順

SEOを始めるかどうかは、待てる月数と待つ間の費用を数字にする3つの手順で決められます。

1
STEP
待てる月数を決める

問い合わせが増えなくても費用を出し続けられる月数を、社内の計画として決めます。記事を公開してから順位が落ち着くまでに一般に3か月から6か月かかるため、待てる月数は、最初の記事を公開した月から数えて6か月を下限に置きます。新しく立ち上げたサイトや、大手が上位に並ぶキーワードを狙う場合は、1年で見ておきます。

2
STEP
待つ間に出ていく総額を出す

月に公開する本数に、1本の費用と待てる月数を掛けます。外注で月5本を6か月続けると、1本3万円から10万円の幅で、総額は90万円から300万円です。社内で書く場合も、書く人の作業時間を人件費に直して同じ式に入れます。

3
STEP
広告の費用と比べて取り戻す月数を出す

広告だけを続ける場合と、待つ間は広告と併用し、記事が上位に入ったら広告を止める場合を比べます。広告の月の費用は、管理画面で問い合わせ1件にかかった広告費を確かめ、毎月ほしい件数を掛けて出します。記事から広告と同じ件数の問い合わせが来るようになれば、毎月の費用は記事の手直しの分に下がります。広告の月の費用から手直しの月の費用を引いた差で待つ間の総額を割ると、待つ間の費用を取り戻すまでの月数が出ます。

たとえば、待つ間の総額が180万円、広告の月の費用が40万円、手直しの月の費用が10万円なら、差の30万円で割って、記事が上位に入ってから6か月で取り戻す計算です。

広告だけを続ける場合と、待つ期間は広告と記事を併用して記事が上位に入ったら広告を止める場合の、費用の累計を比べた図

取り戻すまでの月数は、記事が上位に入った場合の見込みです。上位に入らなかった記事の費用は戻らないため、待つ間の総額は、取り戻せなかったときにも会社の資金繰りが崩れない額に収めます。

3つの手順で出た数字から、判断は次の4つに分かれます。

手順で出た結果

判断

待てる月数が6か月に届かない

広告から始め、問い合わせにつながったキーワードを記事の候補として控える

待つ間の総額が予算に入らない

問い合わせに近く競合の弱いキーワードに絞り、月の本数を減らして始める

待てる月数と取り戻すまでの月数を足した月数が、その商材を売り続ける見込みの期間より長い

広告を続けるほうが安く済むため、SEOは見送る

どれにも当てはまらない

SEOを始め、記事の順位が付くまでは広告と併用する

広告の月の費用が手直しの月の費用と同じか下回るときは、差がゼロ以下になるため待つ間の費用を取り戻せず、広告を続けるほうに入ります。

待つ半年のあいだ、記事が上位に近づいているかを確かめる手段はありますか

待つ月数を決めて始めても、毎月の順位と問い合わせの数を見ていないと、続けるか止めるかを決められません。滋賀のSEO対策では、狙うキーワードの上位と御社のサイトの差を調べてから、ページと記事を作ります。作ったあとも毎月、順位・アクセス・問い合わせの数を報告し、次の月にやることを決めます。滋賀県外の会社にはオンラインで対応します。

SEOのメリットを受け取る4手順

3条件が揃ったら、着手の順番を決めます。記事を書くところから始める会社が多いのですが、その前に2つの工程が入ります。

1
STEP
問い合わせにつながる語を先に確かめる

自社のサービスを検討する人が、どんな言葉で調べているかを洗い出します。すでに広告を出しているなら、問い合わせに至った検索語の一覧が最も確実な材料です。出していない場合は、既存顧客が最初に何を検索したかを数人に聞くところから始めます。

2
STEP
上位10件を実際に開いて競合を測る

候補の語で検索し、上位に並んでいるサイトを開きます。大手の比較サイトや公的機関が占めているなら、その語は後回しにします。同規模の会社の記事が混じっている語から取りに行くと、半年での到達が見込めます。

3
STEP
書く順番と本数を決めて体制を組む

どの語を何月に公開するかを一覧にし、書く人と確認する人を割り当てます。月に何本出せるかは体制で決まるため、本数を先に決めてから語を配る順序では無理が出ます。

4
STEP
公開後3か月は順位と検索語だけを見る

公開してすぐ問い合わせ数で判断すると、ほぼ全ての記事が失敗に見えます。最初の3か月は、順位の推移と表示された検索語だけを見てください。想定と違う語で表示されている記事は、その語に合わせて書き直すと伸びます。

4つのうち最も飛ばされやすいのは2つめです。競合を測らずに書き始めると、記事の出来には問題がないのに順位が付かないという結果になり、原因の切り分けに時間を取られます。

書き始める前の2工程を、どこまで自社でやるか決まっていますか

キーワードを確かめる工程と競合を測る工程は、候補が増えるほど、上位のページを開いて読む時間がかかります。滋賀のSEO対策では、狙うキーワードで検索結果の上位を調べて御社のサイトとの差を出し、キーワードごとに上位に出すページや記事を決めます。決めたページの文章と見出しを直し、記事を作るところまでをWriters-hubが受け持ちます。公開の前には、御社に内容を確かめていただきます。滋賀県外の会社にはオンラインで対応します。

AI検索が出てメリットは消えたのか

検索結果にAIによる要約が並ぶようになり、「SEOのメリットはもう無いのでは」と考える人も出てきました。結論から言えば、消えていません。ただ、受け取り方を変える必要はあります。

変わったのは、上位表示とアクセス数の関係です。言葉の意味を確かめるだけの検索は、要約を読んだ時点で終わることがあります。「◯◯とは」で人を集める設計では、以前ほど数が伸びません。

一方、比べて選ぶ検索では事情が違います。どの会社に頼むか、どの条件が自社に合うかを決める場面で、人は要約だけでは判断しません。実際の記載を確かめに元のページへ移ります。

GoogleはAI機能に関する解説の中で、検索で表示されるための取り組みがAI機能でも同じように働くと説明しています。つまり、要約のための別の対策は要らず、検索向けの取り組みがそのまま働くです。

AI 機能とウェブサイト | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
Google 検索の AI 機能により、ユーザーがウェブサイトを見つけやすくなります。検索での AI 機能の仕組みと、コンテンツを AI エクスペリエンスに反映させる方法について説明します。
🌐 developers.google.com
外部リンク

※ 出典:Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」

実務上は、狙う語の選び方が変わってきています。言葉の定義だけを扱う記事より、条件の違い、判断の分かれ目、実際の手順を書いた記事のほうが読まれます。以前から言われてきたことですが、要約が出るようになって差がはっきりしてきました。

SEOのメリットに関するよくある質問

SEOを始めるかを考えるときによく出る質問に答えます。

SEOの一番のメリットは何か

公開した記事が検索結果に残り続けることです。広告費がかからない点が挙げられがちですが、掲載枠が無料でも制作費はかかるため、費用が消えるわけではありません。残り続ける性質があるからこそ、同じ金額を使ったときに翌月以降へ持ち越せる分が出てきます。

SEOをやらないとどうなるか

買う前に検索して比べる商材であれば、比較の場面に自社が並ばない状態が続きます。広告で補える部分もありますが、出稿を止めた月に流入も止まるため、毎月の費用が前提になります。検索を経由しない商材であれば、やらない判断も成立します。

効果が出るまでどれくらいかかるか

安定した順位に入るまで3か月から6か月が一般的です。新しく立ち上げたサイトや競合の強い分野では、さらに時間がかかることもあります。期間は狙う語の選び方で大きく変わるため、着手前に上位10件を確認しておくと見通しが立ちます。

中小企業や個人でもメリットは出るか

出ます。ただし狙う語の選び方で結果が分かれます。大手が占める語を避け、地域名や条件を足した具体的な語から取りに行けば、記事の本数が少なくても上位に入りやすくなります。資金の量より、語の選び方と続ける体制で差が付きます。

自社で書くのと外注するのはどちらがよいか

出したい本数で決めてください。月1本から2本で、書ける人が社内にいるなら自社で回るはずです。月5本以上を半年続ける計画であれば、社内だけでは途中で止まることが多いため、一部を外に出す前提で予算を組むほうが続きます。

コンテンツSEOのメリットとデメリットは記事のSEOと違うのか

同じ性質から出ています。コンテンツSEOは記事を継続して出す取り組みを指すため、積み上がる性質がより強く出ます。メリットの大きさもデメリットの重さも、単発の記事より本数の多さに比例して増えると考えてください。

まとめ|SEOのメリットは待てる会社に残る

SEOのメリットを6つ、デメリットを5つ挙げましたが、11の独立した事実があるわけではありません。「効果が後から積み上がる」という一つの性質を、得になる向きから見たか、負担になる向きから見たかの違いです。

だから採用の判断で数を比べる必要はありません。前提になるのは、3か月から6か月を待てるかと、その間に書く人を確保できるかの2点です。この2点が埋まる会社では、待つ間の費用を数字にして始めるかを決められます。埋まらないうちは、広告で先に数字を取りながら準備を進めても遅くはありません。

待てるかどうかは、待てる月数と待つ間の総額を出し、広告で同じ件数の問い合わせを取る費用と並べると、取り戻すまでの月数として数字で確かめられます。

SEOに着手するかどうかを判断する分かれ道を示した図

私たち合同会社Writers-hubは、滋賀県彦根市で、地元の店や会社のサイトのSEO対策と、SEO記事の制作をしています。

関連記事:エスイーオー対策で行う3つの作業|自社に要るかの判断と始め方

関連記事:SEOの検証とは?何が効いたかを見極める指標と進め方を解説

待つ期間を決める前に、御社のサイトが今どこに出ているかを確かめませんか

成果が出るまでの期間は、今のサイトが狙うキーワードでどの位置にいるかで変わります。滋賀のSEO対策の診断では、サイトのURLと業種・地域を送っていただきます。御社のサイトがいま検索と、GoogleのAI「Gemini」の回答でどう出ているかを調べ、メールでお返しします。滋賀県外の会社にはオンラインで対応します。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。