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コンテンツSEOで狙えるキーワードの見分け方|向く商材と向かない商材

コンテンツSEOで記事が上位に入れるのは、検索結果の上位に記事が並ぶキーワードだけだと考えています。地域名と業種や社名で探される会社は、記事より先に会社のページとGoogleビジネスプロフィールを整えます。見込み客が悩みや比較で検索する商材なら、依頼先を選ぶ段階に近いキーワードから記事を書き始めるのがよいと見ています。

左右に並んだ2つの検索結果の画面。左は会社のページと地図の一覧が並び、右は記事が並んでいて、右の画面を担当者が虫眼鏡で見比べている様子。

「記事を書き続ければ、うちの会社にも検索から問い合わせが来るはず」。コンテンツSEOは「読者に役立つ記事を続けて公開する施策」と説明されることが多く、成果は記事の出来と本数で決まると受け取られがちです。ところが、記事が上位に入れるのは、検索結果の上位に記事が並ぶキーワードだけです。コンテンツSEOが自社に効くかは、見込み客が使うキーワードを実際に検索すれば、書き始める前に分かります。

本記事では、記事で狙えるキーワードの見分け方から、コンテンツSEOが向く商材、書き始めるキーワードの順番まで、自社と取引先のサイトで記事を毎日公開している制作会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • コンテンツSEOで上位を狙えるのは、検索結果の上位に記事が並ぶキーワードに限られる
  • 悩みや比較のキーワードには記事が並び、地域名と業種や社名のキーワードには会社のページが並ぶ
  • 見込み客が買う前に悩みや比較を検索する商材は、コンテンツSEOが向く
  • 自社に効くかは、見込み客のキーワードを検索し、上位10件に記事が何件あるかを数えれば確かめられる
  • 記事は、読んだ人が依頼先を選ぶ段階に近いキーワードから書き始める

コンテンツSEOで上位を狙えるキーワード

コンテンツSEOで上位を狙えるのは、検索結果の上位に記事が並ぶキーワードです。コンテンツSEOは、検索した人の疑問に答える記事を公開し、検索結果から自社のサイトへ人を呼ぶ施策です。

Googleは、検索した人が何を探しているかに合わせて、検索結果に並べるページの種類を変えています。Googleの「検索の仕組み」の説明では、「料理」という語を含む検索にはレシピを、「ピザ」の検索には配達する近くの店舗の情報を表示するとしています。

同じ税理士事務所の見込み客の検索でも、キーワードによって記事の入る余地は大きく違います。2026年10月に2つのキーワードを検索した結果は、次のとおりでした。

キーワード

上位10件に並んだページ

名古屋 税理士

事務所のトップページやサービスページが5件、税理士を探せる一覧や紹介のページが4件、税理士会のサイトが1件

税理士 変更 タイミング

10件すべてが記事で、税理士事務所や会計の会社のサイトの記事が多い

「名古屋 税理士」の上位に、事務所が書いた記事は1件も入っていませんでした。検索結果は、検索した時間や場所、端末などによって変わります。

記事が並ばない検索結果には、記事が入る余地がほとんどありません。「税理士 変更 タイミング」は今の税理士を変えようとしている人が調べる言葉で、事務所の記事を読む見込み客は、こちらのキーワードで検索しています。

地域名と業種で検索した結果には事務所のページが並び、悩みで検索した結果には記事が並ぶことを比べた図

コンテンツSEOの意味やメリット、進め方の手順の全体は、コンテンツSEOの基本と進め方の解説にまとめています。

キーワードの4つの種類と上位に並ぶページ

キーワードは、検索した人の目的で4つの種類に分けられ、記事が上位に並ぶのは悩みや疑問と、比較や選び方の2つです。地域名と業種、社名や商品名のキーワードでは、会社のページや公式サイトが上位を占めます。

キーワードの種類

例

上位に並んだページ

自社の記事で狙えるか

悩みや疑問

ホームページ制作 費用 相場

制作会社やサーバー会社などの記事

狙える

比較や選び方

記事作成代行 比較

比較サイトや制作会社の比較の記事

狙える

地域名と業種

大阪 ホームページ制作

制作会社のトップページ、地域の会社を並べた一覧の記事

入りにくい

社名や商品名

kintone

公式サイト、アプリのストア、ヘルプ、公式のSNSが中心

公式サイトで受ける

表の例は、2026年10月に検索した結果です。「ホームページ制作 費用 相場」と「記事作成代行 比較」は、上位10件すべてが記事でした。

地域名と業種のキーワードにも記事は並びますが、調べた2つのキーワードでは、どれも地域の会社を並べて紹介する一覧の記事でした。会社が自社の仕事を説明する記事は入っていません。Googleは、近くの店舗や会社を探す検索では、Googleマップと検索結果に近くの店舗の一覧を出し、その順位は検索語との関連性や、検索した人からの距離などで決まると説明しています。

経営者経営者

うちは地域の会社なので、「地域名と業種」のキーワードで上位に出たいんです。記事を増やせば、そのキーワードでも順位は上がりますか?

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

記事は、依頼の前に悩みを調べている見込み客をサイトに呼ぶので、増やすこと自体は無駄になりません。ただ、地域名と業種のキーワードの上位は会社のトップページや一覧が占めていて、記事の入る余地はほとんどありません。そのキーワードは、会社のページとGoogleビジネスプロフィールを整えて狙ってください。

コンテンツSEOが向く商材と向かない商材

コンテンツSEOが向くのは、見込み客が買う前に、悩みや比較のキーワードで検索する商材です。向く商材と、記事より先に別の手を打つ商材の条件は、次のとおりです。

コンテンツSEOが向く商材
  • 見込み客が、買う前に悩みや手順を検索する
  • 見込み客が、依頼先や商品を比べてから選ぶ
  • 自社に、上位の記事にない相談の中身や作業の手順がある
記事より先に別の手を打つ商材
  • 見込み客が、近くの店をその場で選ぶ
  • 商材の名前も悩みも、まだ検索されていない
  • 見込み客が社名や商品名で探し、比べずに買う

近くの店をその場で選ぶ商材は、店舗のページとGoogleビジネスプロフィールを先に整えます。まだ検索されていない商材は、広告や展示会など検索以外の方法で知ってもらい、商材の名前が検索され始めてから記事を書きます。社名や商品名で探される商材は、公式サイトの商品ページを整えるほうが先です。

とりわけ見落とされがちなのが、上位の記事にない情報を自社が書けるかという条件です。Googleは、有用なコンテンツかどうかを見直すための質問に、「価値を付加することなく、主に他の人の意見を要約していますか」を挙げています。上位の記事をまとめ直しただけの記事は、検索結果に記事が並ぶキーワードでも上位に入りにくくなります。

有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
Google のランキング システムは、ユーザーにメリットをもたらすことを目的として作成された有用で信頼できる情報をユーザーに提示できるように設計されています。自己評価のための質問を通じてご自身のコンテンツを評価する方法をご確認ください。
🌐 developers.google.com
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コンテンツSEOが自社に効くかの確かめ方

コンテンツSEOが自社に効くかは、見込み客のキーワードを検索し、上位10件に記事が何件あるかを数えれば確かめられます。

見込み客のキーワードで検索し、上位10件のうち記事に印を付けて件数を数える様子

確かめる手順は、次の4つです。

1
STEP
見込み客のキーワードの書き出し

営業や問い合わせの窓口で受けた質問を、見込み客が検索窓に打つ言葉に直して、まず10個ほど書き出します。「顧問の税理士を変えるなら、いつがいいですか」と聞かれていれば、「税理士 変更 タイミング」と書きます。

2
STEP
上位10件の記事の数え上げ

キーワードごとに検索し、上位10件のうち記事が何件あるかを数えます。記事が1件も入っていないキーワードは、記事で狙う候補から外し、会社のページで受けます。

3
STEP
検索数の確認

キーワードプランナーで、キーワードごとの月間検索ボリュームの見積もりを見ます。キーワードプランナーの基本の機能を使うには、Google広告のアカウントを作り、支払い情報を入力する必要があります。すでにサイトがある会社は、Search Consoleの検索パフォーマンスレポートで、自社のサイトがどの検索クエリで表示されているかも見ます。

4
STEP
自社だけが書ける情報の確認

記事が並ぶキーワードの上位の記事を読み、自社だけが書ける情報があるかを確かめます。実際に受けた相談の中身や、社内で使っている確認の項目、作業の手順などです。上位の記事と同じことしか書けないキーワードは、後に回します。

見込み客のキーワードを検索して記事が並ぶものを残し、そのうち上位の記事にない情報を自社が書けるものが見つかれば、コンテンツSEOを始める条件はそろっています。

書き出したキーワードのうち、どれを記事にするか決めかねていませんか

記事コンテンツの制作支援のKW戦略設計では、検索意図の構造を読み解き、優先して狙うキーワードの順番を計画にまとめます。編集者・ライター・監修者のチーム編成など、決めたキーワードの記事を書き続ける制作体制づくりもあわせて支援します。

記事で狙うキーワードを書く順番

記事で狙うキーワードを書く順番は、読んだ人が依頼先を選ぶ段階に近いものが先です。読んだ人が次にすることが依頼先への問い合わせなら、記事がそのまま問い合わせのきっかけになるからです。税理士事務所に当てはめると、順番は次のようになります。

順番

キーワードの段階

例

読んだ人が次にすること

1

依頼先を比べて選ぶ

税理士 選び方 法人

事務所を比べて問い合わせる

2

依頼の直前の悩み

税理士 変更 タイミング

今の税理士を変える時期と手順を決める

3

自分で解決したい悩みや用語

確定申告 やり方 個人事業主

自分で申告書を作る

2026年10月に検索すると、「税理士 選び方 法人」の上位には税理士事務所や税理士会の記事が多く並びました。「確定申告 やり方 個人事業主」の上位10件では、税理士事務所の記事は1件だけで、残りは会計ソフトの会社や金融機関、国税庁などのページでした。自分で解決したい悩みのキーワードは、検索数が多くても、読み終えた人の多くが自分で申告書を作って終わると見ています。

検索数の多さより、読んだ人が次に自社へ相談するかで選びます。Googleも、検索エンジンを第一に考えたコンテンツを見直すための質問に、「既存のユーザー層のためではなく、ただ話題になっているという理由で記事を書いていますか」を挙げています。

依頼先を比べて選ぶ段階、依頼の直前の悩み、自分で解決したい悩みや用語の順に、記事で狙うキーワードを書く順番を示した図

コンテンツSEOのよくある質問

コンテンツSEOで狙うキーワードについて、よく聞かれる2つの質問に答えます。

AIによる概要が出るキーワードも狙う?

AIによる概要が出るキーワードも、検索結果に記事が並んでいれば、記事で狙う候補に残します。Googleは、AIによる概要やAIモードに表示されるための追加の要件はなく、特別な最適化も要らないとしています。AIによる概要は、通常の検索結果に加えて価値があるとGoogleのシステムが判断した検索でだけ表示されます。

AI 機能とウェブサイト | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
Google 検索の AI 機能により、ユーザーがウェブサイトを見つけやすくなります。検索での AI 機能の仕組みと、コンテンツを AI エクスペリエンスに反映させる方法について説明します。
🌐 developers.google.com
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検索数が少ないキーワードも書く?

検索数が少ないキーワードも、検索する人が自社の見込み客なら書きます。検索ボリュームが非常に少ないキーワードは、キーワードプランナーが見積もりを出さないため、数字が出ないことだけを理由に候補から外さないでください。記事を公開した後は、Search Consoleの検索パフォーマンスレポートで、その記事が実際にどの検索クエリで表示されたかを確かめられます。

まとめ|コンテンツSEOは書く前に検索結果で決まる

コンテンツSEOで上位を狙えるのは、検索結果の上位に記事が並ぶキーワードです。悩みや疑問、比較や選び方のキーワードには記事が並び、地域名と業種や社名のキーワードには会社のページや公式サイトが並びます。見込み客のキーワードを検索して上位10件を数えれば、書く前に効くかが分かります。記事は、読んだ人が依頼先を選ぶ段階に近いキーワードから書き始めます。

私たち合同会社Writers-hubは、自社と取引先のサイトで記事を毎日公開しながら、企業のキーワード戦略の設計と記事の制作体制づくりを支援しています。

自社の見込み客のキーワードに、記事の入る余地があるか確かめたくありませんか

見込み客から受けた質問か、狙いたいキーワードを10個ほどご用意ください。無料相談(オンラインで30分ほど)で一緒に検索結果を見て、記事で狙うキーワードと、会社のページで受けるキーワードを分けます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。