BLOG

SEOで問合せが来るキーワードの選び方|書く前に見込みを測る

SEOで問い合わせを増やしたいなら、記事を書く前に、キーワードごとの問い合わせの見込みを検索結果で測ってから選ぶことをおすすめします。見るのは、検索した人の目的、上位10件のページの種類、上位ページにある問い合わせの入口の3つです。見込みが高ければ、検索数の少ないキーワードでも先に書きます。

検索結果の画面に並ぶキーワードの候補のうち、問い合わせの見込みが高いものに印が付き、そこから問い合わせフォームへ矢印がつながっている図。

「SEOで順位が上がれば、問い合わせも自然に増えるはず」。順位とアクセス数はツールですぐに確かめられる数字なので、まず順位を上げることが問い合わせへの近道だと思われがちです。ところが、問い合わせの数は、検索した人がその場で依頼先を探しているかで大きく変わり、その見込みは記事を書く前に、キーワードの検索結果を見て測れます。

本記事では、問い合わせにつながるキーワードの条件から、検索結果で見込みを測る3つの見方、自社の数字で件数を見積もる方法、書く順番の決め方まで、SEOと記事制作を手がける会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • 問い合わせが来るのは、検索した人がその場で依頼先や相談先を探しているキーワードです
  • 見込みは、検索した人の目的、上位10件のページの種類、上位ページの問い合わせの入口の3つで測ります
  • 月間検索数に、狙う順位でのクリック率と、ページの種類ごとの問い合わせ率を掛けると、キーワードごとの問い合わせの件数を見積もれます
  • 書く順番は、検索数の多い順でなく、問い合わせの件数を見積もって、件数の多いキーワードから決めます

問い合わせにつながるキーワードの条件

問い合わせにつながるキーワードは、検索した人がその場で依頼先や相談先を探しているキーワードです。同じ1位で同じ数の人が訪れても、検索した人の目的が違えば、問い合わせの数は大きく変わります。

たとえば「SEOとは」を検索する人は、言葉の意味を知りたい人で、読み終えると多くはページを閉じます。「SEO 会社 費用」を検索する人は、依頼先と料金を比べている人で、条件が合えばその場で問い合わせます。問い合わせの見込みは、キーワードを選んだ時点でおおよそ決まります。

同じ1位の記事でも、意味を調べる検索と依頼先を探す検索とで、問い合わせの数が違うことを示す図

記事を公開してから順位が付くまでには時間がかかるため、問い合わせにつながらないキーワードだと分かるのは、書いてから数か月後になります。だからこそ、見込みは書く前に測ります。すでに順位もアクセスもあるのに問い合わせが来ないときの見直し方は、SEOのコンバージョンを増やす手順で扱っています。

検索結果で問い合わせの見込みを測る3つの見方

キーワードの問い合わせの見込みは、そのキーワードで実際に検索し、1ページ目を次の3つの見方で読むと測れます。検索結果は、検索した時間や場所、端末、それまでの検索の履歴によって変わります。スマートフォンで探すお客様が多い商材なら、スマートフォンでも検索して見比べます。

検索結果の1ページ目で、検索した人の目的、上位10件のページの種類、上位ページにある問い合わせの入口の3か所を確かめる図

検索した人の目的

検索した人の目的は、キーワードに含まれる語でおおよそ分かります。「費用」「依頼」「会社」や地域名などを含むキーワードは、依頼先を探す人の検索です。「とは」「やり方」「自分で」などを含むキーワードは、意味や手順を調べる人の検索です。キーワードを依頼までの近さで3つの段階に分ける方法は、SEOで集客する仕組みと始め方にまとめています。

見落とされがちなのが、会社名やサービス名を含むキーワードです。会社名に「問い合わせ」を付けた検索のように、連絡したい相手が決まっている人は、上位に別の会社のページが出ても、その会社には問い合わせません。

検索した人が、自社にお金を払う側の人かどうかも見ます。たとえば「SEO 記事 書き方」は、記事を外注する会社の担当者のほかに、ライターや学生も検索するので、訪問の数ほどには問い合わせは増えません。

上位10件に並ぶページの種類

上位10件に並ぶページの種類を見ると、そのキーワードで検索する人がどんな目的なのかが分かります。1ページ目によく並ぶ主な5種類と、それぞれの問い合わせの見込みは次のとおりです。

1ページ目に並ぶもの

検索した人の様子

問い合わせの見込み

会社のサービスページ、料金ページ

依頼先を探している

高い

比較サイト、おすすめの紹介記事

依頼先を比べている

高いが、比較サイトを経由しやすい

やり方や意味の解説記事

自分で調べて進めたい

低い

Q&Aサイト、動画、辞書

手短に答えを知りたい

低い

Googleマップの欄

近くの店や会社を探している

地域で営業する会社には高い

会社のサービスページが多く並ぶキーワードなら、上位を狙うページはブログ記事より、自社のサービスページのほうが向いています。

上位ページにある問い合わせの入口

上位ページにある問い合わせの入口からは、上位の会社がそのキーワードから問い合わせを見込んでいるかが読み取れます。上位の3〜5件を開き、問い合わせや見積もり、資料請求などのボタンやフォームが、ページの冒頭や本文の途中に置かれているかを見ます。

冒頭から入口を置いているページが上位に並ぶなら、上位の会社は、そのキーワードで来た人に問い合わせてもらうつもりでページを作っています。反対に、入口がページの最後にしかない記事ばかりなら、上位の会社もそのキーワードを、問い合わせの前に読んでもらう記事として扱っていると読めます。

入口の種類も見ます。上位の多くが資料請求や無料の診断を入口にしているなら、検索した人はまだ比べている途中で、資料を受け取ってから問い合わせる人が多いと考えられます。

問い合わせの件数を見積もる3つの数字

キーワードごとの問い合わせの件数は、次の3つの数字を掛けると見積もれます。

💡

見積もる問い合わせの件数=月間検索数×狙う順位でのクリック率×同じ種類のページの問い合わせ率

3つの数字はどれも推計なので、見積もりは件数の予想ではなく、キーワードどうしを同じ式で比べるために使います。月間検索数が10分の1でも、問い合わせ率が20倍あれば、見積もる件数は2倍になります。検索数の少ないキーワードが、件数では上回ることがあります。

月間検索数、狙う順位でのクリック率、同じ種類のページの問い合わせ率を掛けて、キーワードごとの問い合わせの件数を見積もる図

月間検索数

月間検索数は、キーワードツールで調べます。ツールが出す数字は推計で、同じキーワードでもツールごとに違うので、比べるキーワードはすべて同じツールの数字でそろえます。

狙う順位でのクリック率

狙う順位でのクリック率は、Search Consoleの検索パフォーマンスのレポートで、自社サイトの数字から拾います。グラフの上で「平均 CTR」と「平均掲載順位」も選ぶと、「クエリ」のタブの表に、クエリごとのクリック数、表示回数、CTR、平均掲載順位が並びます。CTRはクリック率のことで、クリック数を表示回数で割った値です。

自社サイトが狙う順位と同じくらいの順位に出ているクエリのCTRを、まだ順位の付いていないキーワードのクリック率に当てます。検索回数がごく少ないクエリは、利用者のプライバシーを守るために表に出ないので、拾えるのはある程度の検索回数があるクエリの数字です。

検索パフォーマンス レポート(検索結果): 概要と基本設定 - Search Console ヘルプ
検索パフォーマンス レポートには、Google 検索の検索結果でのサイト パフォーマンスに関する重要な指標が表示されます。 このレポートは、次のようなことに活用できます。 時間の経過とともに検索トラフィックがどう変化したか、検索トラフィックはどこから来ているか、サイトがどのような検索クエリで検索結果に表示されやすいかなどを把握する。 サイトにトラフィックを集めているクエリを把握して、
🌐 support.google.com
外部リンク

同じ種類のページの問い合わせ率

同じ種類のページの問い合わせ率は、アクセス解析で、ページの種類ごとに出します。サービスページで受けるキーワードなら自社のサービスページの、解説記事で受けるキーワードなら自社の解説記事の、訪問数に対する問い合わせの数の割合を使います。

サイト全体の問い合わせ率は使いません。解説記事の訪問が多いサイトでは、サイト全体の率で計算すると、依頼先を探すキーワードの見込みは小さく、解説記事のキーワードの見込みは大きく出てしまうからです。

経営者経営者

立ち上げたばかりのサイトで、クリック率も問い合わせ率もまだありません。それでも見積もれますか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

自社の数字がないうちは、件数は見積もらず、検索結果の3つの見方だけでキーワードを並べてください。ページの種類ごとに問い合わせ率を出せるだけの問い合わせがたまったら、見積もりに切り替えます。

キーワードを書く順番の決め方

キーワードを書く順番は、検索数の多い順でなく、問い合わせの件数を見積もって、件数の多いキーワードから決めます。弊社代表の米山拓真は、LeadGridのサービスサイトの初代編集長として、月60件のリードを獲得する体制を作りました。弊社が検索数より先に問い合わせの見込みで順番を決めるよう勧めているのは、米山の編集長としての経験からです。

件数の多いキーワードのうち、上位にサービスページが並ぶものは、新しい記事を書く前に、自社のサービスページのタイトルと中身を直します。件数の少ないキーワードは、書かずに捨てるのではなく、後に回します。書くときは、その記事を問い合わせの件数で評価せず、記事の中から件数の多いキーワードのページへ読者を案内する役にします。

見込みを測ったキーワードを、書く順に並べ替えられていますか

見込みを測ってから書く順番を決める作業を社内で回しきれないときは、Writers-hubの滋賀のSEO対策をご覧ください。オンラインで全国に対応し、1か月目に現状の分析と設計、2か月目から実行に移ります。

SEOと問い合わせのよくある質問

SEOで問い合わせを増やすキーワード選びについての質問に、3つ答えます。

検索数が月10回のキーワードも書く?

月間検索数が10回のキーワードでも、見積もった問い合わせの件数がほかのキーワードより多ければ、先に書きます。1件の受注で得る金額が大きい商材ほど、数か月に1件の問い合わせでも、記事を書く手間に見合うことがあります。

上位が大手ばかりのキーワードは?

上位10件が大手の比較サイトと大企業のページだけのキーワードは、見込みが高くても、上位に入るまでに時間がかかりやすくなります。上位10件に自社と同じくらいの規模の会社のページが入っているかを見て、入っていなければ、地域名や業種を足して言葉を絞ったキーワードから始めます。

公開した後に見込みを確かめるには?

公開した記事の見込みは、Search Consoleの検索パフォーマンスのレポートで、そのページに絞り込んで確かめます。「+ フィルタを追加」から「ページ」を選んで記事のURLを入れると、そのページが表示されたクエリが並びます。狙ったキーワードと目的の違うクエリで表示されていないかを見ます。

まとめ|問い合わせの見込みはキーワードを選ぶ段階で測る

SEOで問い合わせを増やすなら、キーワードは書く前に、検索結果で問い合わせの見込みを測って選びます。見るのは、検索した人の目的、上位10件のページの種類、上位ページにある問い合わせの入口の3つです。自社の数字がそろったら、月間検索数とクリック率、問い合わせ率を掛けて件数を見積もり、件数の多いキーワードから書きます。

私たち合同会社Writers-hubは、滋賀のSEO対策を、オンラインで全国の会社からもお引き受けしています。

検索数の多い順に、記事を書き続けていませんか

滋賀のSEO対策は、1か月目に現状の分析と設計、2か月目から実行に進み、その後は毎月の報告と見直しを続けます。料金は月額20万円〜(税別・6か月〜)で、オンラインで全国に対応し、彦根市とその周辺は訪問もできます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。