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キーワードの使い方|SEOでの選び方と記事への入れ方を手順で解説

キーワードは、記事に何回入れるかより先に、記事がどの検索の問いに答えるかを決めるために使います。キーワードの検索意図は、検索結果の上位10件に並ぶページの種類に表れます。記事を書いても順位が上がらない場合は、入れた回数より、記事ごとに答える問いが決まっているかを先に確かめると考えています。

検索窓に打たれた語から矢印が伸び、1つの問いの吹き出しを経て、1本の記事ページのタイトルと見出しへつながっていく流れを描いた図。

「SEOのキーワードは、タイトルと本文にできるだけ多く入れるもの」。SEOを学び始めると、最初に「タイトルと見出しにキーワードを入れる」という手順を教わるため、キーワードの使い方は入れる場所と回数で決まると考えやすくなります。

しかし、これまで多くのSEO記事でキーワードの選定から執筆までを手がけてきた弊社の立場から言えるのは、キーワードは、入れる前にページが答える問いを決めるために使うということです。順位が上がらない記事を見直すと、キーワードは十分に入っているのに、検索した人の問いに最初に答えていない記事が目立ちます。

本記事では、キーワードの集め方と選び方から、タイトル・見出し・本文への入れ方、公開後の見直しまで、記事ごとに狙うキーワードを決めてきた立場で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • SEOのキーワードは検索する人が検索窓に打つ語で、ページがどの問いに答えるかを決めるために使う
  • キーワードプランナーは無料で使えるが、お支払い情報の入力が要り、「競合性」は広告の入札の多さを表す
  • キーワードは検索ボリュームより先に、検索結果の上位10件で検索意図を確かめて選び、1つの意図に1ページを割り当てる
  • キーワードはタイトル・見出し・本文の冒頭に入れ、回数を数えて増やす必要はない
  • 公開後はサーチコンソールで、狙ったキーワードと実際の検索クエリのずれを確かめて直す

SEOで使うキーワードの意味

SEOで使うキーワードは、検索する人がGoogleなどの検索窓に打ち込む語のことです。「キーワード 使い方」のように2語以上を組み合わせた語も、1つのキーワードとして扱います。

ℹ

キーワードと検索クエリの違い:キーワードは、ページで上位を狙う側が決める語です。検索クエリは、検索した人が実際に打ち込んだ語の並びで、サーチコンソールに表示されるのは検索クエリのほうです。

キーワードを使う5つの手順

SEOでキーワードを使う手順は5つあり、ページに語を入れる作業は4番目にあたります。語を入れる前の手順で、どのページでどの問いに答えるかを決めておくためです。

1
STEP
検索される語を集める

サジェストやキーワードプランナーで、自社のテーマについて実際に検索されている語を集めます。社内での呼び方ではなく、検索する人が打つ言い方で集めます。

2
STEP
検索結果の上位から検索意図を確かめる

集めた語を実際に検索し、上位10件にどんな種類のページが並ぶかを見て、検索した人が知りたいことを読み取ります。

3
STEP
1つの検索意図に1ページを割り当てる

検索意図が同じ語は1つのページにまとめ、意図が違う語は別のページに分けて、キーワードとページの対応表に書きます。

4
STEP
タイトルと見出し、本文の冒頭に入れる

割り当てたキーワードを、タイトル、見出し、本文の冒頭に、検索した人が打つ形で入れます。

5
STEP
公開後に検索クエリを見て直す

サーチコンソールで、ページが実際に表示された検索クエリを確かめ、狙ったキーワードとずれていれば見出しや本文を直します。

キーワードを集める方法

キーワードを集めるには、Googleのサジェストと関連キーワードで語を広げ、キーワードプランナーで語ごとの検索ボリュームを確かめます。サジェストと関連キーワードはログインせずに見られますが、キーワードプランナーにはGoogle広告のアカウントが要ります。

サジェストと関連キーワードから集める

サジェストは、Googleの検索窓に語を打ち込んだときに表示される検索候補で、実際に行われた検索をもとにした予測です。2026年10月に「キーワード」と打ったときは、「キーワードプランナー」「キーワードとは」などが候補に並びました。

関連キーワードは、検索結果ページの下部に並ぶ、関連する検索語の一覧です。サジェストと関連キーワードには、テーマについて人が続けて調べる語が出るので、記事で答える問いの候補になります。関連キーワードの調べ方は、Google関連キーワードとは?仕組みと調べ方から記事での使い方まで解説で詳しく紹介しています。

キーワードプランナーの使い方

キーワードプランナーは、Google広告の中にある無料のツールで、語ごとの月間の検索回数を調べられます。キーワードの候補を出す機能は、Google広告のアカウントでお支払い情報を入力し、アカウントの設定を終えてから使えます。

Google広告の費用は広告を配信したときにかかるため、アカウントを作る途中でキャンペーンを作成した場合は、キャンペーンを一時停止しておきます。キーワードプランナーは「ツール」メニューにあり、開くと次の2つの使い方を選べます。

選ぶ項目

入れるもの

分かること

新しいキーワードを見つける

自社のテーマの語か、サイトのURL

関連する語の候補と、語ごとの検索ボリューム

検索のボリュームと予測のデータを確認する

手元にある語のリスト(貼り付けかCSVファイル)

リストの語ごとの検索ボリューム

検索ボリュームが非常に少ない語や、健康・金融などデリケートな分野の語は、結果が表示されないことがあります。

キーワード プランナーを使う - Google 広告 ヘルプ
Google キーワード プランナーでは、検索キャンペーンのキーワードを調査できます。 Google キーワード プランナー ツールを使用すると、ビジネスとの関連性が高い新しいキーワードを見つけて、予測されるそのキーワードの検索数や、そのキーワード
🌐 support.google.com
外部リンク

※ 出典:Google 広告 ヘルプ「キーワード プランナーを使う」

キーワードプランナーの数字の見方

キーワードプランナーの「月間平均検索ボリューム」は、指定した期間と地域で、入力した語と似た言い方が検索された回数の月平均です。既定では過去12か月の平均が表示され、Googleも検索ボリュームは概数だと説明しているため、候補同士で大きさを比べる目安に使います。広告を配信していないアカウントでは、「1000~1万」のような幅で表示されることがあります。

とりわけ見落とされがちなのが、「競合性」の意味です。競合性は、語ごとに入札している広告主の多さを表す指標です。SEOで上位に入る難しさは、競合性の数字には表れません。

競合性が「高」の語でも、検索結果の上位に中小企業の記事や個人のブログが並ぶことはあり、SEOでの難しさは上位の顔ぶれで判断します。判断の手順は、SEO難易度とは?ツールの数値の読み方と自社で狙えるかの判断基準で解説しています。

キーワードの選び方と検索意図の確かめ方

使うキーワードは、検索ボリュームの大きさより先に、検索結果の上位から検索意図を確かめて選びます。検索ボリュームが大きい語でも、検索した人が求めるページの種類と自社の記事が合わなければ、上位に入りにくいためです。

Web担当者Web担当者

検索ボリュームが大きいキーワードを狙ったほうが、アクセスは増えるのではないでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

上位に入れれば、検索ボリュームが大きい語ほどアクセスは増えます。ただ、検索ボリュームが大きい語の検索結果には、大手のメディアや公式サイトが並ぶことが多くあります。立ち上げて間もないサイトは、上位に中小企業の記事や個人のブログが並ぶ語から狙うほうが、上位に入る記事を早く作れます。

検索結果の上位から検索意図を確かめる

検索意図は、キーワードで検索した人が知りたいことや、したいことです。検索意図を確かめるには、語を実際にGoogleで検索し、上位10件に並ぶページの種類と、各ページが最初に答えている内容を見ます。上位10件に並ぶページの種類が、キーワードの検索意図を表します。

2026年7月に「キーワード 使い方」の検索結果を調べたときは、SEOのキーワード選定を解説する記事、Google広告のキーワードプランナーの紹介ページ、辞書サイトの「キーワード」の意味のページが上位に並んでいました。種類の違うページが混ざる語は、検索した人の知りたいことが分かれています。上位10件で最も多いのがどの種類のページかを数え、記事の前半には、その種類のページが答えている内容を書きます。

上位が商品ページやツールの公式ページで占められている語は、解説記事で狙っても上位に入りにくいと見ています。

1つの検索意図に1ページを割り当てる

検索意図が同じ語は1つのページで答え、意図が違う語には別のページを用意します。2つの語でそれぞれ検索し、上位10件の顔ぶれがほとんど同じなら、同じ検索意図とみなして1ページにまとめます。

集めたキーワードを検索意図ごとにまとめ、1つの意図に1ページを割り当てる流れの図

どのページでどの語を狙うかは、キーワードとページの対応表に書いておきます。対応表がないまま記事を増やすと、同じ語を2本の記事で狙い、検索結果で片方しか表示されなかったり、表示されるページが入れ替わり続けたりします。1ページで狙う語の数の目安は、1ページ1キーワードとは?SEOのキーワード数の目安とまとめる・分ける判断基準で解説しています。

どの語をどのページで狙うか、対応表にできていますか

集めた語を1つずつ検索して検索意図を確かめ、ページに割り当てる作業は、語の数が増えるほど時間がかかります。弊社のキーワード戦略の設計では、検索結果の上位を確かめてキーワードをページに割り当て、どの記事から書くかの順番まで決めます。

キーワードを入れる場所と入れ方

キーワードを入れる場所はタイトル、見出し、本文の冒頭が中心で、回数を数えて増やす必要はありません。メタディスクリプションは、検索結果の説明文に使われることがあるため、ページの答えを要約する中で自然に入れます。

検索結果のタイトルから、開いたページの見出しと本文の冒頭へ、キーワードが入る場所を示した図

タイトルと見出しへの入れ方

タイトルには、キーワードを前半に、検索した人が打つ形で入れます。Googleは検索結果のタイトルリンクを、ページのtitle要素や見出しの言葉などから作っており、長いタイトルは検索結果で後ろが省かれることがあるためです。

見出しには、集める手順で見つけた語のうち、同じ検索意図の語を各見出しの話題として入れます。すべての見出しに同じキーワードを入れると、見出しを読んでも節ごとの違いが分かりにくくなります。タイトルの文字数と書き方は、titleとdescriptionの書き方|SEOに効く文字数とキーワードの入れ方が参考になるでしょう。

本文への入れ方と回数

本文では、リードと各節の1文目に、キーワードを主語にして答えを書きます。2文目からは、言い換えや具体的な語を使って構いません。Googleの「SEOスターターガイド」にも、Googleの言語マッチングの仕組みがページと検索語句の関連を把握できるため、ページにそのとおりの語句を使う必要はないと書かれています。

Google 公式 SEO スターター ガイド | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
検索エンジン最適化に関する、Google 公式の SEO スターター ガイドです。SEO の定義からウェブサイト運用者向けの基本的な施策まで、SEO 関連の基礎を幅広くご紹介します。
🌐 developers.google.com
外部リンク

※ 出典:Google 検索セントラル「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」

同じ語を不自然なほど繰り返すことは、Googleのスパムに関するポリシーで「キーワードの乱用」とされています。次のような入れ方は避けます。

  • 同じ語を1つの段落で何度も繰り返す
  • 地域名や都市名を、文脈と関係なく並べる
  • 付加価値のない語や数字のリストを、上位表示のために並べる

どこからが乱用に当たるかは、キーワードスタッフィングとは?詰め込みすぎの境界線とSEOへの影響、直し方で解説しています。

入れても効果がほとんどない場所

キーワードのメタタグとURLは、キーワードを入れても順位にほとんど影響しない場所です。Googleは「SEOスターターガイド」で、キーワードのメタタグを検索に使っていないことと、ドメイン名やURLのパスに入れたキーワードには、パンくずリストに表示される以上の効果がほとんどないことを説明しています。

URLは、キーワードを入れることより、短く読める英単語にすることを優先します。キーワードのメタタグは、書かなくても困りません。

キーワードを公開後に見直す方法

キーワードを公開後に見直すには、Googleサーチコンソールで、ページが実際にどの検索クエリで表示されたかを確かめます。公開前に決めたキーワードは見立てで、Googleがページをどの検索で表示したかは、公開後のデータでしか分からないためです。

サーチコンソールで実際の検索クエリを見る

サーチコンソールの検索パフォーマンスを開き、「ページ」タブで記事のURLをクリックしてから「クエリ」タブに切り替えます。選んだ記事が表示された検索クエリごとに、クリック数、表示回数、平均掲載順位が一覧で出ます。

サーチコンソールを使うには、サイトを登録して所有権の確認を済ませておく必要があります。公開して間もない記事は表示回数が少ないため、公開から2〜3か月ほどたってから見ると、比べられるだけの検索クエリがそろうと見ています。

狙ったキーワードとずれたときの直し方

狙ったキーワードと実際の検索クエリのずれが、記事の直す場所を示します。ずれの見え方ごとの直し方は次のとおりです。

一覧で見えたこと

直し方

狙ったキーワードが一覧になく、別の語で表示されている

狙ったキーワードの検索意図に、タイトルと冒頭の文で答えているかを見直す

表示回数が多いのに、平均掲載順位が10位より下の語がある

記事と同じ検索意図の語なら、表示されている語の検索意図に答える見出しと本文を足す

同じ検索クエリで、自社の別のページも表示されている

どちらのページで答えるかを対応表で決め、もう一方は内容を分けるか1つにまとめる

同じ検索クエリで表示された自社のページは、「クエリ」タブで語をクリックしてから「ページ」タブに切り替えると確かめられます。

狙ったキーワードと、サーチコンソールに表示された実際の検索クエリを比べる図

キーワードの使い方でよくある質問

キーワードの使い方でよくある質問は3つあります。

「キーワードプランナー」と「キーワード プランナー」のような表記ゆれは、別のキーワードですか

表記ゆれは、2つの書き方でそれぞれ検索し、上位10件の顔ぶれがほとんど同じなら、同じキーワードとして1つのページで扱います。ページの中で両方の書き方を並べる必要はなく、タイトルには、上位のページのタイトルで多く使われている書き方を使います。

公開済みの記事のキーワードを後から変えてもよいですか

公開済みの記事のキーワードは、後から変えてかまいません。タイトル、見出し、本文の冒頭を新しいキーワードに合わせて書き直し、URLは変えずに残します。URLを変える場合は、古いURLへのリンクや検索結果から来た人がページを開けなくなるため、古いURLから新しいURLへ301リダイレクトを設定します。

広告とSEOで、同じキーワードを使えますか

広告とSEOで同じキーワードを使うことはできますが、選ぶ基準が違います。検索広告はクリックごとに費用がかかるため、申し込みや購入に近い語を入札単価と合わせて選びます。SEOはクリックに費用がかからない代わりに上位に入るまで時間がかかるので、自社の記事が検索意図に答えられる語かどうかで選びます。

まとめ|キーワードは入れる前に答える問いを決める

キーワードは、ページに入れる前に、ページが答える問いを決めるために使います。検索される語を集めたら、検索結果の上位10件で検索意図を確かめ、1つの検索意図に1ページを割り当てます。入れる場所はタイトル、見出し、本文の冒頭で、公開後はサーチコンソールの検索クエリと比べて直します。

私たち合同会社Writers-hubは、SEO記事のキーワード選定から執筆、公開後の見直しまでを手がけてきました。記事ごとに狙うキーワードと答える問いが決まっているかから、ご相談いただけます。

公開した記事は、狙ったキーワードで表示されていますか

狙ったキーワードとサーチコンソールに出る検索クエリがずれていると、記事のどこを直せばよいか分からないまま書き足すことになります。記事のURLと、サーチコンソールの検索クエリをお知らせいただければ、狙ったキーワードと実際の検索クエリを比べ、見出しと本文のどこを直すかを一緒に確かめます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

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