BLOG

SEOキーワードの設定|1記事で扱うか別記事に分けるかの決め方

関連キーワードを同じ記事で扱うか別記事に分けるかは、語が似ているかでなく、2つのキーワードの上位10件に同じURLが何件あるかで決めることをおすすめします。4件以上なら同じ記事、1件以下なら別記事が目安です。2〜3件のときは、メインの記事の見出し1つで答え切れるかを見て決めます。

2つの検索結果の一覧を机の上に左右に並べ、同じページのカードどうしを糸で結び、結んだ糸の本数を見て、1冊のノートにまとめるか2冊に分けるかを決めている様子。

「SEOキーワードの設定では、メインのキーワードに関連キーワードを足して、同じ記事の見出しや本文に入れればよさそう」。キーワードの入れ方の解説では、関連キーワードを見出しや本文に入れる方法がよく紹介されるため、ツールに出た関連キーワードはすべて同じ記事に入れるものと思われがちです。ところが、関連キーワードの中には、1本の記事では答えられない別の問いの検索が混ざっています。同じ記事で扱えるかは、2つのキーワードで検索したときの上位10件に、同じURLが何件並ぶかで決まります。

本記事では、上位URLの共通率の数え方と目安から、目安で決めにくいキーワードの扱いまで、記事のKW戦略設計を支援している会社の視点でお伝えします。

この記事でわかること
  • 1記事で扱うか別記事に分けるかは、2つのキーワードの上位10件に同じURLが何件あるかで決める
  • 同じURLが4件以上なら同じ記事、1件以下なら別記事に分けるのが目安になる
  • 「SEO キーワード 設定」は「入れ方」と7件重なり、「選定」とは1件しか重ならなかった
  • 2〜3件のキーワードは、メインの記事の読者も知りたい問いで、見出し1つで答え切れるなら同じ記事にする
  • 別記事に分けたキーワードは内部リンクでつなぎ、公開後はSearch Consoleで記事が表示された検索を見る

1記事か別記事かを決める上位URLの共通率

SEOキーワードを1記事で扱うか別記事に分けるかは、上位URLの共通率で決めます。上位URLの共通率は、2つのキーワードでそれぞれGoogle検索したとき、上位10件のうち同じURLのページが占める割合です。10件のうち4件が同じなら、共通率は4割になります。

共通率で決められるのは、Googleが語句の一致だけでなく、検索した人が何を探しているかを読み取って結果を並べているからです。Googleの解説ページ「Google によるランキング結果の決定方法」にも、類義語のシステムによって、完全に一致する言葉を含まないページでも関連性のあるページを見つけられると書かれています。

上位に同じページが多く並ぶ2つのキーワードは、1本の記事で答えられます。同じページがほとんど無いなら、Googleは2つの検索に別の答えを返しているので、記事を分けます。

2つのキーワードの検索結果の上位10件を並べ、同じURLのページを線で結んで数える図

同じ記事か別記事かを分ける共通率の目安

同じ記事か別記事かを分ける共通率の目安は、上位10件のうち同じURLが4件以上なら同じ記事、1件以下なら別記事です。2〜3件のキーワードは、件数だけでは決まりません。

上位10件で同じURLの数

決め方

4件以上

同じ記事で扱う

2〜3件

メインの記事の見出し1つで答え切れるかで決める

1件以下

別記事に分ける

4件は決まった基準ではありません。目安を5件、6件と上げるほど同じ記事になるキーワードが減り、記事の本数が増えます。

数えるときは、次の4つの条件をすべてそろえます。

  • 同じ日に続けて検索する
  • ログインしていないブラウザのシークレットウィンドウで検索する
  • 広告を除いた上位10件を数える
  • URLが同じページだけを数え、同じサイトの別のページは数えない

条件をそろえるのは、検索結果が人や時間で変わるからです。Search Consoleのヘルプ「検索パフォーマンス レポート(検索結果): 概要と基本設定」にも、検索が行われた時間、場所、デバイス、ユーザーの最近の履歴によって、異なる検索結果が表示されると書かれています。

SEOキーワードの設定で数えた共通率の例

SEOキーワードの設定に近いキーワードで共通率を数えると、語の似かたと共通率の高さは一致しませんでした。2026年10月に、Googleの日本の検索結果で「SEO キーワード 設定」と7つのキーワードを検索し、上位10件(「SEO キーワード 選び方」だけは検索結果が7件)を比べた結果は次のとおりです。

比べたキーワード

「SEO キーワード 設定」と同じURL

決め方

SEO キーワード 入れ方

7件

同じ記事

検索キーワード 設定

5件

同じ記事

SEO キーワード 設定 場所

4件

同じ記事

SEO キーワード とは

3件

見出し1つで答え切れるかで決める

SEO キーワード 数

2件

見出し1つで答え切れるかで決める

SEO キーワード 選定

1件

別記事

SEO キーワード 選び方

1件

別記事

「SEO キーワード 選定」は「設定」と1字違いですが、同じURLは1件だけでした。選定の上位には、キーワードを選ぶ手順の記事が並んでいます。反対に「入れ方」は語が違うのに7件が同じで、「設定」の検索結果は「選定」より「入れ方」に近いとわかります。

SEOキーワード設定と7つのキーワードで、上位10件の同じURLの数を横棒で比べた図

「設定 場所」は「設定」の語をすべて含むのに、同じURLは4件でした。メインキーワードの語を含む言い回しでも、語を足すと上位が入れ替わるので、1つずつ数えます。キーワードをタイトルや見出しにどう入れるかは、キーワードの使い方で手順を紹介しています。

記事に設定するキーワードを決める4つの手順

記事に設定するキーワードは、メインキーワードを1つ決めてから、候補の上位10件をメインキーワードと比べる4つの手順で決めます。

1
STEP
メインキーワードの決定

記事で最も上位を狙うキーワードを1つ決めます。自社の商品やサービスにつながり、検索ボリュームのあるキーワードを選び、記事のタイトルに入れるキーワードにします。

2
STEP
候補のキーワードの収集

Googleの予測入力や検索結果の下に出る関連キーワード、Search Consoleで自社サイトが表示されたクエリから、メインキーワードの言い換えや、語を足した言い回しを集めます。

3
STEP
上位10件のURLの記録

上位10件のURLを、キーワードごとに表計算ソフトの1列へ貼ります。

4
STEP
同じURLの数による判定

候補ごとに、メインキーワードの列と同じURLの数を数え、上の表で振り分けます。同じ記事にした候補のうち、メインと違う問いに答えるものには見出しを立て、言い回しが違うだけのものには立てません。

メインキーワードを先に決められない数百のキーワードの一覧を振り分ける順番と、同じURLを表計算ソフトで数える数式は、キーワードをグループ化する方法で紹介しています。

同じURLが2〜3件のキーワードの決め方

同じURLが2〜3件のキーワードは、メインの記事の読者も知りたくなる問いで、しかも見出し1つで答え切れるなら、同じ記事で扱います。どちらかに当てはまらなければ、別記事に分けます。見出し1つで答え切れるかは、候補のキーワードで検索した人の問いへの答えが、見出しの下の数段落で終わるかで見ます。

「SEO キーワード 数」は2件でした。上位には、1ページで狙うキーワードの数を答える記事と、出現率や検索数を調べるツールのページが混ざっています。1記事に設定するキーワードの数は、設定する人も途中で知りたくなり、見出し1つで答えられるので、同じ記事で扱えます。

「SEO キーワード とは」は3件でした。上位には、SEOキーワードの意味に続けて、選び方の手順までを説明する記事が多く並びます。設定する人はSEOキーワードの意味を知っていて、選び方の手順は見出し1つに収まらないので、別記事に分けます。

Web担当者Web担当者

2〜3件のキーワードも同じ記事に入れておけば、両方の検索で上位を狙えますか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

見出し1つで答え切れるなら、同じ記事に入れて構いません。答え切れない問いまで入れると、記事の冒頭でどちらの問いに先に答えるかが決まらず、どちらの検索でも答えが後ろに回ります。別の記事にして内部リンクでつなぐほうが、両方の読者が最初の段落で答えにたどり着けます。

1記事か別記事かを決め終えた一覧で決まるのは、記事の本数までです。

1記事か別記事かを決めた一覧から、書く順番まで決まっていますか

記事コンテンツの制作支援のKW戦略設計では、検索意図を読み、勝てるKWから優先して記事にしていくロードマップを作ります。料金は公開しておらず、無料相談(オンライン30分)でお見積もりします。

別記事に分けたキーワードのつなぎ方

別記事に分けたキーワードは、メインの記事のうち、その話題に触れる段落から内部リンクでつなぎます。SEOキーワードの設定の記事なら、キーワードを選ぶ前提に触れる段落から、選び方の記事へリンクします。

リンクを記事の末尾にまとめず話題に触れた段落に置くと、設定の途中で選び方を知りたくなった読者が、その場で移れます。選び方の記事からも設定の記事へリンクを張ると、選び終えた読者が次の作業へ進めます。

メインの記事の段落から、別記事に分けた記事へ内部リンクが伸びる図

公開後に設定を見直す方法

公開後の設定は、記事が検索結果に表示され始めてから、Search Consoleの検索パフォーマンス レポートで確かめます。レポートを記事のURLで絞り込み、クエリのタブを開くと、記事が検索結果に表示されたキーワードが並びます。

同じ記事にしたキーワードが並んでいれば、設定どおりに表示されています。並ばないキーワードがあれば、上位10件を数え直します。同じURLが1件以下に減っていれば、そのキーワードを別記事に分け直します。

💡

数えた日付と件数をキーワードごとの表に残しておくと、数え直したときに、共通率が変わったかを比べられます。

SEOキーワードの設定でよくある質問

SEOキーワードを記事に設定するときに迷いやすい、3つの質問に答えます。

語順やスペースが違うだけのキーワードも数える?

語順やスペースが違うだけのキーワードも数えます。2026年10月の検索では、「SEO キーワード 設定」とスペースを抜いた「SEOキーワード 設定」は、上位10件がすべて同じでした。一方、語順を入れ替えた「キーワード 設定 SEO」は5件で、上位の半分が入れ替わっていました。

1記事に設定するキーワードは何個まで?

個数の上限は決めず、共通率で同じ記事と決まったキーワードを設定します。同じ記事にしたキーワードが増え、見出しが記事の主題から離れ始めたら、目安の件数を上げて分け直します。

別記事に分けたキーワードは全部書く?

別記事に分けたキーワードを、すべて記事にするとは限りません。別記事に分けるという判定は、メインの記事では扱わないという意味です。記事にするかは、自社の商品やサービスにつながるかと、検索ボリュームで別に決めます。上位10件が商品の一覧やツールのページばかりのキーワードは、記事を書いても上位に入りにくいので、記事の候補から外します。

まとめ|SEOキーワードの設定は上位URLの共通率で決める

SEOキーワードは、2つのキーワードの上位10件に同じURLが何件あるかで、1記事で扱うか別記事に分けるかを決めます。4件以上なら同じ記事、1件以下なら別記事にし、2〜3件はメインの記事の見出し1つで答え切れるかで決めます。語が似ているかより、上位の重なりで記事を決めます。

合同会社Writers-hubの代表は、2020年に「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、体系的なSEOライティング教育を始めました。記事コンテンツの制作支援では、KW戦略設計と制作体制の構築に加え、毎日出している型をお渡ししています。

別記事に分けて増えた記事を、社内で書き続けられますか

記事コンテンツの制作支援では、編集者・ライター・監修者のチーム編成、レギュレーション策定、品質管理フローを作ります。Writers-hubが自社と取引先のサイトで毎日の公開に使っている、記事の指示文を作るツールを、お客様が回せる形でお渡しすることもできます。公開前の確認はお客様が行います。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。