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キーワードをグループ化する方法|検索結果の重なりで1記事にまとめる

キーワードのグループ化は、語の見た目が似ているかより、Googleの検索結果の上位10件に同じページが並ぶかで決めます。「キーワード」で始まる語どうしでも、上位が1件も重ならず、別の記事で答えるべき語があります。重なりが少なく迷う語は、1本の記事の1つの見出しで答えきれるかで分けると判断しやすいと考えています。

机の上に散らばったキーワードの付箋が、2つの検索結果の一覧の重なりを手がかりに3つの束に分けられ、それぞれの束が1本の記事ページへつながっていく様子を描いた図。

「キーワードのグループ化は、似た言葉をまとめれば済みそう」。スプレッドシートで同じ語を含む行を絞り込むと、それらしいグループが数分でできあがるため、グループ化は語の並べ替えの作業だと思われがちです。ところが、同じ記事で狙うかは、検索結果の上位が重なるかで決まります。

本記事では、グループ化で決めることから、上位の重なりの数え方、迷う語の分け方、ツールの選び方まで、キーワード戦略の設計を手がける記事制作会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • キーワードのグループ化では、1本の記事で狙う語の組を決め、キーワードと記事の対応表を作る
  • 2つの語を同じグループにするかは、Googleの検索結果の上位10件に同じページが何件あるかで決める
  • 同じページが4件以上なら同じ記事で狙い、1件以下なら別の記事に分ける
  • 重なりが2〜3件の語は、メインキーワードの記事の1つの見出しで答えきれるかで決める
  • ツールは、語の共通部分でなく検索結果の重なりで分けるものを選ぶ

キーワードのグループ化で決めること

キーワードのグループ化で決めるのは、集めたキーワードのうち、どの語を1本の記事でまとめて狙い、どの語を別の記事に分けるかです。決めた結果はキーワードと記事の対応表に書き、記事を書く順番を決めるときや、公開後に順位を確かめるときに使います。

集めたキーワードをグループに分け、1つのグループに1本の記事を割り当てる流れの図

検索意図の違う語を1本の記事に入れると、記事の冒頭ではどちらか一方の問いにしか答えられません。答えを後ろに回したほうの語では、上位に入りにくくなります。

反対に、同じ検索意図の語を2本の記事に分けると、自社の2本の記事が同じ検索結果で入れ替わりながら表示され、順位が安定しないことがあります。1本の記事で狙う語の数の目安は、1ページ1キーワードとは?SEOのキーワード数の目安とまとめる・分ける判断基準で解説しています。

キーワードを同じグループにする基準

キーワードを同じグループにするかは、2つの語でそれぞれGoogle検索し、上位10件に同じページが何件並ぶかで決めます。上位に同じページが並ぶ語どうしは、1本の記事で両方の検索に答えられることを、検索結果が示しているためです。

語の似かたと検索結果の重なりの違い

語の見た目が似ていても、検索結果の上位が重なるとは限りません。2026年10月に「キーワード グループ化」と4つの語をGoogleで検索し、上位10件までを比べた結果は次のとおりです。

比べた語

上位10件で同じだったページ

判断

キーワード グルーピング

8件

同じ記事で狙う

キーワードグルーピングツール

7件

同じ記事で狙う

キーワード 整理

1件

別の記事に分ける

キーワード 掛け合わせ

0件

別の記事に分ける

「キーワード 掛け合わせ」は「キーワード」で始まり、語を組み合わせる作業という点でもグループ化に近く見えます。ところが上位に並んだのは、リスティング広告用に複数の語を掛け合わせて一覧にするツールや、広告のキーワードの選び方の記事でした。

「キーワード 整理」の上位は、キーワード選定の手順全体を説明する記事が中心で、グループ化の記事と重なったのは1件だけです。反対に「キーワードグルーピングツール」はツールを探す人の語に見えますが、上位10件のうち7件が「キーワード グループ化」と同じページでした。ツールを探す人にも、グループ化の記事の中の節で答えられます。

2つの検索語の上位10件を並べ、同じページどうしを線で結んで重なりを比べる図

同じグループにする重なりの目安

上位10件のうち同じページが4件以上なら、同じグループにします。1件以下なら別の記事に分け、2〜3件の語は数だけでは決めずに、上位のページが答えている内容を見て決めます。

メインキーワードと比べる語の重なりの数で、同じグループ・新しいグループ・内容を見て決める語の3つに分かれる判断の流れ図

4件は固定の数ではありません。目安の件数を上げるほど1つのグループに入る語は減って記事の本数が増え、下げるほど1本の記事に入る語が増えます。

数えるのはURLが同じページだけで、同じサイトでもページが違えば数えません。検索結果はログインの有無や検索した場所で変わることがあるため、比べる語は同じ日に、ログインしていないブラウザのシークレットウィンドウなどで検索します。

キーワードをグループ化する5つの手順

キーワードをグループ化する手順は5つで、検索ボリュームの大きい語から順に、すでにあるグループのメインキーワードと上位10件を比べていきます。

1
STEP
キーワードの一覧を整える

重複している語を消し、自社の事業と関係のない語を外してから、検索ボリュームの大きい順に並べます。

2
STEP
上位10件のURLを記録する

一覧の上から順にGoogleで検索し、広告を除いた上位10件のURLを、語ごとにスプレッドシートの1列へ貼ります。

3
STEP
メインキーワードと重なりを比べる

一覧の最初の語を、最初のグループのメインキーワードにします。次の語からは、各グループのメインキーワードと上位10件を比べます。4件以上同じならそのグループに入れ、どのメインキーワードとも1件以下なら新しいグループのメインキーワードにします。

4
STEP
重なりが2〜3件の語に印を付ける

重なりが2〜3件だった語には印を付けておき、全部の語を比べ終えてから、上位のページが冒頭で答えている内容を見て、入れるグループを決めます。

5
STEP
対応表に書く

グループごとに1行ずつ、4つの項目を書きます。

重なりの数は、目で見比べるより表計算ソフトの数式で数えるほうが、数え間違いが減ります。B2からB11にメインキーワードの上位10件、C2からC11に比べる語の上位10件のURLを貼った場合は、次の数式で同じURLの数が出ます。

TEXT
=SUMPRODUCT(COUNTIF(B2:B11,C2:C11))

対応表に書く4つの項目は、次のとおりです。

項目

書く内容

メインキーワード

グループの中で検索ボリュームが最も大きい語で、記事のタイトルに入れる

まとめる語

メインキーワードと上位が4件以上重なった語で、見出しや本文で答える

最初に答える問い

上位のページの多くが冒頭で答えている内容

担当する記事

既存の記事ならURL、これから書くなら「新規」

キーワードのグループ化で迷う3つの場面

キーワードのグループ化で迷う場面は3つあり、どれも上位10件の重なりの数だけでは、どのグループに入れるかが決まりません。

上位10件の重なりが2〜3件の語

重なりが2〜3件の語は、メインキーワードの記事の中の1つの見出しで答えきれるなら、同じグループに入れます。1つの見出しで答えきれない語は、別の記事に分けます。答えきれるかは、その語で上位に並ぶページが、冒頭で何に答えているかを見て判断します。

Web担当者Web担当者

重なりが少しでもあるなら、1本の長い記事にまとめたほうが、多くの語で上位を狙えるのではないでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

まとめた記事が、両方の語で上位に入ることもあります。ただ、もう一方の語の問いに答える見出しを3つも4つも足すと、メインキーワードへの答えが記事の後ろへ押し出されます。1つの見出しで答えきれない語は別の記事にしたほうが、どちらの記事も冒頭で答えを書けます。

上位に種類の違うページが混ざる語

上位10件に解説記事やツールのページ、サービスのページなど種類の違うページが混ざる語は、検索した人の目的が分かれています。種類の混ざる語は、上位10件で最も多い種類のページに合わせて、入れるグループを決めます。

2026年10月に「キーワード 分類」を検索したときは、キーワードの種類を説明する記事や、検索意図の分類を紹介する記事、キーワード分析のサービスページ、動画などが並びました。最も多かったのはキーワード選定の手順を説明する記事で、「キーワード 分類」はグループ化の記事より、キーワード選定の記事で答える語だと判断できます。

自社に近い内容の記事がすでにある語

自社に近い内容の記事がすでにある語は、新しい記事を作らず、既存の記事の担当にします。既存の記事があるかは、サーチコンソールの検索パフォーマンスで、メインキーワードを含む検索クエリに自社のどの記事が表示されているかを見て確かめます。

表示されている記事があれば、対応表の「担当する記事」にそのURLを書き、足りない問いをその記事に書き足します。同じ検索クエリで自社の2本の記事が表示されている場合の直し方は、記事のカニバリゼーション診断と解消方法で解説しています。

キーワードの一覧を、記事ごとに分けきれていますか

数百語のキーワードを1語ずつ検索して上位を比べ、既存の記事と照らし合わせる作業は、語が増えるほど時間がかかります。弊社のキーワード戦略の設計では、検索結果の上位の重なりでキーワードを記事に割り当て、どの記事から書くかの順番まで決めます。

キーワードのグループ化に使えるツール

キーワードのグループ化に使うツールは、語の共通部分でなく、検索結果の上位の重なりで分けるものを選びます。語の共通部分で分ける方法では、上位が1件も重ならない「キーワード 掛け合わせ」まで、「キーワード グループ化」と同じグループに入るためです。

手作業で検索して比べる検索結果の重なりで分けるツール語の共通部分で分ける方法
分ける基準上位10件のURL上位のURLの一致数語に含まれる文字
扱いやすい語の数数十語まで数百語以上数百語以上
検索意図の違いを分けられるか◎○×

手作業は、上位のページの中身まで見られる分、重なりが2〜3件の語の判断に向いています。語が数百を超えるときは、ツールで重なりの数を出し、2〜3件の語だけを手作業で確かめると、検索する回数を減らせます。

SE Rankingの「キーワードグルーピング」は、検索結果で一致するURLの最低数を指定して、キーワードをグループに分けるツールです。公式ページには、精度を上げるほど1つのグループに入る語が少なくなると書かれています。

キーワードグルーピングツール・キーワードグループ化 | SE Ranking
SE Rankingのキーワードグルーピングツールは10,000クエリを10分のスピードでセマンティックコアを完全自動で構築。検索ボリュームデータもオンザフライで同時抽出。
🌐 seranking.com
外部リンク

※ 出典:SE Ranking「キーワードグルーピングツール・キーワードグループ化」

Ahrefsのキーワードエクスプローラーでは、語ごとに「Parent Topic」が表示されます。Parent Topicは、その語で1位のページに最も多くの検索流入をもたらしている語で、2つの語のParent Topicが同じなら、同じグループの候補として上位の重なりを確かめます。

Keyword and search traffic metrics
Learn about Ahrefs' search and keyword metrics: search volume, organic traffic, top keyword, Keyword Difficulty, traffic potential, Parent topic, and more.
🌐 ahrefs.com
外部リンク

※ 出典:Ahrefs Academy「Keyword and search traffic metrics」

キーワードのグループ化でよくある質問

キーワードのグループ化でよくある質問は、次の3つです。

キーワードのグループ化とキーワードグルーピングは違う作業ですか

キーワードのグループ化とキーワードグルーピングは、同じ作業を指します。キーワードのクラスタリングと呼ばれることもあります。

ChatGPTなどの生成AIにグループ化を任せてもよいですか

生成AIは、キーワードの一覧を整える手順に使えます。重複している語の整理や、事業と関係のない語の候補出しを任せると、手作業の時間を減らせます。検索結果を取得させずに語の一覧だけを渡すと、生成AIは語の意味の近さで分けるため、同じグループにするかは上位10件の重なりで確かめます。

作ったグループはいつ見直せばよいですか

作ったグループは、記事を公開した後と、キーワードを追加したときに見直します。公開後は、サーチコンソールで記事が表示された検索クエリを確かめ、対応表で別の記事の担当にした語で表示されていれば、担当を入れ替えるか、記事を1本にまとめます。記事を1本にまとめるときは、消す記事のURLから残す記事のURLへ301リダイレクトを設定します。

まとめ|キーワードは語の形より検索結果でまとめる

キーワードのグループ化は、語の似かたでなく検索結果の上位の重なりで決めます。上位10件のうち同じページが4件以上なら同じ記事、1件以下なら別の記事に分け、2〜3件の語は1つの見出しで答えきれるかで決めます。決めたグループは既存の記事と照らし合わせてから、対応表に書きます。

私たち合同会社Writers-hubは、キーワード戦略の設計で、キーワードを記事に割り当てる作業から記事の制作までを手がけてきました。手元のキーワードの一覧をどう分けるかから、ご相談いただけます。

手元のキーワードの一覧、どの語を新しく書きますか

対応表の「担当する記事」は、公開済みの記事を見直さないと埋まりません。キーワードの一覧と、公開している記事のURLをお知らせいただければ、どの語を既存の記事で答え、どの語を新しい記事にするかを一緒に確かめます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。