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コンテンツの種類一覧と具体例|社内の材料から作る種類を選ぶ方法

コンテンツの種類は、記事・動画・導入事例・ホワイトペーパーなど10を超えますが、最初から全部をそろえる必要はありません。作り続けられるかは、顧客から受けた質問や事例の掲載許可など、社内にある材料で決まると考えています。読者が情報を探す場所と社内の材料の両方がそろう種類を1つ選び、決めた頻度で出せるようになってから次の種類を足す順番をおすすめします。

机の上に記事・動画・事例集・メールの4枚のカードが並び、担当者が社内の質問メモと見比べながら、その中から1枚を手に取っている情景。

「コンテンツに力を入れるなら、記事も動画もSNSも、種類をそろえたほうがよさそう」。マーケティングの解説では、集客から購入後までの段階ごとに違う種類を当てはめた図がよく使われるため、全部の段階を埋める必要があるように見えます。ところが、企業が作り続けられるコンテンツの種類は、顧客から受けた質問や事例の掲載許可など、社内にある材料で決まります。最初に作る種類は、読者が情報を探す場所と社内の材料の両方がそろうものから1つ選べば足ります。

本記事では、コンテンツの種類の分け方と具体例から、種類ごとに要る社内の材料、最初に作る種類の決め方まで、記事の制作を請け負う会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • コンテンツの種類は分け方が3通りあり、作る種類は形式と目的の2つで決める
  • 読者が使う段階ごとに、記事や導入事例、マニュアルなど使う種類が変わる
  • 種類ごとに要る社内の材料が違い、材料のない種類は2本目から止まりやすい
  • 最初の1種類は、読者が情報を探す場所と社内の材料の両方がそろうものから選ぶ

コンテンツの種類の3つの分け方

コンテンツの種類は、何を基準に分けるかで数え方が変わり、分け方は次の3通りです。

分け方

分ける基準

種類の例

媒体

情報を届ける器

デジタル、アナログ、Web、モバイル

形式

情報の表し方

文章、画像や図解、動画、音声、資料、イベント

目的

読者が使う段階

集客、比較検討、購入後

媒体で分けた種類は互いに重なるため、何を作るかを決める材料にはなりません。ブログ記事はWebコンテンツであり、デジタルコンテンツでもあり、スマートフォンで読めばモバイルコンテンツにもなります。

作る種類を決めるときは、形式と目的の2つで考えます。記事か動画かという形式と、集客か比較検討かという目的が決まれば、作る物と載せる場所が決まるからです。コンテンツという言葉の意味はコンテンツとは?意味・種類・具体例と「良質」の条件で解説しています。

コンテンツの種類を媒体・形式・目的の3通りで分けた図

コンテンツの種類一覧と具体例

企業がマーケティングで作るコンテンツの種類は、読者が使う段階で3つに分かれ、段階ごとに読者と出会う場所が変わります。同じ動画でも、集客の段階なら商品の紹介、購入後の段階なら操作の説明になります。

集客の段階で使う種類

集客の段階で使うコンテンツは、自社をまだ知らない人が、検索やSNSで最初に出会う種類です。

種類

具体例

読者と出会う場所

記事

用語の解説、やり方の手順、費用の目安

検索結果

SNS投稿

短い解説、制作の裏側、記事の要点

SNSのタイムライン

動画

商品の紹介、作業の様子、セミナーの録画

YouTubeなどの動画サイト、SNS

プレスリリース

新商品の発表、調査結果の公表

配信サービス、報道機関の記事

音声

ポッドキャスト、対談の音源

音声配信のアプリ

集客の段階の読者は、自社の名前ではなく、悩みや知りたいことの語句で探しています。記事や動画の題材は、商品の説明より先に、読者が検索する悩みの答えから選びます。

比較検討の段階で使う種類

比較検討の段階で使うコンテンツは、自社を候補に入れた人が、他社と比べて依頼先を決めるための種類です。

種類

具体例

読者と出会う場所

導入事例

顧客の課題と導入後の変化、お客様の声

自社サイト、営業が渡す資料

ホワイトペーパー

ノウハウ集、調査レポート、チェックリスト

自社サイトのダウンロードページ

ウェビナー

課題の解説、製品のデモ

申込みページ、メールでの案内

メールマガジン

新しい記事や事例の案内、イベントの告知

登録した人の受信箱

サービス紹介ページ

提供内容、料金、導入の流れ

自社サイト

比較検討の段階の種類は、検索結果より自社サイトの中のリンクから開かれることが多いと見ています。記事の最後に事例やサービス紹介のページへの案内を置くと、集客の段階で出会った読者が比較まで進めます。

購入後の段階で使う種類

購入後の段階で使うコンテンツは、買った人が使いこなし、使い続けるための種類です。

種類

具体例

読者と出会う場所

マニュアル

初期設定の手順、操作を説明する動画

サポートページ、製品の画面

よくある質問

支払い方法、トラブルの対処

サポートページ、検索結果

ユーザー会

利用者どうしの事例の共有、勉強会

招待制のイベント、オンラインのグループ

サポート窓口に繰り返し届く質問から、よくある質問のページを作ると、窓口で同じ答えを返す回数が減ります。

集客・比較検討・購入後の段階ごとに使うコンテンツの種類を示した図

コンテンツの種類ごとに要る社内の材料

コンテンツは種類ごとに社内で用意する材料が違い、材料がそろわない種類は1本目を作れても2本目から止まりやすくなります。主な7種類の材料と、止まりやすいところは次のとおりです。

種類

社内で用意する材料

止まりやすいところ

記事

顧客から受けた質問、答えを知っている担当者

担当者が本業で忙しく、書く時間が取れない

導入事例

掲載に応じる顧客、取材の時間

顧客の社内で掲載の確認に時間がかかる

ホワイトペーパー

自社の調査データか、手順にまとめたノウハウ

記事と同じ内容では、連絡先を入れてまで読む理由にならない

動画

話す人、撮影する場所、編集する人

撮影の日程を社内で合わせにくい

SNS投稿

日々の出来事、投稿を続ける担当者

担当者の異動や繁忙期に投稿が途切れる

メールマガジン

配信の了解を得た連絡先、毎回の話題

話題が尽きて配信の間隔が空く

ウェビナー

話す人、参加者を集める手段

告知の手段が無く、参加者が集まらない

作り続けられる種類は、社内にある材料で決まります。とりわけ見落とされがちなのが、導入事例の掲載許可です。取材を頼むときに、社名や写真、数字などをどこまで載せてよいかを先に聞いておくと、公開の直前で止まりにくくなります。

経営者経営者

記事も動画もSNSも、一度に始めたほうが早く成果が出ますか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

読者と出会う場所は増えますが、同じ担当者が3種類を受け持つと、1種類ごとの公開の間隔が空きます。まず1種類を決めた頻度で出し続け、取材や資料などの材料をほかの種類にも使い回すほうが、手間を増やさずに種類を広げられます。

最初に作るコンテンツの種類の決め方

最初に作るコンテンツの種類は、読者が情報を探す場所と社内の材料の両方がそろうものから選びます。読者が探す場所にない種類は読まれず、材料のない種類は続かないからです。

読者が情報を探す場所と社内にある材料の両方がそろう種類を、最初に作る1種類として選ぶことを示した図

自社の状況ごとの最初の1種類は、次の5つの例が目安になります。

自社の状況

最初に作る種類

商品名や、商品で解決する悩みの語句が検索されている

記事

他社と並べて比べられることが多い

導入事例

展示会や商談で、配信の了解を得た連絡先が集まっている

メールマガジン

作業の様子や商品の動きを見せないと、他社との違いを説明しにくい

動画

投稿を続けられる担当者がいて、日々の出来事が多い

SNS投稿

記事を選んだ場合も、記事を読んだ人が次に開くサービス紹介と料金のページは、記事より先に整えておきます。先に整えるページはWebコンテンツの意味と種類|企業サイトで最初に作るページと作り方で解説しています。

自社の状況がどれに当たるかは、次の4つの手順で確かめます。

1
STEP
読者と読者が決めることの書き出し

「工場の設備更新を検討する製造業の担当者が、見積もりを頼む会社を決める」のように、読者と、読み終えて決めることを1行で書きます。

2
STEP
読者が情報を探す場所の確認

既存の顧客に、最初にどこで自社を知ったかを聞きます。商品名や悩みの語句が検索されているかは、キーワード調査のツールやGoogle Search Consoleで確かめます。

3
STEP
社内にある材料の書き出し

営業で毎回受ける質問、掲載してよい顧客、撮影できる場所、人前で話せる社員などを書き出します。

4
STEP
1種類と公開の頻度の決定

読者が情報を探す場所と社内の材料の両方がそろう種類を1つ選び、月に何本出すかを決めます。本数は、担当者が本業と並行して続けられる数にします。

種類を増やすときは、1回の顧客取材から導入事例と記事とSNS投稿を作るように、同じ材料を別の種類に使えば、材料を集める手間は増えません。記事からSNS投稿を作る手順はSNSコンテンツとは?4つの種類と記事から投稿を作る方法で解説しています。

記事から始めると決めたとき、何から書くかは決まっていますか

Writers-hubの記事コンテンツの制作支援では、検索されている語句と、検索した人が知りたいことを整理して、書く順番を設計します。編集者・ライター・監修者の役割分担と品質を確かめる流れも決め、担当者が変わっても記事を出し続けられる体制をつくります。

コンテンツの種類のよくある質問

コンテンツの種類について、よく受ける3つの質問に答えます。

コンテンツの種類は多いほど成果が出る?

コンテンツの種類は、多いほど成果が出るとは限りません。読者が情報を探す場所にない種類を増やしても読まれず、担当者の手間だけが増えます。次の種類を足す前に、アクセス解析で問い合わせた人が直前に読んだページを確かめ、問い合わせにつながっている種類から増やします。

生成AIで作れるコンテンツの種類は?

生成AIで下書きまで作れるのは、記事やSNS投稿、メールマガジンの文面など、文章が中心の種類です。一方、導入事例に載せる顧客の言葉や自社の調査データは、AIが知らない情報です。顧客の言葉や調査データは、AIに渡す材料として社内で用意します。下書きに材料を足したら、数字や固有名詞が事実と合っているかを人が確かめてから公開します。

紙のパンフレットもコンテンツに入る?

紙のパンフレットも、コンテンツに入ります。媒体で分けるとアナログのコンテンツにあたり、展示会や商談で読者に直接手渡せる点がWebのコンテンツと違います。詳しい事例や料金のページへの二次元コードを載せておくと、紙で興味を持った人がWebで続きを確かめられます。

まとめ|コンテンツの種類は材料と探す場所で選ぶ

種類の数は多くても、作り続けられるのは、顧客から受けた質問や事例の掲載許可など、社内に材料がある種類です。最初の1種類は、読者が情報を探す場所と社内の材料の両方がそろうものから選び、決めた頻度で出せるようになってから種類を広げます。

私たち合同会社Writers-hubは、企業の記事の制作を請け負いながら、何から書くかの設計と、記事を出し続ける体制づくりを支援しています。最初に作る種類が決まらない場合は、いまのサイトと社内の材料をお聞かせください。

社内の材料から、最初に作るコンテンツの種類を決めたい方へ

いまのサイトの構成と、営業で受けている質問、掲載できる事例の有無をうかがい、最初に作る種類と書く順番を一緒に決めます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

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