BLOG

SEOの前に必要なGoogleへのサイト登録|手順と確認方法を解説

Googleへのサイト登録でやることは、サーチコンソールで所有権を確認し、サイトマップを送り、急ぐページだけ個別にリクエストする、この3つです。公開したのに検索に出てこない段階なら、リクエストを送り直すより先に、noindexとrobots.txtの設定、そしてトップページからそのページへ辿り着けるかを確認したほうが早く片づきます。

サイトマップでサイト全体をまとめて知らせる経路と、URL検査で1ページだけを個別に知らせる経路の2本が、サーチコンソールを通ってGoogleの検索結果につながる様子を並べた図のアイキャッチ。

「サイトを公開したら、まずGoogleに登録の申請を出す」。Web担当になったばかりの方から、この前提で手順を尋ねられることがあります。検索エンジンにURLを届け出る登録サービスが当たり前だった時代の名残が、社内の引き継ぎ資料や古い解説記事にそのまま残っているためでしょう。ところが公式の案内をたどっても、申請フォームらしきページは出てきません。

しかし、公開直後のサイトを検索結果に載せる場面を数多く扱ってきた弊社の立場から言えるのは、Googleへの登録が「申し込む」作業ではなく、見つけてもらう経路を用意する作業だということです。経路さえ通っていれば、催促しなくてもページは順に拾われていきます。逆に経路が塞がっていれば、登録のリクエストを何度送っても状況は動きません。

本記事では、Googleへの登録が何をする作業なのかという整理から、サーチコンソールを使った3つの手順、登録できたかの確かめ方、登録されないときに見る設定まで、Webサイトの制作と運用を請け負う側の視点でお伝えします。

この記事でわかること
  • Googleへのサイト登録が実際には何をする作業なのか
  • サーチコンソールを使った登録の3手順と、それぞれの使い分け
  • 登録できたかを確かめる3つの方法と、確実さの違い
  • Googleに登録されないときに見る5つの設定
  • 登録が早いサイトと遅いサイトを分けている条件

Googleへのサイト登録とは何をする作業か

登録という言葉からは、どこかの窓口にURLを届け出る場面を思い浮かべるかもしれません。ところが公式ドキュメントを読んでも、そうした受付ページは見当たらないのです。Googleに登録を申し込む窓口は用意されていません

用意されているのは、サイトの持ち主が自分のサイトについてGoogleに知らせるための経路だけです。しかもその経路は、扱う範囲によって2種類に分かれます。

💡

サイト全体をまとめて知らせる経路XMLサイトマップを送信し、どこにどんなページがあるかの一覧を渡す。新規サイトの立ち上げ直後や、ページを継続的に増やす運用に向く。

1ページだけを個別に知らせる経路URL検査ツールからインデックス登録をリクエストし、特定のURLを見に来てもらう。公開を急ぐページや、内容を大きく直したページに使う。

この2つは代わりになるものではなく、役割が違います。前者を整えずに後者だけを繰り返しても、増えるページはやがて頭打ちになるでしょう。そしてどちらの経路も、サーチコンソールにサイトを登録して所有権を確認するところから始まります。「Google登録」と呼ばれている作業の入口は、サーチコンソールの設定だと考えてください。

関連記事:【2025年最新版】初心者でもできるSEOのやり方完全ガイド | 上位表示するための具体的な方法を徹底解説

Googleへのサイト登録が必要になる理由

登録しなくてもGoogleに拾われるページはあります。外部サイトからリンクが張られていれば、そこを辿ってクローラーが到達するためです。では、なぜわざわざ知らせる必要があるのでしょうか。

理由は待ち時間の長さにあります。Googleの公式ドキュメントには、クロールに数日から数週間かかることがあると明記されています。公開したばかりで外部リンクがほとんど無いサイトなら、その待ち時間はさらに伸びるでしょう。登録の手続きは、この待ち時間を短くするための作業だと捉えてください。

※ クロールに要する期間の記載は、Google 検索セントラル「URL の再クロールを Google にリクエストする」(2025年12月31日更新)による。

クロール・インデックス登録リクエスト | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
URL 検査ツールを使用して Google へのクロール リクエスト、インデックス登録をリクエストする方法を紹介します。ページの新規作成や更新の際にご参考ください。
🌐 developers.google.com
外部リンク

もうひとつの理由は、確認する手段が手に入ることでしょう。サーチコンソールに登録すると、どのページが登録され、どのページが弾かれているかを一覧で追えます。登録されていない事実に気づけなければ、記事を足しても成果は積み上がりません。

Webページが公開されてから検索結果に表示されるまでの4段階

関連記事:Google検索結果のサイトリンクとは?表示条件と出し方を解説

Googleにサイトを登録する3つの手順

ここからは実際の作業に落とし込みます。順番が大事で、手順1を飛ばすと残りの2つは使えません。

1
STEP
サーチコンソールで所有権を確認する

サーチコンソールでプロパティを追加します。「ドメイン」を選ぶとサブドメインやhttpとhttpsをまとめて扱えますが、DNSのTXTレコードを追加できる権限が必要です。権限がなければ「URLプレフィックス」を選び、HTMLファイルの設置、headタグへのmetaタグ追加、アナリティクスやタグマネージャーとの連携から実行できる方法を選んでください。制作を外部に委託しているなら、この時点で権限の所在を整理しておくと後が止まりません。

2
STEP
XMLサイトマップを送信する

サイト内のURLを一覧にしたXMLファイルを用意し、サーチコンソールのサイトマップレポートから送信します。WordPressなら多くのSEO系プラグインが自動生成し、更新のたびに中身を書き換えてくれるでしょう。送信後は「成功しました」の表示と、検出されたURLの件数まで確認してください。

3
STEP
急ぐページの登録をリクエストする

公開を急ぐページは、サーチコンソール上部のURL検査ツールに該当URLを貼り付け、インデックス登録をリクエストします。対象にできるのは自分が所有権を確認したサイトのURLだけで、他人のサイトのページを登録させることはできません。

サイトマップの置き場所には、見落としやすい決まりがあります。サーチコンソールから送信しない限り、伝えられるのは自身が置かれた階層から下に限られるのです。サイトマップはサイトのルートに置くのが基本です。1ファイルの上限は圧縮しない状態で50MB、URLは50,000件で、超えるならサイトマップインデックスファイルに分割してください。

※ サイトマップの上限値と配置場所の推奨は、Google 検索セントラル「サイトマップの作成と送信」による。

Web担当者Web担当者

サイトマップは、WordPressのプラグインが自動で作ったものをそのまま送って大丈夫でしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

基本的には問題ありません。ただし送信前に一度ブラウザで開いて、公開したくないページやテスト用の下書きURLが混ざっていないかだけ見てください。プラグインの初期設定ではタグの一覧ページや添付ファイルの個別ページまで含まれることがあり、中身の薄いページを大量に知らせる形になってしまいます。

関連記事:Google広告はSEOに影響するか|順位の関係と併用の手順を解説

登録できたかを確認する3つの方法

手順を終えたら、結果を確かめます。方法は3つあり、手軽さと確実さが逆の関係になっているのが特徴です。

手軽さわかることおすすめの場面
URLをそのまま検索検索結果に出るかどうか公開直後にとりあえず見る
site:で絞り込み検索登録されているページの概要サイト全体をざっと眺める
URL検査ツール登録の可否と弾かれた理由出てこない原因を特定する

最も手軽なのは、確認したいURLをそのまま検索窓に入れる方法でしょう。該当ページが先頭に出れば登録されています。サイト全体を見るなら、検索窓に `site:example.com` の形式でドメインを指定してください。

ただしこの2つは、出てこなかったときに理由がわかりません。登録されていないのか、登録はされているが表示の対象から外れているのかを切り分けられないためです。原因を突き止める段になったら、URL検査ツールに対象URLを入力します。登録済みかどうかに加えて、弾かれている場合はその理由まで表示されるでしょう。

サーチコンソールの「ページのインデックス登録」レポートを開くと、登録済みと未登録のページ数、未登録の理由別の内訳が並びます。ページ数が数十を超えたら、URLを1本ずつ検査するより、多い理由から順に潰してください。

Googleに登録されない5つの原因

登録されていなかった場合に見る場所を挙げます。ほとんどは設定側の問題で、記事の中身を書き直す前に片づく話です。

  • noindexのmetaタグ、またはX-Robots-Tagが残っている
  • robots.txtでクローラーのアクセスを拒否している
  • canonicalタグが別のURLを正規ページとして指している
  • 会員限定ページなど、ログインしないと中身が見えない状態になっている
  • 手動による対策(いわゆるペナルティ)を受けている

最も多いのは1つ目でしょう。制作中に検索避けとして入れたnoindexが、公開後も外し忘れて残っているケースは珍しくありません。WordPressには「検索エンジンでの表示」を一括で止める設定項目があり、テスト環境から本番へ移すときの確認漏れが起きやすいところです。

2つ目のrobots.txtは、性質の違いに注意してください。robots.txtはクローラーに「見に来ないでください」と伝えるもので、検索結果に出さないための指示ではありません。robots.txtでの拒否はnoindexの代わりになりません。しかも拒否したページのnoindexはクローラーが読めなくなるため、両方を同時に設定すると、意図と逆にページが残り続ける場合があります。

3つ目のcanonicalは、ページ自体に問題がなくても登録されない典型でしょう。CMSのテンプレートがトップページのURLを全ページに書き出してしまう不具合は実際にあり、この状態では個別ページを何度リクエストしても登録されません。URL検査ツールに出る「Googleが選択した正規URL」が意図と違っていたら、まずここを疑ってください。

登録されていないときに設定を切り分ける順番を示したフロー図

登録が早いサイトと遅いサイトの違い

ここからは、比較記事ではあまり語られない部分に踏み込みます。同じ手順を踏んでも、登録までの速さには差が出るのです。

Web担当者Web担当者

登録のリクエストは、反映されるまで毎日送り続けたほうがよいのでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

送らなくて大丈夫です。Googleは公式に、個々のURLの送信には上限があり、同じURLへ何度リクエストしても早くクロールされることはないと説明しています。送り直す時間があるなら、そのページへ辿り着ける道を作るほうへ使ってください。

同じURLを何度リクエストしても早くはなりません。思い込みが強い部分ですから、公式の記載を根拠として押さえておいてください。

では、何が速さを分けているのか。弊社が公開直後のサイトを見てきた範囲では、登録の進みが遅いサイトに共通点があります。そのページが、サイトの中のどこからもリンクされていない点でしょう。サイトマップに載せれば存在は伝わるものの、Googleはサイト内のリンクのつながりも手がかりにして、見に行く順番を決めていると考えられます。

リンクの深さによってクローラーが到達するまでの差を示した図

そこで、リクエストを送り直すより先に確認したい点が3つあります。そのページはトップページから3クリック以内で辿り着けるか。関連する既存ページから本文中でリンクしているか。一覧ページやカテゴリページに並んでいるか。ここを直したサイトは、個別リクエストを使わなくても新しいページが順に拾われていきます。

裏を返せば、毎回リクエストを送らないと登録されないサイトは、構造のほうに手を入れる時期が来ているのでしょう。1本ずつの申請でしのぐ運用は、ページが増えるほど立ち行かなくなります。

ページを追加するたびに、登録リクエストを送り直していませんか

どのページが孤立しているか、どこにリンクを足せば経路が通るかを整理し、検索からの流入を増やす施策までまとめてお引き受けしています。

登録されたのに検索結果に出ない場合

URL検査ツールで登録済みと表示されたのに、検索しても自社サイトが見当たらない。ここで止まる方が多いので、切り分けを整理します。

前提として、登録されることと検索結果で読まれることは別です。Googleの公式ドキュメントにも、クロールをリクエストしてもコンテンツが検索結果にすぐ表示されるとは限らず、まったく表示されないこともあると書かれています。登録は検索結果に並ぶ資格を得た状態にすぎず、そこから先は同じ検索語を狙う他のページとの比較になるのです。

まず社名やサービス名のような固有名詞で検索してみてください。それで出るなら登録は問題なく、狙っている検索語で順位が付いていないだけでしょう。固有名詞でも出ないなら、URL検査ツールで登録の状態をもう一度見直します。

ここで必要になるのは登録の作業ではなく、どの検索語で勝負するかの見直しです。競合が何十社も詳しい記事を出している語をいきなり狙えば、登録されていても順位は付きません。検索する人が実際に困っている場面まで絞り込んだ語から取りにいくほうが、公開したページが読まれる確率は上がります。

登録は済んだのに、どの検索語で勝負するかが決まっていない方へ

検索データと実際の問い合わせ内容を並べ、今の自社で順位が取れる語から書く順番を組み立てるところをご支援しています。

Googleのサイト登録に関するよくある質問

実際に寄せられることの多い質問をまとめました。

Googleへのサイト登録に費用はかかりますか

かかりません。サーチコンソールもサイトマップの送信も無料です。有料の登録代行を名乗る案内が届くことがありますが、公式の手順に費用は発生しません。

登録されるまでどれくらいかかりますか

Googleはクロールに数日から数週間かかることがあると説明しています。公開直後で外部からのリンクが少ないサイトほど時間がかかる傾向にあり、日数を約束できる方法はありません。

トップページだけ登録されて下層ページが登録されません

下層ページへのリンクがトップページやカテゴリページに置かれているかを確認してください。サイトマップに記載があっても、サイト内から辿れないページは後回しになりがちです。

店舗を持つ会社はほかにやることがありますか

Googleビジネスプロフィールの登録を別途おこなってください。地図や店舗情報の枠はサイトの登録とは別の仕組みで動いており、サイトを登録しただけでは反映されません。

まとめ|Googleへの登録は申請でなく経路づくり

Googleへのサイト登録は、窓口に申し込む手続きではありません。サーチコンソールで所有権を確認し、サイトマップでサイト全体の地図を渡し、急ぐページだけ個別に知らせる。やることはこの3つに収まります。

登録されないときに見る場所も決まっています。noindex、robots.txt、canonical、閲覧制限、手動による対策。設定側を先に潰してから中身を疑う順番を守れば、余計な書き直しをせずに済むでしょう。登録が遅いと感じたときも、リクエストを送り直すのではなく、そのページへ辿り着ける道が通っているかを確かめてください。

私たち合同会社Writers-hubは、Webサイトの制作から公開後の検索対策まで、経路づくりと中身づくりの両方をお引き受けしています。設定は済んでいるのに検索からの流入が動かない、どこで止まっているのかを外から見てほしいという段階でしたら、現状の確認からご一緒できます。

設定は済ませたのに、検索からの流入が動かないまま止まっていませんか

登録の状態、サイト内のリンクのつながり、狙っている検索語の難易度。この3つを順に見ていくと、止まっている場所はたいてい特定できます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。

無料で相談する