「グーグルサジェスト キーワード一括DLツールなら、キーワードを1つ入れるだけで、1,000件近いサジェストをCSVで落とせそう」。サジェストの取得ツールを比べた記事に、このツールの使い方が今も載っているため、以前と同じように使えると思われがちです。ところが、ツールのサイト(gskw.net)は2026年10月時点で開けません。代わりのツールでは仕事のキーワードで30件ほどしか出ないこともあり、ツールは取れる件数より、一度に調べられるキーワードの数で選ぶことになります。
本記事では、ツールが今どうなっているかから、代わりのツールの選び方、書き出した一覧に検索数を付ける手順まで、記事を作る前に毎回キーワードを調べている制作会社の視点で順を追ってお伝えします。
- グーグルサジェスト キーワード一括DLツールは、2026年10月時点でサイトが開けない
- 取れるサジェストの件数は、ツールの違いより調べるキーワードの違いで大きく変わる
- 1つのキーワードを深く掘るならラッコキーワードかマッハーツール、最大20のキーワードをまとめて調べるならGASラボのツールが合う
- 書き出した一覧の月間検索数は、キーワードプランナーに読み込ませて確かめられる
- 発売前の商品名などは他社のツールに入れず、Googleの検索窓で確かめる
グーグルサジェスト一括DLツールは今も使えるか
グーグルサジェスト キーワード一括DLツールは、2026年10月5日時点で使えません。ツールのサイト(gskw.net)を開こうとしても、ページが表示されません。ドメインの登録は残っていますが、接続先のサーバーが設定されていないためです。
同じ運営者がヤフーやアマゾンなど向けに出していた4つの姉妹ツールも開けません。運営者情報に会社名が載っていて、その会社のサイトのお知らせにも、終了や移転の案内は出ていません。Webページを保存しているInternet Archiveに残る最後の画面は、2025年3月のものです。
2025年3月時点の画面を見ると、ツールはGoogleのサジェストを1回の操作でまとめて表示し、CSVでダウンロードできるものでした。ツールが公開していた検索履歴のページでは、一般の人がよく調べるキーワードなら1回で1,000件前後の候補が出ています。2024年12月の記録では、「プロテイン」で1,048件、「ハウスメーカー」で981件でした。
※ 出典:Internet Archiveに保存されたグーグルサジェスト キーワード一括DLツールのトップページと検索履歴一覧(2025年3月25日保存)
代わりのツールでサジェストを1,000件取れるか
代わりのツールでも、一般の人がよく調べるキーワードなら数百件のサジェストが取れますが、仕事で使うキーワードでは30件台にとどまることがあります。弊社が2026年10月5日に、ラッコキーワードとマッハーツールで同じ2つのキーワードのGoogleのサジェストを取得した件数は、次のとおりです。
調べたキーワード | ラッコキーワード | マッハーツール |
|---|---|---|
プロテイン | 934件 | 613件 |
キーワード選定 | 34件 | 33件 |
※ ラッコキーワードはログインせずに、マッハーツールは4つの取得パターンをすべてオンにして取得しました。件数は取得した日のもので、日を変えると変わることがあります。
ラッコキーワードでは、キーワードを替えただけで件数に約27倍の差が開きました。

仕事のキーワードで30件ほどしか出ないなら、前のツールのほうが多く取れたのではないですか。
編集部
前のツールの1,000件前後という数字は、一般の人がよく調べるキーワードのものです。前のツールの検索履歴にも、「バレエ 整体」で175件、「人間関係 アドバイザー」で2件のように、少ない記録が並んでいます。仕事のキーワードでサジェストを増やしたいなら、ツールを替えるより、調べるキーワードを増やします。
仕事のキーワードでサジェストを集めるときは、自社の商品名、サービス名、顧客の悩みを表すキーワードなどを先に書き出します。書き出したキーワードが数個か、20個近くあるかで、合うツールが変わります。
自社のキーワードでは、サジェストが30件ほどしか出ていませんか
調べるキーワードを洗い出すには、自社の商品やサービスを、顧客が検索窓に打つ言葉に置き換える作業が要ります。Writers-hubの記事コンテンツの制作支援では、検索意図の構造からKW戦略を設計し、どのキーワードから記事にするかの順番まで一緒に決めます。
一括DLツールの代わりになる3つのツール
一括DLツールと同じようにサジェストを一覧で書き出せるツールは、次の3つです。1つのキーワードを深く掘るならラッコキーワードかマッハーツール、最大20のキーワードをまとめて調べるならGASラボのツールが合います。
| ラッコキーワード | マッハーツール | GASラボのツール | |
|---|---|---|---|
| 一度に調べるキーワード | 1つ | 1つ | 最大20 |
| 取れる媒体 | Google、Bing、YouTube、Amazon、楽天など | Google、Bing、YouTube、Amazon | Google、Yahoo!、Bing、YouTube |
| 「プロテイン」で取れた件数 | 934件 | 613件 | 媒体ごとに最大15件(公式の上限) |
| 書き出し | CSV、コピー(無料登録が必要) | CSV(検索意図の列付き) | Googleスプレッドシート |
| 月間検索数 | 有料プランで付く | 付かない | 付かない |
| 料金 | 無料(サジェストは週50回まで) | 無料、登録不要 | 個人は500円の買い切り、法人は法人プラン |
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、1つのキーワードを入れると、GoogleやBingなどのサジェストを一覧にする無料のツールです。ログインしなくても調べられますが、一覧をCSVで書き出すには、メールアドレスで無料のラッコIDに登録します。取れるのは、パソコンで検索したときのサジェストです。
無料のフリープランで使えるのは週50クレジットまでで、サジェストは1回の取得で1クレジットを使います。月間検索数の列は、エントリープラン以上を契約すると値が入ります。エントリープランは税込で、月払いなら月1,320円、年払いなら年7,920円です。ライトプランにある一括取得は、複数の検索エンジンをまとめて調べる機能で、複数のキーワードを一度に調べることはできません。
※ 出典:ラッコキーワード「料金プラン」、ラッコキーワード「サジェストキーワード取得ツールの使い方」
マッハーツール
マッハーツールは、登録せずに使える無料のツールで、運営者は利用回数に上限を設けていないとしています。調べるキーワードに五十音とアルファベットを付けた組み合わせまで取得し、「Know(知りたい)」「Buy(買いたい)」など4つの検索意図の列を付けたCSVで書き出せます。
検索意図の列は、キーワードに「とは」「おすすめ」などの言葉が含まれるかで機械的に分けたものです。運営者も、意図と違う列に入るキーワードがあると説明しています。

GASラボのサジェストキーワード一括取得ツール
GASラボのツールは、Googleスプレッドシートに最大20のキーワードを入れ、GoogleやYahoo!など4つの媒体のサジェストをまとめて書き出すツールです。媒体ごとの重複を除いた一覧も自動で作られます。
1つのキーワードから取れるのは媒体ごとに最大15件なので、1つを深く掘るより、多くのキーワードの主な候補を並べて見比べる使い方になります。個人での利用は500円(税込)の買い切りですが、法人で使う場合はGASラボの法人プランへの加入が条件です。使い始めるときは、Googleアカウントでツールの実行を許可する手続きが要ります。

ダウンロードした一覧に検索数を付ける手順
ダウンロードした一覧に月間検索数を付けるには、Googleのキーワードプランナーに一覧を読み込ませます。キーワードプランナーはGoogle広告の中にある無料のツールで、使い始めるには、Google広告のアカウントを作ってお支払い情報を入力しておきます。
ダウンロードしたCSVを表計算ソフトで開き、キーワードの列だけを残して、1行目の見出しを「キーワード」に書き換えます。
Google広告の[ツール]メニューから[キーワード プランナー]を開き、[検索のボリュームと予測のデータを確認する]を選びます。
[ファイルをアップロード]からCSVを選び、[送信]、[開始]の順に押します。行数が少なければ、入力欄に貼り付けてもかまいません。
作られたプランの過去の指標の表で、キーワードごとの月間平均検索ボリュームを確かめます。
月間平均検索ボリュームは、キーワードとその類似パターンが検索された回数を合わせた概数です。サジェストの一覧には「グーグル サジェスト」と「googleサジェスト」のように表記だけが違う行が並ぶことがありますが、表記違いの行の検索数は足し合わせません。

検索数を付けた一覧から、どのキーワードを1本の記事にまとめるかの判断は、1ページ1キーワードとは?SEOのキーワード数の目安とまとめる・分ける判断基準で解説しています。
※ 出典:Google 広告 ヘルプ「キーワード プランナーを使う」「キーワード プランナーの予測について」
社外に出せないキーワードを入れる前の確認
発売前の商品名や取引先の社名のように社外に出せないキーワードは、サジェストの取得ツールに入れず、Googleの検索窓に直接打って候補を確かめます。多くのツールでは、入れたキーワードが運営者のサーバーに届くためです。
グーグルサジェスト キーワード一括DLツールは、利用者が調べたキーワードを、日時と件数付きで「検索履歴一覧」のページに公開していました。ページには「他のユーザーがどのようなキーワードで検索したのかがわかります」と書かれ、知られたくない場合は自分のサイトにツールを設置して検索するよう案内されていました。
マッハーツールは、入力したキーワードが運営者のサーバーを経由して各サービスに問い合わせられ、アクセスログに残ると説明しています。GASラボのツールは自社のGoogleアカウントにコピーしたスプレッドシートで動くため、調べるキーワードを書いたシートは自社の中に置けます。
まとめ|代わりのツールは調べるキーワードの数で選ぶ
グーグルサジェスト キーワード一括DLツールは、2026年10月時点でサイトが開けず、ヤフーやアマゾンなど向けの姉妹ツールも使えません。代わりのツールでも、一般の人がよく調べるキーワードなら数百件のサジェストを取れますが、仕事で使うキーワードでは30件台にとどまることがあります。
代わりのツールは、調べるキーワードの数で選びます。1つのキーワードを深く掘るならラッコキーワードかマッハーツール、最大20のキーワードをまとめて調べるならGASラボのツールです。書き出した一覧の月間検索数はキーワードプランナーで確かめ、社外に出せないキーワードはGoogleの検索窓で確かめます。
私たち合同会社Writers-hubは、記事を作る前に、調べるキーワードの洗い出しからサジェストと検索数の確認までを行い、どのキーワードをどの記事で狙うかを決めています。
書き出したサジェストの一覧を、記事の計画にできずにいませんか
ラッコキーワードなどで書き出したCSVと、自社の商品やサービスの一覧をお見せいただければ、調べるキーワードが足りているか、どのキーワードから記事にするかを一緒に確かめます。代わりのツールを選び直している段階でも、ご相談いただけます。







