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ホームページの作成費用は2年の総額で比べる|見積もりの読み方と計算式

ホームページの作成費用は、初期費用の安さではなく、2年使ったときの総額で比べることをおすすめします。月額と更新を頼む費用、ドメインとサーバーの費用を足したうえで、更新にかかる自分の時間と、2年後にサイトとドメインが誰のものになるかも確かめてから、依頼先を決めてください。

店のカウンターで、店主が2枚の見積書と電卓を並べ、2年分の支払いを足し合わせて見比べている様子。

「初期費用が30万円の見積もりより、0円の見積もりのほうが安く済みそう」。広告でも見積書でも最初に目に入るのは初期費用の金額なので、その数字で比べるものと思われがちです。ところが、ホームページには公開した後も月額や更新の費用がかかるため、初期費用の差がそのまま2年の総額の差になるとは限りません。比べるのは、2年使ったときの総額と、その間に誰がどう更新するか、2年後にサイトとドメインが誰のものになるかです。

本記事では、届いた見積書の項目の分け方から、2年の総額の計算式と記入例、契約の前に制作会社へ聞く質問まで、小さなお店のホームページを月額制で作っている会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • 2年の総額は「初期費用+月額×24+更新を頼む費用×回数+ドメインとサーバーの費用」で出す
  • 見積書の項目を作る費用と使い続ける費用に分けると、初期費用0円の見積もりとも並べて比べられる
  • 自分で更新する場合は、月に直す時間に自分の時給を掛けた額を、頼む費用と並べる
  • 2年後にサイトとドメインが自分のものにならない契約では、3年目からの額で総額の順番が入れ替わることがある
  • 見積もりを頼む前に、サイトでお客様にしてほしいことを1行で決め、依頼の文に書き添える

見積もりの金額だけでは分からないホームページの費用

ホームページの見積もりの合計金額を見ても、2年使ったときに払う額は分かりません。公開までに払う制作の費用と、公開した後の月額や更新を頼む費用は、見積書の別の欄に分かれていたり、月額や更新の費用が載っていなかったりするためです。

見積もりの合計金額に表れないのは、次の3つです。

  • 2年で払う額:初期費用に、月額と更新を頼む費用、ドメインとサーバーの費用を足した額
  • 更新の手間:制作会社に直しを頼む費用か、自分で直すときにかかる時間
  • 2年後の持ち主:サイトとドメインが自分のものにならないときに、3年目から払う額や作り直す費用

ドメインは「〇〇.jp」のようなサイトの住所にあたる部分で、サーバーはサイトのデータを置いておく場所です。どちらも、ホームページを公開している間は費用がかかります。

経営者経営者

初期費用が0円の見積もりなら、それがいちばん安いのではないでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

初期費用だけを比べれば、0円がいちばん安く見えます。ただ、初期費用が0円の見積もりは、制作の費用を月額に含めて払う形のことがあります。2年分の月額を足すと、初期費用のある見積もりとの差が縮んだり、逆転したりするので、比べるのは2年の総額を出してからです。

見積書の項目を作る費用と使い続ける費用に分ける

見積書の項目は、公開までに1回だけ払う「作る費用」と、公開した後も払い続ける「使い続ける費用」の2つに分けられます。2つに分けて書き出すと、初期費用が0円の見積もりと30万円の見積もりのように形の違うものでも、同じ表に並べて比べられます。

1枚の見積書の項目を、作る費用と使い続ける費用の2つに振り分けた図

作る費用に入る項目

作る費用に入るのは、デザインやページの作成、初期設定のように、公開までに1回だけ払う項目です。作る費用の金額は作るページの数で変わるため、見積書では何ページ分の金額なのかを確かめます。「トップ、メニュー、アクセス」のようにページの名前で書いてもらうと、2社の見積もりを同じページの組み合わせで比べられます。

とりわけ見落とされがちなのが、ブログやお知らせのページの数え方です。記事を1本足すごとに1ページと数える契約では、お知らせを書くたびにページ数の上限に近づき、上限を超えた分に追加の費用がかかることがあります。記事の一覧のページだけを数えるのか、記事も1本ずつ数えるのかを、見積書か契約書に書いてもらいます。

初期費用が0円の見積もりのように、作る費用が月額に含まれているなら、作る費用の欄は0円です。月額に含めたまま計算します。

使い続ける費用に入る項目

使い続ける費用に入るのは、公開した後に毎月か毎年払う4つの項目です。どこまでが月額に含まれるかは見積書ごとに違うので、項目ごとに次のことを確かめます。

項目

見積書で確かめること

月額・保守の費用

何か月払う契約か、毎月どの作業が含まれるか

更新・修正を頼む費用

月額で何回まで直してもらえるか、超えた分は1回いくらか

サーバーの費用

月額に含まれるか、年額で別に払うか、契約するのは誰か

ドメインの費用

月額に含まれるか、年額で別に払うか、名義は誰になるか

保守は、サイトを点検して不具合を直す作業です。サーバーとドメインの名義は、2年後にサイトが誰のものになるかを決めるので、見積書に書かれていなければ契約の前に制作会社へ聞きます。

2年の総額を出す計算式と記入例

2年の総額は、見積書から拾った金額を次の式に入れて出します。

💡

2年の総額=初期費用+月額×24+更新を頼む費用×回数+ドメインとサーバーの費用

式に入れる金額は、税込か税別のどちらかにそろえます。税込と税別が混ざった見積もりをそのまま足すと、税の分だけ比べる額がずれるためです。

式に入れる金額の拾い方

式の4つの項目には、見積書の金額を次のように入れます。

  • 初期費用:作る費用の合計で、0円の見積もりは0円のまま
  • 月額×24:毎月払う金額の24か月分で、契約の期間が2年より短くても2年使う前提で出す額
  • 更新を頼む費用×回数:月額に含まれない直しの1回の値段に、2年で頼む回数を掛けた額
  • ドメインとサーバーの費用:月額に含まれないときだけ、年額を2倍した額

更新を頼む回数は、直近の1年で店のことが変わった回数を数えると見当がつきます。メニューや料金の変更、季節の案内、臨時休業や年末年始の営業時間のお知らせを数え、年に6回なら、2年で12回です。

2つの見積もりを並べた記入例

記入例は、初期費用が30万円の見積もりAと、初期費用が0円の見積もりBを、同じ式に入れたものです。

式の項目

見積もりA

見積もりB

初期費用

30万円

0円

月額×24

5,000円×24=12万円

1万5,000円×24=36万円

更新を頼む費用×回数

5,000円×12回=6万円

0円(月額に含む)

ドメインとサーバーの費用

1万5,000円×2年=3万円

0円(月額に含む)

2年の総額

51万円

36万円

※ 金額は式の使い方を示すための仮の数字で、相場ではありません。届いた見積書の金額に入れ替えて計算してください。

初期費用だけを比べると30万円の差に見えますが、2年の総額で比べた差は15万円です。見積もりBの月額に更新やサーバー、ドメインが含まれていなければ、Bの総額はさらに大きくなり、差は縮みます。

見積もりAとBの2年の総額を、式の項目ごとに積み上げて比べた図

公開後のホームページを誰が直すか

公開後のホームページを直す方法は、制作会社に頼むか、自分で直すかの2つで、どちらを選んでも費用がかかります。頼む費用は2年の総額の式に入りますが、自分で直す時間は式に入らないので、時給を掛けて金額にしてから並べます。

経営者経営者

自分で直せば、更新の費用はかからないのではないでしょうか。

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編集部

払うお金は0円です。ただ、直している時間は店の仕事に使えません。月に何時間かかるかを書き出して自分の時給を掛けると、頼む費用と金額で比べられます。

自分で直す時間は、次の3つの手順で金額にします。

1
STEP
直す作業と時間の書き出し

営業時間やメニューの変更、写真の差し替え、お知らせの投稿など、1年に直す作業を並べ、1回にかかる時間から月の平均の時間を出します。年に6回直し、1回に2時間かかるなら、月の平均は1時間です。初めて管理画面(文章や写真を差し替える画面)を使うときは、操作を覚える時間も足します。

2
STEP
時給を掛けた月の金額

自分の時給は、1か月に自分が受け取る額を、1か月に働く時間で割って出します。月に30万円を受け取って200時間働くなら時給は1,500円で、月に1時間直すと1,500円です。

3
STEP
2年分と頼む費用の比較

月の金額に24を掛け、同じ直しを制作会社に頼んだときの2年分と並べます。月1,500円なら2年で3万6,000円で、記入例の見積もりAのように1回5,000円で年に6回頼むと2年で6万円なので、自分で直すほうが2万4,000円少なく済みます。

どちらが安いかは、1回の直しにかかる時間と自分の時給で変わり、1回に時間がかかる人や時給が高い人ほど、頼むほうが安くなります。臨時休業や料金の変更のように当日に載せたい直しは、金額にかかわらず、自分で直せるほうが早く出せます。

自分で直すには、公開後も管理画面に入れる契約であることが前提です。どの直しを自分でして、どれを頼むかの線引きは、ホームページを自分で更新する範囲の決め方で紹介しています。

2年後のサイトとドメインの持ち主の確かめ方

2年後にサイトとドメインが誰のものになるかで、3年目から払う額と、作り直す費用がかかるかどうかが変わります。ドメインの名義は、ドメインを誰の名前で登録しているかを指します。

持ち主で変わる3年目からの費用

2年後の扱いは契約によって違い、主な形は次の3つです。

2年後の扱い

3年目からの費用

契約をやめたとき

サイトとドメインが自分のものになる

サーバーとドメインの費用に、運用を頼む場合は運用の費用が加わる

同じURLでサイトを使い続けられる

制作会社のサイトを借り続ける

契約で決めた月額が続く

サイトを使えなくなり、作り直しになる

サイトのデータだけを受け取れる

新しいドメインとサーバーの費用がかかる

URLが変わり、名刺やチラシのURLも直す

記入例で3年目からの1年の額を出すと、見積もりAは月額の1年分の6万円に、更新を頼む費用3万円と、ドメインとサーバーの費用1万5,000円を足した10万5,000円です。2年後も月額1万5,000円で借り続ける契約なら、見積もりBでは年に18万円を払います。4年使ったところで、総額はどちらも72万円です。

2年の総額が小さくても、3年目からの額で順番が入れ替わることがあります。式の月数と年数を使うつもりの年数に合わせて延ばせば、3年や4年でも同じように比べられます。

契約の前に聞く4つの質問

契約の前には、次の4つを制作会社へ聞きます。メールで聞くと、答えが書面で残ります。

  • ドメインは、こちらの名義で登録していただけますか
  • 公開した後、こちらで管理画面に入って文章や写真を直せますか
  • 途中で解約したとき、サイトのデータを受け取れますか
  • 契約が終わった後、サイトとドメインはどちらのものになりますか

サーバーの契約者など、契約が終わった後の持ち主を決める項目は、ホームページの月額管理費の内訳|契約終了後のサイトとドメインの持ち主で詳しく紹介しています。

2年たったら、サイトとドメインが手元に残る形を探していますか

当社の小さなお店向けのホームページ制作は、最低2年の契約を終えると、サイトとドメインがお客様のものになります。3年目から運用を続ける場合は、月額5,000円か年5万円(税別)です。2年の途中で解約するときは、制作費の残りを払います。サービスのページは滋賀のお店向けの案内ですが、県外のお店にはオンラインで対応しています。

見積もりの前に決めるお客様にしてほしいこと

見積もりを頼む前に、ホームページを見たお客様にしてほしいことを、予約や電話、問い合わせなどから1つに絞り、1行で決めます。してほしいことによって作るページと要る機能が変わり、決めずに頼むと、会社ごとに違う前提で見積もられるためです。

たとえば電話で予約を受けたいなら、スマートフォンで押すとそのまま電話がかかるボタンと、営業時間を載せたページが要ります。予約フォームで受けたいなら、予約を受け付ける仕組みを作る費用が、作る費用に加わることがあります。

お客様にしてほしいことを1行で決めてから、2社に同じ依頼文で見積もりを頼む流れの図

決めた1行は、見積もりの依頼に次のように書き添えます。

ホームページを見た人に、電話で来店の予約をしてほしいと考えています。ページはトップ、メニューと料金、アクセスの3つを考えています。2年使ったときの総額が分かるよう、初期費用と月額、更新を頼む費用、ドメインとサーバーの費用を分けて書いてください。

してほしいことが決まると、2年の総額を1件あたりの額に直せます。記入例の見積もりBの36万円は月に1万5,000円で、サイトから月に3件の予約を受けたいなら1件あたり5,000円です。1件あたりの額を来店1回の利益と比べると、払える額の目安になります。

月額制に任せると何が返ってくるか

見積もりを集めて式に入れる時間がないときは、2年の総額と更新のしかた、2年後の持ち主が最初から決まっている月額制のホームページ制作に任せる方法があります。月額制でも条件は会社ごとに違うので、任せる場合も契約の前に聞く4つの質問は送ります。

私たち合同会社Writers-hubの小さなお店向けのホームページ制作で、月額を払って返ってくるものは次の3つです。

  • サイト:10ページまでを、地域名と業種で探す人と、AIの回答に出る作りにしたもの
  • 更新:お店が管理画面で文章や写真を差し替えられる作りと、毎月30分までの打ち合わせ
  • Googleマップの店の情報:サイトを作るときに、店名、住所、営業時間、料金をサイトと同じ内容にそろえたもの

10ページには、ブログやお知らせの個別のページを数えません。打ち合わせはオンラインのほか、彦根市とその周辺のお店には訪問もでき、県外のお店にはオンラインで対応します。

ホームページの作成費用で比べるのは、初期費用の安さではなく、2年使ったときの総額と、その間に誰がどう更新するか、2年後にサイトとドメインが誰のものになるかです。計算の式は、どの会社の見積もりにも使えます。当社の小さなお店向けのホームページ制作では初期費用0円・月額19,800円(税別・最低2年)で10ページまで作り、2年後にサイトとドメインがお客様のものになるので、同じ式で比べてみてください。

届いた見積もりと当社の条件を、同じ式で並べてみませんか

2年の途中で解約するときは、制作費の残りを払います。サービスのページで作るページの数や打ち合わせの内容を確かめ、届いた見積もりと同じ表に並べて比べてください。サービスのページは滋賀のお店向けの案内ですが、県外のお店にはオンラインで対応しています。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

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