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ホームページの月額管理費の内訳|契約終了後のサイトとドメインの持ち主

ホームページの月額管理費は、金額より先に、毎月どの作業が入っているかと、契約が終わった後にサイトとドメインが誰の名義で残るかで比べることをおすすめします。レンタルサーバーには月1,000円前後のプランがあるので、管理費の多くは更新や保守の作業の料金です。名義とデータの扱いは、契約前に契約書で確かめられます。

1か月分の管理費の請求書を、サーバーとドメインの実費の小さな部分と、更新や保守の作業の大きな部分に切り分けた図。横には、契約が終わった後にサイトとドメインの名義を受け取るお店の人が描かれている。

「毎月払っているホームページの管理費は、サーバーとドメインの料金なのだろう」。「管理費」という名前から、サイトを置いておくための場所代のように受け取られがちです。ところが、レンタルサーバーの公式の料金表には月1,000円前後のプランがあり、月額管理費の多くは、更新や保守といった人の作業の料金です。契約をやめた後にサイトとドメインが誰のものになるかも、管理費の契約書で決まります。

本記事では、月額管理費の内訳から、月額制で作るサイトと保守契約の違い、契約が終わった後のサイトとドメインの持ち主まで、ホームページの制作と運用を手がける会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • 月額管理費は、サーバーやドメインの実費と、更新や保守の作業の料金を合わせた金額です
  • サーバーには月1,000円前後のプランがあるので、月額1万円の管理費なら大半は作業の料金です
  • 制作費を月額に含める契約には最低契約期間があり、途中でやめるときの支払いを契約書で確かめます
  • 契約が終わった後にサイトを使い続けられるかは、ドメインの名義とサーバーの契約者、サイトのデータ、著作権の4つで決まります

ホームページの月額管理費の内訳

ホームページの月額管理費は、サイトを表示し続けるための実費と、サイトを直したり守ったりする作業の料金を合わせた金額です。管理費に入る主な項目を、実費と作業に分けると次の表のようになります。

項目

中身

料金の種類

サーバー

サイトのファイルを置く場所の利用料

実費

ドメイン

「example.jp」のようなサイトの住所の更新料

実費

SSL

通信を暗号化し、URLをhttpsにする証明書

実費

CMSの更新

WordPressなどの管理画面の仕組みを新しい版にする

作業

障害の対応と復旧

表示されないときに原因を調べ、バックアップから戻す

作業

文章や写真の差し替え

営業時間や料金、写真を新しくする

作業

相談と報告

打ち合わせ、アクセス数の報告

作業

サーバーとドメインとSSLは、それぞれの会社に払う実費です。たとえばエックスサーバーのスタンダードプランは、2026年10月時点の通常料金で、12か月契約なら月額換算1,100円(税込)です。無料の独自SSLと、毎日の自動バックアップも付いています。

※ 12か月分を一括で前払いした料金を、1か月あたりに直した額です。キャンペーンの期間中は、さらに下がります。

料金プラン比較 | レンタルサーバーならエックスサーバー
料金プランについて、主要な機能や価格の違いを比較できます。月額料金は契約期間に応じて安くなるので、その違いを料金シミュレーションでご確認ください。
🌐 www.xserver.ne.jp
外部リンク

月額1万円の管理費なら、大半は作業の料金です。エックスサーバーの例ではサーバーの実費が月1,000円前後なので、ドメインの更新料を足しても、残りはCMSの更新や障害の対応、差し替え、相談に払っています。作業の料金は、頼める作業の種類と回数で決まります。

月額管理費を実費と作業の料金に分けた図

月額管理費の契約前に確かめる4つの項目

月額管理費の契約前に確かめるのは、月額でどこまでの作業を頼めるかを決める、次の4つの項目です。見積書や契約書に書かれていなければ、契約の前に書き足してもらいます。

  • 作業の範囲と回数:文章や写真の差し替えを、月に何回まで、何ページまで頼めるかを見ます
  • 範囲外の作業の料金:ページを足すときや、回数を超えて直すときの金額を見ます
  • 障害の対応:サイトが表示されないときに、いつまでに直すかと、費用が別かを見ます
  • 最低契約期間と解約:何か月目からやめられるかと、途中でやめるときに払う額を見ます

CMSの更新が月額に入っているかも、作業の範囲で確かめます。WordPressで作ったサイトは、本体やプラグインを古い版のまま使い続けると、知られた弱点を突かれてサイトを書き換えられるおそれがあるためです。

Web担当者Web担当者

管理費をやめて、サーバーとドメインを自分で契約すれば、月1,000円ほどで済みますか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

払うお金は、実費だけになります。ただ、CMSの更新やバックアップの確認、表示されないときの対応は、自社の担当者の仕事になります。文章の差し替えは自社でできても、更新や障害の対応を引き受ける人がいないなら、その作業だけを頼む契約にする方法もあります。

月額制で作るサイトと保守契約の違い

月額でホームページを作る契約は、最初に制作費をまとめて払わず、月々の料金を払い続ける契約です。作った後の管理だけに払う保守契約とは、途中でやめるときと、契約が終わった後の扱いが違います。

月額制の契約には、期間を満たすとサイトが自社のものになる形と、契約している間だけサイトを借りる形があります。一括払いと合わせた3つの契約を並べると、次のようになります。

一括払いと保守契約月額制で自社のものになる形月額制で借りる形
最初に払う額制作費の全額0円か少額0円か少額
毎月の料金に入るもの管理の作業制作費の分割と管理の作業サイトの利用料と管理の作業
途中でやめるとき制作費は払い終えている制作費の残りの扱いを契約書で確かめる最低契約期間の残りの扱いを契約書で確かめる
契約が終わった後のサイト名義とデータの扱いを契約書で決める期間を満たすと自社のものになる解約するとサイトが表示されなくなる

初期費用0円の月額制では、最初の負担が軽い代わりに、制作費を月々の料金の中で払っています。月額制は、最低契約期間に払う額の合計と終わった後に残るもので比べます。月額制のどちらの形かは、契約書か利用規約の、解約と契約終了後の条項で確かめます。

契約終了後のサイトの持ち主を決める4つの項目

契約が終わった後に自社でサイトを使い続けられるかは、次の4つの項目がそれぞれ誰にあるかで決まります。4つのうち1つでも制作会社に残っていると、同じURLで同じサイトを続けられないことがあります。

契約終了後のサイトの持ち主を決める4つの項目の図

ドメインの名義

ドメインの名義は、ドメインの登録者として登録されている人や会社です。制作会社の名義で取ったドメインは、契約が終わるときに自社の名義へ移す手続きが要ります。名義が自社でも、制作会社のアカウントでドメインを管理していると、移すときに制作会社の作業が要ります。

⚠

ドメインの名義が制作会社のまま契約が終わると、同じURLでサイトを続けられなくなることがあります。名刺や看板、Googleビジネスプロフィールに載せたURLも変わるので、名義は最初の契約のときに確かめます。

サーバーの契約者

サーバーの契約者は、サーバーの会社に料金を払っている人や会社です。制作会社が契約したサーバーにサイトを置いている場合、管理の契約が終わった後もサイトを置いてもらえるかは、制作会社との約束で決まります。サーバーを移すなら、契約が終わる日より前に、新しいサーバーへの引っ越しを済ませます。

サイトのデータ

サイトのデータは、ページのファイルや画像と、WordPressなどのCMSに入っている文章のデータです。データを受け取れれば、別のサーバーに同じサイトを置けます。制作会社が独自に作ったCMSや、ホームページ作成サービスの上で作ったサイトは、データを受け取っても、ほかのサーバーではそのまま動かないことがあります。

著作権

サイトの文章やデザイン、写真、プログラムのうち著作物にあたるものの著作権は、契約で譲ると決めていなければ、作った側に残ります。著作権法は、著作権は譲ることができると定めています。

ただし、作り変える権利と、作り変えたものを使う権利(第27条・第28条)は、譲る契約にはっきり書いていないと、譲った側に残るものと推定されます。契約が終わった後に別の会社でサイトを作り変えるなら、譲る権利に第27条と第28条が入っているかを確かめます。

e-Gov 法令検索
電子政府の総合窓口(e-Gov)。法令(憲法・法律・政令・勅令・府省令・規則)の内容を検索して提供します。
🌐 laws.e-gov.go.jp
外部リンク

2年でサイトが自社のものになる月額制の例

弊社のホームページ制作は、2年たつとサイトとドメインがお客様のものになる月額制です。月額19,800円(税別・最低2年)に含まれるものと、2年後の扱いは次のとおりです。

項目

内容

初期費用

0円

月額

19,800円(税別)

最低契約期間

2年

ページの数

10ページまで、ブログやお知らせの個別ページは数えない

打ち合わせ

毎月30分まで

文章や写真の差し替え

お店が管理画面で差し替える

2年後のサイトとドメイン

お客様のものになる

2年後の運用

続ける場合は月額5,000円(税別)、年払いなら年5万円(税別)

2年の途中でやめるとき

制作費の残りを払う

2年の途中でやめると制作費の残りを払うのは、月額の中で制作費を分けて払っているためです。2年分を払い終えると、サイトとドメインはお客様のものになります。

月額制の2年間の支払いと2年後の扱いを示した図

10ページまでで足りる小さなお店のサイトで、文章や写真を自分たちで差し替えたい場合に合う形です。今あるサイトの作り直しにも使えます。

初期費用をかけずに作り、2年後に自社のものにしたいお店の方へ

サービスのページでは、月額に含まれるものと、2年たった後の運用の料金を確かめられます。滋賀県彦根市の会社ですが、県外のお店にはオンラインで対応しています。

ホームページの月額管理費のよくある質問

ホームページの月額管理費について、契約を見直すときの2つの質問に答えます。

管理費を払わないとサイトはどうなる?

管理費にサーバーやドメインの料金が入っている契約では、管理費を払わないと、制作会社がサーバーやドメインの契約を止め、サイトが表示されなくなることがあります。ドメインは、更新の期限を過ぎて一定の期間がたつと、ほかの人が取れる状態になります。支払いを止める前に、ドメインの名義とデータの受け取りを済ませます。

管理費を払えば集客もしてもらえる?

月額管理費は、サイトを表示し続けて直すための料金です。検索から人を集めるために記事やページを増やす作業は、契約の範囲に書かれていなければ入っていません。サイトを保つ作業と人を集める作業の分け方は、Webサイト運営代行とは?費用相場と「成果を出す運用」の選び方を解説で詳しく扱っています。

まとめ|月額管理費は作業の中身と契約後の持ち主で比べる

ホームページの月額管理費は、サーバーやドメインの実費と、更新や保守の作業の料金を合わせた金額です。レンタルサーバーには月1,000円前後のプランがあるので、管理費の多くは作業の料金です。比べるときは、金額より先に作業の中身と契約後の持ち主を見ます。契約後の持ち主は、ドメインの名義とサーバーの契約者、サイトのデータ、著作権の4つで決まります。

私たち合同会社Writers-hubは、小さなお店向けに、初期費用0円の月額制でホームページを作っています。

今の管理費を払い続けるか、作り直すかで迷っていませんか

毎月の管理費で頼んでいる作業と、今のサイトのURLを添えてご相談ください。月額制で作り直す場合に、2年間で払う額と、2年後に手元に残るものをお伝えします。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。