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キーワードプランナーで検索ボリュームが表示されない原因|広告は出すべきか

キーワードプランナーで検索ボリュームが「100~1000」のような幅で出るのは、広告費の少ないアカウントでの表示で、言語や地域の設定を変えても詳しい数値にはなりません。記事にするキーワードの優先順位を決めるだけなら幅の表示で足りることが多いので、広告を出す前に、詳しい数値で何を決めたいのかを書き出してみてください。

パソコンの画面に、検索ボリュームの欄が「100~1000」のような幅で並ぶキーワードの一覧が映り、その横で担当者がGoogle広告の1日の予算と終了日を書いたメモを見比べている様子。

「キーワードプランナーの検索ボリュームが表示されないのは、どこかの設定を間違えたせいだろう」。キーワードプランナーは無料で使えるGoogleのツールとして紹介されることが多いため、数値が出ないのは設定の誤りか不具合だと思われがちです。ところが、検索ボリュームが「100~1000」のような幅で出るのは広告費の少ないアカウントに向けた表示で、言語や地域の設定を変えても詳しい数値にはなりません。

本記事では、表示されない状態の見分け方から、詳しい数値を出す手順、広告を出すべきかの判断まで、SEO記事のキーワード選びを手がける制作会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • 幅の表示は、広告を配信して費用が発生すると詳しい数値に変わるが、必要な金額と日数は公表されていない
  • 広告費を払っても幅のままなら、費用の発生と、開いているアカウントを確かめる
  • 一部のキーワードだけ数値が出ないのは、検索数が非常に少ないか、健康や金融などのデリケートな話題とみなされたため
  • 記事にするキーワードの優先順位を決めるだけなら、幅の表示で足りる

検索ボリュームが表示されない状態の見分け方

キーワードプランナーの検索ボリュームが表示されない状態は、画面の見え方で次の3つに分かれ、原因も直し方も違います。

画面の見え方

原因

直し方

どのキーワードも月間平均検索ボリュームが「100~1000」のような幅で出る

アカウントで使った広告費が少ない

広告を配信して費用を発生させる

一部のキーワードだけ数値が出ない、または候補の一覧に出てこない

検索数が非常に少ない、またはデリケートな話題とみなされた

地域の設定を広げて調べ直す

月間平均検索ボリュームの列が無く、クリック数や費用が並ぶ

広告を出したときの見込みを示す[予測]の画面を見ている

[新しいキーワードを見つける]で同じキーワードを調べる

検索ボリュームが表示されない3つの状態を見分ける流れ図

キーワードを調べる画面まで進めないときは、Google広告の支払い情報の入力が済んでいるかを先に確かめます。Google広告ヘルプには、キーワード候補の取得などの基本機能を使うには、支払い情報を入力してアカウント設定を完了する必要があると書かれています。支払い情報を入力しても、広告を配信しなければ広告費はかかりません。

検索ボリュームが幅で表示される原因

検索ボリュームが「100~1000」のような幅で表示されるのは、Google広告アカウントで使った広告費が少ないためです。

幅の表示では、月間平均検索ボリュームが「100~1000」「1000~1万」「1万~10万」のように桁の区切りで出ます。月に1100回検索されるキーワードも、9000回検索されるキーワードも、同じ「1000~1万」に入ります。

言語や地域、期間の設定を変えても、幅の表示は詳しい数値に変わりません。どれだけ広告費を使えば詳しい数値に変わるかの基準を、Googleは公表していません。

詳しい検索ボリュームを表示させる手順

詳しい検索ボリュームを表示させるには、Google広告で広告を配信し、実際に費用を発生させます。費用を決めた額で止めるため、1日の予算と終了日を先に決めてからキャンペーンを作ります。

1
STEP
1日の予算と終了日を決める

キャンペーンの1日の予算を少額にし、キャンペーンの設定で終了日を入れます。終了日を入れておくと、止め忘れても終了日の後は配信されません。

2
STEP
検索キャンペーンを作って広告を出す

キーワードと広告文を登録し、キャンペーンを有効にします。広告は審査を通ってステータスが「有効」になってから掲載され、審査は通常1営業日以内に終わります。

3
STEP
費用が発生したかを確かめる

キャンペーンの一覧で、表示回数と費用が0より大きくなっているかを確かめます。

4
STEP
時間をおいてキーワードプランナーを開き直す

費用が発生した後、時間をおいてキーワードプランナーを開き、検索ボリュームが数値で出るかを確かめます。数値に変わるまでの日数も、Googleは公表していません。

1日の予算は、1日の費用の上限ではありません。Google広告ヘルプには、ある日の費用が1日の平均予算の2倍になることがある一方、月末の時点で1日の平均予算の30.4倍を超える費用は発生しないと書かれています。1日の予算を500円にした場合は、1日に最大1000円かかる日があると見込んでおきます。

※ 出典:Google 広告 ヘルプ「超過配信と 1 日の平均予算について」

広告を出してから詳しい検索ボリュームが出るまでの流れ図

広告費を払っても幅の表示が変わらないとき

広告費を払っても幅の表示が変わらないときは、次の4つを順に確かめます。

  • 広告が審査を通って配信され、キャンペーンの費用が0より大きくなっているか
  • 費用を使ったアカウントでキーワードプランナーを開いているか
  • 費用が発生してから時間をおいたか
  • ブラウザのキャッシュとCookieを消すか、シークレットウィンドウで開き直したか

広告が配信されているかは、広告のステータスで確かめます。ステータスが「審査中」と「不承認」の広告は掲載されないため、費用も発生しません。

Web担当者Web担当者

広告を1本作れば、すぐに詳しい数値が見られるようになるのですよね。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

広告を作るところまでは合っています。ただ、詳しい数値に変わるのは、広告が配信されて費用が発生した後です。キャンペーンを一時停止したままでも費用は発生しないので、費用が0円のままでないかを先に見てください。

幅の表示になるかは、Google広告アカウントごとに、使った広告費で決まります。SEO用に新しいアカウントを作った場合は、別のアカウントで広告費を使っていても、新しいアカウントのキーワードプランナーは幅の表示のままです。

広告代理店にアカウントを管理してもらっている場合は、広告費を使っているアカウントに直接ログインして確かめます。Google広告ヘルプによれば、複数のアカウントをまとめて管理するMCCアカウントを経由した場合と、直接ログインした場合とで、キーワードプランナーのデータが食い違うことがあるためです。

キャッシュの消去とシークレットウィンドウは、Google広告ヘルプがデータの食い違いへの対処として挙げている方法で、別のブラウザやデバイスで開き直す方法も挙げられています。

一部のキーワードだけ数値が出ない原因

一部のキーワードだけ検索ボリュームが出ない、または候補の一覧に出てこないのは、検索数が非常に少ないキーワードか、Googleがデリケートな話題とみなしたキーワードです。Google広告ヘルプには、どちらのキーワードも候補の検出と予測の対象にならないと書かれています。

健康や金融の分野では、キーワードの結果そのものが出ないことがあります。Google広告ヘルプでは、パーソナライズド広告とデータのプライバシーに関するポリシーのため、健康や金融などのデリケートなカテゴリではキーワードの結果が表示されないことが多いと説明されています。

support.google.com
🌐 support.google.com
外部リンク

※ 出典:Google 広告 ヘルプ「キーワード プランナーを使う」

地域を市区町村に絞って調べている場合は、地域の設定を都道府県や国に広げて調べ直すと、数値が出ることがあります。市区町村に絞ると、市区町村の中の検索だけを数えるためです。

数値が出ないキーワードでも、自社のサービスを探す人が打つ言葉なら、記事の候補から外しません。検索数が少なくても、検索した人はそのサービスを探している本人だからです。

予測の画面で検索ボリュームが見当たらないとき

[検索のボリュームと予測のデータを確認する]から調べたとき、[予測]の画面に並ぶのは、広告を出した場合に見込まれるクリック数や表示回数、費用です。月間平均検索ボリュームは、Google広告ヘルプで「過去の指標」に分類される数値で、入札単価や予算を考慮しない過去の検索回数を示します。

月間平均検索ボリュームを確かめるには、[新しいキーワードを見つける]に同じキーワードを入れ、結果の一覧の月間平均検索ボリュームの列を見ます。

⚠

[予測]の画面の表示回数は、検索ボリュームの代わりになりません。表示回数の予測は入札単価や予算を変えると増減し、検索された回数そのものを示す数値ではないためです。

詳しい数値のために広告を出すべきか

詳しい数値のために広告を出すべきかは、検索ボリュームで何を決めたいかで変わります。記事にするキーワードの優先順位を決めるだけなら、幅の表示で足りる場面が多く、広告を出す必要はありません。

幅の表示で足りる場面と足りない場面

幅の表示で足りるかは、検索ボリュームで決めたいことによって、次の3つに分かれます。

検索ボリュームで決めたいこと

幅の表示で足りるか

理由

記事にするキーワードの優先順位

足りる

桁の違いは幅でも分かり、同じ幅の中は検索結果の上位で比べられる

リスティング広告のキーワードと予算

足りない

広告を出す前提なので、詳しい数値を見るための費用が広告の費用を兼ねる

社内やクライアントへの報告に書く検索回数

足りないことがある

幅では桁の中のどのあたりかを示せない

検索ボリュームで決めたいことごとに幅の表示で足りるかを分けた図

概数で表示される詳しい数値

キーワードプランナーの詳しい数値も、検索された回数そのものではなく、キーワードとその類似パターンが検索された平均回数の概数です。類似パターンは、表記や語順が少し違う言い回しを指します。

※ 出典:Google 広告 ヘルプ「キーワード プランナーの予測について」

記事を企画してきた立場から言えば、1300回と1600回の差は、記事を読みに来る人数の差とは限りません。同じ幅に入ったキーワードの間で書く順番を決めるときは、Googleで実際に検索し、上位の記事が答えている疑問に自社が答えられるかで決めます。

幅の表示のまま、記事にするキーワードの順番を決めきれていませんか

同じ幅の候補が数十あると、検索結果の上位を1つずつ見比べるだけで数日かかることもあります。弊社のSEOキーワード戦略設計では、候補ごとに検索結果の上位を確かめ、記事にするキーワードと書く順番までを決めます。

検索ボリュームが表示されないときのよくある質問

広告を出さずにキーワードプランナーで詳しい検索ボリュームを見る設定はなく、広告を止めると幅の表示に戻ることがあります。

広告を出さずに詳しい検索ボリュームを見る方法はありますか

キーワードプランナーには、広告費を払わずに幅の表示を詳しい数値に切り替える設定はありません。自社サイトが検索結果に表示されているキーワードなら、Google Search Consoleで実際の表示回数を確かめられます。ほかの会社のキーワード調査ツールも検索ボリュームの推計を出しますが、推計の方法がツールごとに違うため、数値はキーワードプランナーとそろいません。

広告を止めると詳しい数値は見られなくなりますか

広告の配信を止めて費用が発生しなくなると、時間がたってから幅の表示に戻ることがあります。戻るまでの期間は、Googleが公表していません。詳しい数値を見続けたい間は、少額でも広告の配信を続けることになります。

まとめ|検索ボリュームの幅は設定でなく広告費の問題

検索ボリュームが表示されないときは、まず画面の見え方で原因を分けます。幅で出るならアカウントの広告費、一部のキーワードだけ出ないならキーワード自体、列が見当たらないなら開いている画面が原因です。詳しい数値のために広告を出す前に、検索ボリュームで何を決めたいのかを確かめると、記事選びのためだけに広告費を払わずに済みます。

私たち合同会社Writers-hubは、SEO記事の企画から執筆までを手がけ、幅の表示のキーワードも検索結果の上位を確かめながら、記事にするキーワードと書く順番を決めてきました。キーワードプランナーで集めた候補を記事の計画にするところから、ご相談いただけます。

検索ボリュームが幅のままの候補から、どれを記事にするか迷っていませんか

キーワードプランナーで集めた候補の一覧と自社サイトのURLをお送りいただければ、どの候補から記事にするかを一緒に確かめます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。