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モバイルのSEO対策の優先度|スマホ版の中身が先で表示速度は後

モバイルのSEO対策は、表示速度の点数より先に、スマホ版のページの本文や構造化データをGoogleが読み込めているかを確かめることをおすすめします。スマホ版の中身が欠けていなければ、残りの時間は検索する人の疑問に答える記事の中身に回し、表示速度は上位のページと中身に差が無い検索で直す順番が現実的だと考えています。

スマートフォンの画面から右へ矢印が伸び、「スマホ版の中身の確認」「記事の中身」「表示速度と使いやすさ」の3枚のカードが番号付きで順に並んでいる図。

「モバイルのSEO対策は、PageSpeed Insightsでモバイルの点数を上げればよさそう」。PageSpeed Insightsはモバイルとパソコンに分けて点数を出すので、点数を上げる作業がモバイル対策だと思われがちです。

ところが、Googleがインデックス登録と順位付けに使うのは、スマホ版のページの中身です。表示速度などを測るCore Web Vitalsについても、SEOのためだけに満点を取ろうとするのは有効な時間の使い方とは言えないと、Google自身が説明しています。スマホ版の中身の確認は記事より先に、表示速度は記事の後に置きます。

本記事では、モバイルファーストインデックスの仕組みから、SEO全体の中でモバイル対策を置く順番と確かめ方まで、検索順位の改善を請け負う会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • Googleは、スマホ版のページの中身でインデックス登録と順位付けをしている
  • スマホ版でGoogleが中身を読めないサイトや中身が欠けたサイトは、記事より先に直す
  • レスポンシブデザインのサイトは、タップの後に読み込む本文が無ければ記事の中身に時間を回せる
  • 表示速度は、上位のページと答えの中身に差が無い検索で、モバイルで遅いURLから直す

モバイルファーストインデックスの仕組み

モバイルファーストインデックスとは、Googleがスマートフォン用のクローラーで読み込んだスマホ版のページを、インデックス登録と順位付けに使う仕組みです。スマホ版とパソコン版で中身が違うサイトでは、スマホ版に表示される中身だけがインデックス登録に使われます。

パソコン版にだけある文章はインデックス登録に使われないことを示す図

Googleは、2024年7月5日以降はスマートフォン用のGooglebotだけでサイトをクロールし、インデックスに登録すると告知しました。スマホで中身をまったく閲覧できないサイトは、インデックス登録の対象外です。商品リスティングなど一部の検索機能では、パソコン用のGooglebotが使われることがあります。

※ 出典:Google 検索セントラル ブログ「Mobile-indexing-vLast-final-final.doc」(2024年6月3日)

モバイル対策の2つの種類と優先度

モバイル対策は2つに分かれ、スマホ版の中身をそろえる対策は記事の中身を直すより先に、表示速度と使いやすさの対策は記事の中身の後に置きます。

SEOの中でモバイル対策を置く順番を3段で示した図

スマホ版の中身をそろえる対策

スマホ版の中身をそろえる対策は、SEOの作業の中で最初に済ませます。Googleが読み込めないページは検索に出ず、パソコン版にだけ書き足した文章は、どれだけ直しても検索に使われないためです。

表示速度と使いやすさの対策

表示速度と使いやすさの対策は、記事の中身を直した後に置きます。Googleは、ページの速さや使いやすさが平均を下回っていても、最も関連性の高いページを検索結果に表示するとしています。

記事の中身を先にするのは、Googleが掲載順位への影響が最も大きい対策の1つ目に、有用で信頼性の高いユーザー第一のコンテンツの作成を挙げているからです。公式文書が勧める施策ごとの重みは、GoogleのSEO対策の優先順位で扱っています。

※ 出典:Google 検索セントラル「Google 検索の基本事項」

Web担当者Web担当者

PageSpeed Insightsのモバイルの点数が50点台でした。記事より先に、点数を上げたほうがいいですか?

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

点数より先に、スマホ版の本文がGoogleに読み込まれているかを確かめてください。読み込まれていれば、次は記事の中身です。PageSpeed Insightsの点数は、1台の端末で読み込みを再現した結果です。表示速度を見るときは、実際の利用者のデータで、Core Web Vitalsの3つの指標が「良好」と判定されているかを見ます。

コンテンツより先にモバイル対策を直すサイト

コンテンツより先にモバイル対策を直すのは、スマホ版のページでGoogleが中身を読み込めないサイトと、スマホ版の中身がパソコン版より欠けているサイトです。Googleがモバイルファーストインデックスの一般的なエラーに挙げる例のうち、主なものは次の5つで、どれか1つに当てはまれば先に直します。

  • スマホで開くとエラーになるページがある
  • 多くのページが、スマホではトップページに転送される
  • noindexやrobots.txtのブロックが、スマホ版にだけかかっている
  • 文章や画像、構造化データ、title、メタディスクリプションが、スマホ版で欠けている
  • 本文を、タップやスワイプをした後に読み込んでいる

当てはまるかは、Search ConsoleのURL検査ツールで主なページを検査し、Googleから見えるページに本文が表示されているかで確かめます。

レスポンシブデザインのサイトは、スマホとパソコンに同じURLで同じHTMLを返すので、2つの版の中身とメタデータは初めから同じです。タップの後に本文を読み込んでいなければ、残りの時間を記事の中身に回せます。スマホ用のHTMLを別に作る動的な配信のサイトや、m.example.comのような別のURLを用意するサイトでは、どの項目も起こりえます。

サイトの作り方の見分け方と、作り方ごとに直す順番は、スマホのSEO対策とは?サイトの作り方で変わる優先順位を解説で扱っています。

モバイルファースト インデックスに関するおすすめの方法 | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
Google のモバイルファースト インデックスとは何かを解説し、Google Search でのユーザー エクスペリエンスを改善するためのおすすめの方法を紹介します。
🌐 developers.google.com
外部リンク

※ 出典:Google 検索セントラル「モバイルファースト インデックスに関するおすすめの方法」

スマホ版の欠けと記事の中身、どちらから直すか迷っていませんか

Writers-hubの滋賀のSEO対策では、1か月目に現状の分析と設計を行い、2か月目から実行に移ります。オンラインで全国に対応し、彦根市とその周辺は訪問もできます。

表示速度と使いやすさにかける時間の決め方

表示速度と使いやすさに時間をかけるのは、上位のページと答えの中身に差が無い検索で、モバイルで遅いURLがあるときです。Googleは、検索語句に合う有用なページが多い検索では、優れたページの体験が順位を上げることにつながると説明しています。

上位と答えの中身に差がある検索なら、表示速度より記事の中身を先に直します。

表示速度を直すか記事の中身を直すかを決める分かれ道の図

モバイルで遅いURLは、Search ConsoleのCore Web Vitalsレポートで、モバイルのURLから探します。Core Web Vitalsは、読み込みの速さ、操作への反応の速さ、表示のずれにくさを測る3つの指標で、Googleのランキングシステムで使われています。

良好の目安は、読み込みのLCPが2.5秒以内、操作への反応のINPが200ミリ秒未満、表示のずれのCLSが0.1未満です。URLが目安に入ったら、満点を目指さずに記事の中身の改善へ戻ります。

Core Web Vitals以外の使いやすさの要素は、順位を直接は上げません。Googleは、煩わしいインタースティシャルを避けることなどは訪問者の満足度を上げる可能性があり、満足度は通常ランキングシステムでも評価されると説明しています。

ページ エクスペリエンスと Google 検索結果への影響 | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
ページ エクスペリエンスとは、ページ内の情報以外のユーザー体験に関するシグナルの総称です。各シグナルの詳細と最適化方法、検索結果への影響について説明します。
🌐 developers.google.com
外部リンク

※ 出典:Google 検索セントラル「ページ エクスペリエンスと Google 検索結果への影響」

モバイルのSEO対策のよくある質問

モバイルのSEO対策で迷いやすい3つの質問に答えます。

モバイルフレンドリーテストの代わりは?

モバイルフレンドリーテストの代わりには、使いやすさの改善点を見つけるChromeのLighthouseと、Googleから見えるページを確かめるSearch ConsoleのURL検査ツールを使います。

モバイルフレンドリーテストとモバイルユーザビリティレポートは、2023年12月1日に提供が終わりました。Googleは、モバイルの使いやすさが重要でなくなったためではなく、Lighthouseなどの評価の手段が増えたためと説明しています。

※ 出典:Google 検索セントラル ブログ「ヘルプフル コンテンツの作成におけるページ エクスペリエンスの影響」(2023年4月19日)

パソコン向けのサイトは検索に出ない?

パソコン向けに作ったサイトも、スマホで中身を閲覧できれば、インデックス登録の対象になります。Googleは、モバイル版のページを検索結果に出る要件にはしていないものの、非常に強く推奨しています。作り直すなら、Googleが実装と維持が最も簡単とするレスポンシブデザインが候補です。

スマホ版だけ文章を短くしてもいい?

スマホ版だけ文章を短くするのは避けます。Googleは、モバイルページの中身を意図的に減らしたサイトでは、取得できる情報が減るため、ある程度のトラフィックの減少が予想されるとしています。

画面の場所を空けたいときは、文章を削らずにアコーディオンやタブに移します。ただし、タップした後に読み込む作りにすると、Googleは中身を読み込みません。

まとめ|モバイル対策は中身の確認が先で速度は後

Googleは、スマートフォン用のクローラーで読み込んだスマホ版のページで、インデックス登録と順位付けをしています。モバイル対策は、スマホ版の中身をGoogleが読めるかを記事の中身より先に確かめ、表示速度と使いやすさは記事の中身の後に置きます。

レスポンシブデザインのサイトは、タップの後に読み込む本文が無ければ、残りの時間を記事の中身に回せます。表示速度は、上位のページと答えの中身に差が無い検索で、モバイルで遅いURLから直します。

私たち合同会社Writers-hubは、「滋賀のSEO対策」として、現状の分析と設計から実行、毎月の報告と見直しまでを請け負っています。

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この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

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