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SEOの読み方はエスイーオー|何の略かと似た略語の読み分けを解説

SEOは「エスイーオー」とアルファベットを1文字ずつ読むのが一般的で、正式名称はSearch Engine Optimizationです。日本語訳の「検索エンジン最適化」は検索エンジンを直す作業のように読めますが、手を入れるのは自社のページのほうです。提案書でSEO対策という言葉を見たら、対象のページと作業の範囲を先方に確かめておくと、ほかの会社の提案と条件をそろえて比べられます。

「SEO」の3文字がS・E・Oに分かれ、それぞれの下にエス・イー・オーの読みとSearch・Engine・Optimizationの英単語が添えられ、その横で提案書を手にした担当者が読み方を確かめている様子。

「SEOは、読み方と正式名称さえ押さえておけば、打ち合わせで困ることはなさそう」。Web担当を任されたばかりの方や、制作会社から初めて提案書を受け取った方は、そう考えてこの3文字を調べ始めます。用語辞典を引けば、読み方と正式名称と日本語訳が1行に並んでいるため、そこで意味まで分かった気持ちになりやすいのでしょう。ところが実際の打ち合わせでは、読み方を知っていても、相手の言う「SEO対策」に何の作業が含まれているのかが分からないまま話が進んでいきます。

しかし、これまで多くの事業会社の記事づくりをキーワード選びから請け負い、提案書や見積書のすり合わせを重ねてきた弊社の立場から言えるのは、読み方の次に確かめるべきは、相手の言うSEOが指す作業の範囲だということです。日本語訳の「検索エンジン最適化」も、検索エンジンそのものを改良するかのように読めてしまいますが、手を入れる対象は自社のページのほうにあります。

本記事では、SEOの読み方と英語での発音、何の略かという基本から、訳語の誤解、提案書に並ぶ似た略語の読み分け、打ち合わせで範囲を確かめる質問まで、記事を作る側の目線で順にお伝えします。

この記事でわかること
  • SEOの読み方と、アルファベットを1文字ずつ読む理由
  • Search Engine Optimizationの3語の読み方と意味
  • 「検索エンジン最適化」で実際に手を入れる対象
  • SEM・MEO・LLMO・AIOなど、似た略語の読み方と取り違えやすい点
  • 打ち合わせでSEOの範囲を確かめる4つの質問

SEOの読み方と英語での発音

SEOの読み方は「エスイーオー」です。アルファベットを1文字ずつ区切って読み、制作会社との打ち合わせでも社内の会議でも、この読み方で通じます。書くときは半角大文字の「SEO」が一般的で、検索窓に小文字で「seo」と打っても、検索結果は変わりません。

1文字ずつ読む理由

略語には、単語のようにつなげて読むものと、1文字ずつ読むものがあります。JAXAは「ジャクサ」とつなげて読み、NHKは「エヌエイチケー」と1文字ずつ読むのがその例です。どちらで読むかは文法ではなく、その言葉を使う人たちの慣用で決まります。

SEOも、つづりの上では「セオ」と読めなくはありません。ただ、Webマーケティングの現場では「エスイーオー」で定着しており、「セオ」と口にすると、聞き手が何の話か分からずに聞き返すことになりかねません。英語圏でも、アルファベットを1文字ずつ読むのが一般的です。

Web担当者Web担当者

社内に「セオ」と読んでいる人がいます。指摘したほうがよいのでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

社内だけで話が通じているなら、急いで直す必要はないと思います。ただ、外部の制作会社や代理店との打ち合わせでは、「エスイーオー」と読まないと聞き返されるかもしれません。議事録や依頼書に「SEO」と文字で書いておけば、読み方の違いで話がずれることはなくなります。

読み方の違いは、口頭で直すより、文字で残す場面を増やすほうが手間をかけずに解消できます。

正式名称の発音とカタカナ表記

正式名称のSearch Engine Optimizationは、カタカナで「サーチ・エンジン・オプティマイゼーション」と書くのが一般的です。英語で発音するときは、Optimizationの「ゼイ」の部分を強く読みます。

イギリス英語ではOptimisationとsでつづることもありますが、略語はどちらもSEOで変わりません。海外のサイトで見慣れないつづりに出会っても、同じ言葉だと考えて問題ないでしょう。

SEOは何の略か

SEOは、Search Engine Optimizationの頭文字を取った略語です。日本語では「検索エンジン最適化」と訳され、3つの英単語はそれぞれ次の意味を持っています。

英単語

読み方

意味

Search

サーチ

検索

Engine

エンジン

GoogleやBingなど、検索の仕組みそのもの

Optimization

オプティマイゼーション

最適化(目的に合わせて整えること)

3語を順につなぐと、「検索エンジンに対する最適化」という意味です。Googleも、自社の入門資料の冒頭でSEOを次のように説明しています。

SEO(検索エンジン最適化)では、検索エンジンにコンテンツを理解させることで、ユーザーが検索エンジンからサイトを見つけてアクセスすべきかどうかを判断できるようにします。

※ 出典:Google 検索セントラル「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」

Google 公式 SEO スターター ガイド | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
検索エンジン最適化に関する、Google 公式の SEO スターター ガイドです。SEO の定義からウェブサイト運用者向けの基本的な施策まで、SEO 関連の基礎を幅広くご紹介します。
🌐 developers.google.com
外部リンク

英語では人や業者もSEOと呼ぶ

英語のSEOには、もう一つの使われ方があります。SEOの作業をする人や会社そのものを「an SEO」「SEOs」と呼ぶ用法です。Googleの英語版の解説ページには「Do you need an SEO?」という題のものがあり、同じページの日本語版は「SEO 業者の利用を検討する」と訳されています。

海外のSEO記事を読んでいて、SEOに「an」が付いていたり複数形になっていたりしたら、作業ではなく人や業者を指していると読み替えてください。日本語では「SEO業者」「SEO会社」のように後ろに言葉を足して呼び分けるのが普通です。

検索エンジン最適化で手を入れる対象

「検索エンジン最適化」という訳語は、読み方によっては誤解を招きます。「検索エンジンを最適化する」、つまりGoogleの仕組みに何か働きかける作業のように読めてしまうからです。

実際には、Googleが検索順位を決める仕組みに、外から手を加えることはできません。最適化する対象は検索エンジンではなく自社のページです。先ほどのGoogleの説明を分解すると、自社のページを2つの相手に向けて整える作業だと分かります。

SEOで自社のページを整える2つの向き

1つ目の相手は検索エンジンです。ページに何が書いてあるかを正しく読み取ってもらうために、タイトルや見出しに内容を表す言葉を入れ、関連するページどうしをリンクでつなぎます。2つ目の相手は検索する人です。検索結果に並んだタイトルと説明文だけを見て、開くかどうかを決めてもらわなければなりません。開いたあとに疑問が解消されなければ、その人は別のページを探しに検索結果へ戻っていくはずです。

ほかのサイトから紹介してもらう取り組みもSEOに含まれますが、Googleの仕組みそのものを変える作業ではない点は同じです。検索順位が決まるまでの流れは、SEOとは何かを仕組みから解説した記事で詳しく整理しています。

SEOとSEO対策の違い

「SEO対策」という言い方には、「最適化の対策」と意味が重なって見えるため、違和感を覚える方もいるかもしれません。とはいえ業界では「SEOのための具体的な作業」という意味で定着しており、提案書や求人票でもごく普通に使われている言葉です。

ℹ

使い分けの目安として、「SEO」は検索から人を集める取り組み全体を、「SEO対策」はタイトルの修正や記事の追加といった個々の作業を指すと考えると整理しやすくなります。会話の中では、どちらを使っても意味は通じます。

提案書に並ぶ似た略語の読み方

SEOの読み方が分かっても、提案書や打ち合わせでは、すぐ隣に似た形の略語が並びます。末尾の「O」はOptimization(最適化)の頭文字であることが多く、手前の文字が何に対する最適化かを表していると考えると、初めて見る略語でも見当が付けやすいでしょう。

SEOと似た略語の関係

検索結果と広告に関わる略語

検索結果の画面まわりでよく出てくる略語は、次のとおりです。

略語

読み方

正式名称

意味

SEM

エスイーエム

Search Engine Marketing

検索エンジンを使った集客全般。SEOと検索広告の両方を含む

MEO

エムイーオー

Map Engine Optimization

Googleマップなど地図の検索結果に表示させるための対策

SERP

サープ

Search Engine Results Page

検索したときに表示される結果の画面

E-E-A-T

イーイーエーティー

経験・専門性・権威性・信頼性を表す英語の頭文字

Googleがページの品質を考える際に用いる4つの観点

このうち、読み方より意味で取り違えやすいのがSEMとMEOです。SEMは本来、SEOと検索広告の両方を含む言葉ですが、日本の現場では検索広告(リスティング広告)だけを指してSEMと呼ぶ場面もあります。MEOは日本で広まった呼び方で、英語圏では同じ取り組みを「ローカルSEO」と呼ぶことが多いため、海外の資料を探すときは検索する言葉を切り替えてください。

AI検索で増えた略語

生成AIが検索に組み込まれてから、提案書に新しい略語が加わりました。

略語

読み方

正式名称

意味

LLMO

エルエルエムオー

Large Language Model Optimization

ChatGPTなどの大規模言語モデルの回答で取り上げられるための対策

AIO

エーアイオー

AI Optimization

AIの回答で取り上げられるための対策の総称

GEO

ジーイーオー

Generative Engine Optimization

生成AIを使った検索で表示されるための対策

AEO

エーイーオー

Answer Engine Optimization

質問に直接答える検索機能で取り上げられるための対策

4つとも、目指すところは「AIが作る回答の中で自社の情報が取り上げられること」でほぼ重なります。Googleも、SEO業者を選ぶ際の注意点をまとめたページで、AI機能向けの最適化を「AEO や GEO サービスとも呼ばれる」と書いており、同じ取り組みに複数の呼び名が付いている状態だと言えるでしょう。

⚠

AIOには、もう一つの意味があります。Googleの検索結果の上部に表示される「AI による概要」の英語名AI Overviewsを略して、AIOと書く人もいるのです。提案書にAIOとあったら、AI向けの対策全般を指すのか、Googleの「AI による概要」を指すのかを最初に確かめてください。

LLMOの読み方や、SEOとの違いについてはLLMOの読み方を解説した記事で掘り下げています。

SEOという言葉が指す範囲の確かめ方

ここが、読み方を調べた方にいちばんお伝えしたい部分です。打ち合わせで話が食い違う原因は、SEOの読み方ではなく、同じ「SEO」でも話し手によって指す作業が違う点にあります。

Google自身も、SEO業者が提供するサービスとして「サイトのコンテンツや構成の見直し」「コンテンツの開発」「キーワードに関する調査」「SEO のトレーニング」「生成 AI 向けに最適化」など8つの項目を挙げています。1つの言葉が、技術面の助言から記事づくり、社内研修までを含んでいるわけです。

記事を作る立場で提案書のすり合わせをしていると、範囲の広さがそのまま食い違いになる場面に出会います。Webサイトの制作会社が言う「SEO対策済み」は、タイトルや見出しの設定、表示速度といったサイトの作りを指していることが多く、記事制作会社が言うSEOは、キーワード選びと記事づくりが中心です。ほかのサイトから紹介してもらう取り組みまで含めて「SEO」と呼ぶ会社もあります。

SEOという言葉が指す3つの範囲

提案書や見積書に「SEO対策」と書かれていたら、次の4点を先方に確かめておくと、ほかの会社の提案と条件をそろえて比べられるはずです。

  • どのページが対象か(サイト全体か、特定のページか、新しく作る記事か)
  • どの範囲の作業が含まれるか(サイトの作り、記事の中身、外部からの評価のどれか)
  • 成果を何で測り、いつごろ判断するか(順位か、訪問数か、問い合わせ数か)
  • 毎月どんな報告を受け取れるか(変更した箇所とその理由まで含むか)

3つ目は、Googleが「SEO 業者に対する効果的な質問」の例として挙げている「期待される結果とその時期、成果はどのように測定するのか」とも重なります。同じページには「Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません」という一文もあり、上位表示を約束する提案には慎重になったほうがよいでしょう。

SEO 業者の利用を検討するSEO 業者に依頼する際のヒント | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
SEO サービスの利用を決断する前に、Google の公式なヒントを参考に、SEO 専門家の評価方法、信用照会先の確認方法、よくある落とし穴の回避方法をご確認ください。
🌐 developers.google.com
外部リンク

見積書の項目の読み方や費用の比べ方は、SEO対策の見積もりの見方を解説した記事にまとめました。

提案書の「SEO対策」に何が含まれているか、判断に迷っていませんか

弊社のSEO・AI検索対策では、最初にサイトの構造と検索順位、技術面の課題を洗い出し、サイトの作り・記事の中身・AI検索への対応のどこから手を付けるかの優先順位を決めてから作業に入ります。成果を何で測るかと、毎月の報告で何をお伝えするかも、その段階で決めるのが弊社の進め方です。

よくある質問

SEOの読み方や意味について、打ち合わせの前によく確認される点に答えます。

SEOを「セオ」と読んでも通じますか

通じない可能性が高いと考えてください。Webマーケティングの現場では「エスイーオー」で定着しているため、「セオ」と口にすると聞き返されることがあります。社内の資料に「SEO」と文字で書いておけば、読み方の違いで話がずれません。

「SEO対策」は間違った言い方ですか

間違いではありません。意味の上では「最適化の対策」と重なって見えますが、SEOのための具体的な作業を指す言葉として業界に定着しています。提案書や社外のメールで使っても問題ありません。

SEOとリスティング広告は何が違いますか

費用の払い方と、表示される枠が違います。リスティング広告はクリックなどに応じて費用を払い、検索結果の広告枠に表示されます。SEOは広告費を払わずに、広告以外の検索結果で上位を目指す取り組みです。Googleも、広告を出しても広告以外の検索結果での表示には影響しないと説明しています。

SEOはどこから勉強すればよいですか

Googleが公開している「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」の日本語版から読むのがおすすめです。検索エンジンがページを見つけて表示するまでの流れと、サイト側で整えられる項目が、Google自身の言葉でまとめられています。

まとめ|SEOは読み方より最適化する対象

SEOの読み方は「エスイーオー」、正式名称はSearch Engine Optimizationで、日本語では検索エンジン最適化と訳されます。ここまでは、用語辞典の1行で確かめられる内容です。

打ち合わせで役に立つのは、その先の2点でしょう。1つは、最適化の対象が検索エンジンではなく自社のページであること。もう1つは、同じ「SEO」でも、話し手によってサイトの作り・記事の中身・外部からの評価のどこを指すかが違うことです。提案書にSEO対策とあれば、対象のページ、作業の範囲、成果の測り方、報告の内容の4点を先方に確かめてください。

私たち合同会社Writers-hubは、検索で読まれる記事の企画と制作を事業会社と一緒に進めてきました。SEOやAI検索への対応をどこから始めるかについても、今のサイトの状態を見たうえでご提案しています。

自社のSEOを、どこから始めるか決めかねていませんか

サイトの作りを直すのか、記事を増やすのか、AI検索への対応を始めるのか。取りかかる順番は、今あるページの数や、社内に書ける人がいるかどうかによって変わります。無料相談は費用がかからず、オンラインで30分ほどです。今のサイトのURLをお知らせいただければ、どこから手を付けるかを一緒に整理します。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

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