「お店のホームページは、気に入った事例のデザインを見せて、近いものを作ってもらえばよさそう」。ホームページ作成ツールの案内も制作会社の実績のページも、まず完成したサイトの見た目を並べるので、デザインから選ぶものと思われがちです。ところが、開店してから何度も直すのは、営業時間や休みの日、メニューと価格です。小さなお店のホームページは、事例より先に、使う年数分の費用と、営業時間やメニューをお店で差し替えられるかで選びます。
本記事では、作ったあとに直す情報から、3つの作り方の費用の比べ方、依頼先に確かめる項目まで、小さなお店のホームページを作る制作会社の視点で順を追ってお伝えします。
- お店のホームページで開店後に何度も直すのは、営業時間や休みの日、メニューと価格、臨時休業のお知らせです
- 作り方は、作成ツールで自分で作る、制作会社に一括払いで頼む、月額払いで頼むの3つです
- 費用は、制作費に毎月の費用と差し替えを頼む費用を足し、使う年数分の総額で比べます
- 依頼先には、管理画面で直せる欄と、直せない変更を頼むときの料金と日数を確かめます
- 事例のデザインは、費用と更新の方法を決めてから、写真の見せ方とページの並びを決めるために見ます
お店のホームページで作ったあとに直す情報
お店のホームページに載せる情報は、作るときに一度書けば済む情報と、開店してから何度も直す情報に分かれます。載せる主な情報を、変わるときと合わせて並べると次の表のとおりです。
情報 | 変わるとき | 分け方 |
|---|---|---|
店の紹介とこだわり | 店の方針を変えたとき | 作るときに書く |
外観と店内の写真 | 改装したとき | 作るときに書く |
住所と道順、駐車場 | 移転したとき | 作るときに書く |
メニューと価格 | 値上げや季節の入れ替えのとき | 開店後に直す |
営業時間と定休日 | 時間や休みを変えたとき | 開店後に直す |
臨時休業とお知らせ | 休みや催しを決めるたび | 開店後に直す |
開店後に直す情報は、お店の人が知った日に直せる作りにします。臨時休業を決めるのも、メニューの値段を変えるのもお店の人です。制作会社に頼んで待つ作りでは、知らせが載るまでに日数がかかります。

たとえば臨時休業の知らせが前日までに載らないと、ホームページを見て来たお客さんは、閉まった店の前で引き返します。Googleマップに店の情報を載せているなら、Googleマップの営業時間も同じ日に直します。
お店のホームページを作る3つの方法
お店のホームページを作る方法は3つあり、最初に払う額と、作ったあとに誰が文章や写真を差し替えるかが違います。3つを同じ項目で並べると、次のようになります。
| 作成ツールで自分で作る | 制作会社に一括払いで頼む | 制作会社に月額払いで頼む | |
|---|---|---|---|
| 最初に払う額 | 0円か少額 | 制作費の全額 | 0円か少額 |
| 毎月払う額 | ツールの料金とドメインの更新料 | サーバーやドメイン、保守の費用 | 制作費を分けた額と管理の費用 |
| 作る手間 | お店の人がすべて作る | 打ち合わせと原稿の確認 | 打ち合わせと原稿の確認 |
| 文章や写真の差し替え | お店の人が直す | 管理画面の有無と保守の契約で決まる | 管理画面の有無とプランで決まる |
| 途中でやめるとき | ツールを解約する | 制作費は払い終えている | 最低契約期間の残りの扱いを契約書で確かめる |
作成ツールで自分で作る方法
作成ツールで自分で作る方法は、ツールのテンプレートを選び、文章と写真を入れてサイトを作る方法です。払うのはツールの料金と、独自ドメインを使う場合の更新料で、制作費はかかりません。
差し替えもお店の人が行うので、臨時休業の知らせはその日のうちに出せます。代わりに、ページの並びや写真の選び方、スマートフォンでの見え方の確認まで、すべてお店の人が時間をかけて行います。ツールの上で作ったサイトは、ほかのサーバーへそのまま移せないことがあります。
制作会社に一括払いで頼む方法
制作会社に一括払いで頼む方法は、制作費を最初にまとめて払い、サイトを作ってもらう方法です。公開したあとは、サーバーやドメイン、保守の費用を別に払います。
作ったあとの差し替えは、管理画面を付けてもらったかと、保守の契約の中身で決まります。管理画面が無いサイトでは、営業時間を1か所変えるたびに制作会社へ頼むことになります。
制作会社に月額払いで頼む方法
制作会社に月額払いで頼む方法は、最初に制作費を払わず、制作費を含んだ月額を払い続ける方法です。月額払いには最低契約期間があり、途中でやめるときに払う額は契約書で確かめます。
契約が終わったあとにサイトとドメインが自社のものになるか、契約の間だけ借りる形かも、プランによって違います。名義とデータの確かめ方は、ホームページの月額管理費の内訳|契約終了後のサイトとドメインの持ち主で解説しています。
お店のホームページの費用の比べ方
お店のホームページの費用は、最初に払う額だけで比べず、使う年数分の総額で比べます。総額に入れる費用は、次の3つです。
- 制作費:最初にまとめて払う額で、月額払いでは月々の料金に含まれます
- 毎月の費用:ツールの料金や、サーバーとドメイン、保守の費用です
- 差し替えを頼む費用:お店で直せない変更を、制作会社に頼むたびに払う料金です
とりわけ見落とされがちなのが、差し替えを頼む費用です。臨時休業の知らせを月に2回出すお店なら、1回ごとに料金がかかる契約では、年に24回分の料金を払います。見積書と保守の契約書で、差し替えが毎月の費用に含まれるか、1回ごとにいくらかを確かめます。
見積を比べる前に、去年1年でメニューや営業時間、臨時休業の知らせを何回変えたかを数えます。回数がわかると、差し替えを頼む費用を、どの依頼先でも同じ回数で比べられます。
月額払いで作る場合の2年間の総額
月額払いで作る場合の2年間の総額は、弊社のホームページ制作なら、月額19,800円(税別)の24か月分で475,200円(税別)です。初期費用は0円で、ほかの条件は次の表のとおりです。
項目 | 内容 |
|---|---|
月額 | 19,800円(税別・最低2年) |
ページの数 | 10ページまで、ブログやお知らせの個別ページは数えない |
打ち合わせ | 毎月30分まで |
文章や写真の差し替え | お店が管理画面で差し替える(Writers-hubに頼む場合は別にお見積り) |
2年後のサイトとドメイン | お客様のものになる |
2年後の運用 | 続ける場合は月額5,000円(税別)、年払いなら年5万円(税別) |
2年の途中で解約するとき | 制作費の残りを払う |

途中で解約すると制作費の残りを払うのは、月額の中で制作費を分けて払っているためです。10ページまでで足り、メニューや営業時間をお店で差し替えたい小さなお店に合う形です。
初期費用をかけずに、お店で差し替えられるサイトを作りたい方へ
サービスのページでは、月額19,800円(税別・最低2年)に含まれるものと、2年たったあとの運用の料金を確かめられます。ページは滋賀のお店向けの案内ですが、県外のお店にはオンラインで対応しています。
更新のしやすさで確かめる4つの項目
作ったあとの更新のしやすさは、管理画面があるかだけでなく、次の4つの項目で確かめます。
- 直せる欄:メニューや営業時間、トップの写真のうち、どこを管理画面で直せるか
- 頼むときの料金と日数:管理画面で直せない変更を頼むと、1回いくらで何日後に載るか
- ページの上限:何ページまで作れて、超えて足すといくらかかるか
- 契約が終わったあと:サイトとドメインが誰のものになり、ほかの会社へ移せるか
管理画面があっても、どの欄を直せるかは作る側が決めます。サイトを作る側は、トップの大きな写真やページの並びを、崩れないように管理画面で直せない部分にすることがあります。

契約の前に管理画面を見せてもらい、メニューの値段を1つ変える手順をたどると、お店で直せる範囲がわかります。
メニューの値段を変えるくらいなら、制作会社にメールで頼めば済みませんか。
編集部
頼めば直してもらえます。ただ、頼んでから載るまでの日数と、1回ごとの料金は契約によって違います。当日に決めた臨時休業のように、すぐ出したい知らせは、お店が管理画面で出せるほうが間に合います。
ホームページの事例を見るタイミング
ホームページの事例を見るのは、費用と更新の方法を決めたあとです。先に事例から選ぶと、気に入ったデザインが予算に収まらなかったり、お店で直せない作りだったりすることがあります。
事例で見るのは、写真の見せ方とページの並びです。メニューや予約、地図のページへ、スマートフォンで何回押せば着くかを確かめると、自分のお店に要るページの並びが決まります。作成ツールで作る場合は、テンプレートの一覧が事例の代わりになり、ページの並びはテンプレートの形に合わせることになります。
お店のホームページのよくある質問
お店のホームページについての質問に、3つ答えます。
グルメサイトやSNSがあれば要らない?
グルメサイトやSNSがあっても、ホームページが要らないとは限りません。グルメサイトの店のページは、載せられる項目がサイトの形で決まり、近くのほかの店と並べて比べられます。SNSの投稿は新しい順に流れるため、営業時間やメニューの値段を探す人は、古い投稿までさかのぼることになります。
無料のツールで作っても大丈夫?
無料のプランで作れるツールもあり、メニューや営業時間、地図を載せるくらいのサイトなら作れます。ただ、無料のプランで独自ドメインを使えるか、ツールの広告がページに出るかは、ツールによって違います。作る前に、ツールの料金ページで独自ドメインと広告の2つを確かめます。
補助金は使える?
従業員の少ないお店なら、小規模事業者持続化補助金で、ホームページの制作費の一部の補助を受けられることがあります。中小企業庁の解説では、一般型(通常枠)の第20回公募の応募締切は令和8年12月15日で、補助率は3分の2、補助上限は50万円です。ホームページ制作などの「ウェブサイト関連費」は、補助金の上限が30万円で、ホームページの費用だけでは申請できず、チラシなどほかの経費と一緒に申請します。
対象は、常時雇用する従業員が、宿泊業と娯楽業を除く商業・サービス業なら5人以下、それ以外の業種なら20人以下の事業者です。補助事業を始められるのは交付決定日からで、補助金は後払いです。月額払いの契約がどこまで対象になるかは、最新の公募要領で確かめ、地域の商工会か商工会議所に相談します。

まとめ|お店のホームページは費用と更新で選ぶ
小さなお店のホームページは、事例のデザインより先に、使う年数分の費用の総額と、作ったあとの更新の方法で選びます。開店後に何度も直すのは、営業時間や休みの日、メニューと価格、臨時休業のお知らせです。お店の人が知った日に、管理画面で直せる作りかを確かめます。
費用は、制作費に毎月の費用と差し替えを頼む費用を足して比べます。事例は、費用と更新の方法を決めてから、写真の見せ方とページの並びを決めるために見ます。
私たち合同会社Writers-hubは、小さなお店向けに、初期費用0円の月額払いでホームページを作っています。
営業時間を1つ変えるたびに、制作会社へ頼んでいませんか
弊社のホームページ制作は、今あるサイトの作り直しにも使えます。10ページまでのサイトを初期費用0円で作り、作ったあとの文章や写真はお店が管理画面で差し替えます。県外のお店には、オンラインで対応しています。







