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Yahoo!の検索エンジンはGoogle?SEO対策と流入の測り方を解説

Yahoo! JAPANの検索結果の順位はGoogleの検索エンジンで決まるので、Yahoo!専用のSEO対策を別に用意する必要はありません。分けて確かめるのは、Yahoo!の検索結果で自社ページの上に知恵袋やニュースの枠が入っていないかと、GA4で見るyahoo / organicの流入数です。Search ConsoleにはYahoo!経由の数字が入らない点に気をつけてください。

パソコンの画面にYahoo! JAPANの検索結果とGoogleの検索結果が左右に並び、同じWebページが両方の上位に表示されている様子を担当者が見比べている情景。

「Yahoo!とGoogleで検索結果が違って見える。Yahoo!向けのSEO対策も別に要るのでは」。Yahoo! JAPANの検索結果には知恵袋やニュースの枠が並び、画面の作りがGoogleと違うため、中身も別の検索エンジンだと考える担当者もいるはずです。

しかし、多くのクライアント企業のSEO記事を制作し、公開後の順位と流入を追ってきた弊社の立場から言えるのは、Yahoo!の順位を決めているのはGoogleの検索エンジンだということです。Yahoo!のために分けて見るべきなのは順位ではなく、検索結果の画面と、アクセス解析に表れる流入の数字です。

本記事では、Yahoo!が使う検索エンジンの正体と切り替わった経緯から、SEO対策で分けて考える点、Yahoo!経由の流入の測り方まで、記事制作とSEOを支援する立場からお伝えします。

この記事でわかること
  • Yahoo! JAPANのWeb検索は、2010年からGoogleの検索エンジンを使っている
  • 順位の対策はGoogle向けの1つで足り、Yahoo!専用のSEO対策は要らない
  • 検索結果の枠・広告・AIの回答はYahoo!独自で、クリックのされ方が変わる
  • Search ConsoleにYahoo!経由の数字は入らないので、流入はGA4で分けて見る

Yahoo!の検索エンジンはGoogleと同じか

Yahoo! JAPANのWeb検索は、Googleの検索エンジンを使っています。ヤフー(現在のLINEヤフー)は2010年7月27日、Googleの検索エンジンと検索連動型広告の配信システムを採用すると発表しました。同じ年の12月からは、Googleの技術で検索結果を表示しています。

Yahoo!がGoogleから受け取っているのは、Webページを集めて登録(インデックス)し、検索語ごとに順位を付ける仕組みです。Googleに登録されていないページはYahoo!の検索結果にも出ず、Googleで上位のページはYahoo!でも上位に来ます。

一方で、検索結果ページの作りと、そこに差し込むYahoo!独自のサービスは、Yahoo!側が持っています。Googleが当時公開した発表にも、Yahoo!がオークションやショッピング、知恵袋などのコンテンツをGoogleの検索結果に加えることが明記されています。

Yahoo! JAPAN のより良い検索と広告サービスのために
Google が展開するほぼすべてのサービスの中心に位置するのが検索です。Google 検索の人気については広く知られていますが、この検索技術を Google がパートナー企業に提供し、彼らが自らの検索サイトで Google の検索技術を活用しているということについては、あまり知られていないかも知れません。2001 年から 2004 年…
🌐 blog.google
外部リンク

Yahoo!の検索結果の画面は、Googleの検索エンジンが決める部分と、Yahoo!が決める部分の2層で組み立てられています。

Yahoo!検索の結果画面のうちGoogleが担う部分とYahoo!が担う部分の構造図

Yahoo!とGoogleで結果が違う理由

Yahoo!とGoogleの検索結果が違って見えるのは、順位の周りに置かれる枠・広告・AIの回答を、それぞれの会社が別の仕組みで作っているからです。通常の検索結果の並び順は、どちらもGoogleの検索エンジンで決まります。

項目

Yahoo!検索

Google検索

通常の検索結果の順位

Googleの検索エンジンで決まる

Googleの検索エンジンで決まる

結果の間に入る枠

知恵袋、ニュース、ショッピング、リアルタイム検索など

動画、画像、ニュース、地図など

検索広告

LINEヤフー広告 検索広告

Google広告

AIによる回答

生成AIによる回答(Google CloudのVertex AIを使用)

AIによる概要(AI Overviews)

検索履歴の反映

Googleアカウントの検索履歴は引き継がれない

ログイン中のGoogleアカウントの履歴や現在地で結果が変わることがある

※ 出典:LINEヤフー「Yahoo!検索、検索結果上に生成AIによる回答の表示とチャット形式で情報の深堀りができる機能の提供を開始」(2024年10月17日)、LINEヤフー「ディスプレイ広告プラットフォームを統合」(2026年4月2日。「Yahoo!広告 検索広告」を「LINEヤフー広告 検索広告」に名称変更)

表の中で順位に関わるのは1行目だけです。ただし、同じ1位でも、画面の上から何番目に見えるかは枠の数で変わります。知恵袋やニュースの枠が上に入る検索語では、自社のページが1位でも、スマートフォンの1画面目に入らないことがあります。

枠ごとの表示の違いと、社内で「Yahoo!だと順位が違う」と言われたときの切り分け方は、「GoogleとYahoo!の違いとは?検索結果が変わる理由と対策」で詳しく扱っています。

Yahoo!の検索エンジンの経緯と今後

Yahoo! JAPANの検索エンジンは、2010年にアメリカのYahoo!の技術からGoogleに切り替わり、2024年にGoogleの採用を続ける方針が改めて決まりました。2010年までは、アメリカのYahoo!が開発した検索技術「Yahoo! Search Technology(YST)」を使っていました。

2010年の切り替えについて、ヤフーはGoogleの日本語の検索エンジンと広告配信システムを「現時点ではベストと判断した」と説明しています。その後、2023年には日本経済新聞が、ヤフーが検索エンジンの契約をGoogleから変える検討をしていると報じました。

最終的にLINEヤフーは2024年5月、2025年3月末で切れる予定だったGoogleとの契約について、Googleを引き続き採用する方針を決めています。報道では契約を2年延ばし、少なくとも2027年3月末まではGoogleの技術を使うとされました。

※ 出典:ITmedia NEWS「Yahoo!JAPAN、Googleの検索エンジンと広告配信システムを採用 正式発表」(2010年7月27日)、ITmedia NEWS「LINEヤフー、韓国ネイバーとの委託関係を終了へ PayPayとLINEのアカウント連携も延期に」(2024年5月8日)

⚠

2027年4月以降の契約がどうなるかは、LINEヤフーのニュースリリースで確かめてください。Yahoo!が別の検索エンジンに移ると、Yahoo!の順位はGoogleと別に決まるようになり、Yahoo!経由の流入が多いサイトほど影響を受けます。

検索エンジンが変わったときに影響の大きさをすぐ判断できるよう、Yahoo!経由の流入がサイト全体の何割かを、今のうちに毎月記録しておくと比較できます。

Yahoo!向けのSEO対策は別に要るか

Yahoo!の順位を上げるための、Google向けとは別のSEO対策は要りません。Yahoo!の順位はGoogleの検索エンジンで決まるので、Googleで順位が上がれば、同じページがYahoo!でも上がります。

Web担当者Web担当者

上司から「Yahoo!で検索したら、うちの記事が出てこない」と言われました。Yahoo!向けの対策が抜けているのでしょうか。

Yahoo!の検索結果だけで判断すると、Googleで改善すべき点を見落とします。先にGoogleで同じ検索語を調べ、順位を確かめるのが順番です。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

Yahoo!だけの対策が抜けているわけではありません。Googleでも順位が低ければ、Google向けの改善がそのままYahoo!にも効きます。Googleでは上位なのにYahoo!で見つからないときは、知恵袋やニュースの枠が上に入っていないかと、上司の方がスマートフォンで何画面目まで見たかを確かめてください。

Yahoo!のために分けて確かめることは、画面の枠と広告に関わる次の3つです。

  • 狙っている検索語をYahoo!でも検索し、自社ページの上に入る知恵袋・ニュース・ショッピングの枠の数を見る
  • 枠が多く1画面目に入らない検索語では、順位でなくYahoo!経由のクリック数の増減で成果を判断する
  • 検索広告を出すなら、Google広告とは別にLINEヤフー広告 検索広告に出稿するかを決める

Googleで順位が上がらない記事、どこから直しますか

Yahoo!の順位もGoogleで決まる以上、手を入れる先は、Googleでその記事が上位に来ない理由です。Writers-hubは、検索語ごとに上位のページと自社の記事を比べ、書き足す内容と直す見出しを洗い出すところから支援しています。

Yahoo!経由の流入の測り方

Yahoo!経由の検索流入はGoogle Search Consoleに表れないため、GA4などのアクセス解析で参照元の「yahoo」を分けて見ます。Search Consoleの検索パフォーマンスは、Google検索での表示回数とクリック数を集計したものです。

Search ConsoleにあたるYahoo!の公式ツールは提供されていないため、Yahoo!検索での表示回数や検索語を直接見る方法はありません。GA4では、次の手順でGoogleとYahoo!の流入を並べて比べられます。

1
STEP
トラフィック獲得のレポートを開く

GA4の左のメニューで「レポート」を開き、「集客」の中の「トラフィック獲得」を選びます。

2
STEP
表の分け方を参照元とメディアにする

表の左上のプルダウンで、分け方を「セッションの参照元 / メディア」に切り替えます。

3
STEP
yahoo / organicの行を見る

「google / organic」と「yahoo / organic」の2行で、セッション数と問い合わせなどのキーイベント数を比べます。月ごとに記録すると、Yahoo!経由の割合の変化を追えます。

4
STEP
Yahoo!の検索語はSearch Consoleで推し量る

GA4にはYahoo!で検索された語が出ません。順位はGoogleと同じなので、Search Consoleの検索語と順位を、Yahoo!側の検索語の目安として使います。

GA4の参照元とメディアの表でgoogle / organicとyahoo / organicを比べる図解

Yahoo!経由の割合は、サイトの読者層で変わります。Yahoo!経由のセッションから問い合わせが多く出ているサイトでは、Yahoo!の画面と広告の確認を優先します。自社ページの上に入る枠の数と、LINEヤフー広告 検索広告に出稿するかどうかが、Yahoo!経由の問い合わせの数を左右するためです。

Yahoo!の検索エンジンでよくある質問

Yahoo!の検索エンジンについては、アメリカのYahoo!との違い、サイトの登録方法、ブラウザーの設定の3つがよく聞かれます。

アメリカのYahoo!もGoogleの検索エンジンですか

アメリカのYahoo!(Yahoo.com)の検索結果は、MicrosoftのBingの技術で表示されています。Googleの検索エンジンを使っているのは日本のYahoo! JAPANで、同じYahoo!の名前でも国によって検索の仕組みが違います。

Yahoo!検索にサイトを載せる手続きはありますか

Yahoo!の検索結果に載せる手続きは、Googleにページを登録してもらうことで足ります。新しく公開したページは、Google Search ConsoleのURL検査から登録をリクエストできます。

ブラウザーの検索エンジンをYahoo!に変える方法は

ブラウザーの設定画面で、既定の検索エンジンをYahoo! JAPANに変えます。手順はブラウザーごとに違い、Microsoft Edgeの設定方法はYahoo!検索の公式ページにまとめられています。

まとめ|Yahoo!の順位はGoogleで決まる

Yahoo! JAPANのWeb検索は2010年からGoogleの検索エンジンを使っており、順位の対策はGoogle向けの1つで足ります。Yahoo!のために分けて見るのは、自社ページの上に入る知恵袋やニュースの枠と、GA4のyahoo / organicに表れる流入の数字です。2027年3月末より先の契約が発表されたら、Yahoo!経由の流入の割合と照らして影響を見積もってください。

私たち合同会社Writers-hubは、SEO記事の制作と、公開後の順位や流入の分析を通じて、Googleで評価される記事づくりを支援しています。Yahoo!とGoogleのどちらから読者が来ても、上位に来る記事の条件は同じです。

Googleで上位に来る記事を、毎月書き続けられますか

Yahoo!の順位もGoogleの評価で決まるので、成果を増やす方法は、検索語ごとに読者の疑問に答える記事を増やすことです。Writers-hubは、狙う検索語の調査から執筆、公開後の見直しまでを引き受けています。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

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