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被リンク営業のやり方|返事が来る営業先の選び方とメール例文

被リンク営業で返事が来るかは、送る件数より、相手の記事の読者と自社ページの読者が重なる営業先を選べているかで決まります。メールには、相手の記事で見た箇所と、リンクを置く位置と文言の案を書いてください。リンクの対価を払う依頼や、リンクの交換を条件に相互リンクを重ねる依頼は、Googleのポリシーがリンクスパムの例に挙げているので避けます。

パソコンの画面に、他社の記事の一部とリンク切れの印が表示され、その横にリンクの差し替えを提案するメールの下書きが並んでいる様子。

「被リンク営業は、たくさんのサイトに依頼メールを送れば、そのうち何件かは張ってもらえるはず」。商品の営業と同じように、送る件数を増やすほど成果も増えると考えて、例文を少し直しただけのメールを一斉に送る会社もあります。ところが、対価を払わない依頼で運営者がリンクを張るのは、自分の記事の読者に役立つページだと判断したときです。返事が来るかは件数より、相手の記事の読者と自社ページの読者が重なる営業先を選べているかで決まります。

本記事では、営業先の探し方からメール例文、送った後の対応と返信率の見方まで、記事制作会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • 被リンク営業で返事が来るかは、送る件数より営業先の選び方で決まる
  • リンクの対価を払う依頼と、相互リンクを過剰に行う依頼は、Googleのポリシーがリンクスパムの例に挙げている
  • 営業先は、リンク切れのあるページ、自社名にリンクのないページ、競合のページにリンクしている記事の3種類から探す
  • メールには、相手の記事で見た箇所と、リンクを置く位置と文言の案を書く
  • 返信率は送った数でなく届いた数で割り、返信と掲載の段階に分けて見る

被リンク営業とは

被リンク営業とは、自社のページを紹介してもらえそうなサイトの運営者に連絡し、記事の中に自社ページへのリンクを張ってもらうよう依頼することです。Googleはリンクに関するベストプラクティスで、ページの関連性を判断するときと、クロールする新しいページを見つけるときに、リンクをシグナルとして使うと説明しています。

リンクを張るかどうかを決めるのは、相手のサイトの運営者です。被リンク営業は、相手の読者に役立つページがあると運営者に知らせる連絡だと考えると、メールに書くべきことが決まります。

Googleのポリシーで避ける被リンク営業の依頼

被リンク営業で避けるのは、リンクの対価を払う依頼と、リンクの交換を条件に相互リンクを重ねる依頼です。Googleの「スパムに関するポリシー」は、検索ランキングを操作することを主な目的としてリンクを作成する行為をリンクスパムと呼んでいます。ポリシーが挙げる例のうち、被リンク営業の依頼に関わるものは次の4つです。

  • リンクやリンクを含む投稿に関して、お金をやり取りすること
  • リンクに関して、物品やサービスをやり取りすること
  • 商品について書いてリンクを設定してもらう代わりに、その商品を送ること
  • リンクする代わりにリンクしてもらう相互リンクを、過剰に行うこと

ポリシーに違反したサイトは、検索結果での掲載順位が下がったり、まったく表示されなかったりすることがあります。

Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
スパムに関するポリシーには、ページまたはサイト全体の掲載順位が下がったり、Google 検索から完全に除外されたりする原因となる動作や手法が詳しく記載されています。
🌐 developers.google.com
外部リンク

一方で、広告やスポンサー活動としてのリンクの売買は、リンクに rel="nofollow" か rel="sponsored" を設定していればポリシー違反にはならない、というのがGoogleの説明です。対価を払うなら被リンク営業ではなく広告の出稿として扱い、rel="sponsored" を付けてもらう前提で頼みます。

Web担当者Web担当者

掲載のお礼に、自社のツールを無料で使ってもらうのもだめでしょうか?

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

リンクを張ってもらう条件として渡すなら、ポリシーの例にある「リンクに関して物品やサービスをやり取りする」に当たります。ツールを試してもらうなら、リンクの依頼と切り離して申し出て、記事に書くかどうかは相手に任せてください。

相互リンクがどこから問題になるかは、相互リンクの判断基準で扱っています。

営業の前に決めるリンク先のページ

被リンク営業で紹介してもらうページは、営業先を探す前に1つに決めます。リンク先が決まっていないと、相手の記事のどこに、なぜ自社のページが要るのかをメールに書けないからです。

紹介してもらいやすいのは、自社で取った調査の結果や、手順を画像付きで説明したページ、無料で使える計算表などです。相手の記事の読者が、続きとして読む理由を持てるページだからです。サービスページやトップページは、相手の読者から見ると売り込みのページなので、紹介する理由を相手が作りにくいと見ています。

💡

リンク先のページは、「相手の記事の読者が、このページで何を得るか」を1文で書けるものにします。1文で書けないページは、営業より先に中身の見直しが必要です。

引用されるページの作り方は、バックリンクとは?SEO効果と引用される記事の作り方で扱っています。

被リンク営業で狙う3種類の営業先

被リンク営業で返事をもらいやすい営業先は、相手の記事に自社のページを載せる理由が、すでにあるページです。理由の種類で分けると、営業先は3種類あります。

被リンク営業で狙う3種類の営業先を示した図

リンク切れのあるページ

リンク切れのあるページは、運営者が直したい不具合を自社が見つけて知らせる形になるので、売り込みに見えにくい営業先です。自社と同じテーマの解説記事や用語集で、リンク先が消えたりエラーになったりしているリンクを探します。

探すときは、記事のリンクを1本ずつ開くか、リンクチェックツールでエラーを返すリンクを洗い出します。消えたリンク先と同じ内容を扱う自社のページが、差し替え先の候補です。

自社名にリンクのないページ

自社の社名やサービス名が書かれているのに、リンクが張られていないページも営業先です。運営者がすでに自社を紹介しているので、リンクの追加は記事の書き直しを伴いません。

Google検索で「"社名" -site:自社のドメイン」と入力すると、自社サイト以外で社名が出てくるページを探せます。社名が一般的な言葉と同じ会社は、サービス名でも検索します。

競合のページにリンクしている記事

同じテーマの競合のページにリンクしている記事は、運営者がそのテーマで外部のページを紹介している営業先です。被リンク調査ツールに競合のページのURLを入れると、リンク元の記事を一覧で見られます。調べ方はAhrefsで被リンクを調べる方法で扱っています。

ただし、競合のリンクを外して自社に替えてほしいとは頼みません。競合のページに無い手順やデータのように、自社のページが相手の記事に足せる情報を示して、参考資料として加えてもらう提案にします。

送る前に営業先を絞る5つの基準

見つけた営業先は、送る前に次の5つの基準で絞り、5つすべてに当てはまる相手にだけ送ります。

  • 相手の記事の読者と、自社ページの読者が同じ
  • 自社のページが、相手の記事に無い情報を足せる
  • 記事の更新日や運営者の発信から、サイトが今も運営されていると分かる
  • 問い合わせフォームかメールアドレスが公開されている
  • 「営業目的の連絡はお断り」と書かれていない

読者が同じかどうかは、相手の記事が答えている疑問と、自社のページが答えている疑問を1文ずつ書き出して比べると判断できます。2つの疑問を同じ人が続けて持つなら、読者は同じです。たとえば相手の記事が「被リンクとは何か」に答えていて、自社のページが「被リンクの調べ方」に答えているなら、相手の読者が次に読む理由があります。

被リンク営業メールの書き方

被リンク営業メールでは、相手の記事のどこを見て、そこに自社のどのページがなぜ合うのかを、本文の最初の段落で書きます。自分の記事の話だと分かれば、運営者はメールを一斉送信の営業と区別して読めるからです。メールは次の6つの部分で組み立てます。

部分

書くこと

件名

相手の記事名と、用件

名乗り

会社名、名前、自社サイトのURL

見た箇所

相手の記事のタイトルと、見出しや段落の位置

提案

自社ページのURLと、相手の読者が得るもの

リンクの案

リンクを置く位置と、リンクの文言の案

結び

張らない判断でもかまわないこと

リンクを置く位置と文言の案まで書くと、相手は記事の編集画面を開くだけで判断できます。リンクの文言は、リンク先の内容が分かる語にします。Googleはアンカーテキストを、リンク先のページについての情報を利用者とGoogleに伝えるものと説明しています。

メールに自社サイトのドメインの強さを示す指標や、実績の一覧を並べる必要はありません。相手が判断に使うのは、自社のページが相手の記事の読者に役立つかどうかです。

被リンク営業メールの6つの部分を上から順に示した図

営業先の種類別のメール例文

被リンク営業メールの例文を、営業先の種類ごとに3つ示します。[]の中は、相手の記事を読んで書き換える箇所です。

リンク切れを知らせるメール

リンク切れを知らせるメールは、不具合の連絡を先に書き、差し替えの提案はその後に置きます。

例文(リンク切れのご連絡)

件名:「[相手の記事名]」のリンク切れのご連絡

[サイト名]ご担当者様

[自社名]の[氏名]と申します。[自社サイトのURL]で、[テーマ]についての記事を公開しております。

「[相手の記事名]」を拝読し、[見出し名]の段落にある「[リンクの文言]」のリンク先が表示されなくなっていることに気づきましたので、ご連絡いたしました。

差し替え先をお探しでしたら、同じく[内容]を扱った弊社の次のページもご検討いただけますと幸いです。

[URL]

弊社のページが合わない場合は、リンクを外していただくだけでも、読者の方が迷わずに済むかと存じます。

ご不要な連絡でしたら、ご返信には及びません。

[署名]

自社名へのリンクを頼むメール

自社名へのリンクを頼むメールは、紹介へのお礼を先に書き、リンクの追加は読者が確かめやすくなる理由とともに頼みます。

例文(ご紹介へのお礼とリンクのお願い)

件名:「[相手の記事名]」でのご紹介のお礼

[サイト名]ご担当者様

[自社名]の[氏名]と申します。「[相手の記事名]」の[見出し名]で、弊社の[サービス名]をご紹介いただいているのを拝見しました。ありがとうございます。

読者の方が[サービス名]の内容を確かめやすいよう、[サービス名]の部分に、次の弊社のページへのリンクを張っていただけないでしょうか。

[URL]

リンクの文言は「[サービス名]」のままで十分です。

ご判断はお任せいたします。今後ともよろしくお願いいたします。

[署名]

自社のページを紹介するメール

自社のページを紹介するメールは、相手の記事のどの見出しを読んだ人に、自社のページが何を足せるかを1文で書きます。

例文(参考資料のご紹介)

件名:「[相手の記事名]」の[見出し名]に関連する資料のご紹介

[サイト名]ご担当者様

[自社名]の[氏名]と申します。「[相手の記事名]」の[見出し名]で、[相手の記事が説明していること]を拝読しました。

弊社では、[自社のページで扱っていること]をまとめたページを公開しております。

[URL]

[見出し名]を読んだ方が[読者が次にすること]を進めるときの参考になるかと思い、ご連絡いたしました。

記事に合うとお考えでしたら、参考資料として加えていただけますと幸いです。合わない場合は、ご返信には及びません。

[署名]

被リンク営業メールを送った後の3つの場面

被リンク営業メールを送った後の対応は、相手の反応によって3つの場面に分かれます。

返信が来たとき

返信が来たときの対応は、返信の内容ごとに次の4つです。

返信の内容

対応

掲載の承諾

お礼を返し、掲載されたかを確かめる

内容への質問

自社のページのどこが相手の記事に合うかを答える

対価や相互リンクの要求

被リンク営業としては断る

断り

お礼を返し、リストに断りの返信を記録する

返信が来ないとき

返信が来ないときの再送は、1回までです。1週間ほど空けて前のメールを引用し、用件を1行に書き直して送ります。

リンクが掲載されたとき

リンクが掲載されたら、相手のページを開き、次の3つが依頼どおりかを確かめます。

  • リンク先のURL
  • リンクの文言
  • リンクが置かれた位置

掲載された後に自社ページのURLを変えるときは、旧URLから新URLへのリダイレクトを設定します。設定しないと、リンクを張ってくれた相手の記事がリンク切れになるためです。

被リンク営業の返信率の見方

被リンク営業の返信率は、送った数ではなく相手に届いた数で割り、返信と掲載の段階に分けて見ます。送った数で割ると、フォームの送信エラーや古いメールアドレスで届かなかった分まで「返事が来なかった」に数えてしまいます。届かなかったのか、読まれて返事が来なかったのかを区別できないと、直すべきものが宛先なのか文面なのかが決まりません。

被リンク営業の送った数から掲載数までの段階と計算式を示した図

3つの率の計算式

被リンク営業の結果は、次の3つの率で見ます。

率

計算式

到達率

届いた数÷送った数

返信率

返信数÷届いた数

掲載率

掲載数÷返信数

届いた数は、フォームなら送信完了の画面が出た数、メールならエラーで戻ってこなかった数です。返信数には、人が書いた返信を承諾も断りも含めて数え、自動返信は含めません。断りの返信も、相手がメールを読んで判断した結果だからです。表の3つの率を掛けると、送った数のうち掲載に至った割合になります。

営業先のリストに作る7つの列

到達率、返信率、掲載率を出すために、営業先のリストに作る列は次の7つです。

  • 営業先のURL
  • 営業先の種類
  • 送った日と連絡手段
  • メール文面の版
  • 届いたかどうか
  • 返信の内容
  • 掲載の有無

送った日を残しておくと、再送の時期と、2回目にも返信が無かった相手を後から拾えます。

率が低いときに見直すもの

到達率、返信率、掲載率のうちどれが低いかで、見直すものが決まります。

低い率

見直すもの

到達率

連絡手段と宛先

返信率

営業先の選び方と、件名・本文の最初の段落

掲載率

提案するページの中身と、相手にかかる手間

どの率が低いかは、ほかの会社の数字ではなく、自社の中で比べて判断します。率は営業先の種類ごとと、メール文面の版ごとに分けて出します。3種類の営業先をまとめて1つの返信率にすると、どの種類の営業先で返事が来ていないのかが分からなくなるためです。

返事は来るのに掲載されないとき、リンク先のページから決め直しませんか

どのページを紹介してもらうかを決めるのは、サイト全体のどのページに検索からの訪問を集めるかという設計です。「滋賀のSEO対策」では、1か月目に現状の分析と設計を行い、2か月目から実行に移ります。オンラインで全国に対応しています。

被リンク営業でよくある質問

被リンク営業で迷いやすい質問は、次の3つです。

nofollowで掲載されたら意味がない?

nofollowが付いたリンクでも、読者がリンクから自社のページを訪れる流れは残ります。Googleのrel属性の説明によると、rel属性でマークアップされたリンクは一般にたどられません。rel属性を決めるのは相手のサイトなので、外してほしいとは頼みません。

問い合わせフォームとメールはどちらで送る?

被リンク営業の連絡は、メールアドレスが公開されていればメールで、公開されていなければ問い合わせフォームで送ります。メールなら件名で記事名と用件を示せて、返信も記録しやすいからです。フォームに件名の欄が無いときは、本文の1行目に記事名と用件を書きます。

断られた相手にまた送ってもいい?

被リンク営業で、同じページの依頼を断られた相手にもう一度送ることはしません。別の新しいページを公開し、そのページが相手の別の記事に合うときに限り、新しい用件として送ります。リストに断りの返信を記録しておけば、同じ依頼を重ねて送る失敗を防げます。

まとめ|被リンク営業は頼むより知らせる

被リンク営業は、リンクを頼む営業というより、相手の記事の読者に役立つページがあると運営者に知らせる連絡です。営業先は、相手の記事に自社のページを載せる理由がすでにあるページから探し、読者が重なる相手にだけ送ります。メールには相手の記事で見た箇所と、リンクを置く位置と文言の案を書き、返信率は届いた数で割って段階ごとに見ます。避けるのは、Googleのポリシーがリンクスパムの例に挙げる、リンクの対価を払う依頼と相互リンクを過剰に行う依頼です。

私たち合同会社Writers-hubは、「滋賀のSEO対策」として、サイトの現状の分析と設計から実行までを月額で請け負っています。

リンクを集めたいページが、まだ決まっていませんか

被リンク営業は、紹介してもらうページが決まってから始める施策です。「滋賀のSEO対策」は月額20万円〜(税別・6か月〜)で、1か月目に現状の分析と設計を行い、2か月目から実行に移ります。毎月の報告と見直しも行い、オンラインで全国に対応し、彦根市とその周辺は訪問もできます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

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