「BingのSEO対策は、Googleで上位に出ていれば、ほかにすることはなさそう」。Bingのガイドラインに並ぶサイトマップや内部リンクなどの項目が、Google向けに済ませた対策と重なるため、そう思われがちです。ところが、Bingには更新したURLをすぐ知らせるIndexNowのように、Google向けの対策では使わない設定があります。しかもMicrosoftは、Bingの検索とCopilotが同じ土台で動くとしているため、対策の結果はAIの答えに名前が出るかまで見て判断します。
本記事では、BingとGoogleの違いから設定の手順、3つのAIにお店や会社の名前が出るかの確かめ方まで、AIの答えに名前が出た回数を毎月計るAI検索対策を行う弊社が順を追ってお伝えします。
- BingとGoogleのSEOは、更新の知らせ方、クロールの速さの指定、AIでの引用の測り方、店舗情報の登録先が違います
- Bingの設定は、Search Consoleからのインポートで始めると、所有権の確認まで一度に終わります
- Bing Webmaster ToolsのAI Performanceでは、Copilotなどで自社のページが引用された回数が分かります
- ChatGPT・Gemini・Claudeの答えに名前が出るかは、同じ質問を3つのAIに聞いて数えます
BingのSEO対策が必要なサイトの見分け方
BingのSEO対策にどこまで手をかけるかは、自社サイトにBingから来ている訪問の数で決めます。GA4のトラフィック獲得レポートを開き、表のディメンションを「セッションの参照元 / メディア」に切り替えます。検索バーに「bing / organic」と入れると、Bingの自然検索から来た訪問が表示されます。
「google / organic」の行と並べ、Bingからの訪問のうち問い合わせや購入に至った数も見ます。Bingからも問い合わせが来ているなら、Bing向けの設定を先に済ませます。
Bingからの訪問が少ないサイトでも、Bing Webmaster Toolsへの登録は済ませておきます。Search Consoleに登録済みなら、インポートだけで所有権の確認まで終わるからです。MicrosoftのBingウェブマスターガイドラインは、Bingの検索とCopilotが同じクロール、インデックス、ランキングの土台で動くとしています。
BingとGoogleのSEOの4つの違い
BingとGoogleのSEOの違いは、更新の知らせ方、クロールの速さの指定、AIでの引用の測り方、店舗情報の登録先の4つです。サイトマップやtitle、重複したURLのまとめ方といった基本の項目はBingのガイドラインにも並び、Google向けのSEOと変わりません。
違い | Bing | |
|---|---|---|
更新の知らせ方 | IndexNowでURLの追加・更新・削除を知らせられる | IndexNowの参加先に無く、サイトマップとURL検査で知らせる |
クロールの速さの指定 | robots.txtのcrawl-delayを読み、管理画面でも時間帯ごとに変えられる | robots.txtのcrawl-delayをサポートしていない |
AIでの引用の測り方 | AI Performanceで、Copilotなどに引用された回数を検索と分けて見られる | AIによる概要やAIモードの表示は、Search Consoleの「ウェブ」の数字に含まれる |
店舗情報の登録先 | Bing Places for Business | Googleビジネスプロフィール |

4つのうち、気づかないままBingにだけ効いてしまうのがcrawl-delayです。Googleのrobots.txtの仕様は、crawl-delayをサポートしないと書いています。一方のBingは、robots.txtのcrawl-delayを、Bing Webmaster Toolsのクロールの調整で決めた速さより優先します。
サーバーの負荷を抑えるために昔書いたcrawl-delayが残っていても、Googleには影響が出ません。Bingだけが、crawl-delayの値に合わせてクロールの間隔を空けます。robots.txtを開き、crawl-delayの行があるかを確かめます。
BingのSEO対策の設定手順
BingのSEO対策の設定は、Search Consoleに登録済みのサイトなら、次の6つの手順で進めます。お店や事務所が無いサイトは、店舗情報の登録を飛ばします。
Bing Webmaster Toolsにサインインし、Search Consoleからのインポートを選びます。Bingのヘルプのとおり、Search Consoleで確認済みのサイトとサイトマップが取り込まれ、所有権も自動で確認されます。Search Consoleを使っていないサイトは、URLを入れて手動で追加し、XMLファイルやmetaタグなどで所有権を確かめます。
インポートしたサイトでは、Search Consoleに登録してあるサイトマップも引き継がれます。Bingのガイドラインは、サイトマップに正規のURLだけを載せ、削除やリダイレクトをしたURLはすぐに外すよう求めています。更新日を示すlastmodも、実際に直した日に合わせます。
IndexNowは、ページの追加・更新・削除をその場で検索エンジンに知らせる仕組みです。BingのIndexNowの案内によると、WordPressならYoastやRank Mathなどのプラグインで有効にできます。Cloudflareを使うサイトは、Crawler Hintsで有効にできます。どれも使えないサイトは、キーのファイルをサイトに置き、URLを送る仕組みを作ります。
robots.txtでBingbotを止めていないかと、crawl-delayが残っていないかを確かめます。metaタグも見直します。Bingのガイドラインによると、NOARCHIVEを入れたページはCopilotの答えに使われません。NOCACHEを入れたページは、Copilotの答えにURLとタイトルとスニペットだけが使われます。
お店や事務所があるなら、Bing Places for Businessにも登録します。Bing Placesは日本でも使える無料のサービスで、Googleビジネスプロフィールから店名や住所、営業時間などを取り込めます。Bing Placesのヘルプでは、Google側で確認済みの店は自動で確認され、通常7〜12日で公開されます。取り込んだ店舗情報はBing Placesの画面では直せないため、営業時間などはGoogle側を直してから同期します。
Bing Webmaster Toolsでは、サイトを追加してから通常48時間で数字が出始めます。検索パフォーマンスで、クリック数、表示回数、平均掲載順位をキーワードとページごとに見て、Googleの順位と大きく違うページを探します。

登録の画面ごとの操作と、所有権の確認方法の選び方は、Bing Webmaster Toolsの登録手順と使い方にまとめています。
BingのAI Performanceで分かること
BingのAI Performanceで分かるのは、Microsoft Copilot、BingのAIの要約、一部の提携先のAIの答えで、自社のページが出典として示された回数です。AI Performanceは、2026年2月にBing Webmaster Toolsの公開プレビューとして始まったレポートです。
レポートでは、引用の合計数やページごとの引用の回数、AIが自社のページを探すときに使った語句などを、期間を選んで見られます。ただし、Bingのヘルプは、引用はクリックや訪問を表さず、表示されるのは引用の全件ではなく一部を抜き出したデータだとしています。
提携先のAIの名前は示されていません。また、数えるのはページが出典として示された回数で、答えの文にお店の名前が出た回数ではありません。
Bing Webmaster Toolsで引用の回数が見られるなら、ChatGPTやGeminiでの出方も分かりますよね。
編集部
ChatGPT・Gemini・Claudeの答えにお店の名前が出るかは、AI Performanceからは分かりません。それぞれに同じ質問をして、名前が出た回数を数えます。


AIの答えにお店の名前が出るかの確かめ方
AIの答えにお店や会社の名前が出るかは、地元のお客様が聞きそうな質問をChatGPT・Gemini・Claudeにそのまま聞き、名前が出た回数を数え、紹介のされ方も見て確かめます。質問は「彦根でおすすめの整体は?」のように、お店の名前を入れず、お客様が探すときの言い方で作ります。
同じ質問を毎月同じ言い方で聞くと、名前が出た回数を前の月と比べられます。質問30問で数える手順と結果の読み方は、AI検索で自社が表示されない理由と確かめ方で紹介しています。
滋賀県内のお店や会社なら、Writers-hubの「滋賀のLLMO対策・AI検索対策」のページにあるAIおすすめチェックで、同じ確かめ方をその場で試せます。手順は次の3つです。
AIおすすめチェックでは、業種を入れ、滋賀県の市や町を選び、お店や会社の名前を入れます。
AIおすすめチェックで「AIに聞いてみる」を押すと、ChatGPT・Gemini・Claudeに、地元のお客さんが聞きそうな質問を5つずつ聞きます。
答えに名前が何回出たかが、その場で表示されます。無料で、メールアドレスの登録は要りません。
Bingの設定と同じ日に、AIでの名前の出方も確かめませんか
Bing Webmaster Toolsの設定を済ませた日に試しておくと、ページを直した後の回数と比べる起点になります。滋賀県内のお店や会社なら、業種と地域と名前を入れるだけで、3つのAIの答えに名前が何回出るかが分かります。
自分で計るか相談するかの決め方
Bingの設定と3つのAIでの計測を自分で続けるか相談するかは、毎月の記録に使える時間と、名前が出なかったときに直す場所を決められるかで決まります。Bingの設定は一度済ませれば終わりますが、30問を3つのAIに聞くと、毎月90の答えを読むことになります。
自分で続けられるのは、次の3つがすべて当てはまるときです。
- 毎月同じ日に、同じ質問を3つのAIに聞く時間を取れる
- 答えに出た名前と紹介の内容を表に残し、前の月と比べられる
- 名前が出なかった質問で、答えに挙がった同業者のページを読み、自社のページを直せる
1つでも難しければ、計測と直す作業を任せる方法があります。Writers-hubの「滋賀のLLMO対策・AI検索対策」は、お客様が聞きそうな質問30問を3つのAIに聞き、名前が出た回数と紹介のされ方を毎月報告します。1か月目に計測と設計をし、2か月目から実行します。
料金は月額20万円〜(税別)で、契約は6か月からです。AIの回答に名前が出ることは、お約束していません。オンラインのほか、彦根市とその周辺は訪問もできます。県外はオンラインで対応します。
どの質問で同業者の名前だけが出ているか、知りたくありませんか
詳しい診断(無料)では、質問30問をChatGPT・Gemini・Claudeに聞き、同業者と比べて名前が出た割合、AIの間違い、すぐできる直し3つを、3営業日以内にメールでお返しします。申し込みは「滋賀のLLMO対策・AI検索対策」のページからできます。
BingのSEO対策のよくある質問
BingのSEO対策について、よくある質問に4つ答えます。
Bing Webmaster Toolsは無料?
Bing Webmaster Toolsは無料で使えます。Microsoftの公式ブログによると、Microsoftのアカウントのほか、GoogleやFacebookのアカウントでもサインインできます。
IndexNowで送ればすぐインデックスされる?
IndexNowでURLを送っても、すぐにインデックスされるとは限りません。IndexNowのよくある質問は、送ったURLをクロールするかどうかは、クロールの割り当てや品質の判断で決まると書いています。1つの検索エンジンに送ったURLは、IndexNowに参加するほかの検索エンジンにも共有されます。
Bingは何を見て順位を決めている?
MicrosoftのBingが検索結果を提供する方法は、Bingが順位を決める主なパラメーターを、おおむね重要な順に次の6つとしています。
- 関連性
- 品質と信頼性
- ユーザーエンゲージメント
- 鮮度
- 場所と言語
- ページの読み込み時間
ユーザーエンゲージメントでは、検索した人が結果をクリックしたか、すぐにBingへ戻ったか、検索の言葉を言い直したかを見ます。6つの重みは検索ごとに違い、時とともに変わることがあります。
Copilotに引用されるための特別な対策は要る?
Bingのガイドラインは、クロールのしやすさやインデックスの正確さを支えるSEOが、Copilotの答えで出典に選ばれることも支えるとしています。ただし、SEOが順位を約束しないのと同じく、AIの答えで引用されることも保証されないと書いています。

まとめ|Bing対策の結果はAIでの名前の出方まで見る
BingのSEO対策は、Search Consoleからのインポートで登録すれば、残りはサイトマップ、IndexNow、robots.txtとmetaタグの確認です。お店や事務所があれば、Bing Placesにも登録します。
Bing Webmaster ToolsのAI Performanceで見られるのは、Copilotなどで自社のページが引用された回数までです。Bing対策は、3つのAIの答えにお店の名前が出るかまで含めて見ます。
私たち合同会社Writers-hubは、滋賀のLLMO対策・AI検索対策を行っています。お客様が聞きそうな質問30問をChatGPT・Gemini・Claudeに聞き、名前が出た回数と紹介のされ方を毎月報告します。
Bingの設定の後、AIでの名前の出方を毎月追う時間はありますか
「滋賀のLLMO対策・AI検索対策」では、1か月目に30問の計測と設計をし、2か月目から実行します。彦根市とその周辺は訪問もでき、県外のお店や会社にはオンラインで対応します。







