BLOG

インデックス数とは?調べ方と目安の決め方から増やし方まで解説

インデックス数は、件数だけを見ても多いか少ないかを判断できません。サーチコンソールでサイトマップに載せたページだけに絞り、そのうち何件が登録されているかを見てください。送信したページの登録が減っていれば原因を調べ、送信していないURLの登録が増えていれば整理する、という順で判断するのがよいと考えています。

サイトマップに載せたページの束と、検索エンジンに登録されたページの束を天秤の両側に置き、登録された件数を送信した件数と見比べている図。

「インデックス数が多いサイトほど、検索で上位に出やすい」。件数という1つの数字は、増えれば成長、減れば後退と読めるため、アクセス数や記事数と同じ感覚で追いたくなります。競合サイトをsite:検索して自社の何倍もの件数が出ると、記事の本数を増やさなければと考える担当者の方もいるはずです。

しかし、弊社はこれまで多くの企業サイトで記事を制作し、公開したあとの検索での動きまで見てきました。その経験から言えるのは、インデックス数は、検索に出したいページの数と並べて初めて良し悪しが分かるということです。全体の件数には一覧ページや重複したURLも混ざるため、件数が増えていても読んでほしい記事が検索から外れていることがあります。

本記事では、インデックス数の意味と調べ方から、目安の決め方、増減したときの読み方、増やす手順まで、記事を作って公開後の運用も手がける立場で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • インデックス数は、検索結果に出る候補として検索エンジンに登録されたページの数
  • 正確な件数はサーチコンソールの「ページ」レポートで見て、site:検索の件数は概数として扱う
  • 目安は他社の件数ではなく、サイトマップで送信したページのうち何件が登録されたかで決める
  • 送信したページの登録が減ったら原因を調べ、送信していないURLの登録が増えたら整理する
  • 増やすときは、サイトマップの確認、内部リンク、URL検査のリクエストの順に進める

インデックス数とは何を表す数字か

インデックス数とは、Googleなどの検索エンジンがページの中身を読み取り、データベースに登録したページの数です。登録されたページだけが検索結果に出る候補になり、登録されていないページはどの語で検索されても表示されません。

公開したページのうち一部だけが検索エンジンに登録され、その件数がインデックス数になる様子

インデックス数が多いほど順位が上がる、という関係はありません。順位は検索された語ごとにページ単位で比べられます。登録済みのページが何千件あっても、その語に答えるページが無ければ上位には出ません。

件数が意味を持つのは、検索の入口になれるページの数としてです。

インデックス数の2つの調べ方

インデックス数を調べる方法は、Google検索でsite:を使う方法と、Google Search Consoleで見る方法の2つです。自社サイトの正確な件数はサーチコンソールで、競合サイトのおおよその件数はsite:検索で調べます。

site:検索で概数を調べる

site:検索では、Googleの検索窓に `site:example.com` のようにドメイン名を続けて入れると、そのドメインで登録されているページが一覧で出ます。`site:example.com/blog/` とディレクトリまで書けば、ブログの記事だけに絞れます。

site:検索はサイトの所有権の確認が要らないため、競合サイトにも使えます。ただしGoogleの公式資料には、site:演算子は登録済みのURLをすべて返すわけではなく、件数を調べる用途では網羅的でないと書かれています。

検索演算子「site: 」の使い方 | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
Google 検索の検索コマンド「site:」は演算子で指定したウェブサイトの検索結果の確認や検証に役立ちます。具体例とともに使い方、また使用に関する注意事項を説明します。
🌐 developers.google.com
外部リンク

サーチコンソールで正確な件数を見る

自社サイトのインデックス数は、Google Search Consoleの「ページ」レポートで確かめます。サーチコンソールは、サイトの所有権を確認した人だけが使えます。

1
STEP
1. 自社サイトのプロパティを開く

サーチコンソールにログインし、所有権を確認済みの自社サイトを選びます。

2
STEP
2. インデックス作成の「ページ」を開く

左のメニューの「インデックス作成」から「ページ」を開くと、登録済みと未登録のページ数がグラフで表示されます。

3
STEP
3. サイトマップで送信したページだけに絞る

レポート上部の絞り込みを、すべての既知のページから、送信したサイトマップに載っているページだけに切り替えます。切り替えた後の登録済みの件数が、検索に出したいページのうち実際に登録された数です。

未登録のページは、登録されていない理由ごとに件数とURLの例が並びます。個別のページを調べるときは、画面上部のURL検査にURLを貼ると、登録済みかどうかと最後にクロールされた日が分かります。

インデックス数の目安は送信したページ数で決まる

インデックス数の目安は、何件あれば良いという決まった数ではありません。サイトマップで送信したページのうち、何件が登録されているかで決まります。サイトの規模も業種も違う他社と件数を比べても、自社の件数が足りているかは分かりません。

では、なぜ送信したページを基準にするのか。サイトマップは、検索に出したいページとして自社が選んだURLの一覧だからです。すべての既知のページで数えた件数には、タグ一覧やページ送り、並び替えのパラメータが付いたURLも含まれます。一覧ページやパラメータ付きURLの登録が増えても、読んでほしい記事が検索に出ているかどうかは分かりません。

サイトマップで送信したページのうち、登録されたページと未登録のページを分けて見る図

たとえばサイトマップに記事を200件載せていて、送信済みに絞った登録済みが150件なら、残りの50件がまだ検索に出ていない記事です。未登録の50件のURLを見れば、どの記事から手を入れるかが決まります。

Web担当者Web担当者

競合サイトはsite:検索で数千件出るのに、うちは数百件しか出ません。記事の本数を増やしたほうがよいでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

件数の差だけで本数を決めないほうがよいです。site:検索の件数は概数ですし、他社の件数には一覧ページや絞り込みのURLも混ざっています。先に自社のサーチコンソールで送信済みのページに絞り、登録されていない記事が残っていないかを見てください。残っているなら、その記事を直すほうが新しく書くより早く検索に出ると見ています。

記事数と登録件数の差のうち、放っておいてよい差と直すべき差の分け方はSEOのインデックスとは?確認方法と数を増やす前の判断で詳しく扱っています。

インデックス数が増減したときの読み方

インデックス数の増減は、送信したページの登録と、送信していないURLの登録のどちらが動いたかで意味が変わります。レポートの絞り込みを送信済みのページと未送信のページに切り替え、どちらの件数が動いたかを先に確かめてください。

動いた件数

考えられる原因

すること

送信したページで登録された件数が増えた

公開した記事が登録された

新しく公開した記事が含まれているかURLで確かめる

送信したページで登録された件数が減った

noindexの誤設定、URLの変更、中身が評価されず外れた

外れたURLを未登録の理由で確かめて直す

送信していないURLで登録された件数が増えた

タグ一覧、パラメータ付きURL、テスト用のページが登録された

検索に出す必要のないURLをnoindexやcanonicalで整理する

送信していないURLで登録された件数が減った

重複したURLが代表のURLにまとめられた

記事がサイトマップから漏れていないかだけ確かめる

とりわけ見落とされがちなのが、全体の件数が変わらないまま中身が入れ替わる場合です。送信したページで登録された件数が30件減り、送信していないURLで登録された件数が30件増えると、グラフの線は横ばいのまま、読んでほしい記事が30件検索から外れています。全体の件数だけを追っていると、送信したページのうち登録されている件数が減ったことに気づけません。

全体の件数が変わらないまま、送信したページの登録が減り、送信していないURLの登録が増えている様子

送信したページのうち登録されている件数が減ったときは、外れたURLの未登録の理由を読みます。「noindexタグによって除外されました」なら設定を戻し、「重複しています」で始まる理由なら、どのURLが正規として選ばれたかをURL検査で確かめます。設定の見直し方はnoindexの書き方と効かないときの原因とcanonicalタグの書き方と反映されないときの確認手順にまとめています。

送信した記事のうち、どれが検索から外れているか洗い出せていますか

弊社では、送信したページの登録状況と未登録の理由を1件ずつ見て、設定を直す記事、書き直す記事、統合する記事に分けてから手を入れています。

インデックス数を増やす手順

インデックス数を増やす手順は、サイトマップの確認、内部リンクの追加、URL検査からのリクエストの順です。増やす対象は、送信済みに絞ったときに未登録になっている記事に限ります。

1
STEP
1. サイトマップに記事のURLが入っているか確かめる

CMSが自動で作るサイトマップを開き、未登録の記事のURLが載っているかを見ます。載っていなければ、記事が非公開やnoindexの設定になっていないかを確かめます。

2
STEP
2. 登録済みの関連記事から内部リンクを張る

同じテーマで既に検索から人が来ている記事の本文から、未登録の記事へリンクを張ります。どこからもリンクされていない記事は、クローラーに見つけてもらいにくくなります。

3
STEP
3. URL検査で登録をリクエストする

URL検査に未登録の記事のURLを入れ、インデックス登録をリクエストします。1日に送れる件数には上限があるため、優先したい記事から送ります。

4
STEP
4. 登録されない記事は書き直すか統合する

手順1〜3を済ませても登録されない記事は、同じ疑問に答える別のページに中身で負けていることが多いと見ています。似た内容の記事が自社内にあれば1本に統合し、無ければ検索した人の疑問に答える内容へ書き直します。

リクエストは新しいページがあると伝える手段で、登録するかどうかはGoogleが決めます。レポートに「クロール済み - インデックス未登録」と出ている記事は、Googleが中身を読んだうえで登録していない状態なので、何度リクエストを送っても結果は変わりにくいはずです。リクエストの操作はGoogleのインデックスの仕組みと登録方法で、未登録の理由ごとの対処はGoogleにインデックスされない原因と対処法で扱っています。

書き直しても登録されない記事が、いくつも残っていませんか

Googleが読んだうえで登録しない記事は、設定ではなく中身の問題です。弊社は検索した人が何を知りたいのかを調べるところから記事を作り直し、公開後に登録されたかまで確かめています。

インデックス数に関するよくある質問

インデックス数はどのくらいの頻度で確認すればよいですか

定期的に記事を公開しているサイトなら、月に1回、送信済みに絞った登録済みの件数を前の月と比べれば足ります。サイトのリニューアルやURLの変更、CMSの設定変更をした後は、1〜2週間のうちに一度確かめてください。

登録済みの件数が公開した記事数より多いのはなぜですか

記事以外のURLも登録されているからです。未送信のページだけに絞ると、どのURLが記事以外で登録されているかを確かめられます。

site:検索とサーチコンソールで件数が違うのはなぜですか

site:検索の件数は概数で、登録済みのURLをすべて返すものではないからです。自社サイトの件数はサーチコンソールの値を使い、site:検索の件数は他社の規模を見る目安にとどめてください。

まとめ|インデックス数は件数より登録の割合で読む

インデックス数は、検索結果に出る候補として登録されたページの数で、多いほど順位が上がるものではありません。正確な件数はサーチコンソールの「ページ」レポートで見て、site:検索の件数は概数として扱います。

目安は他社の件数ではなく、サイトマップで送信したページのうち何件が登録されたかで決まります。増減を見るときは、送信済みと未送信のどちらが動いたかを分けてください。送信したページのうち登録されている件数が減っていれば原因を調べ、送信していないURLで登録された件数が増えていればURLを整理します。増やす対象は、送信したのに登録されていない記事だけです。

私たち合同会社Writers-hubは、検索から人を呼ぶ記事の企画と制作から、公開後の登録状況の確認と手直しまでを手がけています。送信した記事のどれが登録されていないか、どこから直せばよいかを決めきれない段階でもご相談いただけます。

登録されていない記事を、直すか書き直すかで迷っていませんか

サーチコンソールの画面を一緒に見ながら、未登録の記事の理由を確かめ、設定を直すもの、書き直すもの、統合するものに分けてご提案します。今のサイトの規模と公開している記事の本数を伺うところから始めます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。