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LP作成ツールの選び方|広告用と検索用で変わるタイプ別の比較

ツールを比べる前に、そのLPをどこから来た人に見せるのかを1つ決めてください。広告なら複製のしやすさと計測タグ、検索なら独自ドメインと見出しの構造が優先条件になり、候補は自然に絞られます。無料プランで作り始めても構いませんが、独自ドメインを設定できるかと原稿を持ち出せるかだけは、先に確認しておくと後戻りが減ります。

1枚のランディングページに向かって広告と検索という2つの入口から人が流れ込み、入口ごとにツールへ求める条件が分かれていく様子を示した図。

「LPくらいなら、ツールを使えば自分で作れそうだ」。制作会社に見積もりを依頼する前に、そう考える方は多いでしょう。ツール各社が「専門知識は不要」「30分でページが完成」と打ち出しているため、作ること自体はもう難しくないと受け取られやすくなりました。実際、ページを1枚公開するところまでなら、おおむねそのとおりに進みます。

しかし、企業のWebコンテンツを作り、公開後の書き換えまで引き受けてきた弊社の立場から言えるのは、LP作成ツールが短くするのは公開までの時間だということです。問い合わせが入るかどうかを分けているのは、公開したあとにそのページへ何回手を入れられるかのほうだと見ています。

本記事では、LP作成ツールを用途別の4タイプに分けた比較から、無料プランで進めなくなる場所、自作と外注の線引きと費用の目安まで、Webコンテンツを作る側の視点で順に整理します。

この記事でわかること
  • LP作成ツールが引き受ける工程と、自社に残る工程の境目
  • 広告用と検索用で条件が入れ替わる、4タイプの比較
  • 無料プランで作れる範囲と、2か月目に止まりやすい場所
  • 契約前に社内で決めておく5つの項目
  • 自作と外注の線引き、外注したときの費用の目安

LP作成ツールが引き受ける工程

LP作成ツールは、ランディングページを公開するまでに必要な作業を1つの画面にまとめたサービスです。デザインの作成、HTMLとCSSの記述、サーバーの契約と設置、フォームの実装。制作会社に依頼すると別々の担当者が動くこれらの工程を、テンプレートの選択と文字の差し替えに置き換えたものだと考えると、輪郭がつかみやすくなります。

工程

制作会社に依頼した場合

ツールを使った場合

構成と原稿

打ち合わせのうえライターが執筆

自社で用意する

デザイン

デザイナーが1から作成

テンプレートを選んで差し替える

コーディング

エンジニアがHTMLとCSSを記述

画面上の操作で完了する

サーバーとドメイン

契約と設定を代行

ツール側の環境をそのまま使う

フォーム

個別に実装

標準機能を配置する

公開後の修正

依頼して数日待つ

その場で書き換える

表を縦に見ていくと、ツールが肩代わりしているのはデザインから設置までで、構成と原稿の工程はそのまま自社に残ることがわかります。ここを見落としたまま契約すると、管理画面にログインしたあとで手が止まります。

LP公開までの工程のうちツールが担う範囲

LPとホームページで変わるツールの適性

LPとホームページの違いは、1ページか複数ページかで説明されることが多いところです。ただ、ツール選びで効いてくるのは出口の数のほうになります。ホームページには会社概要、採用情報、サービス一覧と複数の出口があり、訪問者はそのどれかへ進む。LPは申し込みか問い合わせのどちらか1つだけを出口にして、それ以外のリンクを意図的に置きません。

この違いは、テンプレートの設計思想に表れます。ページを何十枚も作れることを売りにしたツールは、回遊させる前提でヘッダーのメニューが最初から組み込まれている。LPに使うなら、そのメニューを外せるかどうかを最初に確かめてください。外せない仕様のまま公開すると、せっかく読み進めた人が会社概要へ抜けていきます。

ツールを使っても自社に残る作業

先ほどの表で「自社で用意する」となっている行が、そのまま残る作業になります。誰に向けたページなのか、何を約束するのか、その根拠として何を出すのか。ここは選んだツールがどれであっても変わりません。

比較記事がテンプレート数や操作性の話に集まりがちなのは、この部分がツールの評価軸に乗らないからでしょう。後半で改めて扱いますが、公開したLPが動かないときの原因は、たいていこの残った工程のほうに集まっています。

関連記事:コンテンツマーケティングの基礎知識を総まとめ|やり方から成果につなげる方法まで徹底解説

用途で変わるLP作成ツールの4タイプ

比較記事の多くは、無料か有料かでツールを並べます。価格は分かりやすい軸ですが、これで絞っても候補は10本以上残ってしまう。もう一段実務に近い軸を置くなら、そのLPをどこから来た人に見せるのかで切るほうが早く決まります。広告のクリック先として使うのか、検索から入ってくる人を受けるのか、予約や決済まで1枚で終わらせたいのか。用途が違えば、必要になる機能はほとんど重なりません。

広告の受け皿型検索の受け皿型*予約・決済一体型既存サイト追加型
主な使いどころ広告のクリック先を差し替えて検証する記事や検索から来た人を申し込みまで運ぶ教室・サロン・イベントの申し込みを受ける運用中のサイトにLPを1枚足す
独自ドメインの必要性低い高い中くらい既存ドメインを使う
ページの複製と量産
見出しなどHTML構造の調整
予約・決済の内蔵機能×追加で導入する
公開までの速さ

推奨として印を付けたのは検索の受け皿型です。理由は成果の残り方にあります。広告の受け皿型は出稿を止めた月にアクセスもゼロへ戻りますが、検索から人が来る形は、記事とLPが残っているかぎり翌月以降も動き続ける。ただし、立ち上がるまでに数か月かかるという弱点は正直にお伝えしておきます。今週中に商談を作らなければならない状況なら、広告の受け皿型から始めるほうが理にかなっています。

広告のクリック先として使うなら

優先条件は、複製のしやすさと計測タグの設置可否の2つです。広告のLPは1枚では終わりません。訴求を変えた3パターンから5パターンを並べて反応を見る運用が前提になるため、ページを複製して見出しだけ差し替える操作が数クリックで済むかどうかが、そのまま検証できる本数に効いてきます。

一方、このタイプでは検索エンジン向けの細かい設定をほとんど使いません。広告からしか人が来ないページに、見出しの階層を作り込む理由が薄いためです。比較表で「見出しなどHTML構造の調整」を低く付けているのは、機能が劣るという意味ではなく、優先度が下がるという意味になります。

検索から入ってくる人を受けるなら

条件が入れ替わります。独自ドメインが使えること、見出しの階層を自分で決められること、表示速度が極端に落ちないこと。この3つが揃っていないと、検索結果に載るまでの時間が延びます。

とりわけ効いてくるのが独自ドメインです。ツール提供元のドメインの下に置かれたページは、自社サイトとは別のサイトとして扱われます。自社ブログの記事からリンクを送っても、同じドメイン内で回したときのようには積み上がりません。

※ ページの表示速度や操作のしやすさが検索での評価に関わる点は、Googleが公開している検索セントラルの資料で説明されています。

ページ エクスペリエンスと Google 検索結果への影響 | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
ページ エクスペリエンスとは、ページ内の情報以外のユーザー体験に関するシグナルの総称です。各シグナルの詳細と最適化方法、検索結果への影響について説明します。
🌐 developers.google.com
外部リンク

このタイプで名前が挙がりやすいのは、デザインの自由度が高いSTUDIOWix、そして既存サイトと同じ環境に置けるWordPressです。共通しているのは、独自ドメインを前提にした設計になっている点になります。

予約や決済までページ内で終えるなら

教室、サロン、セミナー、オンライン講座のように、申し込みから入金までを1枚で完結させたい場合は、フォームの先の機能で選ぶことになります。予約枠の管理、カード決済、会員向けのメール配信。これらを外部サービスとつなぎ込むと、連携の設定作業と月額費用が別に発生します。最初から内蔵しているペライチジンドゥーのようなツールを選ぶほうが、運用の手間は少なくて済むでしょう。

確認しておきたいのは決済手数料の扱いです。月額とは別に、売上に対する手数料がかかる設計が一般的で、単価の高い商材ほど総額が変わります。月額の安さだけで決めると、半年後の請求書で気づくことになります。

運用中のサイトにLPを足すだけなら

すでにWordPressなどでサイトを持っているなら、新しいツールを契約する前に、いま使っているCMSでLPが作れないかを確かめてください。ページ単位でヘッダーとフッターを外せるテーマなら、追加費用なしでLPの体裁は整います。

ドメインが分かれない、管理画面が増えない、解約でページが消えない。この3点は導入時には地味に見えますが、2年3年と運用するほど効いてきます。

用途別に見たLP作成ツールの選び分け

用途を1つに決めた時点で、候補は3つか4つまで絞れます。そこから先の比較は、機能表よりも実際の管理画面を触ってみるほうが速い。多くのツールが無料枠か試用期間を用意しているため、上位2つを同時に触って決める進め方が現実的です。

検索から人を連れてくる前提でLPを置くなら

検索の受け皿としてLPを使う場合、成果を決めるのはページ単体ではなく、そこへ人を送る記事の側です。Writers-hubでは、どのキーワードで記事を作りLPへつなぐかという設計から、記事の制作までをお引き受けしています。

関連記事:ABテストツールの選び方|タイプ別比較と導入前に確かめる必要アクセス数

無料プランで作れる範囲と止まる場所

無料でLPが作れるという説明は、おおむね本当です。主要なツールには無料で始められる枠が用意されており、テンプレートを選んで文字と写真を差し替えれば、その日のうちにページを公開できます。問題は、どこで止まるかのほうにあります。

  • 独自ドメインが使えず、ツール提供元のドメインの下にページが置かれる
  • ページの下部や隅に、提供元のロゴや宣伝が表示される
  • 作れるページ数やフォームの受信件数に上限がある
  • アクセス解析や広告の計測タグを埋め込めない
  • 作ったページをHTMLとして書き出して持ち出せない

並べてみると傾向が見えます。無料プランで止まるのは作る手前ではなく、公開したあとの拡張のほうです。ページは作れるのに、広告を出そうとするとタグが入らない、検索から集めようとするとドメインが分かれている、問い合わせが増えるとフォームの上限に当たる。使い始めて2か月ほど経ってから気づく項目が多く、そのときには原稿も写真も無料プランの中に溜まっています。

無料プランで試すこと自体は合理的な進め方です。ただし本番として使い続けるつもりなら、有料プランへ切り替えたときに独自ドメインを設定できるか、作ったページをそのまま引き継げるかを、契約前に確認してください。プランの切り替えでURLが変わる仕様だと、広告の審査もリンクの評価もやり直しになります。

割り切り方としては、無料プランは「そのツールで運用を続けられるかを確かめる期間」と考えるのが扱いやすいところです。3週間ほど触って、書き換えの操作が苦にならないと判断できたら有料へ移る。触るのが面倒だと感じたなら、別のツールを試す。この判断のために無料枠を使うと、費用も時間も無駄になりません。

関連記事:CMSとWordPressの違いを整理|4タイプの比較と、更新が続く選び方

ツールを選ぶ前に決めておく5つのこと

機能の比較表を開く前に、社内で決めておくと候補が一気に絞れる項目があります。どれも予算の話ではなく、公開したあとの運用の話です。

  • 公開後にページを触るのは誰か(役割名ではなく担当者名まで決める)
  • そのLPに人を連れてくる手段は広告か、検索か、SNSか
  • フォームが届いた先で、誰がどのくらいの時間で返信するか
  • 独自ドメインを使うか、ツール提供元のドメインで足りるか
  • 契約をやめたとき、ページと問い合わせ履歴をどう残すか

このうち最初の項目が決まっていない状態で契約すると、更新はほぼ止まります。「マーケティング担当」「Web担当」という役割名ではなく、名前を挙げて決めてください。ツールの操作自体は簡単でも、書き換える文言を考える作業には時間が要る。担当者が兼務で忙しければ、その時間から先に削られていきます。

3つ目も見落とされやすい項目です。LPの成果は問い合わせ件数で測られがちですが、届いたフォームへの返信が翌営業日になっている間に、相手が他社と話を進めていることは珍しくありません。通知を誰のスマートフォンへ飛ばすかまで、公開前に決めておきましょう。

5つ目については、次の章でくわしく扱います。ここではひとまず、契約をやめる場面を想像しながらツールを見る視点があるとだけ覚えておいてください。

成果を分ける「公開後に直せるか」

ここが本記事でいちばんお伝えしたい点になります。ツールを比べるとき、多くの人は「作れるか」を見ます。テンプレートの数、操作の分かりやすさ、公開までの速さ。どれも意味のある指標ですが、公開から半年後に効いてくるのは別の項目です。選ぶ基準は、作れるかではなく、あとから直せるか。この差は導入時にはまったく見えません。

直せる形かどうかは、3つの観点で確かめられます。1つ目は、レイアウトを崩さずに見出しや本文だけを差し替えられるか。2つ目は、変更を元に戻せるか。3つ目が、中身を持ち出せるかです。

とりわけ重いのが3つ目になります。ツールを解約するとページも消える設計が一般的で、HTMLとして書き出せる製品はそれほど多くありません。公開から2年が経ち、そのLPが毎月いくつかの問い合わせを生んでいる状態になると、ツールを乗り換える判断は下しにくくなる。値上げの案内が届いても受け入れるしかない、という相談は実際に届きます。

💡

LPの原稿を、ツールの中だけに置かないでください。見出し、本文、ボタンの文言、フォームの項目、自動返信メールの文面を、社内のドキュメントにも同じ内容で残しておく。この一手間があると、ツールを乗り換えるときの作業が原稿の貼り直しだけで済みます。

そして、直せる形かどうかを確かめるいちばん確実な方法は、公開してから最初の1か月で実際に3回書き換えてみることです。ファーストビューの見出し、申し込みボタンの文言、フォームの項目数。この3か所を触ってみると、そのツールで運用を続けられるかが判断できます。触ってみて手間だと感じたなら、半年後にはまず触らなくなるでしょう。

ツールで作っても問い合わせが増えないとき

ツールを導入し、テンプレートに沿ってページを1枚作った。公開して広告も回した。それでも問い合わせが月に1件か2件から動かない。この相談は、使っているツールの種類を問わず届きます。

原因を順に潰していくと、ツールの選定ミスにたどり着くことはあまりありません。多くは、ページに載っている言葉のほうに集まります。

経営者経営者

テンプレートの構成どおりに、サービスの特長と料金と会社概要を入れました。それでも問い合わせが来ないのですが、デザインの問題でしょうか。

デザインを疑いたくなる気持ちは分かります。ただ、直す順番としては後ろのほうです。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

先に見ていただきたいのは、ファーストビューの見出しです。多くの場合そこに入っているのは、自社のサービス名と「〜を支援します」という説明で、読んだ人が自分の状況と結びつけられません。誰の、どんな場面の話なのかを見出しに書くと、その下のブロックまで読み進める人が増えます。

ツールはページの器を用意しますが、載せる言葉は決めてくれません。テンプレートに並ぶ「特長3つ」「お客様の声」「よくある質問」という枠は、あくまで一般的な型です。その枠に自社の事情を流し込む作業は、コピーライティングそのものだと言えます。

手を入れる順番を挙げるなら、ファーストビューの見出し、申し込みボタンの文言、根拠のブロックの3つになります。見出しには「誰の、どんな場面か」を入れる。ボタンは「送信する」ではなく、押したあとに何が起きるかを書く。根拠は、実績の数や取引先の業種、あるいは対応の工程など、読み手が確かめられる形にする。ツールの操作としては、この3か所は10分で終わります。時間がかかるのは、書く内容を決めるところです。

もう1つ、検索から人を集める前提なら、記事LPという形も選択肢に入ります。商品説明から始めるのではなく、読者の悩みの整理から入って、読み進めるうちに解決手段として商品へたどり着く構成です。ページの組み立て自体はツールで完結しますが、必要な分量は通常のLPの2倍から3倍になり、書き手の負担はそのぶん増えます。LPに載せる文章の作り方はLPライティングの記事でも扱っています。

ツールは決まったのに、載せる言葉が決まらないとき

テンプレートの枠は用意されていても、そこへ入れる見出しとコピーは自社で決めるしかありません。Writers-hubでは、誰に何を約束するページなのかを整理するところから、見出しと本文の執筆までを編集部の外部機能としてお引き受けしています。

自作と外注の線引きと費用の目安

ここまで読んで、自分で作るべきか外に頼むべきか迷った方もいるはずです。判断の材料として、ツールで自作する場合の性質を並べておきます。

ツールで自作するメリット
  • 公開までが早く、思いついた修正をその場で反映できる
  • 初期費用を抑えられ、月額の範囲で運用を続けられる
  • 訴求を変えたページを何本も試せる
ツールで自作するデメリット
  • 構成とコピーを自社で考える時間が必要になる
  • テンプレートの制約で、同業他社と似た見た目になりやすい
  • 写真や図版の質が、そのままページの印象を左右する

外注した場合の費用は、依頼する範囲で大きく変わります。実務で見かける水準を挙げると、テンプレートに原稿を流し込む形で10万円台後半から、構成と原稿を含めたオリジナル制作で30万円から60万円ほど、撮影や動画を伴う案件はそれ以上になります。

※ 制作会社の規模、ページの長さ、原稿と写真をどちらが用意するかによって変動します。見積もりを比べる際は、どこまでが含まれているかを工程単位で確認してください。

そして実際に多いのは、中間の形です。ページの箱はツールで作り、載せる原稿だけ外に出す。この分け方なら、公開後の細かい修正は自社で回しながら、成果を左右する部分には外の手を入れられます。丸ごと依頼するより費用を抑えやすく、社内にも判断の材料が残ります。

外注するかどうかを1回で決める必要はありません。まず自社でツールを使って1枚公開し、3か月運用してみる。そのうえで、書き換える文言を出し続けられるかを見てから判断すると、依頼する範囲がはっきりします。最初から丸ごと任せると、どこに時間がかかる作業なのかが社内で分からないままになります。

外注する場合の進め方や、見積もりで確認しておきたい項目はLP制作の依頼を扱った記事にまとめています。

LP制作を自社と外部でどう分けるかの3パターン

ツールでLPを公開するまでの手順

ツールが決まったあとの進め方を、順に整理します。ここを飛ばして先にテンプレートを選ぶと、構成をやり直すことになりやすい部分です。

1
STEP
出口を1つに決める

そのLPで何をしてもらうかを1つだけ決めます。資料請求と問い合わせと電話番号を同じ重さで並べると、どれも選ばれないまま離脱されます。

2
STEP
誰に向けたページかを1文で書く

「〇〇の業種で、△△に困っている担当者」の形で書き出します。ここが曖昧なままだと、見出しの言葉が最後まで決まりません。

3
STEP
構成を紙に書いてからテンプレートを選ぶ

必要なブロックを先に並べ、その並びに近いテンプレートを選びます。逆にすると、テンプレートに合わせて言いたいことを削ることになります。

4
STEP
原稿を先に書き上げる

見出し、本文、ボタンの文言、フォームの項目までテキストで用意します。ツールの画面で考えながら書くと、装飾に気を取られて中身が薄くなりがちです。

5
STEP
写真と図版を用意する

素材サイトの写真だけで揃えると、どの会社のページか分からなくなります。実際の現場や担当者の写真が1枚あるだけで、読み手の受け取り方は変わります。

6
STEP
公開して、計測を確認してから広告を出す

フォーム送信が計測できているか、スマートフォンで表示が崩れていないかを確かめます。ここを飛ばすと、広告費を使ったあとで数字が取れていないことに気づきます。

6つのうち抜けやすいのは3番目と4番目になります。テンプレートを先に選ぶと、そのテンプレートが得意な構成に引きずられる。原稿をツールの画面で書き始めると、文字数がブロックの高さに収まるかどうかが判断基準になってしまい、伝えるべき内容が後ろへ下がります。

LP作成ツールについてよくある質問

選定と運用の場面で受けることの多い質問をまとめます。

無料のLP作成ツールだけで、広告のLPとして運用できますか。

運用そのものは可能ですが、確認が2つ要ります。広告のコンバージョン計測タグを埋め込めるかどうかと、提供元のロゴや宣伝が表示されないかどうかです。どちらも無料プランでは制限されていることが多く、広告を継続的に出すなら有料プランを前提に見積もっておくほうが安全です。

LP作成ツールで作ったページは検索で上位に出ますか。

出ることはあります。ただし、独自ドメインを設定できること、見出しの階層を自分で調整できること、表示速度が極端に遅くならないことが前提になります。ツール提供元のドメインの下に置いたままでは自社サイトとは別のサイトとして扱われるため、記事から送客する形は組み立てにくくなります。

WordPressとLP作成ツールでは、どちらを選ぶべきですか。

すでにWordPressでサイトを運用しているなら、まず既存のテーマでLPが作れるかを確認してください。作れるなら、ドメインも管理画面も分かれず、解約でページが消える心配もありません。運用中のサイトがない場合や、更新を担当する人にHTMLの知識がない場合は、LP作成ツールのほうが立ち上がりは速くなります。

テンプレートを使うと他社と似たページになりませんか。

同じテンプレートでも、見出しの言葉と写真を自社のものへ差し替えると印象は変わります。似て見える原因は配色や配置よりも、どの会社にも当てはまる説明文が並んでいることのほうにあります。

作ったLPを別のツールへ移せますか。

ページをHTMLとして書き出す機能を持たないツールが多く、そのまま移せない前提で考えておくほうが安全です。原稿と画像を社内に保管しておき、移行時は新しいツールで組み直す想定でいてください。書き出し機能の有無は、契約前に確認しておきたい項目になります。

まとめ|ツールが短くするのは公開までの時間

LP作成ツールは、デザインからサーバーの設置までをまとめて引き受け、公開までの時間を数日から数時間へ縮めます。ただし、縮まるのはそこまでです。誰に何を約束するかを決める作業と、公開後に書き換え続ける作業は、どのツールを選んでも自社に残ります。

選ぶときは、機能表を突き合わせる前に用途を1つ決めてください。広告のクリック先なら複製のしやすさと計測タグの設置、検索から人を受けるなら独自ドメインと見出しの構造、予約や決済まで終わらせるならフォームの先の機能。用途が決まれば、候補は3つか4つに絞れます。そのうえで無料プランの範囲と、契約をやめたときにページと原稿をどう残すかを確認しておけば、2年後に一から作り直す事態は避けられるはずです。

私たち合同会社Writers-hubは、企業のWebコンテンツを制作する立場から、LPに載せる原稿の設計と執筆、そして検索から人を連れてくるための記事制作をお引き受けしています。ツールの操作は自社で回しながら、成果を左右する言葉の部分だけ外の手を借りる。そういう分け方も、選択肢の1つとして持っておいてください。

ツールは自社で回し、原稿だけ任せたいと考えたとき

LPの成果は、公開後に何回書き換えられるかで変わります。Writers-hubでは、ファーストビューの見出しから根拠のブロックまで、書き換える案を出し続ける部分を編集部の外部機能としてご一緒しています。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

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