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ホームページ制作を格安で頼む前に|2年の総額と直せる範囲で比べる

ホームページ制作が格安かどうかは、初期費用の安さではなく、2年使ったときの総額と、その間に誰がどれだけ直せるかで比べることをおすすめします。料金に含まれていない作業と、サイトとドメインの名義、管理画面でお店が差し替えられるかを契約の前に確かめ、同じ式に入れてから依頼先を決めてください。

店の作業台に金額の違う2枚の見積書と24か月分のマスを書いた表が並び、店主が電卓で2年分の支払いを足し合わせている様子。

「初期費用0円で月額も数千円なら、ほかより安く作れそう」。格安をうたう広告や見積書で大きく書かれているのは初期費用と月額なので、その2つの数字で比べるものと思われがちです。ところが、格安の見積もりには、文章の作成や公開後の直しを料金の外に出して安くしているものがあり、2年使うと払う額の順番が入れ替わることがあります。ホームページ制作が本当に安いかは、制作費ではなく、2年使ったときの総額と、その間に誰がどれだけ直せるかで決まります。

本記事では、格安の見積もりで後から足されやすい費用から、手元の見積もりを同じ式で比べる手順、自分で作る場合の時間の見積もり方まで、お店が自分で更新できるホームページを作っている制作会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • 格安の見積もりは、作業の範囲を絞るか、払う時期を後ろにずらして安くしている
  • 初期費用、月額の24か月分、ドメインとサーバーの費用、修正を頼んだときの費用を足すと、買い切りと月額制を並べられる
  • 見積書では、文章の作成、写真の撮影、更新の作業、問い合わせフォーム、SSLが料金に入っているかを1つずつ確かめる
  • 自分で作る場合は、2ページを試しに作った時間から、全体の時間と金額を見積もる

「格安」の見積もりで後から足されやすい費用

格安の見積もりで後から足されやすいのは、料金の外に出してある作業の費用と、契約の途中や終わりに払う費用です。格安の見積もりは、作業の範囲を絞るか、払う時期を後ろにずらすことで、最初に目に入る金額を下げているためです。

格安の見積もりに、公開まで・公開した後・やめるときの3つの時期で費用が足されていく図

作業の範囲を絞る見積もりでは、文章や写真はお店が用意する前提にし、ページの数や直しの回数に上限を付けます。

払う時期をずらす見積もりでは、初期費用を0円にして、制作の費用を月額に分けて払います。最低の契約期間を決めた契約では、途中でやめると残りの期間の分を払います。2年後もサイトを借り続ける契約なら、月額はその後も続きます。

足されやすい費用は、払う時期で3つに分かれます。

時期

足されやすい費用

公開まで

お店が用意する前提だった文章や写真を頼む費用、ページや問い合わせフォームを足す費用

公開した後

直しの回数の上限を超えた分の費用、月額に含まれないドメインやサーバーの費用

やめるとき

最低の契約期間の残りの支払い、サイトを持ち出せないときに作り直す費用

ドメインは「〇〇.com」のようなサイトの住所にあたる部分で、サーバーはサイトのデータを置いておく場所です。ドメインは、サイトを公開している間は費用がかかります。サーバーは、無料で使えるものもありますが、契約によっては費用がかかります。

格安の見積もりを2年の総額で比べる理由

格安の見積もりを2年の総額で比べるのは、買い切りと月額制のように払い方の違う見積もりを、同じ期間の支払いにそろえて並べるためです。2年あれば、メニューや料金、休みの案内のように、お店の情報を直す場面も何度かあります。

経営者経営者

買い切りなら払うのは最初の1回だけなので、月額制より安く済むのではないでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

制作の費用だけを比べれば、そう見えます。ただ、買い切りでもドメインの費用は毎年かかり、契約によってはサーバーの費用や、直しを頼むたびの料金もかかります。2年分を足してから比べると、月額制との差が縮んだり、逆になったりします。

総額と一緒に見るのが、2年の間に誰がどれだけ直せるかです。直し方は3つに分かれ、どれに当たるかで総額に入る額と、直るまでの早さが変わります。

直し方

総額に入る額

直るまで

お店が管理画面で直す

0円。直す時間は時給で金額にする

お店が決めた日に直せる

月額の中で頼む

月額に含まれる。上限を超えた分は1回ごとの料金

制作会社の作業を待つ

1回ごとに頼む

1回の料金×2年で直す回数

制作会社の作業を待つ

管理画面は、公開した後に文章や写真を差し替えるための画面です。臨時休業の案内のように当日に出したい直しは、制作会社の作業を待つ契約だと間に合わないことがあります。

手元の見積もりで2年の総額を出す式と記入例

2年の総額は、手元の見積もりの金額を次の式に入れて出します。

💡

2年の総額=初期費用+月額×24か月+ドメインとサーバーの費用+修正を頼んだときの費用

式には、お金を払って頼む作業だけを入れます。自分でする作業は式に入れず、かかる時間を金額にして後から並べます。

式の4つの項目に入れる金額

式の4つの項目には、見積書の金額を次のように入れます。税込と税別が混ざっていたら、どちらかにそろえます。

  • 初期費用:見積書の制作費に、含まれていない作業を頼む料金を足した額
  • 月額×24か月:月額に、付けるオプションの月額を足して24倍した額
  • ドメインとサーバーの費用:月額に含まれないときだけ、年額を2倍した額
  • 修正を頼んだときの費用:月額の外で頼む1回の料金に、2年で頼む回数を掛けた額

2年で頼む回数は、去年1年にお店の情報を変えた回数から見当をつけます。メニューや料金の変更、臨時休業、年末年始の営業時間など、店内の張り紙やSNSで知らせた回数を数えます。年に6回なら2年で12回です。月額に直しが含まれる契約なら、含まれる回数を超えた分だけを数えます。

買い切りと月額制の記入例

記入例は、買い切りの見積もりAと、初期費用0円の月額制の見積もりBを同じ式に入れたものです。どちらも問い合わせフォームを付け、2年で12回直す前提にしています。

式の項目

見積もりA(買い切り)

見積もりB(月額制)

初期費用

10万円(フォームを含む)

0円

月額×24か月

0円

6,000円×24=14万4,000円(フォームのオプション1,000円を含む)

ドメインとサーバーの費用

1万5,000円×2年=3万円

0円(月額に含む)

修正を頼んだときの費用

0円(お店が管理画面で直す)

3,000円×12回=3万6,000円

2年の総額

13万円

18万円

※ 金額は式の使い方を示すための仮の数字で、相場ではありません。手元の見積もりの金額に入れ替えて計算してください。

初期費用だけを見ると見積もりBが10万円安く見えますが、2年の総額では見積もりAのほうが5万円少なく済みます。見積もりAの差はお店が自分で直すことで出ているので、直す時間を時給で金額にした分だけ縮みます。

3年目からは、見積もりAで払い続けるのはドメインとサーバーの年1万5,000円です。見積もりBが2年後もサイトを借り続ける契約なら、月額6,000円で年に7万2,000円がかかり、直しの料金も続きます。

買い切りの見積もりAと月額制の見積もりBを、初期費用と2年の総額の2つの時点で比べた図

安さの理由を見積書で確かめる項目

格安の見積もりが何を削って安くしているかは、見積書と契約の前のやり取りで、次の3つの項目を確かめると分かります。

料金に含まれていない作業

料金に含まれていない作業は、見積書に書かれた作業を次の5つと見比べて探します。

  • 文章の作成:お店が原稿を書く前提か、制作会社が聞き取って書くか
  • 写真の撮影:お店が写真を用意する前提か、撮影に来てもらえるか
  • 更新の作業:公開後の直しが月額に入るか、1回ごとの料金か
  • 問い合わせフォーム:標準で付くか、オプションの料金か
  • SSL:最初から入っているか、別の料金か

見積書に「別途」「お客様でご用意」「オプション」と書かれた作業と、5つのうち見積書に書かれていない作業は、料金の外にあるものとして扱います。どちらも、料金に含まれるかを契約の前に制作会社へ聞きます。

SSLは、サイトと見る人の間の通信を暗号化する設定で、入っているサイトのURLは「https」で始まります。問い合わせフォームで名前や電話番号を送ってもらうなら、SSLは欠かせません。

サイトとドメインの名義を確かめる質問

サイトとドメインの名義は、契約の前にメールで次のように聞くと、答えが書面で残ります。

ドメインは、当店の名義で登録していただけますか。契約が終わったときや途中で解約したとき、サイトのデータとドメインを当店が引き継げるかを教えてください。引き継げない場合は、その条件も書いてください。

ドメイン(サイトの住所にあたる部分)の名義が制作会社のままだと、契約をやめたときに同じURLを使えなくなることがあります。そうなると、名刺やチラシに載せたURLも直すことになります。名義のほかに決めておく項目は、契約終了後のサイトとドメインの持ち主を決める項目で紹介しています。

管理画面で差し替えを試す手順

お店で文章や写真を差し替えられるかは、契約の前の打ち合わせで管理画面を見せてもらい、次の手順で試すと確かめられます。

1
STEP
管理画面の画面共有

オンラインの打ち合わせなら画面共有で、対面ならパソコンで、公開した後にお店が使う管理画面そのものを見せてもらいます。

2
STEP
営業時間の1行の書き換え

営業時間やメニューの1行を、自分の手で書き換えます。担当者の操作を見るだけでは、自分で直せるかは分かりません。

3
STEP
写真1枚の差し替え

スマートフォンで撮った写真を1枚選び、ページの写真と入れ替えます。写真の大きさを自分で縮める作業が要るかも、差し替えたときに分かります。

4
STEP
スマートフォンでの表示の確認

書き換えたページを手元のスマートフォンで開き、文字や写真が崩れていないかを見ます。

5
STEP
元に戻す方法の確認

間違えて消したときに前の状態へ戻せるかと、戻すのはお店か制作会社かを聞きます。

試して迷った操作は、公開した後も頼むことになる直しとして、修正を頼んだときの費用に数えます。

文章や写真を、お店の手で差し替えられる作りを探していますか

当社の小さなお店向けのホームページ制作は、お店が管理画面で文章や写真を差し替えられる作りにしています。最低2年の契約で、途中で解約するときは制作費の残りを払います。サービスのページは滋賀のお店向けの案内ですが、県外のお店にはオンラインで対応しています。

自分で作る場合にかかる時間とお金

自分で作る場合にかかるのは、ツールやドメインに払うお金と、作業にかける自分の時間です。

無料のホームページ作成ツールでも作れますが、無料のプランには、独自ドメインを使えない、ツールの広告が出る、といった制限が付くことがあります。

経営者経営者

無料のツールで自分で作れば、0円で済むのではないでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

ツールに払うお金は0円にできることがあります。ただ、文章を書く、写真を撮る、ページを組むといった作業には、お店の時間を使います。その時間を時給で金額にすると、0円にはなりません。

自分で作るときの作業の一覧

自分で作るときの主な作業は、公開までに次の8つです。

作業

時間の見積もり方

ページの構成を決める

載せるページの名前を書き出す時間

文章を書く

1ページを書いた時間×ページ数

写真を撮って選ぶ

1か所を撮って選ぶ時間×撮る場所の数

ツールの操作を覚える

使い方の案内を読みながら、最初の1ページを組む時間

ページを組む

2ページ目を組んだ時間×残りのページ数

問い合わせフォームとドメインをつなぐ

ツールの手順の案内を読みながら設定する時間

スマートフォンで表示を確かめる

1ページを見て直す時間×ページ数

Googleマップの店の情報とそろえる

店名、住所、営業時間、料金をサイトと見比べて直す時間

とりわけ見落とされがちなのが、営業時間の中で作業すると、その間の接客や仕込みが止まることです。営業の後や休みの日に作業するなら、その時間も時給で数えます。

かかる時間を金額にする手順

かかる時間は、2ページを試しに作って計ると見当がつきます。自分で作る場合の費用は、次の4つの手順で出します。

1
STEP
2ページの試作

トップページ以外の2ページを、文章を書くところから公開の手前まで1ページずつ作り、それぞれかかった時間を計ります。

2
STEP
全体の時間の見積もり

1ページ目の時間に、2ページ目の時間×残りのページ数と、フォームやドメインを設定する時間を足します。

3
STEP
時給を掛けた金額

自分の時給は、1か月に受け取る額を、1か月に働く時間で割って出します。全体の時間に時給を掛けた額が、作業の費用です。

4
STEP
2年の直しの時間の追加

公開した後に自分で直す時間も、1回の時間×2年で直す回数に時給を掛けて足します。

たとえば時給2,000円で全体が30時間なら、作業の費用は6万円です。ツールとドメインに払うお金と、2年の直しの時間の金額を足し、制作会社の2年の総額と並べます。

※ 時給と時間は、計算のしかたを示すための仮の数字です。

2ページを試しに作った時間から全体の時間と金額を出し、制作会社の2年の総額と並べる流れの図

作る手順そのものは、お店のホームページを自分で作る手順で紹介しています。

作る時間が取れない場合

作る時間が取れない場合は、文章や写真の用意から公開後の直しまでを任せ、任せる先の条件を同じ式に入れて比べます。任せる場合も、見積書で確かめる項目は同じです。

任せるかどうかは、自分で作る場合の費用と、任せる場合の2年の総額を比べると決められます。作業の費用、ツールとドメインの費用、2年の直しの時間の金額を足した額が、任せる場合の2年の総額より大きければ、任せるほうが少なく済みます。

私たち合同会社Writers-hubが小さなお店向けのホームページ制作で引き受けることは、次の4つです。

  • サイトの制作:10ページまで。地域名と業種で探す人と、AIの回答に出る作りにする
  • 管理画面:お店が文章や写真を差し替えられる作りにする
  • 打ち合わせ:毎月30分まで、オンラインのほか、彦根市とその周辺は訪問もできる
  • Googleマップの店の情報:サイトを作るときに、店名、住所、営業時間、料金をサイトと同じ内容にそろえる

10ページには、ブログやお知らせの個別のページを数えません。最低2年の契約で、途中で解約するときは制作費の残りを払います。2年後に運用を続ける場合は、月額5,000円か年5万円(税別)です。

ホームページ制作が格安かどうかは、制作費ではなく、2年使ったときの総額と、その間に誰がどれだけ直せるかで決まります。総額の式は、どの会社の見積もりにも使えます。当社の小さなお店向けのホームページ制作は初期費用0円・月額19,800円(税別・最低2年)で、お店が管理画面で文章や写真を差し替えられ、2年後にサイトとドメインがお客様のものになります。

手元の格安の見積もりと、当社の2年の総額を同じ表に並べてみませんか

当社の2年の総額は、19,800円×24か月=47万5,200円(税別)です。月額に含まれる作業は、サービスのページで確かめられます。手元の見積もりと同じ表に並べて比べてください。サービスのページは滋賀のお店向けの案内ですが、県外のお店にはオンラインで対応しています。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。