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建築会社のSEO対策|地域名と工事の種類で探す人に載せる情報

建築会社のSEOは、コラムの本数を増やす前に、地域名と工事の種類で探す人が見比べる施工事例と会社情報、対応エリアを、サイトとGoogleマップに載せることから始めるのがおすすめです。施工事例は写真だけで終わらせず、市区町村名・工期・施主の要望を文章で書き、町の名前だけを替えたページは作らないでください。

スマートフォンの検索結果に、地図に並ぶ建築会社の情報と、家の写真に説明文が添えられた施工事例のページが表示され、その横で工務店の担当者が写真に説明を書き添えている図。

「建築会社のSEOは、家づくりのコラムを毎週書いて、サイトの記事を増やすこと」。コラムなら社内の誰かが書けばすぐに始められるので、まず記事の本数から考えがちです。ところが、「〇〇市 外壁塗装」のように地域名と工事の種類で探す人が見比べるのは、施工事例や対応エリアが載った会社のサイトと、Googleマップに出る会社の情報です。建築会社のSEOは、施工事例・会社情報・対応エリアをサイトとGoogleマップに載せることから始めます。

本記事では、地域名と工事の種類の検索で上位に並ぶページから、施工事例と会社情報の書き方、対応エリアの決め方、Googleマップの整え方まで、記事制作の会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • 地域名と工事の種類の検索は、工事会社のサイトが上位に並ぶ工事と、住宅のポータルサイトが上位に多い工事に分かれる
  • 施工事例は1件を1ページにし、市区町村名・工事の種類・工期・施主の要望を写真の近くに文章で書く
  • 会社情報のページには、Googleマップと同じ会社名・住所・電話番号と、建設業の許可番号を載せる
  • 町の名前だけを替えた同じ中身のページは作らず、その町の施工事例がたまってから町のページを作る
  • 事務所で施主と会わない会社は、Googleマップの住所を消してサービス提供地域を設定する

地域名と工事の種類の検索で上位に並ぶページ

建築会社を探す人の検索は、工事の種類によって、上位に工事会社のサイトが多い検索と、住宅のポータルサイトや比較サイトが多い検索に分かれます。2026年10月に滋賀県の市の名前で4つの検索を調べると、上位10件は次のようになりました。

検索

上位10件に並んだページ

大津市 注文住宅

住宅のポータルサイトや、ハウスメーカーと工務店を比べるサイトが多く、工務店のサイトは少ない

彦根市 外壁塗装

彦根市で営業する塗装会社のサイトが多い

長浜市 リフォーム

1位は長浜市の住宅の補助制度のページで、リフォーム会社のサイトと紹介サイトが続き、施工事例のページも入っている

草津市 設計事務所

設計事務所のサイトが半数を占める

検索結果は、検索する場所や時期で変わります。自社の工事の種類と、工事を請ける市区町村の名前で実際に検索し、上位10件に工事会社のサイトが何件あるかを数えると、どの工事のページから整えるかを決められます。

リフォームが中心の会社がキーワードを選ぶ手順と、毎月の見直しで見る数字は、「リフォーム会社のSEO対策|狙うキーワードの選び方と毎月の見直し方」で扱っています。

施工事例のページに書くこと

施工事例のページは、1件の工事を1ページにまとめ、写真に加えて、どこでどんな工事をどう進めたかを文章で書きます。地域名と工事の種類で探す人が、自分の家と近い条件の工事をその会社が手がけているかを、施工事例で確かめるためです。

施工事例のページに載せるタイトル、工事の情報、写真と説明の並びを示した図

タイトルに入れる言葉

施工事例のページのタイトルには、工事をした市区町村の名前と、工事の種類を入れます。「施工事例12」や「T様邸」だけのタイトルでは、検索結果に出たときに、どこで何をした工事かが探す人に分かりません。

たとえば「〇〇市・築30年の木造住宅の外壁と屋根の塗り替え」と書くと、同じ市で同じ年数の家に住む人が、自分の家に近い工事だと気づけます。施工事例の一覧は工事の種類と市区町村で絞り込めるようにし、工事の種類ごとのページから、その工事の施工事例へリンクを張ります。

本文に書く6つの項目

施工事例の本文には、次の6つを書きます。

  • 工事をした市区町村
  • 工事の種類と建物の構造
  • 工期
  • 費用の幅
  • 施主の要望
  • 要望に応えるために選んだ材料や工法

費用は、施主の了解を得た範囲で、「〇〇万円台」のような幅で書きます。

写真の説明と代替テキスト

写真には1枚ずつ何を写したかの説明を付け、写真と説明を並べて置きます。Googleは画像のSEOのベストプラクティスで、画像のキャプションやページのタイトルなど、画像が載っているページの内容から画像の情報を読み取るとし、関連する文の近くに画像を置くよう勧めています。

写真の代替テキスト(alt属性)には、写っているものを具体的に書きます。

💡

代替テキストは「施工事例 外壁塗装 〇〇市」のように言葉を並べず、「塗り替えた後の外壁を南東の角から写した写真」のように、写っているものを文で書きます。

Googleは同じページで、alt属性にキーワードを並べると、サイトがスパムとみなされる要因になる場合があるとしています。

施工事例のページが、写真と工事の名前だけになっていませんか

施工事例のページのURLを3件ほど見せてください。タイトルに市区町村名と工事の種類が入っているか、本文に工期や施主の要望が書かれているか、写真に説明が付いているかを一緒に確かめます。

会社情報のページに載せる項目

会社情報のページは、施工事例を見て候補に入れた人が、工事を任せてよい会社かを確かめるときに読むページです。2026年10月に「草津市 設計事務所」で調べたときも、上位10件のうち3件は、タイトルに「会社概要」「事務所概要」「about」とある、事務所の紹介のページでした。

会社情報のページには、次の6つを載せます。

項目

書き方

会社名・所在地・電話番号

Googleビジネスプロフィールと同じ表記にする

建設業の許可

許可番号と、許可を受けた業種を書く

建築士事務所の登録

登録を受けている会社は、登録番号を書く

資格を持つ人

建築士や施工管理技士などの資格の名前と人数を書く

対応エリア

工事を請ける市区町村の名前を書く

代表者と施工の担当者

名前と顔写真、担当する工事を書く

会社名や住所の表記がサイトとGoogleマップで違うと、施主はどちらが正しいかを確かめる手間がかかります。建設業の許可の状況は、国土交通省の建設業者・宅建業者等企業情報検索システムで調べられます。サイトに許可番号を載せておくと、発注を考える人がシステムの情報と見比べられます。

サイトの会社情報のページとGoogleビジネスプロフィールで同じにする会社名、住所、電話番号を示した図

対応エリアの書き方と町ごとのページ

対応エリアは、工事を請ける市区町村の名前で書きます。町の名前を入れたページは、その町の施工事例のように、ほかの町のページと違う中身を書けるときだけ作ります。

Googleは、Googleマップなどのローカル検索結果を、主に関連性・距離・知名度で決めるとしています。距離は、検索した人からビジネスの拠点までの距離を指します。事務所から離れた町では、サイトの施工事例が見つけてもらう手段になると見ています。

ローカル検索では事務所との距離が要因になり、離れた町に向けては施工事例のページも用意する考え方を示した図

サイトに書く対応エリア

対応エリアは、「〇〇県全域」のような広い書き方をせず、工事を請ける市区町村の名前を並べて書きます。工事の種類によって請ける範囲が違うなら、「新築は〇〇市と隣の2市、外壁塗装は〇〇市内」のように工事ごとに書き分けます。

市区町村の名前で書くと、探す人は自分の町が範囲に入っているかをすぐに確かめられます。範囲の外からの問い合わせも減ります。

町の名前を入れたページ

町の名前を入れたページは、町の名前だけを替えて中身が同じになるなら作りません。Googleのスパムに関するポリシーは、似た検索語句で上位に出ることを目的に作ったページを誘導ページとしています。不正使用の例には、特定の地域や都市を対象にしたページを複数持ち、そこから1つのページへ利用者を誘導することが挙がっています。

町の名前だけを替えたページを並べ、どのページからも同じ問い合わせのページへ案内する作りは、誘導ページの例に近い形です。

経営者経営者

対応エリアの市町村ごとにページを作れば、それぞれの町の検索で出られると聞きました。作ったほうがいいですか?

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

町の名前を替えただけで中身が同じページは、Googleが誘導ページの例に挙げる形に近いので、作らないでください。先にその町の施工事例のページを増やし、何件かたまったら、その町の施工事例をまとめたページを作ると、町ごとに違う中身になります。

Googleビジネスプロフィールの整え方

Googleマップに出る会社の情報は、Googleビジネスプロフィールで整えます。会社名の欄には実際の会社名だけを入れ、事務所で施主と会わない会社は住所を消してサービス提供地域を設定します。まだ登録していない会社は、登録と、ビジネスを管理する権限があることを示すオーナー確認を先に済ませます。

会社名とカテゴリ

会社名の欄には、看板や名刺、サイトで使っている実際の会社名だけを入れます。Googleのビジネス情報のガイドラインは、ビジネス名に不要な情報を含めることを認めず、含めるとプロフィールが停止される場合があるとしています。

⚠

会社名の後ろに「注文住宅」「外壁塗装」のような工事の名前や、「〇〇駅前」のような所在地を足さないでください。ガイドラインは、サービスや商品の情報と所在地の情報を、ビジネス名に追加できない情報に挙げています。会社名そのものに「工務店」「塗装」が入っているなら、そのまま入れます。

カテゴリは、中心となる事業内容を示す最も具体的なものを、できるだけ少なく選びます。ガイドラインは、カテゴリを「事業に何が含まれるか」ではなく「事業が何であるか」で選ぶよう求めています。新築の住宅が中心で外構工事も請ける会社なら、外構工事はビジネスの説明の欄に書きます。

住所とサービス提供地域

事務所の住所を出すかどうかは、事務所で施主と会うかどうかで決まります。Googleのサービス提供地域のヘルプは、拠点の住所で商品やサービスを提供していない場合は、プロフィールから住所を削除するよう求めています。

会社の形

住所

サービス提供地域

事務所やショールームで施主と打ち合わせをし、客先でも工事をする

表示する

設定する

事務所では施主と会わず、客先に出向いて工事をする

削除する

設定する

住所を出すなら、その住所に会社名の看板を常に出し、営業時間中は施主に対応できる人がいる必要があります。サービス提供地域は、市区町村や郵便番号で最大20か所まで指定できます。Googleは、全体の範囲を拠点から車で約2時間以内に収めるよう案内しています。

写真と口コミ

プロフィールの写真には、サイトの施工事例と同じ工事の写真を、施主の了解を得て載せます。口コミは、引き渡しの後に施主へ頼めます。Googleの口コミのポリシーが禁じている頼み方は、次の4つです。

  • 口コミと引き換えに、値引きや無料の点検を付ける
  • 満足していそうな施主だけを選んで頼む
  • その場で書くことを要求したり、強要したりする
  • 書く内容を指定する

ポリシーは、雇用関係や契約関係のような利益相反に基づく投稿も認めていません。社員や、下請けで工事に入った協力業者に、会社の口コミを書いてもらうのはやめます。

Googleマップの住所とサービス提供地域、今の工事の範囲と合っていますか

Googleビジネスプロフィールの画面と、会社情報のページのURLを見せてください。会社名・住所・電話番号がサイトと同じか、事務所で施主と会わないのに住所を出したままになっていないか、サービス提供地域が工事を請ける市区町村と合っているかを一緒に確かめます。

施工事例の写真とお客様の声の許諾

施工事例の写真とお客様の声は、載せる前に、何をどこまで載せるかを施主に確かめ、了解を書面かメールで残しておきます。外観の写真と市区町村名、工期が並ぶと、近所の人には誰の家か分かることがあるためです。

施主に確かめておくのは、次の5つです。

  • 載せる写真の範囲
  • 所在地を書く細かさ
  • 費用の載せ方
  • 名前と顔写真の扱い
  • 掲載をやめるときの連絡の方法

写真に表札や車のナンバー、隣の家などが写り込んでいないかは、載せる前に1枚ずつ見ます。撮影をカメラマンに頼んだ写真は、サイトやGoogleマップ、チラシなど、使う場所を撮影者と決めておきます。

建築会社のSEOでよくある質問

建築会社のSEOでよくある3つの質問に答えます。

ブログの記事は書かなくていい?

ブログの記事は、施工事例と会社情報、Googleマップを整えた後に書きます。「外壁塗装 時期」のように地域名の入らない検索をする人は、まだ頼む会社を探す前の段階にいることが多いと見ています。

記事を書くなら、記事の最後から、その工事の施工事例と工事の種類のページへリンクを張ります。

設計事務所も同じやり方でいい?

設計事務所も、手がけた建物を1件1ページで載せ、所在地の市区町村や建物の用途、構造、規模などを書くやり方は同じです。会社情報のページには、建築士事務所の登録番号と、所属する建築士の資格の種類を載せます。

効果が出るまでどのくらい?

SEOの効果が出るまでには、一般に3〜6か月ほどかかると言われます。期間は、サイトの今の状態と、狙うキーワードの競合の強さで変わります。

ℹ

順位は、事務所の中ではなく、施主が住む町の駅や家の近くで検索して確かめます。ローカル検索結果は、検索した人とビジネスの拠点の距離によっても変わるためです。

まとめ|建築会社のSEOは施工事例と会社情報から

建築会社のSEOで先にすることは、コラムの本数を増やすことではなく、地域名と工事の種類で探す人が見比べるページを整えることです。施工事例は1件を1ページにして市区町村名と工期、施主の要望を書き、会社情報のページにはGoogleマップと同じ会社名・住所・電話番号と許可番号を載せます。

対応エリアは市区町村の名前で書き、町の名前だけを替えたページは作りません。Googleマップでは、事務所で施主と会わないなら住所を消してサービス提供地域を設定し、口コミは見返りを付けずに頼みます。

私たち合同会社Writers-hubは、累計8,000記事以上を制作してきた記事制作の会社です。建築会社のサイトとGoogleマップの会社の情報を、どこから整えるかの相談を受け付けています。

地域名と工事の種類で検索して、自社のどのページが出ていますか

主な工事の種類を3つと、工事を請ける市区町村の名前をお知らせください。その組み合わせで検索したときに上位に並ぶページを見たうえで、施工事例・会社情報・Googleマップのどこから手を付けるかを一緒に決めます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

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