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コンテンツ評価のチェック項目|読者の疑問に答え切れているかで点検する

コンテンツの評価は、ツールの点数やPVから始めず、検索してきた読者の疑問を書き出して、疑問ごとに答えている文が記事にあるかで点検することをおすすめします。答えの無い疑問に答えを足してから、数字や手順が出典と合っているかと、ほかのページに無い情報があるかを確かめると、直す順番を決めやすくなります。

左に読者の疑問を1行ずつ並べた一覧、右に記事の本文の段落が並び、疑問と答えている段落が線で結ばれ、線の無い疑問に印が付いている図。

「コンテンツの評価は、SEOのチェックツールにURLを入れて、点数を見れば分かりそう」。チェックツールはURLを入れるだけでタイトルや見出しの点数を返すので、点数が高い記事は評価も高いと思われがちです。

ところが、ツールが読み取れるのはページのHTMLに書かれたことだけで、検索した人がどんな疑問を持っていたかは、HTMLのどこにも書かれていません。コンテンツの評価は、読者の疑問に答え切っているかを軸に点検します。

本記事では、読者の疑問の書き出し方から、9つのチェック項目と点検する記事の選び方まで、記事を毎日公開している記事制作会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • コンテンツの評価は、読者の疑問を書き出し、疑問ごとに答えている文が記事にあるかで点検する
  • 読者の疑問は、狙うKWの上位ページの見出しと、Search Consoleで記事が表示された検索語句から書き出す
  • チェック項目は疑問への答え、情報の正しさ、ほかのページとの違いの3つに分け、疑問への答えから直す
  • 点検する記事はクリック率の低い記事とクリック数が減った記事から選び、直した後は前後の期間を比べる

コンテンツ評価で確かめること

コンテンツ評価で確かめるのは、検索してきた読者が持つ疑問に、記事が答え切っているかです。Google検索セントラルの有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成は、作り手が自分のコンテンツを評価するための質問を並べたページです。質問の中には、読み終えた読者が、目的を果たすのに十分な情報を得たと感じられるかを問うものがあります。

同じページには、読み終えた読者が、より良い情報を求めてもう一度検索しなければならないと感じるかを問う質問もあります。読者がもう一度検索するのは、記事に答えの無い疑問が残っているときです。

チェックツールの点数やPV、滞在時間は、評価の結果そのものではありません。PVや滞在時間は、どの記事を点検するかを選ぶ手がかりになりますが、記事のどこに何が足りないかは示しません。Googleの自己評価のページにも、質問に点数を付ける方法は書かれていません。

記事のHTMLから読み取れることと読み取れないことを分けた図
Web担当者Web担当者

ツールの点数が高い記事なら、評価のチェックは済んだと考えていいですか?

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

タイトルの長さや見出しの付け方の見落としは、ツールで見つけられます。ただ、読者の疑問に答えているかはツールには分からないので、疑問を書き出して、答えている文が記事にあるかを人が確かめます。

読者の疑問を書き出す3つの手順

読者の疑問は、狙うKWの検索結果に並ぶ上位ページの見出しと、Search Consoleで記事が表示された検索語句の2つから書き出します。上位ページの見出しからは検索した人が答えを期待している話題が分かり、検索語句からは実際に記事にたどり着いた人の疑問が分かります。

1
STEP
上位ページの見出しの書き出し

記事で狙うKWで検索し、上位10ページのH2とH3を書き出します。複数のページが扱っている話題は、読者が答えを期待している疑問の候補にします。

2
STEP
記事が表示された検索語句の確認

Search Consoleの検索結果のパフォーマンス レポートで、[ページ]タブの記事のURLの行をクリックすると、レポートがその記事に絞り込まれます。続けて[クエリ]タブを開くと、記事が表示された検索語句が並びます。表には匿名化された検索語句などが出ないため、上位ページの見出しと合わせて使います。公開して間もなく検索語句がまだ無い記事は、上位ページの見出しだけで書き出します。

3
STEP
疑問の一覧の作成

2つの材料から、読者の疑問を「〜はいくらか」「〜はどうやるか」のような問いの文にして、1行に1つずつ書きます。同じ答えで済む疑問は1行にまとめます。

書き出した疑問は、答えている本文の文と並べて点検に使います。たとえば「オウンドメディア 費用」で上位を狙う記事なら、次のような表になります。

読者の疑問

答えている本文の文

費用は月にいくらかかるか

「費用の目安」の節の1文目

何に費用がかかるか

「費用の内訳」の節の表

外注と社内で書くときで何が変わるか

答えている文が無い

費用をかけても成果が出ないのはどんなときか

「注意点」の節の3段落目

答えている文が無い疑問が、点検で最初に直す箇所です。答えが節の3段落目にある疑問も、見出しと1文目だけを読む読者には見つからないので、直す候補に入れます。

2つの材料から読者の疑問の一覧を作り、記事の本文と結ぶ流れの図

コンテンツ評価のチェック項目

コンテンツ評価のチェック項目は、疑問への答え、情報の正しさ、ほかのページとの違いの3つに分けた9項目です。9項目は、Googleの自己評価の質問を手がかりに、記事1本を読んで確かめる作業に置き換えたもので、Googleが決めた点検表ではありません。

点検は、疑問への答えの4項目から始めます。疑問に答えていない記事は、誤字や出典を直しても、読者がもう一度検索する状態のまま残るからです。

9項目は記事の中身を見るもので、インデックスや表示速度のようなサイト全体の設定は含めていません。サイト全体の点検は、SEOのチェックリスト38項目で確かめられます。

疑問への答えを見る4項目

疑問への答えを見る4項目は、書き出した疑問の一覧と記事を並べて、上から順に確かめます。

チェック項目

確かめ方

すべての疑問に答えがある

疑問ごとに、答えている本文の文を1つ指せるか

答えが見出しと1文目にある

見出しの下の1文目だけを読んで、何の話で答えが何かが分かるか

答えが何で変わるかを書いている

「状況による」「場合による」で止めず、条件ごとの答えを書いているか

次にすることが書いてある

読者が確かめる画面や書類、相談する先の名前があるか

情報の正しさを見る3項目

情報の正しさを見る3項目は、記事に書いた事実を、読者がそのまま使ってよいかを確かめるものです。Googleの自己評価の質問にも、明らかな事実の誤りが無いかと、著者やサイトの背景が分かる情報を示しているかを問うものがあります。

チェック項目

確かめ方

数字や手順が出典の今のページと合っている

本文の数字、制度、ツールの画面の説明ごとに出典を開き直し、書いてあることと見比べる

いつの時点の情報かが分かる

料金や仕様、画面の手順を書いた文に、時点か確かめた日が書かれているか

誰が書いたかが分かる

著者名と、経歴が分かるページへのリンクが記事にあるか

ほかのページとの違いを見る2項目

ほかのページとの違いを見る2項目は、検索結果に並ぶページと比べて、この記事を読む理由があるかを確かめます。Googleの自己評価の質問にも、検索結果のほかのページと比べて、実質的な価値を提供しているかを問うものがあります。

チェック項目

確かめ方

ほかのページに無い情報がある

上位ページの見出しと並べ、自社の手順や試した結果、判断の基準が入っているか

言い換えただけの段落が無い

段落を1つずつ読み、上位ページの説明を言い換えただけになっていないか

ほかのページに無い情報の材料の探し方と、独自性の検査の方法は、オリジナルコンテンツの作り方と検査の方法で詳しく紹介しています。

点検で見つかった問題の直し方

点検で見つかった問題は、疑問への答えの問題から順に、次の5つの直し方で直します。

見つかった問題

直し方

答えの無い疑問がある

疑問を見出しにして節を足すか、近い節に答えの段落を足す

答えが節の途中に埋もれている

答えの文を、見出しのすぐ下の1文目に移す

「状況による」で答えが止まっている

答えが何で変わるかと、条件ごとの答えを書く

数字や手順が出典と違う

本文を出典の今の内容に直し、確かめた日を書く

答えがサイトの別の記事にある

同じ説明を書かず、本文から別の記事へリンクする

記事の大半の節が、狙うKWの読者の疑問と合っていないときは、節を足すより、記事を書き直すか、noindexや削除を検討します。どれを選ぶかの決め方は、低品質コンテンツの見つけ方と対処法で紹介しています。

反対に、次の3つの作業は、直したことになりません。どれも、Googleが自己評価の質問の中で、検索エンジンを第一に考えたコンテンツの警告として挙げている作業です。

  • 内容を実質的に変えずに、更新日だけを新しくする
  • Googleが好む文字数があると考えて、決まった文字数に届かせるために文を足す
  • サイトを新しく見せるために、記事を大量に足したり消したりする

更新日は、読者が受け取る情報が変わったときに新しくします。

点検で直した問題が、次の記事でもまた出ていませんか

公開した記事を点検するたびに同じ問題が見つかるなら、点検の項目を、書く前に守る決まりに移す必要があります。記事コンテンツの制作支援の制作体制の構築では、編集者・ライター・監修者のチームを編成し、レギュレーションを策定して、品質管理フローを作ります。料金は公開しておらず、無料相談(オンライン30分)でお見積もりします。

点検する記事の選び方と直した後の確かめ方

点検する記事の選び方と、直した後の確かめ方は、どちらもSearch Consoleの検索結果のパフォーマンス レポートで分かります。

点検する記事を選び、直し、期間を比べて確かめる流れの図

点検する記事の選び方

点検する記事は、検索結果に表示されているのにクリックされていない記事と、前の期間からクリック数が大きく減った記事から選びます。Googleのヘルプは、クリック率が低いページを、検索結果に表示されていても、クエリへの答えを提供していないとユーザーに判断されているページとして説明しています。

クリック率の低い記事は、グラフの上のスコアカードで[クリック率]を選び、[ページ]タブの表をクリック率の低い順に並べると見つかります。クリック数が減った記事は、日付のフィルタで[比較]を選んで2つの期間を並べ、表に出る差の列で並べ替えると見つかります。

クリック率が低い原因は、本文ではなく、タイトルと説明文にあることもあります。Googleのヘルプも、クリック率が低いページでは、タイトルと説明をページの内容に合わせて直すか、表示されるクエリに合わせて内容を調整することを検討するよう書いています。

直した後の確かめ方

直した後は、直した日の前と後の期間を比べ、クリック数と表示回数が、直した時期の近くで変わったかを確かめます。Googleのヘルプも、変更の影響を測るときは過去の同じような期間と比べ、改善が変更した時期の近くで起きているかを確かめるよう書いています。

検索の数字は、時期による検索の増減やニュース、競合のサイトの改善でも動きます。2つの期間を比べるときは、曜日による増減が混ざらないよう、[週単位]か[月単位]で集計します。

※ 出典:Search Console ヘルプ「パフォーマンス レポート(検索結果): 一般的なタスクとユースケース」、Search Console ヘルプ「パフォーマンス レポート(検索結果): 高度なフィルタリングと比較」

コンテンツ評価のよくある質問

コンテンツ評価のチェックについて、よくある3つの質問に答えます。

チェックツールの点数は気にしなくていい?

チェックツールの点数は、タイトルの文字数や見出しのタグのように、HTMLから機械で数えられる項目の見落としを探すのに使えます。9項目の点検を先に済ませてから点数を見ます。

診断ツールを目的ごとに使い分ける方法は、SEOの評価はどう決まるかで紹介しています。

文字数が少ない記事は評価が下がる?

Googleの自己評価のページには、Googleが優先する文字数という設定は存在しないと書かれています。

文字数を足す前に、答えの無い疑問が残っていないかを確かめます。疑問に答え切った記事に言い換えの文を足しても、読者が得る情報は増えません。

点検は記事を書いた本人がしてもいい?

点検は、記事を書いた本人より、別の人が読むほうが答えの抜けに気づけます。書いた本人は、本文に書いていない前提まで頭の中で補って読むので、答えの無い疑問を読み飛ばしやすいからです。

Googleも、自分で質問に答えるだけでなく、サイトと関係のない信頼できる第三者に率直に評価してもらうことを検討するよう書いています。社内で点検するなら、記事の制作に関わっていない人に、疑問の一覧と記事を渡して読んでもらいます。

まとめ|コンテンツ評価は読者の疑問への答えで点検する

コンテンツの評価は、ツールの点数やPVから入らず、検索してきた読者の疑問を書き出し、疑問ごとに答えている文が記事にあるかを軸に点検します。答えの無い疑問を先に直し、そのうえで情報の正しさと、ほかのページとの違いを確かめます。

まずは手元の記事を1本選び、Search Consoleでその記事が表示された検索語句を書き出してください。

私たち合同会社Writers-hubは、累計8,000記事以上を制作し、自社と取引先のサイトで記事を毎日公開しながら、記事コンテンツの制作支援で、KW戦略設計と制作体制の構築をお手伝いしています。

読者の疑問を書き出す作業を、記事ごとに続けられていますか

読者の疑問を記事ごとに書き出すには、どのKWの記事から書くかと、記事の指示の作り方を先に決めておく必要があります。記事コンテンツの制作支援のKW戦略設計では、検索意図を読み、上位に入れる見込みのあるKWから優先して記事にするロードマップを作ります。Writers-hubが自社と取引先のサイトで毎日公開している運用で使う、記事の指示文を作るツールを、お客様が回せる形でお渡しすることもでき、公開前の確認はお客様が行います。料金は公開しておらず、無料相談(オンライン30分)でお見積もりします。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。