BLOG

キーワード出現率の目安と調べ方|測り方で数字が変わる理由

キーワード出現率に、Googleが示す目安の数字はありません。同じ記事でも、文字数で割るか単語数で割るか、URLで測るか本文を貼り付けるかで数字が変わるため、出現率は上位の記事を同じツールで測った数字と比べて使ってください。数字が低いときに足すのはキーワードではなく、原稿がまだ答えていない問いです。

1枚の原稿に、目盛りの刻み方が違う3本の物差しを当て、物差しごとに違う位置で長さを読んでいる様子を描いた図。

「キーワード出現率は、3%前後に収めておけば安心できそう」。チェックツールには目標の出現率を選ぶ欄があり、解説記事の見出しにも「2〜3%」のような数字が並ぶため、守るべき数字があると思われがちです。ところが、Googleは出現率の目安を示しておらず、同じ記事でも測り方を変えると、出現率は2.02%にも0.82%にもなります。出現率は、決まった数字に合わせるより、上位の記事と同じツールで測って比べる数字です。

本記事では、出現率の計算式から、無料ツールでの調べ方、上位の記事と数字が離れていたときの直し方まで、SEO記事の制作で原稿の点検を続けてきた制作会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • キーワード出現率は狙うキーワードが本文に占める割合で、文字数で割る計算と単語数で割る計算がある
  • Googleが示す出現率の目安は無く、目安の代わりになるのは上位の記事を同じツールで測った数字
  • 長い語は文字数で割ると大きく出て、複合語はツールで1語と数えられ、URLで測ると本文の外の語も入る
  • 出現率が上位より低いときに足すのは、キーワードではなく、原稿が答えていない問い

キーワード出現率の意味と計算式

キーワード出現率とは、記事の本文の中で、狙うキーワードがどれだけの割合で使われているかを示す数字です。キーワード密度やキーワード含有率とも呼ばれ、計算のしかたには文字数で割る方法と単語数で割る方法があります。

計算のしかた

式

使われる場面

文字数で割る

キーワードの文字数×出現回数÷本文の総文字数×100

手で計算するとき

単語数で割る

キーワードの出現回数÷本文の総単語数×100

チェックツールで測るとき

たとえば本文4,000字の記事で「キーワード出現率」(8文字)を15回使うと、文字数で割る計算では8×15÷4,000×100で3.0%です。出現回数はWordやブラウザの検索機能で出る件数で、総文字数はWordの文字カウントで確かめられます。

キーワード出現率の目安は何%か

キーワード出現率に、Googleが示している目安の数字はありません。解説記事で見かける「1〜3%」や「2〜3%」といった数字も、Googleが公表した基準ではありません。

Googleは「Google 公式 SEO スターター ガイド」で、ページにそのとおりの語句を明示的に使う必要はないと説明しています。Googleの言語マッチングの仕組みが、ページとさまざまな検索語句との関連性を把握できるためです。同じガイドの「Google が重要でないと考えること」には、キーワードの乱用が挙がっており、同じ言葉を何度も繰り返すとユーザーをうんざりさせると書かれています。

Google 公式 SEO スターター ガイド | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
検索エンジン最適化に関する、Google 公式の SEO スターター ガイドです。SEO の定義からウェブサイト運用者向けの基本的な施策まで、SEO 関連の基礎を幅広くご紹介します。
🌐 developers.google.com
外部リンク

※ 出典:Google 検索セントラル「Google 公式 SEO スターター ガイド」

チェックツールにある目標の出現率の欄も、使う人が数字を選ぶ欄で、ツールが適切な値を示しているわけではありません。目安の代わりになるのは、上位の記事を同じツールで測った数字です。

Web担当者Web担当者

上司から、記事のキーワード出現率を3%にそろえるよう言われています。ツールで測ったら1.1%だったので、キーワードを足したほうがよいでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

出現率を測って原稿を見直すこと自体は役に立ちます。ただ、1.1%という数字だけでは、足りないとは言えません。同じ記事でも、文字数で割るか単語数で割るかで、数字が2倍近く変わるからです。先に、上位の記事を同じツールで測って比べてください。

同じ記事でも出現率の数字が変わる理由

キーワード出現率の数字は、同じ記事でも測り方によって変わり、違いが生まれる点は3つあります。弊社のブログのキーワードスタッフィングの記事で、「キーワード」という語の出現率を3通りに測ると、次のように分かれました。

測り方

数えた回数

割る数

出現率

本文を文字数で割る

22回

5,433字

2.02%

本文をFunkeyRatingに貼り付ける

15回

約1,300語

1.13%

記事のURLをFunkeyRatingに入れる

17回

2,085語

0.82%

※ 2026年10月に弊社が測った結果です。

割る数の違い

文字数で割る計算では、キーワードが1回出るたびに、その文字数の分を数えます。「キーワード出現率」のような長い語ほど、文字数で割る計算の数字は大きく出ます。FunkeyRatingは1回を1語と数え、「は」「の」のような助詞を除いた単語の数で割ります。

単語の区切り方の違い

FunkeyRatingは「キーワードスタッフィング」を1つの単語として扱うため、その中の「キーワード」を数えません。文字数で割る計算の22回とFunkeyRatingの15回の差の7回が、「キーワードスタッフィング」の中の「キーワード」です。反対に「キーワード出現率」という語は、「キーワード」「出現」「率」の3語に分けて数えられます。狙うキーワードが2語以上からなるときは、ツールでは語ごとの出現率を見ることになります。

測る範囲の違い

URLで測る範囲には、メニューや関連記事の一覧など、本文の外にある語も入ります。「記事」という語は本文には18回ですが、URLで測ると53回になり、総単語数も約1,300語から2,085語に増えました。

出現率を比べてよいのは、同じツールで、URLか貼り付けかもそろえて測った数字どうしだけです。

同じ記事のキーワード出現率を3通りの測り方で測り、2.02%、1.13%、0.82%に分かれた結果を並べた図

キーワード出現率の調べ方

キーワード出現率は、無料のチェックツールに原稿の本文か記事のURLを入れて調べ、上位の記事を同じツールで測った数字と比べます。

出現率を測れる無料ツール

出現率を測れる無料ツールには、FunkeyRatingやohotuku.jpの「キーワード出現率チェック」などがあります。2つのツールの違いは次のとおりです。

項目

FunkeyRating

キーワード出現率チェック

入れられるもの

URL、テキスト

URL

表示される語

出現率の高い上位20語

10〜50語から選ぶ

目標の出現率

1〜10%から選ぶと、目標までに足す語数か削る語数が出る

1〜15%から選ぶ

※ 2026年10月時点の各ツールの画面の表示です。

公開前の原稿を測るなら、テキストを貼り付けられるFunkeyRatingを使います。公開済みの記事をURLで測るなら、表示する語を50語まで増やせるキーワード出現率チェックも使えます。

⚠

目標の欄の数字に合わせて語を足すと、文章が詰め込みに近づきます。キーワードスタッフィングの記事の本文でFunkeyRatingの目標を3%にすると、「キーワード」は「25語追加」と表示されました。上位の記事と比べずに、25回足す理由はありません。

上位の記事と比べる手順

上位の記事と出現率を比べる手順は、次の4つです。

1
STEP
比べる記事を選ぶ

狙うキーワードで検索し、上位10件からツールのページを除いた解説記事を3〜5本選びます。

2
STEP
同じ入れ方で測る

自分の原稿と選んだ記事を同じツールで測り、URLで測るか本文を貼り付けるかをそろえます。

3
STEP
語ごとに並べる

キーワードを構成する語ごとに、自分の原稿と上位の記事の出現率を表に並べます。

4
STEP
上位と差の大きい語の段落を読む

上位の記事のどれよりも高い語か低い語があれば、その語が出てくる段落を読み直します。

上位の記事どうしでも出現率には幅があり、自分の原稿の数字がその幅の中にあれば、数字を理由に直す必要はありません。

自分の原稿と上位の記事を同じツールで測り、語ごとに出現率を並べて比べる図

上位の記事と数字が離れたときの直し方

上位の記事と出現率が離れたときの直し方は、数字に合わせてキーワードを足し引きすることではなく、キーワードが出てくる段落を読んで直す箇所を決めることです。

出現率が上位より高いとき

出現率が上位の記事より高い原稿では、同じキーワードが特定の見出しや段落に集まっていることがよくあります。読み直すときに探す箇所は、次の3つです。

  • 全てのH2の末尾に付けた同じキーワード
  • 続く文の主語に毎回置いたキーワード
  • 箇条書きの全項目の頭に置いたキーワード

見つけたキーワードは、省いても文の意味が通るなら省きます。詰め込みかどうかの見分け方は、キーワードスタッフィングの境界線と直し方で詳しく扱っています。

出現率が上位より低いとき

出現率が上位の記事より低いときは、先にタイトルとリードにキーワードが入っているかを確かめます。入っていて、本文でキーワードを別の言い方に言い換えているだけなら、直す必要はありません。

出現率の低さより先に見るのは、上位の記事が答えていて、自分の原稿が答えていない問いです。上位の記事の見出しを並べ、原稿に無い問いがあれば、その問いに答える段落か見出しを足してください。

出現率が上位の記事より高いときと低いときで、読み直す箇所と直し方が分かれる図

上位の記事に共通する語から、答えていない問いを探す方法は、共起語の調べ方と使い方にまとめています。

書き手ごとに、出現率の見方がばらばらになっていませんか

出現率を何で測り、どこまで離れたら直すかを決めておかないと、書き手や外注先ごとに直し方が変わります。弊社の記事コンテンツの制作支援では、レギュレーションの策定から品質管理の流れまでを、担当者が替わっても同じ基準で回せる形に整えます。

キーワード出現率でよくある質問

キーワード出現率でよくある質問は、次の3つです。

1記事にキーワードは何回入れればよいですか

キーワードを入れる回数にも、Googleが示す目安はありません。タイトルとリードに入れ、見出しと本文では読者の問いに答える流れの中で使えば足ります。1記事で狙うキーワードの数の決め方は、SEOのキーワード数の考え方で解説しています。

出現率が高すぎるとペナルティを受けますか

Googleのスパムに関するポリシーには、出現率の数字は書かれていません。「キーワードの乱用」として禁じているのは、検索順位を操作する目的でキーワードや数字を詰め込むことで、同じ単語や語句を不自然なほど繰り返す書き方が例に挙がっています。

生成AIで書いた記事の出現率はどう見ればよいですか

生成AIで書いた記事も、人が書いた記事と同じく、上位の記事を同じツールで測った数字と比べます。生成AIへの指示に「出現率3%」のような数字を入れると、数字を満たすためにキーワードを繰り返した文が返ってくることがあります。指示には、記事で答える問いを書いてください。

まとめ|出現率は合わせる数字でなく比べる数字

キーワード出現率は、上位の記事と比べて、読み直す段落を見つけるための数字です。Googleは目安の数字を示しておらず、同じ記事でも測り方で出現率は変わります。測るときは、自分の原稿と上位の記事を同じツールで、URLか貼り付けかもそろえてください。

私たち合同会社Writers-hubは、SEO記事の制作と、社内で記事を作る体制づくりを支援している記事制作会社です。出現率の数字の扱いを含めて、原稿のどこを点検するかからご相談いただけます。

上位の記事と比べても、どこを直すか決めきれないときは

狙うキーワードと原稿の状況をお聞きして、上位の記事と比べたときにどの段落を直すかを一緒に確かめます。相談は無料で、オンラインで30分ほどです。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。