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開業医に患者が来ないときの確かめ方|検索とGoogleマップの4段階

開業して数か月で患者が少ないときは、立地や接遇を見直す前に、医院名、地域名と診療科、Googleマップの3つで医院が検索に出るかを5分で確かめることをおすすめします。出ていない段階なら登録とページづくりをし、出ているのに予約が来ない段階なら予約までの画面を直すというように、今の段階でやることだけに手を付けます。

開業医が診察室の机で、スマートフォンに映る検索結果とGoogleマップを見比べながら、4つの欄に○と×を書き込んでいる様子。

「患者が来ないのは、立地か待ち時間か、スタッフの対応のどこかに原因があるはず」。開業の準備は物件選びや内装、スタッフの採用が中心になるため、来ない理由も同じところに探しがちです。ところが、開業したばかりの医院を知らない人は「地域名と診療科」やGoogleマップで探すため、検索結果に医院が出ていなければ、立地や待ち時間を比べる候補にも入りません。まず医院が検索に出るかを5分で確かめ、今の段階の作業だけに手を付けます。

本記事では、5分でできる4つの検索から、結果で分かる段階、段階ごとにやること、次の段階へ進んだかの確かめ方まで、月額制でホームページを作る制作会社の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • 医院名、地域名と診療科、Googleマップの3つの検索と、検索で知った新しい患者の有無で、医院が今どの段階にいるかが分かります
  • 医院名でも出ないなら、Googleビジネスプロフィールの登録とオーナー確認から始めます
  • 医院名でしか出ないなら、診療科と症状ごとのページを作ります
  • 出ているのに予約が来ないなら、検索から予約までの画面を患者と同じスマートフォンでたどって直します
  • 問診票で何で医院を知ったかを聞き、月ごとに数えると、次の段階へ進んだかが分かります

医院が検索に出るかを5分で確かめる手順

医院が検索に出ているかは、スマートフォンで次の4つを検索し、医院が出たかどうかに○か×を付ければ5分ほどで分かります。患者が手元のスマートフォンで医院を探したときの画面に合わせるため、パソコンは使いません。

1
STEP
医院名での検索

Googleで医院名を検索し、医院のサイトが1ページ目に出るかと、地図や診療時間、電話番号をまとめた医院の情報が出るかを見ます。診療時間や休診日が今と違っていないかも、医院の情報の欄で確かめます。

2
STEP
地域名と診療科での検索

「〇〇市 内科」「〇〇駅 皮膚科」のように、医院のある地域名と診療科で検索します。検索結果の上のほうに出る地図と医院の一覧と、地図の下に続く1ページ目に、医院が出るかを見ます。

3
STEP
Googleマップでの診療科の検索

Googleマップのアプリで診療科の名前を検索し、最初の画面に並ぶ医院の中に自院があるかを見ます。

4
STEP
ChatGPTへの質問

ChatGPTに「〇〇市でおすすめの内科は?」と聞き、答えに医院の名前が出るかを見ます。同じ質問でも、聞くたびに挙がる医院が変わることがあります。

とりわけ見落とされがちなのが、院内で検索したときの結果です。Googleマップは、検索した人がいる場所からの距離でも表示する医院を変えるため、院内で検索すると、自院が離れた場所に住む患者の画面より上に出やすくなります。Googleマップは、「〇〇市 内科」のように患者が多く住む地域の名前を付けて検索します。

医院名、地域名と診療科、Googleマップ、ChatGPTの4つの検索に○か×を付ける流れの図

検索の結果で分かる4つの段階

医院が今いる段階は、ChatGPTを除く3つの検索の結果と、検索で医院を知った新しい患者がいるかで、次の4つのどれかに決まります。ChatGPTの答えは聞くたびに変わることがあり、1回の結果では医院が出る状態かを判断できないためです。

段階

検索の結果

患者から見た状態

医院名でも出ない

医院名で検索しても、サイトも医院の情報も出ない

医院名を知っている人も、電話番号や診療時間を調べられない

医院名でしか出ない

医院名では出るが、地域名と診療科やGoogleマップでは出ない

医院名を知らない人の候補に入らない

出ているのに予約が来ない

地域名と診療科かGoogleマップで出るが、検索で知った新しい患者がその月にいない

医院を見つけた人が、予約の前にほかの医院へ移る

予約が来ている

検索に出ていて、検索で知った新しい患者もその月にいる

検索で見つけた人が、予約まで進んでいる

経営者経営者

開業の前にホームページを公開したのに、医院名で検索しても出てこないことがあるのでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

あります。サイトを公開しても、Googleがページを読み込んで検索に出すまでに数日から数週間かかることがあり、出ないままのページもあります。「site:」に続けて医院のサイトのアドレスを入れて検索し、1件も出なければ、制作会社に、Search ConsoleのURL検査ツールでGoogleに登録されているかを確かめてもらいます。

医院名でも出ない、医院名でしか出ない、出ているのに予約が来ない、予約が来ているの4つの段階を階段で表した図

段階ごとにやること

医院が今いる段階でやるのは、その段階の作業だけで、先の段階の作業は後に回します。Googleに登録されていないサイトに症状のページを足しても、Googleがそのページを読み込んで登録するまでは、検索に出ません。医院を見つける人がいない段階で予約の画面を直しても、直した画面を見る人がいません。

医院名でも出ないときの登録とオーナー確認

医院名でも出ないときは、Googleビジネスプロフィールの登録とオーナー確認から始めます。Googleビジネスプロフィールは、Google検索やGoogleマップに出る医院の情報を医院が管理する無料の仕組みです。オーナー確認は、医院の運営者であることをGoogleに示す手続きを指します。

Googleマップで医院名と市区町村名を検索し、医院の情報が無ければ追加します。登録した覚えがないのにオーナー未確認の医院の情報が載っていたら、「ビジネス オーナーですか?」から「管理を開始」を選んで申請します。

確認の方法は電話やSMS、ビデオ通話などからGoogleが決め、審査には5営業日ほどかかります。ハガキで確認コードを待つ間に医院名や住所、業種を編集すると、届いたコードは使えません。

(参考:Google ビジネス プロフィールを追加またはオーナー確認する(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)、Google でビジネスのオーナー確認を行う(Google ビジネス プロフィール ヘルプ))

医院名や住所、電話番号、診療時間などは、サイトと同じ書き方で登録します。サイトとGoogleマップで診療時間が違うと、患者はどちらが正しいかを電話で確かめることになります。

サイトが出ないときは、サイトを作った制作会社に、Search Consoleでサイトマップを送信したか、URL検査ツールでインデックス登録をリクエストしたかを聞きます。Search Consoleは、Googleにサイトのページを知らせ、検索に出ているかを確かめる無料の画面です。オーナー確認の後に直す診療時間や写真などの項目は、クリニックのMEO対策は院で直す7項目からにまとめています。

医院名でしか出ないときの診療科と症状のページ

医院名でしか出ないときは、診療科と、患者が検索しそうな症状や検査ごとにページを作ります。医院名を知らない人は「〇〇駅 発熱」のように地域名と症状でも探すため、地域名と症状に答えるページが無い医院は検索結果に出にくくなります。1つのページには、次の4つを書きます。

  • 対象になる症状
  • 行う検査
  • 診療時間と予約の方法
  • 最寄り駅や駐車場からの道順

Googleビジネスプロフィールでは、業種に、表示された候補から医院の診療科に最も近いものを選びます。ページの作り方は、クリニックのSEO対策の進め方にまとめています。

⚠

医院のサイトは医療広告等ガイドラインの対象で、「日本一」「最高の医療」のようにほかの医院より優れていると示す表現や、治療の内容や効果についての患者の体験談は載せられません。治療の前や後の写真も、治療内容や費用、主なリスクや副作用の詳しい説明を付けたうえで、ガイドラインの限定解除の要件を満たさなければ載せられません。

(参考:医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省))

出ているのに予約が来ないときの予約までの画面

出ているのに予約が来ないときは、患者が検索から予約するまでの画面を、スマートフォンで自分でたどって直します。どこで止まっているかは、Googleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」で見当を付けます。オーナー確認を済ませた医院なら、医院の情報が見られた数と、電話のボタンやサイトへのリンクが押された数が分かります。

パフォーマンスの数字

止まっている場所

直すところ

見られているのに、電話もサイトへのクリックも少ない

Googleマップの医院の情報

診療時間、休診日、外観や入口の写真

サイトへのクリックはあるのに、予約が少ない

医院のサイト

予約のボタンと電話番号の位置、初診の流れ

サイトをたどるときは、最初の画面に予約のボタンか電話番号があるか、今日診てもらえるかが分かるかを確かめます。予約までの流れに合わせたページの組み方は、クリニックのホームページ制作は予約までの流れで決めるにまとめています。

予約が来ないとGoogleマップの口コミを増やしたくなりますが、患者に良い感想の投稿を頼むのはやめます。医院が患者に投稿を頼んで書かれた体験談は、医院の広告として扱われます。広告では、治療の内容や効果についての体験談を載せられないためです。

予約が来ているときの次の確かめ方

予約が来ているときは、検索の作業を増やす前に、問診票で新しい患者が何で医院を知ったかを数えます。検索で知った患者が月ごとに増えているなら、検索の作業は今のまま続け、患者が少ないと感じる理由を、再診の予約や待ち時間など検索の外に探します。

段階ごとに手を打たないと起きること

医院の段階ごとに手を打たないと、検索で医院を見つけて予約する患者がいないままになり、新しい患者は看板や紹介など、検索のほかの経路で医院を知った人だけになります。段階ごとに起きることは、次の3つです。

段階

手を打たないと起きること

医院名でも出ない

医院名で調べた人が、電話番号も診療時間も確かめられない。Googleマップに載った診療時間や電話番号が違っていても、オーナー確認をしないと、医院がプロフィールを編集して直すことはできない

医院名でしか出ない

地域名と診療科で医院を探す人の候補に入らない

出ているのに予約が来ない

医院を見つけた人が、予約の前にほかの医院へ移る

検索広告を出せば、医院名でしか出ない段階でも検索結果に医院を出せます。ただ、予約までの画面を直していなければ、広告から来た人も同じ画面で止まります。検索広告の文も、医療広告等ガイドラインの対象です。

医院名でしか出ない状態が、開業から数か月続いていませんか

当社のホームページ制作では、10ページまで作り、診療時間やお知らせは医院の管理画面で差し替えられます。サービスのページは滋賀のお店向けの案内で、県外の医院とはオンラインで打ち合わせます。

次の段階へ自分で進む方法

医院が次の段階へ進んだかは、毎月1回、医院名・地域名と診療科・Googleマップ・ChatGPTの4つの検索の結果と、問診票の集計を並べて確かめます。検索の結果だけでは、検索で医院を知って来た患者がいるかまでは分からないためです。

毎月同じ条件で行う4つの検索

4つの検索は、毎月同じ言葉で、同じスマートフォンを使い、Googleマップは同じ地域の名前を付けて行います。条件を変えると、結果の違いが医院の変化によるものか、検索の仕方によるものかを見分けられません。記録する欄は次の5つです。

記録する欄

書くこと

医院名

サイトと医院の情報が出たら○

地域名と診療科

地図と医院の一覧か、1ページ目に出たら○

Googleマップ

最初の画面に出たら○

ChatGPT

名前が出たら○。段階の判定には使わない

問診票

検索で知ったと答えた新しい患者の人数

登録やオーナー確認をした月は、手続きの2週間後と1か月後に、医院名の検索をやり直します。Googleの審査とページの読み込みに、数日から数週間かかるためです。

問診票での知った経路の集計

問診票に「当院を何で知りましたか」という問いを足し、新しい患者の答えを月ごとに数えます。選択肢は次の5つにします。

  • インターネットの検索やGoogleマップ
  • 看板や通りがかり
  • 家族や知人の紹介
  • ほかの医療機関や薬局の紹介
  • その他

Google検索とGoogleマップは、1つの選択肢にまとめます。Google検索の画面にも地図と医院の一覧が出るため、患者が2つを区別して答えるとは限りません。

数えるのは新しい患者だけにします。再診の患者が知った経路は、初めて来たときの答えと同じだからです。検索の選択肢を選んだ新しい患者がいた月から、予約が来ている段階に入ったと判断できます。

毎月の4つの検索の○と×と、問診票で検索と答えた新しい患者の人数を並べた記録表の図

手が回らない場合に任せられること

手が回らない場合に任せられるのはサイトを作る作業で、オーナー確認と問診票の集計は医院に残ります。オーナー確認は医院の電話や住所などで運営者であることを示す手続きで、問診票は受付で集めるものだからです。段階ごとの分担は次のとおりです。

段階

医院ですること

当社がすること

医院名でも出ない

オーナー確認の手続き

サイトを作り、Googleマップの医院の名称、住所、診療時間をサイトとそろえる

医院名でしか出ない

診療科と症状のページに載せる診療の内容を決める

地域名と診療科で探す人を考えた作りで、ページを作る

出ているのに予約が来ない

診療時間や休診のお知らせを管理画面で差し替える

毎月30分までの打ち合わせを行う

ページの文章は、公開の前に院長が読み、医療広告等ガイドラインで載せられない表現が無いかを確かめます。

作るのは10ページまでで、ブログやお知らせの個別のページは数えません。2年後にサイトとドメインは医院のものになり、運用を続ける場合は月額5,000円か年5万円(税別)です。2年の途中で解約するときは、制作費の残りを払います。

検索の順位や患者の数は約束できません。打ち合わせはオンラインで行い、滋賀県彦根市とその周辺の医院には訪問もできます。

検索で医院が出るかを確かめ、今の段階でやることを決めるところまでは、院長ご自身でできます。サイトがない、または作り直したい場合は、当社のホームページ制作(初期費用0円・月額19,800円・税別、最低2年)で、地域名と診療科で探す人を考えた作りにします。サイトを作るときに、Googleマップの医院の名称・住所・診療時間もサイトと同じ内容にそろえます。

今の段階は分かったものの、サイトを作る時間が取れそうにありませんか

サイトを作る作業は当社が受け持ち、オーナー確認と問診票の集計は医院で行う形で分担します。サービスのページは滋賀のお店向けの案内で、県外の医院にもオンラインで対応しています。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

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