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外壁塗装の集客方法を比べる|費用と手間と問い合わせまでの期間で選ぶ

外壁塗装の集客は、チラシや一括見積サイトをすべて続けるより、元請けを増やしたいか、職人が何人いるか、地域で名前が知られているかに合わせて1〜2つに絞ることをおすすめします。まず過去1年の問い合わせを方法別に数え、1件あたりにかかった費用を出すと、どの方法を残すかを数字で決められます。

塗装店の事務所の机の上に、チラシ、一括見積サイト、紹介、自社サイト、Googleマップ、ネット広告と書かれた6枚のカードが並び、そのうち2枚に丸が付いている図。

「一括見積サイトは手数料が高いけれど、チラシだけでは現場が埋まらないから、どちらもやめられない」。繁忙期にはどちらからも問い合わせが来るので、片方を止めれば仕事が減るように見えます。ところが、方法ごとに払った費用を問い合わせの数で割ると、1件にかかっている費用は方法によって違います。職人の人数や元請けを増やしたいかどうかで、続ける価値のある方法も変わります。

外壁塗装の集客は、方法を増やすより、自社の状況に合う1〜2つを選んで続けるほうが、どれが効いているかを数字で比べられます。

本記事では、6つの集客方法を費用と手間と問い合わせまでの期間で比べるところから、状況ごとの選び方と効いたかの確かめ方まで、ブログの運用代行と地域の会社のSEO対策を請け負う制作会社の視点でお伝えします。

この記事でわかること
  • 外壁塗装の6つの集客方法は、払っている間だけ問い合わせが来る方法と、手をかけた分が後に残る方法に分かれる
  • 元請けを増やしたい会社は自社サイトとGoogleマップ、職人が少ない会社はGoogleマップと現場の近所へのチラシを続ける
  • 名前が知られている会社は、紹介を続けながら、会社名で検索されたときに施工の写真とクチコミが出るようにする
  • 続けるかどうかは、方法ごとの問い合わせ1件あたりの費用と、一括見積サイトなら受注1件あたりの費用で決める

外壁塗装の会社が使う6つの集客方法

外壁塗装の会社が使う集客方法は、主に次の6つです。

  • チラシ:ポスティングや新聞折込で、施工エリアの家に会社の名前と連絡先を届ける
  • 一括見積サイト:施主がサイトに家の情報を入れると、サイトが登録している複数の塗装会社を紹介し、各社が見積もりを出す
  • 紹介:工事をしたお客様や知人が、塗り替えを考えている人に会社を教える
  • 自社サイト:施工事例やブログの記事を、「地域名+外壁塗装」や塗り替えの疑問で検索した人に読んでもらう
  • Googleマップ:Googleビジネスプロフィールに会社の情報を登録し、検索結果の地図と会社の一覧が出る枠に表示する
  • ネット広告:検索結果の上などに広告を出し、クリックした人を自社サイトへ案内する

Googleビジネスプロフィールは、Googleマップと検索結果に、会社の名前や写真、クチコミなどを載せる仕組みです。

💡

工務店やリフォーム会社が施主から請け負った工事の一部を請け負う仕事は、下請けになります。工務店から施主を紹介され、施主と直接契約する場合は、紹介として数えます。元請けを増やしたい会社が紹介として数えるのは、施主本人や知人からの紹介です。

6つの集客方法の費用・手間・期間・向いている会社

6つの集客方法を4つの項目で比べると、次の表のようになります。費用の額は配る量や地域で変わるので、表には費用のかかり方を書きます。

方法

費用のかかり方

社内の手間

問い合わせまでの期間

向いている会社

チラシ

印刷と配布の費用が配るたびにかかる

原稿づくりと配る地域の選定

配った後すぐ。配るのをやめると、新たに届く枚数は増えない

施工エリアで名前を知ってもらいたい会社

一括見積サイト

紹介や成約のたびに手数料がかかる

紹介が来たらすぐ連絡し、現地調査と見積もりに出向く

掲載後から紹介を受けられる可能性がある。有無や時期はサイトと地域で変わる

職人の手が空いていて、すぐ現場を埋めたい会社

紹介

ほぼかからない。お礼を出すならその分

工事後の点検や連絡で、お客様とつながり続ける

工事を終えたお客様が増えるにつれて来る

地域で長く営業し、工事を終えたお客様が多い会社

自社サイト

制作費と、事例や記事を足し続ける手間か外注費

工事ごとの撮影と事例の書き足し

SEOの効果が表れるまで一般に3〜6か月ほど

元請けを増やし、価格以外で選ばれたい会社

Googleマップ

登録と掲載は無料

写真の追加とクチコミへの返信

オーナー確認を済ませると表示されやすくなる

事務所の近くで受注したい会社

ネット広告

クリックされるたびに広告費がかかる

キーワードと予算の設定と毎週の見直し

配信が始まれば表示され、止めると止まる

広告費を毎月出せて、今月の現場を埋めたい会社

(参考:Google に掲載する(Google ビジネス プロフィール))

オーナー確認は、自分がその会社の運営者だとGoogleに示す手続きです。自社サイトでSEOの効果が表れるまでの期間は、サイトの状態と、同じ地域で同じ言葉を狙う会社の多さで変わります。

表の期間の列を見ると、すぐ問い合わせが来る方法ほど、払うのをやめた後は新たな問い合わせが減ります。反対に、自社サイトの施工事例やGoogleマップのクチコミは、すぐには増えない一方で、更新を休んでも消えずに残ります。

6つの集客方法を問い合わせまでの期間と止めたときに残るかで並べた図

状況別の集客方法の選び方

集客方法の選び方は会社の状況で変わりますが、どの状況でも続ける方法は1〜2つに絞ります。方法ごとに問い合わせのきっかけを記録して見直す手間がかかるので、3つ以上を同時に回すと、社長が現場に出ながら記録を続けるのが難しくなるからです。

会社の状況から続ける集客方法を選ぶ流れ

元請けを増やしたい会社

元請けを増やしたい会社は、施工事例を載せた自社サイトとGoogleマップの2つを続けます。施主が会社の名前で工事を頼むには、塗った家の写真や費用の幅を見て、頼む理由を確かめられる場所が要るからです。

一括見積サイトから来る工事も施主と直接契約する元請けですが、複数の会社の見積もりが並ぶので、価格で比べられやすくなります。自社サイトでSEOの効果が表れるまでの数か月は、今ある下請けの仕事で現場を埋めながら、施工事例を書きためます。

自社サイトには、施工事例のほかに、塗り替えの時期や塗料の違いのように施主が頼む前に調べる疑問に答える記事を置けます。記事は地域名を入れずに調べる人にも読まれ、読んだ人を施工事例のページへ案内できます。

施主が頼む前に調べる疑問に、記事で答え続ける人がいないときは

IKKI-Plusでは、どのキーワードで何を書くかというブログの設計を当社の代表が行い、記事を毎日公開します。成果は毎月、公開した記事と検索からのアクセスの数字で報告します。

職人が少ない会社

職人が少ない会社は、Googleマップと、施工中の現場の近所に配るチラシの2つを選びます。受けられる現場の数に上限があるので、問い合わせの数を増やすより、移動が少なく、見積もりに出向く手間の小さい方法が合います。

一括見積サイトは紹介が来るたびに連絡と現地調査が要り、社長も現場に出ている会社では、ほかの会社より連絡が遅れることがあります。現場の近所へのチラシを工事のあいさつと一緒に配れば、工事中の家を見た近所の人が、どこに頼んだかをチラシで確かめられます。

地域で名前が知られている会社

地域で名前が知られている会社は、紹介を続けながら、Googleマップの情報を整えます。紹介やチラシで名前を聞いた人の中には、頼む前に会社名で検索して確かめる人がいるからです。

会社名で検索したときに、Googleマップの枠(検索結果に地図と会社の一覧が出る枠)に施工の写真とクチコミが出ていれば、施主はどんな家を塗ってきた会社かを見てから連絡できます。クチコミは、工事を終えたお客様に、投稿画面へのリンクやQRコードを渡して頼めます。

クチコミと引き換えに割引やお礼の品を渡すことは、Googleが禁止しています。紹介へのお礼を渡すときに、クチコミの投稿を一緒に頼まないようにします。

(参考:クチコミを増やすためのヒント(Google ビジネス プロフィール ヘルプ))

開業して間もない会社

開業して間もなく、地域で名前がまだ知られていない会社は、Googleマップの登録と一括見積サイトから始めます。Googleマップは無料で登録でき、一括見積サイトは会社の名前を知られていなくても紹介を受けられるからです。

一括見積サイトで受けた工事も、施主の承諾をもらえば施工事例として載せられるので、紹介を受けながら自社サイトとGoogleマップに載せる写真をためていけます。受注1件あたりの費用を毎月出しておくと、自社サイトから問い合わせが来始めたときに、一括見積サイトを続けるかを比べて決められます。

選んだ方法の始め方と効いたかの確かめ方

選んだ方法は、今の問い合わせを方法別に数えて1件あたりの費用を出してから始め、始めた後も同じ数え方で効いたかを確かめます。始める前の数字がないと、問い合わせが増えても、新しい方法のおかげか季節のせいかを見分けられないからです。

問い合わせ1件あたりの費用の出し方

問い合わせ1件あたりの費用は、方法ごとの月の費用を、その方法から来た問い合わせの数で割って出します。月ごとの件数のばらつきが大きいときは、過去1年分の費用の合計を、1年分の問い合わせの数で割ります。

過去1年の問い合わせは、見積もりの控えや電話のメモから1件ずつ拾い、何を見て連絡してきたかで次の表に振り分けます。きっかけが分からない問い合わせは、無理に振り分けず「不明」の行に入れます。

方法

1年の費用

問い合わせ

契約

問い合わせ1件あたり

受注1件あたり

チラシ

円

件

件

円

円

一括見積サイト

円

件

件

円

円

紹介

円

件

件

円

円

自社サイト

円

件

件

円

円

Googleマップ

円

件

件

円

円

ネット広告

円

件

件

円

円

不明

―

件

件

―

―

一括見積サイトは、問い合わせ1件ではなく受注1件あたりで見ます。1年に払った手数料の合計を、そのサイトから成約した件数で割ると、受注1件にいくらかかったかが分かります。紹介を受けるたびに手数料がかかるサイトでは、相見積もりで負けた紹介の分も手数料を払うので、問い合わせ1件あたりの費用が安く見えても、受注1件あたりでは高くなることがあります。

経営者経営者

一括見積サイトは手数料が高いので、やめたほうがいいでしょうか。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

手数料の額だけでは決められません。受注1件あたりの費用をその工事の粗利から引き、残る額をほかの方法と比べてください。残る額が小さくても、職人の手が空く時期の現場を埋める方法としてなら、残す理由になります。

検索で自社が出るかの確かめ方

検索で自社が出るかは、スマートフォンで「地域名+外壁塗装」と検索し、Googleマップの枠と、その下の上位10件に自社の名前があるかで確かめます。Googleマップの枠は、検索結果に地図と会社の一覧が出る枠のことです。

1
STEP
検索する言葉の準備

事務所のある市町村名に「外壁塗装」を付けて、「〇〇市 外壁塗装」のように入れます。施工エリアのほかの市町村でも、同じように1つずつ検索します。

2
STEP
Googleマップの枠の確認

枠の一覧を開き、自社が何番目に出るかを数えます。出てこなければ「なし」と書きます。

3
STEP
上位10件の確認

枠の下の検索結果を10件目まで見て、自社サイトのページが何位にあるかと、一括見積サイトや他社のページがいくつ並んでいるかを書き留めます。

4
STEP
結果の記録

検索した日と場所、検索した言葉、枠の順位、上位10件の順位を表に書き、翌月に同じ条件で検索し直します。

Googleマップの枠の並び順は、主に、検索した言葉と会社の情報が合う度合い、検索した人から会社までの距離、会社の知名度の3つで決まります。距離が入るので、同じ言葉でも検索する場所で順位が変わり、事務所の中で検索すると、施工エリアの端で検索するより上に出ることがあります。知名度には、クチコミの数と評価も含まれます。

(参考:Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント(Google ビジネス プロフィール ヘルプ))

地域名と外壁塗装で検索した画面で自社の位置を確かめる図

チラシの効果の数え方

チラシの効果は、配るたびに配布の記録を残し、問い合わせのときに何を見て連絡したかを聞いて数えます。記録する欄は、次の表の6つです。

配った日

地域

枚数

費用

問い合わせ

契約

月 日

町名まで

枚

円

件

件

電話なら最初の受け答えで「何をご覧になってお電話いただきましたか」と聞き、チラシと答えた人には配った時期も聞きます。配った回ごとにチラシの隅に記号を入れておくと、手元にチラシが残っている人には記号を読んでもらうだけで、どの回の問い合わせかを分けられます。

記号や「何を見たか」の答えで配った回を特定できた問い合わせを、その回の分として数えます。特定できないものは「不明」に入れます。回ごとに費用を問い合わせの数で割り、問い合わせが来た町名を地図に書き込むと、次に配る地域を絞れます。

施工事例の書き方

施工事例は、1件の工事を1ページにし、次の4つを必ず書きます。4つがそろうと、同じ地域で築年数の近い家に住む人が、自分の家ならどんな塗料でいくらかかりそうかを、見積もりを頼む前に考えられます。

  • 地名:市町村名か町名までを書き、番地は書かない
  • 築年数:工事のときの築年数と、前回の塗装から何年たっていたかを書く
  • 使った塗料:塗料の種類と製品名、その塗料を選んだ理由を書く
  • 費用の幅:「〇〇万〜〇〇万円」のように幅で書き、足場の費用が含まれるかを添える

工事の前後の写真は、同じ場所を同じ角度から撮って並べます。写真と地名を載せてよいかは公開の前に施主に確認し、承諾をもらってから公開します。施工事例を含めたページの作り方と月ごとの進め方は、外壁塗装会社のSEO対策で紹介しています。

検索で自社が出てこず、施工事例のページから見直したいときは

当社のSEO対策では、1か月目に現状の分析と設計を行い、2か月目からサービスのページやサイトの作りの修正を進め、毎月報告して見直します。Googleマップの整備の相談も受けています。彦根市とその周辺は訪問もし、県外はオンラインで対応します。

続けるかの決め方

続けるかどうかは、方法ごとに決めた時期に、問い合わせ1件あたりと受注1件あたりの費用を、始める前の数字と比べて決めます。比べる時期は、方法の種類で変わります。

チラシや一括見積サイト、ネット広告のように払っている間に問い合わせが集まりやすい方法は、配った回や月ごとに比べます。天気や季節で1回ごとの結果がぶれるので、あらかじめ決めた確認の時期に、目標とする1件あたりの費用を上回る状態が続けば、配る地域や広告の言葉を変えるか、やめます。依頼の多い季節と少ない季節がある会社は、前の年の同じ月とも比べます。

自社サイトは、SEOの効果が表れるまでに一般に3〜6か月ほどかかり、サイトの状態と競合で変わります。Googleマップとあわせて、確認の時期を先に決めてから判断します。見るのは、毎月の検索の記録にある枠と上位10件の順位と、「検索で見た」「Googleマップを見た」と答えた問い合わせの数です。

当社が手伝える範囲と手が回らないときの任せ方

当社が手伝えるのは、6つの方法のうち自社サイトとGoogleマップにかかわる作業です。チラシや一括見積サイト、紹介のように施主と直接やり取りする方法は当社では手伝わず、社長と社内の人が担います。作業ごとに誰が担うかを分けると、次のとおりです。

作業

担う人

問い合わせを方法別に数え、続ける方法を選ぶ

社長

チラシの作成と配布、一括見積サイトへの対応

社長と社内の人

紹介をくれるお客様とのつながり

社長と現場の職人

ネット広告の運用

社長か、広告の運用を任せる会社

工事前後の撮影と施主の承諾

現場の職人

ブログの設計と記事の毎日の公開、毎月の報告

IKKI-Plusで任せられる

サービスのページやサイトの作りの修正

SEO対策で任せられる

Googleマップの整備

SEO対策とあわせて相談できる

問い合わせを方法別に数え、自社に合う1〜2つを選んで続けるところまでは、社長が自分でできます。ブログを集客に使う場合は、私たち合同会社Writers-hubのIKKI-Plus(月額10万円〜・税別・3か月〜)で、どのキーワードで何を書くかの設計を代表が行い、記事を毎日公開して毎月報告します。サービスのページやサイトの作りまで見直す場合は、SEO対策(月額20万円〜・税別・6か月〜)で、1か月目に現状の分析と設計、2か月目から実行します。

選んだ方法にブログがあり、書き続ける人が社内にいないときは

塗り替えを考える施主に向けて、どのキーワードで何を書くかを当社の代表が設計し、記事を毎日公開します。公開した記事と検索からのアクセスの数字は、毎月の報告で確かめられます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。