「ホームページには、会社概要もスタッフ紹介も採用情報も、ひととおりそろえないと信用されなさそう」。見本にした同業の大きなお店や会社のサイトにはページがいくつも並んでいるので、同じだけ作るものだと思われがちです。
ところが、お客様がお店のホームページで確かめるのは、何をいくらで頼めるか、どこにあっていつ開いているか、どう予約するかといった、来店や予約を決めるための情報です。来店や予約を決めるページから作れば、10ページ以内に収まります。
本記事では、先に作る5つのページと書く内容から、後に回すページを足す時期、10ページに収めるページ構成の例まで、小さなお店のホームページを作る会社の視点で順を追ってお伝えします。
- お客様は来店前に、料金、お店の様子、場所と営業時間、予約の方法の4つを確かめる
- 4つに1つずつ答えるページとトップページの5ページを、先に作る
- よくある質問やスタッフ紹介、採用情報などは、載せる材料がそろったときに足す
- 料金と営業時間は1つのページにだけ書くと、変わったときに直すのが1か所で済む
お店のホームページに載せる内容を決める4つの質問
お店のホームページに載せる内容は、お客様が来店や予約を決める前に確かめる、次の4つの質問から決めます。
お客様の質問 | 答えるページ |
|---|---|
何を、いくらで頼めるか | メニューと料金 |
どんなお店で、誰が対応するか | お店の紹介 |
どこにあって、いつ開いているか | アクセスと営業時間 |
どうやって予約や問い合わせをするか | 予約と問い合わせ |
答えが載っていない質問があると、お客様は電話で聞くか、別のお店を探します。
企業のホームページで挙げられる会社概要や沿革、採用情報などは、主に取引先や応募する人が確かめる情報です。来店するお客様が確かめる情報とは分けて、作る順番を決めます。

先に作る5つのページと書く内容
先に作る5つのページは、トップページと、料金や場所など、お客様が来店前に確かめる質問に1つずつ答える4つのページです。どのページも、電話や店頭でお客様に聞かれる質問を書き出し、その答えを載せると、書く内容が決まります。
トップページ
トップページには、何のお店で、どこにあり、どう予約できるかを、開いてすぐの画面に載せます。店名だけでは、初めてのお客様には何のお店か伝わらないためです。
トップページの最初の画面に載せる内容は、次の4つです。
- 店名と業種
- 地域や最寄り駅
- 予約や問い合わせのボタン
- ほかの4つのページへのリンク
4つのページへは、トップページから1回のクリックで進めるのが基本です。ページのタイトルにも、店名と地域、業種を入れます。タイトルの付け方と、Googleマップのお店の情報とそろえる書き方は、「店舗のSEO対策は何をする?基本の施策とAIに店名が出るかの確かめ方」にまとめています。
メニューと料金のページ
メニューと料金のページには、お客様が頼む単位ごとに、名前と料金を書きます。頼む単位は業種で変わり、飲食店なら料理やコース、美容室ならカットやカラーなどの施術、教室ならコースと月謝です。
料金には、税込みか税別かと、追加でかかる料金の条件も添えます。指名料や延長料金のように条件で金額が変わるものは、どんなときにいくらかかるかまで書くと、会計のときにお客様と食い違いません。所要時間で予約の枠が決まる業種では、メニューごとの所要時間も載せます。
メニューを写真やPDFだけで載せると、スマホでは拡大しないと読めないことがあります。料金は、本文の文字でも書いておきましょう。
お店の紹介のページ
お店の紹介のページには、どんな人が、どんな考えで対応するお店かを書きます。初めてのお客様は、料金が分かっても、対応する人やお店の様子が分からないと予約をためらうためです。
載せる内容の例は、店主の顔写真と経歴、お店を始めた理由、店内の写真です。写真には、入口や席、施術用のいすなど、お客様が来店して目にする場所を選ぶと、来たときの様子を思い浮かべてもらえます。
アクセスと営業時間のページ
アクセスと営業時間のページには、お客様が迷わずお店に着くための情報と、来てよい日時を書きます。載せる内容は次の6つです。
- 住所と地図
- 最寄り駅やバス停からの道順
- 駐車場の有無と台数
- 外観の写真
- 営業時間
- 定休日
営業時間や定休日を変えたときは、Googleマップに載せているお店の情報も同じ日に直します。ホームページとGoogleマップで時間が違うと、お客様はどちらが正しいか分からず、電話で確かめることになります。
予約と問い合わせのページ
予約と問い合わせのページには、予約の方法ごとに、受け付ける時間と、予約が確定するまでの流れを書きます。電話と予約サイト、LINEのように方法が複数あるなら、方法ごとに分けて書くと、お客様は自分に合う方法を選べます。
電話番号は、スマホで押せばそのまま電話がかかる形で載せるのが基本です。問い合わせのフォームを置くなら、返信までの目安も書きましょう。キャンセルの決まりがあるお店は、何日前までなら料金がかからないかも、予約のページに書きます。
後に回すページと足す時期
後に回すページは、公開の時点では載せる材料がそろっていないページと、お客様以外の人に向けたページです。
後に回す4つのページと、足す時期の目安は次の表のとおりです。
ページ | 足す時期の目安 | 後に回す理由 |
|---|---|---|
よくある質問 | 電話や店頭で同じ質問を何度も受けるようになったとき | 実際に聞かれた質問から書くと、お客様が知りたい答えだけを載せられる |
スタッフ紹介 | スタッフが増え、お客様が担当を選べるようになったとき | 1人で営むお店は、お店の紹介のページで足りる |
お客様の声 | 載せてよいと許可をもらった声が集まったとき | 許可のない声は載せられない |
採用情報 | 人を募集するとき | 読む人がお客様ではなく、応募する人になる |
お店によっては、後に回すページを公開時に作るほうが合います。指名で予約を受ける美容室や整体院は、お客様が予約の前に担当を選ぶので、スタッフ紹介を公開時に作ります。
人手が足りず、募集を始めているお店は、採用情報も公開時に必要です。
同業のお店のサイトには、スタッフ紹介も採用のページもあります。最初からそろえないと、見劣りしませんか?
編集部
大きなお店のサイトと並べると、ページが少なく見えるのは確かです。ただ、スタッフ紹介を1人分の写真と名前だけで作るより、お店の紹介のページに店主の経歴を書くほうが、「どんな人がやっているお店か」というお客様の質問に答えられます。募集していない時期に採用情報を作ろうとしても、載せる仕事の内容や給与がまだ決まっていません。
10ページに収めるページ構成の例
10ページに収めるページ構成は、公開時の5ページに、後に回す4ページと、空けておく1ページの枠を足した形です。空けておく枠は、新しいコースや季節のメニューを1ページで紹介したくなったときに使います。

見落とされがちなのが、料金と営業時間を書くページの数です。料金をトップページとメニューのページの両方に書くと、値上げのときに片方だけを直し、古い料金が残ることがあります。
料金はメニューと料金のページ、営業時間はアクセスと営業時間のページにだけ書き、ほかのページからはリンクで案内します。変わったときに直すのが1か所で済みます。
臨時休業や季節のメニューの知らせは、ページを増やさず、お知らせの欄に1本ずつ載せます。ただ、ブログやお知らせの記事を1本ずつ1ページと数えるかは、制作会社や契約しだいです。ページ数で料金が決まる契約なら、見積もりを取る前に数え方を確かめます。
10ページに収まる構成を、作るところから任せませんか
滋賀の小さなお店向けのホームページ制作は、10ページまでで作り、ブログやお知らせの個別のページは10ページに数えません。料金や営業時間が変わったときは、お店が管理画面で文章や写真を差し替えられます。今あるサイトの作り直しにも使えます。
お店のホームページの内容でよくある質問
お店のホームページの内容について、よくある3つの質問に答えます。
1ページだけのホームページでもいい?
1ページだけのホームページでも、料金や場所、予約の方法など、お客様が来店前に確かめる答えは載せられます。メニューが少なく、予約の方法が1つのお店なら、1ページで十分です。
メニューが多いお店や、予約の前に読んでほしい決まりが多いお店は、ページを分けたほうが、お客様は目当ての情報を探しやすいはずです。ページを分けると、ページごとに中身を示すタイトルを付けられます。Googleの「SEO スターター ガイド」は、良いタイトルを、そのページに固有で、明確かつ簡潔であり、内容を正確に説明しているタイトルとしています。

料金を載せたくないときは?
料金を載せたくないお店でも、料金が何で決まるかと、最低いくらからかは書いておきましょう。料金の手がかりがないと、お客様は問い合わせる前に、料金が載っている別のお店を選ぶことがあります。
たとえば「カット4,000円から。肩より長い髪は追加料金がかかります」と書くと、お客様は自分の場合のおよその金額が分かります。
今あるサイトのページが多いときは?
今あるホームページのページが10を超えていても、すぐに消す必要はありません。先に確かめるのは、料金と営業時間が何ページに書かれているかです。
料金や営業時間が複数のページに書かれていれば、1つのページにまとめます。ページを消すときは、そのページに検索から人が来ているかを、アクセス解析で見るか、制作会社に確かめてから決めます。消したページの代わりに開くページがないと、検索から来た人が予約まで進めなくなるためです。
まとめ|ホームページの内容は来店を決めるページから選ぶ
お店のホームページに載せる内容は、料金や場所など、お客様が来店や予約を決める前に確かめる情報から決めます。公開時に作るのは、来店前に確かめる質問に1つずつ答える4ページとトップページです。
後に回すページは、載せる材料がそろったときに足します。公開時の5ページに後から足すページを加えても、10ページに収まる構成です。
私たち合同会社Writers-hubは、滋賀の小さなお店向けに、初期費用0円の月額制でホームページを作っています。
先に作る5ページから、お店のホームページを始めませんか
滋賀の小さなお店向けのホームページ制作は、初期費用0円、月額19,800円(税別・最低2年)で、10ページまで作ります。毎月30分までの打ち合わせがあり、2年たつとサイトとドメインはお客様のものになります。今あるサイトの作り直しにも使えます。2年の途中で解約するときは、制作費の残りを支払う決まりです。







