「ホームページのキーワードは、メタタグのキーワード欄に入れれば設定できそう」。HTMLにはページのキーワードを書くメタタグがあり、管理画面にキーワードの入力欄を用意しているCMSもあるため、その欄を埋めれば終わりと思われがちです。
ところが、Google検索はキーワードのメタタグを使っていません。検索結果に出るタイトルと説明文は、主にページのタイトルや見出し、本文から作られます。キーワードは、検索結果の表示と読者の理解に関わる場所から順に入れます。
本記事では、キーワードを入れる6つの場所と順番から、場所ごとの書き方と入れた後の確かめ方まで、ホームページのSEO対策を手がける会社の視点で順を追ってお伝えします。
- キーワードはタイトル、大見出しと本文、メタディスクリプションの順に入れ、画像とリンクとURLは後から整える
- 1つのキーワードは、答えを書いたページ1つに入れる
- タイトルとメタディスクリプションはページごとに違う文にし、全ページ共通の定型文にしない
- メタキーワードの欄はGoogle検索では使われず、空のままでも順位は変わらない
- 入れた後は再クロールをリクエストし、数週間後にSearch Consoleで表示された検索語句を見る
ホームページでキーワードを入れる6つの場所
ホームページでキーワードを入れる場所は、検索結果への表示と読者の理解に関わる順に、次の6つです。タイトルからメタディスクリプションまでは検索結果に出る文の元になり、画像からURLまではGoogleと読者がページや画像の中身を知る手がかりになります。
順番 | 場所 | 検索結果での使われ方 | 読者が目にする場面 |
|---|---|---|---|
1 | タイトル(titleタグ) | 検索結果の見出しになるタイトルリンクの主な情報源 | 検索結果、ブラウザのタブ |
2 | 大見出しと本文 | タイトルリンクと説明文の情報源 | ページを開いて最初に読む部分 |
3 | メタディスクリプション | 説明文に使われることがある | 検索結果の説明文 |
4 | 画像の代替テキストとファイル名 | 画像の内容を判断する材料 | 画像が表示されないとき、読み上げ |
5 | リンクテキスト | リンク先のページの内容を伝える | リンクを押す前 |
6 | URL | パンくずリストとして表示されることがある | 検索結果のURLの欄 |

順番は、検索した人がページを選ぶまでに見る順に合わせています。検索した人は、検索結果のタイトルと説明文を見て開くページを選び、開いたページの大見出しと本文の冒頭で、探していた答えがあるかを確かめます。
画像やURLにキーワードを入れても、タイトルと冒頭が中身を伝えていなければ、クリックされる理由は増えないと見ています。手が回らないときは、検索結果に出る文の元になる場所から先に直します。
キーワードを入れるページの決め方
1つのキーワードは、答えを書いたページ1つに入れます。トップページにすべてのキーワードを集めず、キーワードごとに答えるページを決めてから、そのページの6つの場所に入れます。
ホームページでよく作るページと、入れるキーワードの組み合わせは次のとおりです。
ページ | 入れるキーワード |
|---|---|
トップページ | 会社名や店名、事業全体を表す言葉 |
サービスのページ | サービス名、地域名とサービス名の組み合わせ |
会社概要のページ | 会社名、所在地 |
ブログの記事 | お客様の悩みや疑問を表す言葉 |
同じキーワードを入れた似たタイトルが複数のページにあると、検索結果に自社のページが並んだとき、読者はどれを開けばよいか迷います。キーワードごとに答えるページが1つに決まっていれば、タイトルもページごとに違う文になります。

キーワードとページの組み合わせを表にまとめる方法は、キーワードとページの対応表の作り方で扱っています。
タイトルへのキーワードの入れ方
タイトルには、そのページの中身を表す言葉としてキーワードを入れ、ページごとに違う文にします。Googleは、良いタイトルを「そのページに固有で、明確かつ簡潔であり、内容を正確に説明しているタイトル」としています。
Googleがタイトルで避けるよう求めていることのうち、ホームページで起きやすいのは次の3つです。
- 同じ語句の繰り返し:キーワードを読点でつないで並べたタイトル
- 全ページ共通の定型文:すべてのページに付けた同じ宣伝文句
- 中身の分からない言葉:トップページを「ホーム」とだけ書いたタイトル
会社名や店名の置き方も、ページの種類で変えます。Googleは、トップページのタイトルにはサイトについての説明を加えてよいとしたうえで、ほかのページではサイト名だけを先頭か末尾に置き、区切り文字で分ける方法を挙げています。

たとえば、トップページを「(店名)|彦根市の美容室」、料金のページを「カットとカラーの料金|(店名)」とすると、2ページが検索結果に並んでも中身の違いが分かります。Googleが、長いタイトルは検索結果に一部しか表示されないとしているため、キーワードと中身を表す言葉は前半に置きます。
ほとんどのCMSは、ページのタイトル欄に書いた文を自動でtitleタグに設定するため、HTMLを直接編集する必要はありません。
※ 出典:Google 検索セントラル「Google 検索結果のタイトルリンク(見出し)の変更」、出典:Google 検索セントラル「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」
大見出しと本文へのキーワードの入れ方
大見出しと本文の冒頭には、タイトルに入れたキーワードを、読者に向けた文の中で使います。Googleは、タイトルリンクを作るときに、titleタグに加えて、ページで目立つ大見出しやh1タグ、本文の文章も参照しています。検索結果の説明文も、主にページの本文から、検索された語句に関係の深い部分が選ばれます。
大見出しは、ページの中で1つだけ、ほかの見出しより大きく目立たせます。Googleは、同じ大きさの見出しが複数あるとシステムが混乱する可能性があるとして、ページで最初に目立つh1タグにタイトルの文を置く方法を例に挙げています。
とりわけ見落とされがちなのが、トップページのメインビジュアルです。キャッチコピーを画像の中の文字だけで見せていると、ページにはテキストの大見出しがありません。キャッチコピーは画像の上にテキストの見出しとして重ねるか、画像の代替テキストに同じ文を書きます。
本文は、お客様が検索に使う言葉で書きます。Googleは、詳しい人とそうでない人では検索に使う言葉が違うことがあるとして、読者が検索しそうな言葉を予測するよう勧めています。一方で、言い回しをすべて予測する必要はなく、ページにそのとおりの語句を使わなくても関連性は判断できるとしています。
キーワードは、すべての見出しに入れたほうがいいですか?
編集部
中身に合う見出しなら入れて構いませんが、すべての見出しに入れる必要はありません。Googleは、見出しを順番どおりに使わなくても検索では問題がなく、理想的な見出しの数も無いとしています。見出しは読者が目当ての部分を探すためのものなので、その部分の中身を表す言葉で書いてください。
メタディスクリプションへのキーワードの入れ方
メタディスクリプションには、キーワードを並べず、そのページで分かることをキーワードを含めて1〜2文で書きます。Googleは、メタディスクリプションの方がページの本文より中身を正確に説明できる場合に、検索結果の説明文として使うことがあるとしています。
ホームページのメタディスクリプションで守る書き方は、次の3つです。
- ページごとに違う説明を書き、トップページにはサイト全体の説明を書く
- お店なら、所在地や営業時間のようにページに散らばった情報を入れる
- ページの中身と合った説明にし、ページに無いことを書かない
Googleは、キーワードを長く並べたメタディスクリプションは、ページの中身が伝わらず、説明文として表示されにくいとしています。全ページに書く時間が取れないときは、トップページとアクセスの多いページから書きます。
※ 出典:Google 検索セントラル「検索結果のスニペットを管理する」
画像・リンク・URLへのキーワードの入れ方
画像の代替テキスト、リンクテキスト、URLの3つは、タイトルと本文を整えた後に、中身を説明する言葉としてキーワードを入れる場所です。どれも、キーワードだけを並べて書きません。
画像の代替テキストとファイル名
画像の代替テキスト(alt属性)には、画像に写っている内容を、キーワードを含めた短い文で書きます。Googleは、代替テキストを画像のメタデータとして最も重要な属性とし、キーワードを羅列するとスパムとみなされる要因になる場合があるとしています。
たとえば、施工事例の写真に「外壁塗装 彦根 リフォーム 塗り替え」と書かず、「外壁を塗り替えた後の2階建ての住宅」と書きます。ファイル名も、IMG00023.jpgのような番号ではなく、my-new-black-kitten.jpgのように画像の内容が分かる簡潔な名前にします。
ホームページ作成ツールやテーマによっては、メインビジュアルを背景画像として表示しています。CSSで表示した背景画像はGoogleがインデックスに登録しないため、画像検索に出したい写真は通常の画像として置きます。
リンクテキスト
リンクテキスト(アンカーテキスト)には、リンク先のページの中身を表す言葉を書きます。Googleは、リンクテキストがリンク先の情報をユーザーとGoogleに伝えるとし、「こちら」をクリックさせる書き方を悪い例に挙げています。
トップページやメニューからサービスのページへのリンクを「詳しくはこちら」ではなく「外壁塗装の料金と施工の流れ」とすると、読者は押す前に行き先が分かります。Googleは、重要なページには同じサイトのほかのページから1つ以上リンクすることを勧める一方、リンクテキストへのキーワードの詰め込みはスパムに関するポリシーへの違反になるとしています。
URL
URLには、ページの中身を表す単語を入れ、単語はハイフンでつなげます。Googleは、URLの各部分がパンくずリストとして検索結果に表示されることがあるため、ユーザーの役に立つ言葉をURLに入れるよう勧めています。
一方で、Googleは、ドメイン名やURLの中のキーワードには、パンくずリストに表示される以上の順位の効果はほとんどないとしています。公開済みのページのURLを、キーワードのためだけに変える必要はありません。
※ 出典:Google 検索セントラル「Google 画像検索 SEO ベスト プラクティス」
※ 出典:Google 検索セントラル「Google のリンクに関するベスト プラクティス」
※ 出典:Google 検索セントラル「Google 検索における URL 構造のベスト プラクティス」、出典:Google 検索セントラル「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」
キーワードを入れても効果がない場所
ホームページでキーワードを入れても検索に効果がないのは、メタキーワードの欄と、キーワードや地域名を並べただけの文章です。キーワードや地域名を並べた文章は、効果がないどころか、Googleのスパムに関するポリシーに違反するおそれがあります。
メタキーワードの欄
メタキーワード(meta keywords)は、ページのキーワードをHTMLの中に書くためのタグで、Google検索では使われていません。Googleは、このタグがインデックス登録にもランキングにもまったく影響しないと明記しています。
CMSにキーワードの欄があっても、空のままで問題ありません。キーワード欄を埋める時間は、タイトルと本文の冒頭を書き直すことに回します。
キーワードや地域名の羅列
Googleは、キーワードの乱用の例として、特定の都市や地域の検索結果で上位に出るために都市名や地域名を羅列したテキストのブロックや、同じ語句の不自然な繰り返しを挙げています。
対応エリアを書くこと自体は、読者が自分の地域で頼めるかを確かめるのに役立ちます。順位のために市町村名を増やすのではなく、実際に対応する地域を、訪問できるかや出張費がかかるかと一緒に書きます。
※ 出典:Google 検索セントラル「Google がサポートしているメタタグと属性」、Google 検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」
地域やサービスごとに、どのページで答えるか決めきれていませんか
地域名を並べる代わりに、地域やサービスごとにどのページで答えるかを決めるには、今あるページと検索の状況を確かめる必要があります。Writers-hubの滋賀のSEO対策では、1か月目に現状の分析と設計を行い、2か月目から実行に移ります。オンラインで全国に対応しています。
キーワードを入れた後の確かめ方
キーワードを入れた後は、ページに反映されたかを自分で確かめ、Googleに再クロールをリクエストし、数週間後に検索結果を見ます。Googleは、変更が検索結果に反映されるまでに数時間から数か月かかることがあり、一般的には数週間待ってから確認するよう勧めています。
ブラウザで直したページのソースを表示し、titleタグとメタディスクリプションに、設定した文が入っているかを確かめます。Search ConsoleのURL検査ツールでも、ページのメタタグを確かめられます。
URL検査ツールに直したページのURLを入れ、[インデックス登録をリクエスト]を押します。同じURLに何度リクエストしても、早くクロールされることはありません。
数週間たったら、Googleで自社の名前やキーワードを検索し、タイトルと説明文に直した文が使われているかを見ます。titleタグと違うタイトルが出ているときは、下のよくある質問で原因を確かめます。
Search Consoleの検索パフォーマンスレポートで、直したページに絞り込んでからクエリの表を開きます。入れたキーワードや言い換えた語句で表示されているかと、クリックされているかを見ます。
※ 出典:Google 検索セントラル「URL の再クロールを Google にリクエストする」、出典:Google 検索セントラル「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」、Search Console ヘルプ「検索パフォーマンス レポート(検索結果)」
ホームページのキーワードでよくある質問
ホームページのキーワードを入れるときによくある3つの質問に答えます。
キーワードは1ページに何回入れればいい?
Googleは、キーワードを入れる回数の目安を示していません。同じ言葉を何度も繰り返すと、ユーザーをうんざりさせるうえ、スパムに関するポリシーに違反することにもなるとしています。
検索結果に出る文の元になる場所に入れたら、あとは読者に必要な所でだけ使います。出現率の数字を見るときの考え方は、キーワード出現率の目安と調べ方で扱っています。
検索結果のタイトルが設定と違うのはなぜ?
Googleは、titleタグに問題があると判断したときなどに、titleタグとは別の文でタイトルリンクを自動で作ることがあるからです。Googleは、titleタグの一部が空のとき、古いとき、ページの中身と合っていないとき、複数のページで同じ文が繰り返されているときなどを例に挙げています。
大見出しが複数あってどれがメインか分からないときも、作り直されることがあります。当てはまるものを直したら、再クロールをリクエストします。
キーワードを入れたのに順位が上がらないのはなぜ?
キーワードを入れる場所を整えるのは、Googleと読者にページの中身を伝える作業で、それだけで順位が上がるわけではありません。Googleは、検索結果での存在感を高めるには、魅力的で役立つコンテンツを作ることが、スターター ガイドで紹介しているほかのどの方法よりも有効だと考えられるとしています。
順位が動かないときは、キーワードで検索した人の知りたいことに、本文が答えているかを見直します。
※ 出典:Google 検索セントラル「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」

まとめ|キーワードは検索結果に出る場所から順に入れる
ホームページのキーワードは、答えるページを1つ決め、そのページで検索結果に出る文の元になる場所から順に入れます。先に入れるのは、次の3か所です。
- タイトル
- 大見出しと本文
- メタディスクリプション
画像の代替テキストやリンクテキストなどは、中身を説明する言葉として後から整えます。メタキーワードの欄や地域名の羅列には、時間を使いません。
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