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工務店のSEO対策|施工事例と工事の種類・エリアのページの作り方

工務店のSEOは、SEOの設定やコラムの本数より先に、施工事例を1件1ページにし、工事の種類と対応エリアのページからその施工事例へリンクすることから始めるのがおすすめです。どのページの最後にも見学会と相談の案内を置き、終わった見学会のページは消さずに、その家の施工事例へつないでください。

スマートフォンの画面に、市町村名と「二世帯住宅」が題名に入った工務店の施工事例のページが表示され、ページの下に見学会の予約と相談のボタンが並んでいる図。

「施工事例のページはもう載せているから、あとはタイトルやキーワードの設定を直せば、検索に出てくるはず」。サイトを作ったときに施工事例の一覧ができあがり、写真もそろっているので、足りないのはSEOの設定だと考えられがちです。ところが、写真と「〇〇様邸」の名前だけの施工事例のページには、「豊橋市 二世帯住宅」のように探す人が入力する言葉が書かれていません。工務店のSEOは、施工事例1件ごとのページと、工事の種類・対応エリアごとのページを整えることから始めます。

本記事では、施工事例1件のページに載せる項目から、工事の種類と対応エリアのページの作り方、見学会と相談への案内まで、ページの文章を書く側の視点で順を追ってお伝えします。

この記事でわかること
  • 市町村名と家や工事の種類で検索すると、工務店のページでは施工事例1件ごとのページや工事の種類のページが上位に入る
  • 施工事例のページには、題名に市町村名と工事の種類を入れ、家の概要の表と、要望から引き渡しまでの文章を載せる
  • 工事の種類と対応エリアのページは、施工事例がたまった種類と市町村から作り、その施工事例へリンクする
  • 見学会の予約と相談の案内は、施工事例・工事の種類・対応エリアのどのページにも、本文の最後に置く
  • 終わった見学会のページは消さず、その家の施工事例と次の見学会の予定へつなぐ

工務店を探す検索で上位に入るページ

工務店を探す人が「市町村名と家や工事の種類」で検索したとき、上位に入る工務店のページは、施工事例1件ごとのページや工事の種類のページです。2026年10月に3つの検索で上位10件を調べると、次のようになりました。

検索

上位10件に入った住宅会社のページ

残りのページ

豊橋市 二世帯住宅

施工事例1件ごとのページが4件

一戸建ての売り物件のページが6件

彦根市 平屋

施工事例1件ごとのページと、平屋を専門にする会社のトップページが1件ずつ

売り物件のページが7件と、住宅会社を並べた一覧のページが1件

倉敷市 リノベーション 戸建て

施工事例の一覧、施工事例を紹介したブログ記事、リノベーションの工事のページ、会社のトップページが1件ずつ

リフォーム済みの売り物件のページが6件

豊橋市の検索で上位に入った施工事例の4件は、どれも題名に「二世帯」の語が入っていました。

検索結果は、検索する場所や時期で変わります。自社が多く手がける家の種類と、工事を請ける市町村の名前で同じように調べ、施工事例のページが上位に入る検索から施工事例を書き足していきます。

工務店のサイトで先に整えるページと直す順番

工務店のサイトで先に整えるのは、次の3種類のページです。

  • 施工事例1件ごとのページ:1件の家や工事を1ページで紹介する
  • 工事の種類ごとのページ:平屋や二世帯住宅、リノベーションなど、工事の種類ごとに中身と施工事例をまとめる
  • 対応エリアごとのページ:施工事例がたまった市町村ごとに、その市町村で建てた家と対応の範囲をまとめる

3種類のページは、リンクでつなぎます。施工事例のページは、工事の種類とエリアの2つのページからリンクするようにし、どのページの最後にも見学会と相談の案内を置きます。

施工事例1件ごとのページを、工事の種類のページと対応エリアのページの両方からリンクし、すべてのページから見学会と相談のページへつなぐ構成の図

Googleのリンクに関するベストプラクティスにも、関心のあるすべてのページに、同じサイトの少なくとも1つの別のページからリンクがあることが推奨されると書かれています。施工事例を一覧のページからしかたどれない作りでは、工事の種類や市町村を手がかりに探す人が、近い条件の家にたどり着けません。

直す順番は、1件あたりの手間が小さい施工事例の題名から始め、次の5つの手順で進めます。

1
STEP
施工事例の題名の書き直し

「〇〇様邸」のような題名に、建てた市町村の名前と家や工事の種類を足します。

2
STEP
施工事例への表と文章の追加

受注を増やしたい工事の種類の施工事例から、家の概要の表と、要望から引き渡しまでの文章を足します。

3
STEP
工事の種類のページづくり

施工事例がたまった種類からページを作り、その種類の施工事例へリンクします。

4
STEP
対応エリアのページづくり

施工事例がたまった市町村からページを作り、その市町村で建てた施工事例へリンクします。

5
STEP
見学会と相談の案内の設置

見学会の告知ページと予約のフォームを整え、各ページの最後から案内します。

施工事例1件のページに載せる項目

施工事例のページは、1件の家や工事を1ページにし、写真に加えて、どこでどんな家をどう建てたかを表と文章で書きます。地域名と家の種類で探す人は、自分の条件に近い家を建てた会社かどうかを、施工事例で確かめるためです。

施工事例1件のページに上から並べる題名、家の概要の表、要望から引き渡しまでの文章、工事中の写真、次に進む案内を示した図

題名とURL

施工事例の題名には、建てた市町村の名前と、家や工事の種類を入れます。「〇〇様邸」や「施工事例12」だけの題名では、検索結果に出たときに、どこに建てたどんな家かが探す人に分かりません。

たとえば「〇〇市・延床28坪の平屋 洗濯物を干す場所としまう場所を隣にした家」と書くと、同じ市で平屋を考える人が、自分の暮らしに近い家だと気づけます。

施工事例のURLは、公開した後に変えません。工事の種類のページやGoogleマップの投稿、チラシのQRコードから、同じURLへリンクを張り続けるためです。

家の概要の表

施工事例のページの上のほうには、探す人が自分の条件と見比べる8つの項目を表にします。施主の了解が得られない項目は、空欄にせず行ごと外します。

項目

書き方

建てた市町村

町名まで書くかは施主と決める

家や工事の種類

新築の平屋、二世帯住宅、戸建てのリノベーションなど

家族構成

施主の了解を得た範囲で書く

敷地と延床の面積

坪と平方メートルを並べる

構造と工法

木造の在来工法、ツーバイフォー工法など

断熱と耐震の性能

設計の計算や住宅性能評価書で確かめた等級や数値を書く

工期

着工から引き渡しまでの月数を書く

費用の幅

施主の了解を得て「〇〇万円台」のような幅で書く

性能の欄は、確かめた値が無い家なら外します。「高性能」「高断熱」のような言葉だけを書いても、探す人は他社の家と比べられません。

要望から引き渡しまでの文章

施工事例の概要の表の下には、どんな要望にどう応えた家かを、次の5つの順で文章にします。

  • 施主の要望:建てる前に困っていたことと、望んだ暮らし
  • 敷地と予算の条件:狭い土地や高低差、予算の上限など、計画を決めた条件
  • 自社の提案:要望と条件に合わせて選んだ間取り、材料、工法
  • 工事中の様子:基礎や構造、断熱の工事の写真と説明
  • 住んでからの声:引き渡しの後に施主から聞いた感想

工事中の写真は、完成した家の写真では見えない基礎や断熱の施工を、探す人が確かめる材料になります。文章の材料は、現場を担当した人が引き渡しの日に、施主の要望と工事中の工夫をメモに残しておくと集めやすくなります。写真の説明と代替テキストの書き方は、「建築会社のSEO対策|地域名と工事の種類で探す人に載せる情報」で扱っています。

写真とお客様の声の許諾

施工事例の写真とお客様の声は、載せる範囲を施主に確かめ、了解をメールや書面で残してから載せます。外観の写真に市町村名や工期が並ぶと、近所の人には誰の家か分かることがあるためです。表札や車のナンバー、隣の家などが写り込んでいないかも、載せる前に1枚ずつ見ます。

施工事例の題名が「〇〇様邸」のまま並んでいませんか

施工事例の一覧のページのURLと、件数の多い工事の種類を教えてください。題名に市町村名と工事の種類が入っているか、概要の表と文章があるか、工事の種類のページから各施工事例へリンクが張られているかを一緒に確かめます。

工事の種類ごとのページの作り方

工事の種類ごとのページは、探す人が検索で使う言葉で工事を分け、その種類の中身と施工事例をまとめるページです。施工事例のページが1件の家を見せるのに対し、工事の種類のページは、その工事を頼んだらどうなるかをまとめて見せます。

工事の分け方

工事の種類は、社内の商品名ではなく施主が使う言葉で分けます。「〇〇スタイル」のような自社の商品名は、施主がまだ知らない言葉なので、検索に使われません。平屋、二世帯住宅、ガレージのある家、戸建てのリノベーションのように施主が口にする言葉で分けると、題名にその言葉を入れられます。

ページを作るのは、施工事例が3件ほどたまった種類からにします。施工事例が1件もない種類のページでは、探す人が見比べる家が無く、工事の説明だけのページになります。

ページに書く項目

工事の種類のページには、次の5つを書きます。

  • 向いている家族や敷地の条件
  • 自社が請ける工事の範囲
  • 工期の目安と費用の幅
  • 相談から引き渡しまでの流れ
  • その種類の施工事例の一覧

工期と費用は、自社の施工事例の実際の幅で書き、時期や仕様で変わることを同じ段落に書きます。施工事例の一覧は新しい順に並べ、施工事例を公開したら、同じ日に工事の種類のページにも加えます。

対応エリアごとのページの作り方

対応エリアのページは、工事を請ける市町村ごとに、その市町村で建てた家と、引き渡しの後まで対応できる範囲を書くページです。家は引き渡しの後も点検や修理が続くので、探す人は、事務所から自分の町まで来てもらえるかも確かめたいはずです。

対応エリアのページには、次の4つを書きます。

  • その市町村で建てた施工事例の一覧
  • 事務所から現場までの移動時間
  • 引き渡しの後の点検や修理に伺える範囲
  • その市町村で開く見学会や相談会
⚠

施工事例のない市町村のページを、町の名前だけ替えて並べるのはやめましょう。Googleのスパムに関するポリシーでは、特定の地域や都市を対象としたページを複数持ち、そこから1つのページにユーザーを誘導することが、誘導ページの不正使用の例に挙げられています。

施工事例のない市町村は、会社概要の対応エリアの欄に名前を書くだけにします。その市町村で施工事例が数件たまったら、施工事例の一覧を中心にしたページを作ると、市町村ごとに違う中身になります。

見学会と相談へ進んでもらう案内

見学会と相談への案内は、施工事例・工事の種類・対応エリアのどのページにも、本文の最後に置きます。施工事例を読み終えた人が、その家を見たい、同じような家を相談したいと思ったときに、ページを探し直さずに進めるようにするためです。

各ページの最後に置く案内

施工事例のページの最後には、次の3つへのリンクを置きます。

  • 同じ工事の種類のページ
  • 同じ市町村の対応エリアのページ
  • 見学会の予約と相談のページ

相談のボタンは「お問い合わせ」だけにせず、「この家と同じ平屋の相談をする」のように、読んだ施工事例とつながる言葉にします。Googleのリンクに関するベストプラクティスにも、良いアンカーテキストは、内容が具体的で、掲載されているページとリンク先のページの両方に関連があるテキストだと書かれています。

見学会の告知ページ

見学会の告知ページには、次の5つを書きます。

  • 日時と1組あたりの時間
  • 開く市町村と駐車場の有無
  • 家の種類と延床面積、間取り
  • 施主の要望と、要望に応えた工夫
  • 予約の方法と締め切り

施主の家で開く見学会では、詳しい住所は予約した人にだけ伝え、告知ページには市町村か町名までを書きます。

終わった見学会のページ

終わった見学会のページは、消さずにその家の施工事例へつなぎます。告知ページには、見学会が終わった後もチラシやSNS、Googleマップの投稿から人が来ます。

経営者経営者

見学会のページは、終わったら消していいですよね?古い日付が残っていると、印象が悪い気がします。

Writers-hub編集部Writers-hub
編集部

消すと、チラシのQRコードやGoogleマップの投稿から来た人が、ページが見つからない画面に着きます。冒頭に「この見学会は終了しました」と書き、その家の施工事例と次の見学会の予定へのリンクを置いてください。施主の了解が得られれば、見学会の家はそのまま施工事例の1件になります。

見学会で来場者から聞かれた質問と答えを施工事例の文章に書き足すと、見学会に来られなかった人も同じ答えを読めます。

見学会の告知ページを公開し、開催した後に終了の案内へ書き換え、その家の施工事例と次の見学会へつなぐ流れの図

予約と相談のフォーム

見学会の予約と最初の連絡に要る入力欄は、次の4つです。

  • 名前
  • 電話番号かメールアドレス
  • 希望する日時
  • 建てる予定の市町村

予算や土地の有無のような欄は、必須にせず、最初の打ち合わせで聞きます。施工事例のページから来た人なら、読んだ家の題名がフォームに入るようにすると、最初の連絡でその家の話から始められます。電話で受けるなら、ページに受付の時間を書き、スマートフォンで番号を押すと発信できるようにします。

Googleマップの投稿

Googleマップに出る会社の情報からも、見学会の告知ページへ案内できます。Googleのビジネスプロフィールの投稿のヘルプでは、イベントの投稿は「ビジネス拠点でのイベントを宣伝できます」と説明されています。作るときは、タイトルと開催の日時を入れます。

施主の家で開く完成見学会を載せるなら、最新情報の投稿にリンク付きのボタンを付け、告知ページへ案内する方法もあります。ヘルプには、説明の中に電話番号を含む投稿は、投稿先のビジネスに関係すると確認できない場合に不承認になるとも書かれています。電話番号は投稿の説明に書かず、告知ページに載せます。

見学会のページ、終わった後にそのまま消していませんか

見学会の告知ページかチラシ、予約のフォーム、Googleビジネスプロフィールの投稿の画面を見せてください。告知に日時と市町村、家の特徴が書かれているか、フォームの入力欄が多すぎないか、終わった見学会のページが施工事例につながっているかを一緒に確かめます。

工務店のSEOでよくある質問

工務店のSEOでよくある3つの質問に答えます。

施工事例が少なくても始められる?

施工事例が少なくても始められます。今ある施工事例を1件ずつ1ページにし、題名と概要の表、文章を足すところから進めます。これから建てる家は、着工の前に施主へ掲載の了解を取り、工事中の写真を撮っておくと、引き渡しの後すぐに施工事例を公開できます。

古い施工事例も直したほうがいい?

古い施工事例も、写真だけのものは文章を足します。直す順番は、これから受注を増やしたい工事の種類の施工事例を先にします。施主に連絡が取れず、家族構成や費用を載せる了解が得られない施工事例は、市町村と工事の種類、工期だけを書きます。

効果はいつ確かめればいい?

施工事例や工事の種類のページの効果は、公開してから数か月かけて確かめます。SEOの効果が出るまでには、一般に3〜6か月ほどかかると言われ、期間はサイトの今の状態と、狙う検索の競合の強さで変わります。

ℹ

公開したページの検索での表示回数とクリック数は、Search Consoleでページごとに見られます。毎月の見直しで見る数字は、「注文住宅のSEO対策の進め方|地名を入れた検索で上位を狙う手順」で扱っています。

まとめ|工務店のSEOは施工事例1件のページから

工務店のSEOで先にすることは、SEOの設定を直すことやコラムの本数を増やすことより、施工事例1件ごとのページと、工事の種類・対応エリアごとのページを整えることです。施工事例は題名に市町村名と工事の種類を入れ、概要の表と、要望から引き渡しまでの文章を書きます。

工事の種類と対応エリアのページは、施工事例がたまったところから作り、その施工事例へリンクします。どのページの最後にも見学会と相談の案内を置き、終わった見学会のページは消さずに、その家の施工事例へつなぎます。

私たち合同会社Writers-hubは、累計8,000記事以上を制作してきた記事制作の会社です。工務店のサイトとGoogleマップの会社の情報を、どのページから直すかの相談を受け付けています。

自社の施工事例は、工事の種類と対応エリアのページからつながっていますか

サイトのURLと、多く請けている工事の種類、工事を請ける市町村をお知らせください。施工事例・工事の種類・対応エリアの3種類のページのうち足りないものと、どのページからもリンクされていない施工事例を確かめ、直す順番を一緒に決めます。

この記事を書いた人

米山拓真

米山拓真

合同会社Writers-hub 代表社員

滋賀県立大学工学研究科の修士課程を修了後、大手制作会社の編集部を経て2019年にWebライターとして独立。2020年に記事制作を手順化した「ハブ式SEOライティングメソッド」を開発し、これまでに200人以上のライターを育成しました。2022年3月に合同会社Writers-hubを設立し、会社として累計8,000記事以上のSEO記事制作に携わっています。2024年にAIライティングシステム「一気通貫Pro」、2025年から書き手の文体を再現するAI編集者「Edico」を開発。このブログでは、クライアント案件と自社サイトで実際に試したことを書いています。

読んで終わりにしないために

記事の内容を自社に当てはめるとどうなるか、オンライン30分で一緒に整理します。費用はかかりません。